書道が『神級』に昇格!?女神の失敗で異世界転移して竜皇女と商売してたら勇者!聖女!魔王!「次々と現れるので対応してたら世界を救ってました」

銀塊 メウ

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第九章 邪神降臨

第271話 レイチェルとレビィの一休み

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 レイチェルとレビィさんと偶然にも会い、
お茶をすることになった。あまりこの辺の
地理を知らないのでレビィさんについて
行く。
 ここは聖神教会が作った国、お固い国で
娯楽施設はないけどカフェみたいな場所は
一応あるみたい。

「ここよ!ここ、この国に来てから
この店にハマっちゃって、ここの甘味が
甘くて美味しいのよ!楽しみにしててね!」

 ワクワクしながら、レビィさんが店に
入り、レイチェルのお腹が鳴る。
 なんて正直なヤツ、初めて会った時なんて
錠剤で栄養補給していたのに、今では一番
食事を楽しみにしているから変わっている
んだよ。レイチェルは……

 それぞれが注文し、レビィさんが
話始めた。

「蒼字(そうじ)さんって異世界人って
聞いたけどそれって本当!?」
 
 目をキラキラさせるレビィさん。
 
「レビィさんちょっと待って下さいね!
おい!レイチェル、お前か話したのは?」

 俺が異世界人だと言うことは、
基本他言無用、ホイホイと喋られたら困る。

「え!?マズかったの?別に良いじゃん!
異世界人ってカッコいいし!それに勇者と
思われて得するよ!」

「良かねいよ!異世界人ってバレると
面倒事が増える。それに前にも言った
けど俺は勇者じゃない!
分かってていわなかったのか?」

「そう言えばポンコツ女神がやらかした
んだっけ、面白いよね!」

「面白か~ねよ!他人事だと思って
適当な事言うなよ!」

 俺とレイチェルが言い合いをしていると、
注文した物が来た。

「ウホホ~イ!ホクホクイモイモだよ!」
 わ~い!と子供のように手を挙げて喜ぶ。
 
「レイチェルは本当によく食べるよな!
いつも胃がパンクしないのかよ!」

 レイチェルが頼んだのはさつまいも
の様な芋をホクホクに温めて、さらに甘い
ソースに付けて食べるスイーツなのだが、
目の前にはそれが十皿置いてある。
どう考えても食べ過ぎ。

「レイチェルって昔からよく食べるんだ
よね。でも研究?実験?集中すると食事も
取らなくなるから、私とクレスが何度も
注意したんだけど、全然言うこと聞か
なくってね!倒れちゃって本気で怒ったら、
時間が惜しいからって錠剤で栄養補給する
ようになったのよね。また食べるように
なって良かった」

 友人の体調を気遣った言葉、本人には
あまり届いていなさそうだけど、
レビィさんは良い人だ。

 ちなみにレビィさんの注文した物も
届いたのだが、紅茶の様なものに甘い蜜を
入れて飲む飲み物。
なんかちょっとオシャレ。

「さっき気になることを言ってたけど、
蒼字(そうじ)さんは勇者じゃないの?
異世界召喚されて来たんなら普通勇者よね」

「はぁ~それ話さないとダメなの~、
なんともアホくさい話なんだけど」

「気になるから話してよ!ねぇ!お願い」

 レビィさんに頼まれ仕方なく事の
経緯を話した。

「アハハ…可笑しい~女神様ってそんな人
なの、ちょっとガッカリ~」
 レビィさんに腹を抱えて笑われた。
俺としても少々恥ずかしい話なので、
俺は不機嫌な顔をしていた。

「アハハ…ごめんね!蒼字(そうじ)さん
からすれば笑いごとじゃないもんね!
笑っちゃてごめんね!」

「いや…良いですよ!もう済んだこと
ですから、あの女神のこととかもう
どうでも良いんです!」

「そっか~、でもすごいよね!女神様から
力を貰わずに魔王を倒しちゃうんだから、
才能と努力が結びついた結果だよ!うん
すごい!」

 俺は急に褒められて照れる。

「本当に蒼字(そうじ)はすごいんだよ!
もしかしたらクレスよりも強いかもだよ」
  
 レイチェルがホッペにソースと芋をつけて
話に入って来た。
 
 お前はまったくだらしない。
 俺は仕方なくレイチェルの頬をハンカチで
拭いてソースと芋を取ってやった。

「あれ~?もしかして付いてた?ありがとう
蒼字(そうじ)!」
 レイチェルはニッコリと無垢な笑顔を
する。
 まったくそう言う顔をすると注意したく
なくなる。

「へ~二人って仲良いね!」
 ニコニコと微笑ましい顔で眺められて
いるが、オホン……俺としては心外である。

「レビィさん勘違いしないで下さい!
俺はコイツの世話をしているだけです!
決して仲良し風ではありませんぞ!」

「え~蒼字(そうじ)は私のこと
嫌いなの~」

「バカ!そうは言っていない。変な勘違い
されるから黙ってなさい!」

「も~う蒼字(そうじ)はツンデレ
だよね!」

「誰がツンデレだ!やかましいわ!」

 俺とレイチェルが言い合いをしていると、
レビィがクスクスと笑いを堪えていた。
そんな姿を見た俺は恥ずかしくなって
言うのを止める。

「ねぇ~レビィ、本当にタクトは強んだよ!
クレスもびっくりなんだから!」

 両手を挙げてブンブン振って主張する
レイチェルを見てさらにレビィは笑った。

「あらあら、そうなのそれならクレスにも
言っておくわ!彼…強い人と戦うの好き
だから」

「フッフ~ン、私の蒼字(そうじ)に
勝てるかな!」

「おい!誰のだって!俺がいつお前のものに
なってんだよ!」

 俺は調子に乗ったレイチェルにお仕置き、
セレーナ様直伝のグリグリ地獄でヒィ~
ヒィ~言わせてやった。
 その後は他愛もない話をして、
レイチェル達と別れた。

「はぁ~結構時間潰せたな!そうだ!今なら
クレスさんと二人で話が出来るかも!良し!
クレスさんが居る宿に行こう!」

 情報収集をする為に、俺はクレスさんに
会いに行こうとした時だった。そこに
ジャンヌが現れる。

「ご主人様、大事なお話が御座います!
お時間は宜しいでしょうか?」

「あ~良いけど……どうした?随分と真剣な
顔をして、そんなに大変なことなのか?」

 俺はジャンヌの表情から大変なことが
起きていることを察した。
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