書道が『神級』に昇格!?女神の失敗で異世界転移して竜皇女と商売してたら勇者!聖女!魔王!「次々と現れるので対応してたら世界を救ってました」

銀塊 メウ

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第九章 邪神降臨

第272話 元聖女ジャンヌの気になること?

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「どうしたんだ?ジャンヌ、何か問題
でもあったか」

「問題とまではいきませんが、少し気に
なることが、お時間は宜しいでしょうか!」

「ジャンヌ~……固い!固すぎる!もう少し
気軽に話して欲しいな~」

「え~……そうでした。申し訳ありません」
 難しいな~なんて言えば良いんだろう。
 俺としてはジャンヌとは風太みたいに
話しをして欲しいんだけど、ま~気長に
待つか。

「それでどうしたんだ?ジャンヌ」

「はい、お話したいことは2点御座います。
聖女モニカに関してなのですが、おかしい
のです」

「え!?おかしい?何が?どこが?」
 
「モニカの遺体が聖域にいながら魂が
なかったことがです!」

「それって単純に成仏したから
じゃないの?」

「皆様、意外と知らないようですが、
あの場所は成仏がしづらい場所なのです。
あの世に近い場所でありながら結界が
張られております。魂が抜けることは
ありますが、それでも聖域内に留まって
いるはずなのです」

「え!?そうなの、ジャンヌは詳しい
ね~って考えてみればジャンヌは元聖女
じゃん!むしろ一番詳しいかも」

「一番詳しいかは分かりませんが、
聖域を創ったうちの一人ですのである
程度は…」

「え!?聖域ってジャンヌが創ったの!」
 俺は一体何度驚かされるんだよ!そして
なんで今までジャンヌに聞かなかったんだ!
抜け過ぎだろ!

「はい、とは言っても私は魔力を注い
だだけで大したことはしておりません。
私はその手のことには疎いので結界
そのものは分かりませんが、答えられる
ことはあるかと」

「なるほど、それなら早速だけどモニカを
見た時に違和感を感じていたんだけど、
遺体には魂は入ったいなかった、つまり
今の話を踏まえると聖域内にモニカの魂が
居ることになる。もしも居るなら俺達が
探していることを知れば自ら出て来ると
思う。それなのに出て来ないと言うことは、
なんらかの理由で出て来ないもしくは
出られないと言うことになる。一応聖域内の
気配は探ったんだけどあの空間常に
聖なる気で満たされてるから分かり
にくいんだよ!見つけられない」

「そうですね。………ご主人様!一つ私には
提案があります」

「お!マジか!流石はジャンヌ」

「いえ~そんな~大したことはありません」
 大したことはないと言いながら照れる
ジャンヌ。

「私を聖域に連れて行って下さい!しばらく
私が聖域内を探索しましょう。モニカが
見つかるかもしれませんし、それに聖域に
綻びがないか確認も出来ます」

「そうか、分かった!それなら後で
連れて行くよ!それともう一つ気になる
ことがあるんだよな」

「はい!これは特に根拠があるわけでは
ないのですが、その……勘と言いますか、
違和感を感じました。あのレビィと言う女性
おかしいんです」

「えっと……何が?」
 え!?特になんも気にならなかったけど!

「ご主人様なら分かると思います。
彼女から複数の魂の気配を感じるのです。
もちろんはっきりとではありません。
……ですが感じるのです。

「そうなのか………」
 ヤベッ!全然気にしていなかったわ!
 確かに一つの身体には魂はもちろん一つ、
それが複数あるとなると、それは普通では
ない。ま~もしかしたら大魔導士ともなれば
何らかの術で何かを使役しているのかも
しれないから、ありえなくはないか、
ま~次に会った時にでも聞いてみるのも
良いか。


「ありがとうジャンヌ助かる。俺はこれから
クレスに会いに行くけど一緒にどうだ?」

「いえ、私はやめておきましょう。
もしかしたら警戒されるかもしれません
から」

「ジャンヌはクレスが怪しいと思って
いるのか?」

「いえ、そう言う訳ではありません。
正直私はあまり考えるタイプでは
ありませんので、実際良く分からないの
です。ですので先程のお話も
あまり気にしない方が良いかも……」

「何言ってるんだよ!ジャンヌは、
スゲェ~参考になった!これからも
頼りにするんだからそんな弱気
じゃ困るぞ!」

「はい!もっとご主人様のお役に立てる様に
精進してまいります!それでは!」
 ジャンヌはスーッと消えて行った。

「ん~やっぱ!もう少し固さが取れない
かな~、俺からもっとフレンドリーに
行くか!」

 今後のジャンヌとの付き合い方を
考えながらクレスが居る宿へと向かった。


「ほう、ここがクレスが泊まっている宿か、
思っていたより普通だな、使徒様だから
もっと良い宿に泊まっているかと、
中に入ると一階は食堂になっており、
何人か食事をしていた。

うん?あれは……

「クレスさん?ここに居たんですか」

「あれ?君は蒼字(そうじ)じゃないか、
奇遇だね」
 爽やかイケメンのクレスさんは
肉じゃがの様な庶民的な食べ物をつついて
食べていた。意外だ!?

「あ、そうだ!蒼字(そうじ)も一緒に
食べない、ここの野菜煮込み美味しいよ!」
 
 えっと……クレスさんって勇者で使徒様
なんだよね!スゲェー庶民的なんだけど、
俺はやや驚きつつも元々話をするために
来たので、お呼ばれを受けることにした。

 
「クレスさん、これ美味しいですね」

「だろ!こう言うちょっとした美味しい
名店を探すのが冒険の醍醐味の一つ
なんだよ!ここは今まで来た店の中でも
野菜料理に関しては一級品だね!」

 なんだろう喋れば喋るほど庶民的で
共感が出来る。これは意外と普通に
話せそうだ。そう思い思い切ってこちら
から積極的に話をした。お互いの今までの
冒険話をしたら予想以上盛り上がった。

「クレスさん、不死鳥(フェニクス)を
見たことがあるんですか!
本当にいるんだなスゲェー」

「いやいや、邪神アストローネを倒し
ミネルヴァ姫を救った君の方がすごいよ!」

 途中からお互いの褒め合いに変わり更に
盛り上がったんだけど。

「はぁ~」クレスがため息をついた。
そう言えば今は大分元気に見えるけど、
店に入ってクレスを見た時は少し疲れて
いたように見えたな。

「どうしたんだ?……クレスさん悩み事
でもあるのか、もしあるなら俺じゃ~
解決は出来ないかもしれな
いけど話くらいは聞くよ」

「あはぁ、ごめん、心配させちゃったね。
う~ん……こんなこと話して良いのかな……
その……ここ最近激しくって」

 激しい?……何が?

「レビィがなかなか寝かせてくれない
んだよ。前はあんなに積極的に求めて
来なかったのに……」

………どうも夜の営みについての相談だった。
………俺には荷が重いです!
 
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