書道が『神級』に昇格!?女神の失敗で異世界転移して竜皇女と商売してたら勇者!聖女!魔王!「次々と現れるので対応してたら世界を救ってました」

銀塊 メウ

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第九章 邪神降臨

第276話 レイチェルの覚悟、そして戦いは始まる。

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モニカさんの葬儀の日を迎えた。
多くの参列者が並んでいる。
住民の皆が悲しみ涙を流していた。
モニカさんがどれほど慕われていたのかが
よく分かる。

「蒼字(そうじ)くん大丈夫?」

「ん!さくら、ごめんちょっと考えごとを
していたよ。もうすぐだな」
 ここ最近頭を使い過ぎた。
 考え過ぎてぼーっとしていることが多い。

「うん、異界送りは今から3時間後だって、
それまでどうするの?」

「うん……もう少し様子を見ておくよ。
さくら達もアルヴィア姫とミネルヴァ姫の
こと頼むな。こっちはこっちで何が起こるか
分からないから」

 アルヴィア姫とミネルヴァ姫は他の
参列者とは違い各国の代表として参加するの
だけど、さくら達には二人の護衛をお願い
していた。

「蒼字(そうじ)くん、また無理してない?
ダメだよ!みんなを頼らないと」
 あちゃーまたやってしまったか、
さくらには心配されてばかりで毎度
申し訳ない。
 俺はなんと言えば良いか考えていると。

「はぁ?」
 身体が自然と動き、さくらを抱き締めて
いた。
 さくらは当然のように驚き固まる。

 こんなことが出来てやりそうな人物は
ただ一人。

「一花(いちか)さん、娘さんが困って
ますよ!イタズラはそのくらいにして
下さい!」

 スーッと景色に同化して隠れていた
一花(いちか)さんが現れる。全く
隠密スキルがメッチャ上がってるな。

「もう~蒼字(そうじ)くんが困ってると
思って手伝ってあげたのに~」
 口を尖らせて反省する様子はない。

「はいはいどうもありがとうです!
一花(いちか)さんの考えは分かります
けど、事前にさくらには説明したんで
しょうね~」

「う~う~ん、その方が初々しくって
カワイイさくらが見えると思ったから」
 一花(いちか)さんは大人ではあるが、
天真爛漫と言う言葉がよく合う人、
ま~周りの人は困るので止めて欲しい。
なんせ俺に抱き締められたさくらの心は
ここにあらずと言ったところで、
ぼーっとしている。俺は俺でどう反応
したら良いか困る可愛さだ。

「どうして良いやら、ま~このままにして
おくか、一花(いちか)さんも気をつけて
下さい。今回はかなりヤバい予感が
するんで、俺の勘はイヤな方向では
よく当たるんですよ」

「言われなくても分かってるわよ!
さくらは絶対に私が守る!」

「いや、そうじゃなくって、一花(いちか)
さんがさくらを守るなんて分かりきって
ますよ 俺が心配してるのは一花(いちか)
さんです」

「蒼字(そうじ)くんはそう言うことを
自然と言うけど、それタラシだから気を
つけてよ~また他の女の子がよってくる
じゃない!」

 その後、なぜか一花(いちか)さんから
理由のわからない説教を受けることになる。
最後の締め括りとして人妻枠は開けて
おいてとのことだった。俺にどうしろと!?

……………▽
 
 さくら達と別れた後、俺は小腹が
空いたので食堂に向かうと、そこには
なぜか人が集っていた。

「何してるんだ?レイチェル、
少しは遠慮しろよ」

「あば!ぼうじ~ぼいじよ」
 レイチェルはご飯で口をリスの様に
パンパンにして喋るから何言ってるのか
分からんし、飛んどる!

「あ~それは良かったな………」
 俺はレイチェルの前にある椅子に座ったら
レイチェルが積まれた皿で見えねぇ~、
どんだけ食ったたんだよ!
 俺は椅子をズラす。

「ここって確かにバイキング方式で食べ放題
なんだよな~、だから攻めはしないけど、
レイチェル横見てみ~」

「うん?なんで?」
 レイチェルは言われたまま横を見ると、
シクシクと涙を流して膝をついている店員が
並んでいた。

「あれ?あの人達どうしたんだろう。
何か辛いことでもあったのかな~、
可哀想だね。声掛けてみようかな~」

 レイチェルは優しい子、だけど
おバカさん、原因はお前だからな!
 仕方がない後でお金を多めに払って
おくか。

「それにしてもいつも以上に食べる
じゃないかレイチェル、そんなに腹減って
たのか?」

「うんま~ね!きっとこの後すごく
頑張らないといけなくなりそうだから、
いっぱい食べておかないと」

「確かにそうだな、でも本当にレイチェルは
聖域には行かないのか?」

 事前に話をした時、レイチェルは聖域には
行かずここに残ると言ったけど、いつもの
レイチェルならダメだと言ってもついてこ
ようとごねるはずなのにどうしたのだろう。

 この時、レイチェルの言っている意味が
分からなかったけど、レイチェルなりの
覚悟と準備をしていたのだろう。

「ほどほどにしておけよ~」
 俺も飯を済ませたけど、レイチェルはまだ
食べると言うことで、俺は店員に多めに
お金を払って店を出る。

……………▽

 異界送りまでもう少し、すでにサン教皇や
セレーナ様重鎮の方々は聖域に行っている。
俺達は事前にギリギリに行くと伝えてある。
そしてその時間がそろそろだ。みんなの下に
戻ろう。

 俺は部屋に戻るとすでにみんな
集っていた。

「遅いですよ!蒼字(そうじ)さん
遅れちゃいます」
 部屋に入るなりチーちゃんに怒られて
しまった。ま~少しゆっくりとし過ぎたか、
ここにはルビーとチーちゃんが居る。
二人とも戦闘態勢が取れて………ない。
チーちゃんは例のスーパー鎧を着ているの
だが、ルビーはモップを持っていた。

「ルビー、お前まさかふざけてるのか?」

「何を言っている蒼字(そうじ)、
今回は私も本気を出さないといけないと
思って武器を準備した」

 えっへんと胸を張るルビー、だけど
どう見ても掃除をしに行くようにしか
見えない。

「このモップが武器なのか?どう見ても
ただのモップだろ!」

「チッチッチッ、蒼字(そうじ)は分かって
ない。私は今までこれで何人もほふって
きた。最強の武器」
 アチョーと中国拳法の様にモップを回して
ポーズを取るルビー、遊んでいる様にしか
見えないけど、事実ルビーは強い、
取り敢えず放っておこう。

「分かった分かった。それじゃ~みんな
準備が出来たと言うことで、聖域に突入
するぞ!」

「はい!」
「了解!」

 俺達は聖域に飛んだ。そしてその頃、
クレス達も聖域へ向かおうとしていた。


…………▽

「クレス時間よ!行きましょ」
 レビィに声をかけられ立ち上がるクレス、
しかし、その顔には表情がなく。まるで
人形のようだった。

「コンコン」

 誰かが来た。扉がノックされている。
 レビィは「開いているわよ」と答えると
扉がゆっくりと開いていった。

「あれ?レイチェルじゃない。
もう聖域へ行っていると思っていたけど、
どうしたの?」

「うん、ちょっとやることがあってさ!
私は残ったんだよ。レビィこそどうしたの?
前はあんなに可愛げが会ったのに……」

 レビィは首を傾げる。

「レイチェル……何を言っているの?意味が
分かんないんだけど、ワタシ、言うん
だったらハッキリ言って欲しいタイプ
なんだけど、知ってるはよね!」

「うん……知ってるよ。私はレビィのこと
なら何でも知ってるつもり、だから
すっごく違和感を感じてた。別れてから
時間がそれなりに経っているし、少し
は変わるのは当たり前だと思うけど、
それでも絶対に変わらないものってあると
思うんだ!」

「それで何が言いたいの!レイチェル」
 レビィの表情は笑顔なのに陰りが見えた。

「レビィはね!いつもは堂々として言いたい
ことをビシビシ言えるのにクレスのことに
なると全然ダメダメなんだよ!」

「だから何?私達はもう大人の関係に
なったの、そんなことくらいで悩んだり
しないわ」
 レビィはクレスに寄りかかり腕を組む。

「うん、それは良いんだ。だけどレビィは
誰よりもクレスのことを大切する。
だから絶対にクレスにそんな表情は
させない!お前誰だよ!レビィを返せ!」

 クレスを見てレイチェルは激昂する。

「あら~らしくないわよレイチェル、
そんな怒った顔しちゃって、うふっ、
あなたはカワイイ顔してバカみたいに
笑っていれば良いのよ!」

 見たことのない醜悪な表情をするレビィ。

「二人を返せ!」
 レイチェルは捕縛用の魔法弾を投げるが、
レビィの周りには結界が張られて効果が
ない。

「バレてしまったらしょうがないわね!
でもごめんなさい、ワタシ急いでいるの!
レイチェルさようなら」

『エクスプロージョン』

 魔力が一気に部屋の真ん中集約され
大爆発が起こる。レイチェル達が居る宿ごと
吹き飛んだ。
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