異世界では平穏な生活を目指します!チートスキル『ツールボックス』を活用した平和な国作り

銀塊 メウ

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第234話 町のみんなに説明します

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 やべぇー!完全に忘れてた。いきなりあんなに人が押し寄せたらみんな驚くだろう。バカか俺は!

「はぁ~やる事多過ぎる~…………でもやらないと終わらない。まずは住居の準備を済ませるか」

 マンションの各部屋に蛇口を設置する。
 くはぁ~疲れた。でもまだ終わりじゃない。生活するうえで照明は欲しいよな。となると電気が必要になる。

 なに気にやっと使うぞ!来いバッテリー!

「ドスン」

 俺の良く知っているバッテリーが現れたけどメッチャデカい!?たぶん消費電力が多いと思ったから大きなバッテリーが現れたんだと思う。


 みんなも知ってると思うけどバッテリーを使うにはまずは充電しないとな!

 俺はバッテリーに繋がっている配線を持つと魔力を高まる。

「さてと気合を入れろ!『サンダーボルトチャージ』」

 うぬぬぬ………MPが持つだけ全部持ってけ!
 俺はしばらくして気を失った。
 目が覚めると家の中で寝かされていた。

「あ?ここは……どこだ?」

「お帰りなさい!タクト、だいぶ疲れているわね。いっぱい頑張ったわね」

 ムギュ……ムギュムギュ……この感触は……

「母さん……ただいま」
 俺は母さんにベットで抱き締められていた。
 いつの間にか自宅に帰って来た。

 それから母さんから久しぶりに帰ったことの熱烈な歓迎を受けつつ家で休息をとった。

 最後に気を失ったが、バッテリーの充電が完了してホッとした拍子に力が抜けたと記憶している。だから住居の準備はほぼ出来た。ま~後で各マンションに配線は引っ張らないと行けないけど、それはみんなに手伝って貰おう。
 作業は順調に進んでいるけど、時間は惜しい。

「カンナちょっと良いか?」
 俺が呼ぶと空間が裂けカンナが飛び出た。

「なんや?タクトはまだ休んどかんとアカンよ」
 
「あー分かってる。まずはありがとうな!カンナが運んでくれたんだろ!チョイムリしたわ」

「ん?あのくらいわなんてことないわ!タクトの場合のムチャなんてあんなものやあらへん!倒れるだけならなんぼでも運んでやるわ!それはえぇ!でぇ!何かあったん?」

「悪いんだけどみんなを集めて欲しくって、イリスは好きにして良いって許可を得たけど、みんなには言ってなかった。いきなり聖都マーリンの住民が来たら驚くだろ」

「そらーーそやな、分かったウチに任せとき!みんなに教会に集まるように言っておくわ!」

「あー頼む!3時間後くらいで良いから」

「分かった!ほな行ってくる!」

 カンナは部屋を出て行った。
 これで良し!もう少し休んでおくか。
 俺はベットに横になり眠りにつく。

…………▽

 それから3時間後、教会へ向かうとすでに全員集っていた。

「皆さんすいません!呼んでおいて一番遅れちゃったみたいですね」
 アハハっと笑って誤魔化しつつ席に着いた。

「別に遅れて来たことは何も言わないから、スカーレットに出したシュークリームって言うお菓子を出しなさーい」

「あ…はい……遅れたお詫びにどうぞ……」
 イリスにいかなりお菓子の要求をされてしまった。スカーレットさんから聞いたのかな?分からないけど、お詫びも込めてみんなに提供する。

 
「それでタクトくん、今日集められたのは聖都マーリンの住民がここに移住して来る件で良かったかな~」

「え!?なんでバロンさん知っているんですか!」
 俺まだ一言も言ってないよ!

「それについてはセルギウスに聞いたんだよ。タクトくんが来るまで、みんなでその話をしていたところさ」

 そっか神父様がみんなに話を先にしてくれたのか、なら俺は特に説明しなくて良かったかな?

「タクトくん……勘違いしてはいけないよ!町長としての説明義務はあるから、それに聖都で何が起こったのかを詳しく教えてほしい」

 俺はバロンさんに諭される。町長とは責任が伴うと、それでも義務を果たすとしますか、俺は出来る限り細かく今回の出来事を説明した。
 それを聞いたみんなはそれぞれ思うところがあったと思う。話を聞いて考え込んでいる者も多くいた。

「そうですか、またもやゴエティアが絡んでおりましたか、人と悪魔の争いはいつになったら終わらせることが出来るのか、それに被害に遭われたラキと言う少々も気がかりです」

 神父様は悲痛な面持ちで話をする。
 そうなんだよな。そのラキって人のことは正直知らない人だからなんとも言えないけどルナの同僚で友達な訳で助けたいとは思っている。聖女様でも難しいらしいから、俺に何が出来るのか………

 取り敢えず町のみんなの承諾を得られた。みんなには聖都の住民が来た時に町の案内をお願いして聖都に居る聖女様に会いに行く。

……………▽

「タクトくん来てくれたのね!教皇から話は聞いたけど、何か手伝えることはないかしら」

 聖女様は怪我人の治療にあたっていた。
 聖魔法は治癒能力に長けており聖女様はその中でも数少ない部位欠損すら治せる最上位の治癒魔導師にあたる。

「いえ、大丈夫です。それよりも聖女様は怪我人の治療をして下さい。もしよければボクも手伝いますよ」

 ま~絆創膏(ばんそうこう)を貼り付けるだけですが……

「ありがとう助かるわ!でも重症の患者は彼で最後だからもう大丈夫だと思います。それでタクトくんは私に用があったのではないかしら?」

「えー少しおまたせしました!移住の件準備が整ったので移動が出来るのですが、どうしましょう」

「もう移動しても良いのかしら?あれからそれ程時間も経っていないわよ。そのしばらくは無理だと思っていたから驚きました。そうですか流石はタクトくんです。あなたには本当に感謝しかありません。なにか恩返しすることを考えないといけませんね」

「あーそんな!気にしないで下さい。それに聖女様にはやって頂きたいことがすでにありますから、それにご協力頂ければ充分です」

「王都の件ですね。分かっております。私も神の使徒として務めは果たします。ですのでこれとは別でタクトくんには何か考えますね」

 それから聖女様と押し問答になり、結局俺が押し負けてしまった、どうにも俺は押されると弱い。ま~今回の件はお礼をしてくれる。とのことなので貰えば良いだけで特に面倒事でもないし、ここは素直に受け取ることにした。

 こうして聖都マーリンの住民がボク達の町ソウルフロンティアへ移住が進められた。
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