異世界では平穏な生活を目指します!チートスキル『ツールボックス』を活用した平和な国作り

銀塊 メウ

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第347話 反則的なスキルとは?

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「はぁ~疲れた」俺は腰を下ろし座り込む。
 身体は痺れるは、頭は使わせられるはで疲労が溜まったぞ。この後王城に乗り込もうってヤツの状況じゃないぞ。


「イリス回復お願い出来るかな~?」
「もちろんよ。初めに言ったでしょ。回復はしてあげるから安心しなさい」
「助かるよ。ありがとうイリス」
「良いわよ。そのくらい。それよりも分かったかしら、あなたはまだ若く戦闘経験が少ない。相手がカミラのように相手を罠に誘い込みハメるのを得意とする者との戦い方を知らなければ、それは命取りよ。肝に銘じておきなさい」
「あぁ、分かった。心配してくれてありがとうな」
「心配?心配と言うか不安よ。あなたは私の使徒なんだからしっかりと働いて貰わないと監督不行き届きになってしまうわ」
「ふふっ、あらま~それは大変だ。じゃ~イリスにはボクをしっかりと管理してもらわないとな」

 
 イリスは多分ツンデレ系だな。
 それじゃ~少しは不安を取り除いておくか。

 俺は疲れた身体のまま立ち上がる。

「よっと!」
「ん?どうしたの、もういいわよ。回復魔法はかけてあげるからじっとしてなさい」
「あ~イリスちょっと待って!カミラさんすいませんもう一戦お願いできますか?」
「はぁ?タクトあんたバカでしょ。回復は掛けてあげるけど、気力までは回復しないから休みなさい!」
「イリス、ま~ま~、たぶんそんなにかからないから、しっかりとボクを見ててよ」

 俺はニコッと笑い、カミラさんにお願いすると、了承してくれた。カミラさん自身も少し戸惑っていたけど、「何かあるのですね!」と言って飛翔し上空を舞う。

 どうやったかは分からないけど、今またトラップを仕掛けたはず、まったく俺には見えないけど問題はない。アレを止めるのは俺も思いつかないし、安全安心スキルのお披露目と行こうか!


『アイシクルランス』
『アイシクルブレード』
『アイシクルアロー』
『アイシクルシールド』

 うぇ~……さっきより遥かに多い物量を用意された。
 カミラさん一人で一個大隊(五百人くらい)は相手に出来そうなんだけど。こわ!?


「どうされました?もちろん再戦される以上、ご満足して頂けるよう。頑張らせて頂きます」

 カミラさんはニッコリと笑顔で、浮遊している魔法をさらに魔力を漲らせて威力を上げた。


「それはそれはありがとうございます。ではご期待に添えるよう頑張らせてもらいます!『作業服(つなぎ』空間……………」



………………▽

「反則よ!」
「反則ですね!ですが素晴らしいです」

 イリスは呆れた顔をして、カミラさんは感心していた。

「別にズルはしてないよ。これはボクのスキルだから何の問題もないでしょ」

「そんなこと分かっているわ。まったくそんなスキルがあるなら大抵のことには対応出来るわね。それならさっさと片付けて来なさい」


『エクストラヒール』

 俺の身体がやんわりと輝き体力、そして魔力までもが回復していく。

 イリスの魔法だ。これは確か上位か最上位魔法だったかと思ったけど、イリスなら難なく使えてしまう。
流石は女神様。


「イリス、カミラさんありがとうございました~!行ってきま~す」

 俺とカンナは二人に見送られ、一度自宅へ帰る。

 しかし、俺とカンナは家に近づくにつれ重い空気が広がっていることに気が付き、家の前で足を止めた。


「……………カンナ~、これって何か分かるか?」
「せやな~分かると言うたら分かるんやけど、あんま知りとうないかも知れん」
「ボクもだ。入って中を見たくない。でも帰らないわけにもいかない。気合を入れて行こうか」
「せやな!ほな行こか~」


 俺はゆっくりと玄関のドアを開く。
 ドアに隠れるようにしてひょっこりと顔を出し俺とカンナは中を覗く。

「………………」※タクト
「………………」※カンナ

 俺とカンナは黙ってドアを閉めた。

 家の中は不穏な空気が流れ、そしてなぜか分からないがローム先生とニキが正座をして、母さんにコンコンと何かを言われていた。


『陰陽道スキル∶思念伝達』

(カンナこれはどう言うことだ?)
(そんなのウチが分かるわけあらへん。せやけどメッチャ入りにくいやんけ!どないする?)
(ん…ん~……もう少し散歩でも?)
(嫌なことを先送りすると余計大変になるからやめた方がええわ)
(そうだな。仕事と一緒だな。サクッと片付けるか)

 俺はイヤイヤではあるがこなしていくことにする。
 玄関のドアを開き。「ただいま~」とあえて大きな声を出して入る。

「おかえり~タクちゃん~」
 母さんに飛びつくように抱き着かれた。
 いつも以上に激しいスキンシップ。
 取り敢えず母さんはそれ以上変化はない。

 ただ母さんに抱き締められながら見える。父さん、ローム先生、ニキは疲れた~とそれぞれが醸し出した体勢を取っている。これはもう面倒くさい雰囲気しかありませんわ。


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