53 / 64
第三部 天嬢篇
一閃
しおりを挟む
ざん。
──余りにも薄味な音を響かせつつ、王妃様のドレス姿の首から上は、空中に刎ねとばされていた。
「ふっはははっ! ざまをみろ!」
鳴り響く耳障りなジブリールの哄笑のなか、空中を舞う頭部は放物線の頂点まで到ると──まばゆい閃光とともに、爆発四散する。
「はああ!?」
続くジブリールの驚愕の声のなか、閃光が収まった地上では、メイド服姿がリヒトに手を引かれて地下迷宮の方へ駆けてゆく。
騎士ルイゼも、そこにぴったりと付き従っている。
それを見送ってから、首をドレスの内側に収納していた中身は跳躍した。足元に抜け殻を残し、空中で藍色の忍び装束姿に転じて、黒い狐面を装着しながらマリカの傍らに降り立つ。
──忍法、虚蝉の術。
そう。ミオリのメイド衣装姿をしているのが王妃様、そして王妃様のドレス姿だったのが私だ。
入れ替わったのは式典のはじまる直前の控室。お渡しした旦那様からのお手紙を一読してすぐ、「あら、面白そうね」と快諾されたのにはさすがにちょっと呆気にとられたけれど。
「おつかれさま、影狐ちゃん」
もちろん、マリカはお見通しだった。彼女の勘の鋭さは忍びの隠形も観察眼もあっさり上回る。影狐がミオリであることもとっくに気付かれていたし、おそらくはエリシャ様のことも……
「……あー、やめだやめだ。皇帝陛下への手土産は、学園から女生徒を十人も連れて行けばいいだろう」
ジブリールは苛立ちを隠さない。レイジョーガーと激しい接近戦を演じている皇太子の魔鎧をちらりと一瞥だけして、その下知をあっさりと上書きする。
その程度の忠誠心しか持ち合わせていないのだ、この男は。私やルイゼとはきっと、生まれ変わったとしても分かり合えないだろう。
「研究対象として面白そうな聖女だけでも捕獲しようと思ったが、もういい。さっさと全員、殺してしまえ」
「……その言葉、お待ちしていマシた……」
続けて淡々と命じるジブリールに、応じた死神型の声は、地の底から響くような陰鬱さ。
その手では、大きな弧を描いて戻った回転刃が長柄の先端に復帰して、再び大鎌となっていた。
「命を、なんだと思って!」
マリカの怒りと共に振り下ろされた光の巨拳だったが、死神型の姿は蜃気楼のようにゆらめいて消え──次の瞬間には蜃気楼が再び像を結ぶように、私とマリカの真ん前に出現していた。
「命はごちそうデスよ、お嬢さんタチ」
紅い髑髏を思わせる仮面の下、死神型が舌舐めずりするように囁いて──光が、一閃する。
少女たちの首が二つ同時に宙に舞う、その代わりに、きょとんと見つめるマリカの前で死神型の大鎌が地面にゴトリと落ちていた。
「……え、なンデ……?」
彼の疑問も無理からず。何せ大鎌の長柄は、彼の両腕の肘から先によって握られたまま、地面に落ちているのだから。
「大人しくしておきなさい。そうすれば、そこの聖女様がくっつけてくれるから」
うんうん、と事もなげに頷くマリカを見上げつつ、両手の肘から先を失った死神型はその場にへたり込んでいた。右腕の装甲に内包されていた纏装輪具が切り離されたことで、魔鎧は急速に粒子化していく。
「──貴様、なんだそれは」
ジブリールの視線は私の右手に釘付けだった。そこに握られた、黒い円筒状の「剣の柄のような」物体──その先端から小太刀状に伸びた紫色の光の刃に。
一閃したのは、この光刃だった。
「ありえない……魔鎧の装甲を切断できる魔具など、作れるはずがない……」
ジブリールの述懐は決して誤りではない。
私の手にあるそれは、お屋敷の地下での攻防戦の後、エリシャ様の手に残されていた魔具。レイジョーガーにその魔紋を組み込むことで解ったのは、刃が無いのではなく、刃を生み出す剣だということだった。
──魔刀「黒逸」。神遺物の光刃は、魔鎧の装甲をも断つ。
それをダンケルハイトの血族ではない私が、小太刀サイズとは言え、なぜ扱えるのか。それは、定かではなかった。
ただ、長きに渡ってお仕えしてきた我らアイゼン一族との間に、どこかで幸せな物語があって──それが今の私に大切な人を護る力をくれたのなら、これ以上に素敵なことがあるだろうか。
「ああああっ! くそっくそっ! なんなんだ!」
そんな私の一瞬の夢想を、頭を抱え地団駄を踏み散らすジブリールの癇癪がぶち壊す。
「よしおまえ! そこから地下迷宮に潜れ! 逃げ込んだ王国民どもを皆殺しにして来いっ!」
地下迷宮の入口付近で、王妃様たちを待ち受けている重装型と獣人型のうち、後者を指さして叫んだ。
ヴォウッ!
獣そのものの咆哮で応え、石碑の裏側に回り込んだ獣人型は、体に対する比率が本来の三倍はある巨腕で、台座を掴む。
めりめりと異音を発しながら引き剥がされた石造りの隠し扉は、後方に軽々と放り投げられてしまう。
そうして露わになった地下への通路に、首をすくめた獣人型が無理やり巨体をねじ込んでから、間髪入れずに。
──ヴォアアッ!?
苦しげな咆哮と共に迷宮から転がり出て、白砂利をまき散らしながらのたうち回る。それはまるで、全身から何かを引き剥がそうとしているかのよう。
よく見ると、彼の全身には不定形の赤黒い何かがまとわりついていた。その一部は顔面を完全に覆っていて、視覚と、おそらく呼吸も塞がれているだろう。
顔面を激しく掻きむしって、ようやく地面に投げ捨てられた何か。そこへ、全身にまとわりついていた何かも全て合流して──見る間に形作られたのは、腕組みをし両脚でそこに立ちはだかる、赤黒い人型だった。
言うまでもないだろう。地下迷宮を荒らすということは、すなわち彼を敵に回すことなのだから。
──迷宮の主、アリオス・フレイザー。
その心強さを受けて私は、初対面時に彼の顔を苦無で穴だらけにしたことを、今さらながら深く反省するのだった。
──余りにも薄味な音を響かせつつ、王妃様のドレス姿の首から上は、空中に刎ねとばされていた。
「ふっはははっ! ざまをみろ!」
鳴り響く耳障りなジブリールの哄笑のなか、空中を舞う頭部は放物線の頂点まで到ると──まばゆい閃光とともに、爆発四散する。
「はああ!?」
続くジブリールの驚愕の声のなか、閃光が収まった地上では、メイド服姿がリヒトに手を引かれて地下迷宮の方へ駆けてゆく。
騎士ルイゼも、そこにぴったりと付き従っている。
それを見送ってから、首をドレスの内側に収納していた中身は跳躍した。足元に抜け殻を残し、空中で藍色の忍び装束姿に転じて、黒い狐面を装着しながらマリカの傍らに降り立つ。
──忍法、虚蝉の術。
そう。ミオリのメイド衣装姿をしているのが王妃様、そして王妃様のドレス姿だったのが私だ。
入れ替わったのは式典のはじまる直前の控室。お渡しした旦那様からのお手紙を一読してすぐ、「あら、面白そうね」と快諾されたのにはさすがにちょっと呆気にとられたけれど。
「おつかれさま、影狐ちゃん」
もちろん、マリカはお見通しだった。彼女の勘の鋭さは忍びの隠形も観察眼もあっさり上回る。影狐がミオリであることもとっくに気付かれていたし、おそらくはエリシャ様のことも……
「……あー、やめだやめだ。皇帝陛下への手土産は、学園から女生徒を十人も連れて行けばいいだろう」
ジブリールは苛立ちを隠さない。レイジョーガーと激しい接近戦を演じている皇太子の魔鎧をちらりと一瞥だけして、その下知をあっさりと上書きする。
その程度の忠誠心しか持ち合わせていないのだ、この男は。私やルイゼとはきっと、生まれ変わったとしても分かり合えないだろう。
「研究対象として面白そうな聖女だけでも捕獲しようと思ったが、もういい。さっさと全員、殺してしまえ」
「……その言葉、お待ちしていマシた……」
続けて淡々と命じるジブリールに、応じた死神型の声は、地の底から響くような陰鬱さ。
その手では、大きな弧を描いて戻った回転刃が長柄の先端に復帰して、再び大鎌となっていた。
「命を、なんだと思って!」
マリカの怒りと共に振り下ろされた光の巨拳だったが、死神型の姿は蜃気楼のようにゆらめいて消え──次の瞬間には蜃気楼が再び像を結ぶように、私とマリカの真ん前に出現していた。
「命はごちそうデスよ、お嬢さんタチ」
紅い髑髏を思わせる仮面の下、死神型が舌舐めずりするように囁いて──光が、一閃する。
少女たちの首が二つ同時に宙に舞う、その代わりに、きょとんと見つめるマリカの前で死神型の大鎌が地面にゴトリと落ちていた。
「……え、なンデ……?」
彼の疑問も無理からず。何せ大鎌の長柄は、彼の両腕の肘から先によって握られたまま、地面に落ちているのだから。
「大人しくしておきなさい。そうすれば、そこの聖女様がくっつけてくれるから」
うんうん、と事もなげに頷くマリカを見上げつつ、両手の肘から先を失った死神型はその場にへたり込んでいた。右腕の装甲に内包されていた纏装輪具が切り離されたことで、魔鎧は急速に粒子化していく。
「──貴様、なんだそれは」
ジブリールの視線は私の右手に釘付けだった。そこに握られた、黒い円筒状の「剣の柄のような」物体──その先端から小太刀状に伸びた紫色の光の刃に。
一閃したのは、この光刃だった。
「ありえない……魔鎧の装甲を切断できる魔具など、作れるはずがない……」
ジブリールの述懐は決して誤りではない。
私の手にあるそれは、お屋敷の地下での攻防戦の後、エリシャ様の手に残されていた魔具。レイジョーガーにその魔紋を組み込むことで解ったのは、刃が無いのではなく、刃を生み出す剣だということだった。
──魔刀「黒逸」。神遺物の光刃は、魔鎧の装甲をも断つ。
それをダンケルハイトの血族ではない私が、小太刀サイズとは言え、なぜ扱えるのか。それは、定かではなかった。
ただ、長きに渡ってお仕えしてきた我らアイゼン一族との間に、どこかで幸せな物語があって──それが今の私に大切な人を護る力をくれたのなら、これ以上に素敵なことがあるだろうか。
「ああああっ! くそっくそっ! なんなんだ!」
そんな私の一瞬の夢想を、頭を抱え地団駄を踏み散らすジブリールの癇癪がぶち壊す。
「よしおまえ! そこから地下迷宮に潜れ! 逃げ込んだ王国民どもを皆殺しにして来いっ!」
地下迷宮の入口付近で、王妃様たちを待ち受けている重装型と獣人型のうち、後者を指さして叫んだ。
ヴォウッ!
獣そのものの咆哮で応え、石碑の裏側に回り込んだ獣人型は、体に対する比率が本来の三倍はある巨腕で、台座を掴む。
めりめりと異音を発しながら引き剥がされた石造りの隠し扉は、後方に軽々と放り投げられてしまう。
そうして露わになった地下への通路に、首をすくめた獣人型が無理やり巨体をねじ込んでから、間髪入れずに。
──ヴォアアッ!?
苦しげな咆哮と共に迷宮から転がり出て、白砂利をまき散らしながらのたうち回る。それはまるで、全身から何かを引き剥がそうとしているかのよう。
よく見ると、彼の全身には不定形の赤黒い何かがまとわりついていた。その一部は顔面を完全に覆っていて、視覚と、おそらく呼吸も塞がれているだろう。
顔面を激しく掻きむしって、ようやく地面に投げ捨てられた何か。そこへ、全身にまとわりついていた何かも全て合流して──見る間に形作られたのは、腕組みをし両脚でそこに立ちはだかる、赤黒い人型だった。
言うまでもないだろう。地下迷宮を荒らすということは、すなわち彼を敵に回すことなのだから。
──迷宮の主、アリオス・フレイザー。
その心強さを受けて私は、初対面時に彼の顔を苦無で穴だらけにしたことを、今さらながら深く反省するのだった。
0
あなたにおすすめの小説
【完結】辺境に飛ばされた子爵令嬢、前世の経営知識で大商会を作ったら王都がひれ伏したし、隣国のハイスペ王子とも結婚できました
いっぺいちゃん
ファンタジー
婚約破棄、そして辺境送り――。
子爵令嬢マリエールの運命は、結婚式直前に無惨にも断ち切られた。
「辺境の館で余生を送れ。もうお前は必要ない」
冷酷に告げた婚約者により、社交界から追放された彼女。
しかし、マリエールには秘密があった。
――前世の彼女は、一流企業で辣腕を振るった経営コンサルタント。
未開拓の農産物、眠る鉱山資源、誠実で働き者の人々。
「必要ない」と切り捨てられた辺境には、未来を切り拓く力があった。
物流網を整え、作物をブランド化し、やがて「大商会」を設立!
数年で辺境は“商業帝国”と呼ばれるまでに発展していく。
さらに隣国の完璧王子から熱烈な求婚を受け、愛も手に入れるマリエール。
一方で、税収激減に苦しむ王都は彼女に救いを求めて――
「必要ないとおっしゃったのは、そちらでしょう?」
これは、追放令嬢が“経営知識”で国を動かし、
ざまぁと恋と繁栄を手に入れる逆転サクセスストーリー!
※表紙のイラストは画像生成AIによって作られたものです。
断罪まであと5秒、今すぐ逆転始めます
山河 枝
ファンタジー
聖女が魔物と戦う乙女ゲーム。その聖女につかみかかったせいで処刑される令嬢アナベルに、転生してしまった。
でも私は知っている。実は、アナベルこそが本物の聖女。
それを証明すれば断罪回避できるはず。
幸い、処刑人が味方になりそうだし。モフモフ精霊たちも慕ってくれる。
チート魔法で魔物たちを一掃して、本物アピールしないと。
処刑5秒前だから、今すぐに!
貴族令嬢、転生十秒で家出します。目指せ、おひとり様スローライフ
凜
ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞にて奨励賞を頂きました。ありがとうございます!
貴族令嬢に転生したリルは、前世の記憶に混乱しつつも今世で恵まれていない環境なことに気が付き、突発で家出してしまう。
前世の社畜生活で疲れていたため、山奥で魔法の才能を生かしスローライフを目指すことにした。しかししょっぱなから魔物に襲われ、元王宮魔法士と出会ったり、はては皇子までやってきてと、なんだかスローライフとは違う毎日で……?
一家処刑?!まっぴらごめんですわ!!~悪役令嬢(予定)の娘といじわる(予定)な継母と馬鹿(現在進行形)な夫
むぎてん
ファンタジー
夫が隠し子のチェルシーを引き取った日。「お花畑のチェルシー」という前世で読んだ小説の中に転生していると気付いた妻マーサ。 この物語、主人公のチェルシーは悪役令嬢だ。 最後は華麗な「ざまあ」の末に一家全員の処刑で幕を閉じるバッドエンド‥‥‥なんて、まっぴら御免ですわ!絶対に阻止して幸せになって見せましょう!! 悪役令嬢(予定)の娘と、意地悪(予定)な継母と、馬鹿(現在進行形)な夫。3人の登場人物がそれぞれの愛の形、家族の形を確認し幸せになるお話です。
笑顔が苦手な元公爵令嬢ですが、路地裏のパン屋さんで人生やり直し中です。~「悪役」なんて、もう言わせない!~
虹湖🌈
ファンタジー
不器用だっていいじゃない。焼きたてのパンがあればきっと明日は笑えるから
「悪役令嬢」と蔑まれ、婚約者にも捨てられた公爵令嬢フィオナ。彼女の唯一の慰めは、前世でパン職人だった頃の淡い記憶。居場所を失くした彼女が選んだのは、華やかな貴族社会とは無縁の、小さなパン屋を開くことだった。
人付き合いは苦手、笑顔もぎこちない。おまけにパン作りは素人も同然。
「私に、できるのだろうか……」
それでも、彼女が心を込めて焼き上げるパンは、なぜか人の心を惹きつける。幼馴染のツッコミ、忠実な執事のサポート、そしてパンの師匠との出会い。少しずつ開いていくフィオナの心と、広がっていく温かい人の輪。
これは、どん底から立ち上がり、自分の「好き」を信じて一歩ずつ前に進む少女の物語。彼女の焼くパンのように、優しくて、ちょっぴり切なくて、心がじんわり温かくなるお話です。読後、きっとあなたも誰かのために何かを作りたくなるはず。
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ライバル悪役令嬢に転生したハズがどうしてこうなった!?
だましだまし
ファンタジー
長編サイズだけど文字数的には短編の範囲です。
七歳の誕生日、ロウソクをふうっと吹き消した瞬間私の中に走馬灯が流れた。
え?何これ?私?!
どうやら私、ゲームの中に転生しちゃったっぽい!?
しかも悪役令嬢として出て来た伯爵令嬢じゃないの?
しかし流石伯爵家!使用人にかしずかれ美味しいご馳走に可愛いケーキ…ああ!最高!
ヒロインが出てくるまでまだ時間もあるし令嬢生活を満喫しよう…って毎日過ごしてたら鏡に写るこの巨体はなに!?
悪役とはいえ美少女スチルどこ行った!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる