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屈服した吸血姫。
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へリオはズボンを下ろし、私の身体の上に跨るように座り込む。
そうして顔前に出されたのはいきり立つ剛直であった。
前回は意識が朦朧としていたのでどのようなものだったかあまり覚えていなかったが、こうしてまじまじと見てみると言い知れぬ威圧感を感じる。
反るように天に向かってそそり立つそれは血管が浮き出ており、見ようによってはグロテスクだ。
先端からは我慢汁が絶えず垂れており、それから漂う蒸れたような性臭は私の頭をかき乱した。
これが、雄の臭い。生臭い感じがするそれは不快な臭いなはずなのに、どうしてか体が吸い寄せられるような錯覚を覚える。
「挨拶しろ」
だからへリオのその命令にも抵抗感はほぼ無かった。
機能するべき理性はさっきの愛撫によって狂っており、私は本能の赴くままに行動する。
チュッ
亀頭の先にキスをする。瑞々しいカミラの唇が我慢汁に触れ、ぬちょりと糸を引く。
そして恋い焦がれる乙女のように情熱的にキスを繰り返す。
亀頭からカリへ、カリから竿へとその位置は動きながら何度も行われる。
それに満足したようにへリオは次の命令を下す。
「もういい。咥えろ」
咥える……これを……。経験のないことだったがやるべきことは明確だ。
私は精いっぱい口を開いてそれを迎え入れる。
へリオの大きなペニスはなかなか奥まで入らなかったが、どうにか入れて見せた。
ヌチィ、ジュルル、クポン
「ん゛んぅん゛」
圧迫感が凄まじい。喉奥まで入ったペニスはビクビクと震え喜んでいるかのよう。
鼻から呼吸をするのでいっぱいいっぱいである。へリオの陰毛に顔をうずめながら呼吸をするものだからその独特の臭気が鼻腔を突く。
それに我慢汁のしょっぱいような味が混ざる。
しかしそれもどうしてか嫌ではなかった。むしろこれは……
「どうした、はやくやれ」
へリオは動かない私に痺れを切らしたのか声をかけてくる。しかしそれに答えられるような状況ではない。
「しかたねぇな、俺がやってやるよ」
そして次の瞬間私の頭はむんずと掴まれて、強引に動かされる。
ジュボボッボボ!
口いっぱいに入っていたへリオの男性器が一気に引き抜かれたかと思うと、再び私の口の中に突き込まれる。
(く、苦しいッ! こんなことをして!)
普通の人間の女性ならそのような乱暴な扱いを受ければえずいてしまう。酷ければ嘔吐してもおかしくはないだろう。
それほどにはへリオの行為は乱暴なものだった。
しかし喉の奥を亀頭で蹂躙されるたび、口の中でその剛直を扱かれるたびに別の感覚が芽生えていく。
苦しいはずなのに、嫌なはずなのに、
(き、気持ちいい……♥)
そう、カミラは普通の人間ではなく吸血鬼である。へリオの乱暴な扱いにも肉体は容易に耐え、それどころか性感すら呼び起こしていた。
カミラの生来持っていた被虐願望と吸血鬼の頑丈さが相まって彼女の体に新たな快感をもたらしていた。
(もっと、もっと欲しい……♥)
「急に具合が良くなってきたな。そんなにチンコが欲しいか?」
へリオは呻き声を上げながらカミラのことを罵る。
元々聡明なカミラはこうしてイラマチオしている間にも男性器の気持ちいいところを探り、そして的確に刺激するようになっていったのだ。
カミラの舌が抜き挿しと共に絡み付くように動き、喉奥は突かれるたびにキュッっとしまり亀頭を刺激する。
次第に我慢汁が溢れ、ビクビクと震えはじめるへリオのペニス。それは間違いようもなく射精の前触れであった。
いっそう激しくなる抽挿にカミラの身体の熱も増していく。
(あっ♥ ダメっ♥ これはダメ♥)
「出すぞッ!!」
そしてへリオの欲望はカミラの喉奥で迸った。
精嚢から肉棒へと濃厚な精液が脈打ちながら急上昇する。それを我慢することなくぶちまける。
ドクン、ドクン、びゅるるうるるぅる!!!
爆発するように白濁は喉から食道へ、そして胃に注ぎ込まれる。
「残すな! 全部飲み込め!」
私はそれに最大限従うために頑張って喉を鳴らしてそれを嚥下していく。しかし濃厚なそれはうまく飲み込めずに、注ぎ込まれたそれらすべてをうまく飲み込むことはできなかった。
収まりきらなかったこってりとした精液が逆流して鼻からあふれる。
精液に溺れそうだった。口は男根で塞がれ、鼻には粘度の高いそれが詰まっている。
苦しさに顔を赤くしながらも私は口を離すことは許されなかった。
へリオの射精は長くそれが終わるころになってカミラの頭は解放される。
「げほっ、けほっ」
私はそれと同時にせき込む。ぽたぽたと唾液と精液の混じった液体が口からこぼれた。
息を吸うたびにむせ返るような精液の臭いが鼻を突き、酒を飲んだかのように頭がクラクラしていた。
「零してんじゃねェぞ。これはお仕置きが必要だなぁ!」
へリオは脱力している私の身体を無理やり起こすと壁際に立たせ、手を突かせる。
結果的に下半身を突き出す形となりプリッとしたお尻がへリオの目の前に現れた。
そして私の媚肉に向かって手を動かす。
秘所に指をやり、ゆっくりと指でそれを開く。
グチャァ、トロリ。
そこはさっきのイラマチオによって再び洪水のようになっていた。
愛液が溢れ、地面へと垂れていく。
「なんだ、お前感じてたのかよ。あれで? とんだ変態じゃねぇか」
私は羞恥に顔を真っ赤にする。このような男にそのような所を見られたことが恥ずかしい。なにより、変態女だと思われたのが屈辱だった。
しかしそれも今のカミラにとっては興奮をさらに盛り上げる一要素にしかならなかった。
身体が熱くなる。子宮の疼きがもはや抑えられないほどだ。
無意識にカミラは誘うように腰を横に振る。
「誘いやがって。挿れるぞ」
そしてへリオは射精後まもないにも関わらずその硬いままの性器を私の秘裂に突き立てた。
ぐちゅん!
「ああっん♥」
私の口から自分のものとは思えないほどの媚びた声が漏れる。
その男性器が挿入される感触で軽くイってしまったのだ。
しかしそれにも構わすへリオは腰を振り続ける。
「あ゛っ♥ あぁっ♥ う゛ぅうう♥」
パンっ、パンっ、パンっ
反り上がった肉棒がゴリゴリと押し込まれるたびに背骨が削られるような感覚を覚える。肉棒が引き抜かれていくたびにカリが膣の中の気持ちいいところを引っ掻く。
前回と違い今回は後背位であるためなのか、責められるところも気持ちいいところも違ってきていた。
そして私は強姦されているかのような姿勢で膣を貫かれている。
私の細い腰はがっしりと掴まれ逃げるところなど存在しない。ただできることと言えばひたすらに喘ぎ、快楽を享受し、そしてへリオを悦ばせることだけだった。
獣そのもののような喘ぎ声が部屋に響く。
「あ゛あぁん♥ お゛おぉおん♥」
グチュグッチィ、グチャ
ピストンの中で腰が打ち付けられると私の大きな胸がぶるんぶるんと揺れる。
全身から汗が噴き出し、その二つの胸が前後に揺れる度にそれをまき散らす。
それに気が付いたへリオは後ろからその乳首をギュウゥゥと摘まんだ。
「いぃい゛ぃ♥ いやっあ゛ぁあ♥」
揺れる胸に乳首が引っ張られ、強烈な痺れに似た痛みが走る。
思わず叫びを上げる。
しかし……
「うぉっ! 急に締りが良くなりやがった!」
カミラの体は痛みも快感に変えていた。もともときつめの膣はさらにキュッキュッと肉棒を締め上げる。
吸血鬼の優秀で強靭な身体はカミラを立派なマゾに変えていた。
「このデカ乳に加えてマゾかよ! どこまで淫乱なんだ!」
「あ゛あぁん♥ いっ♥」
素面のはずなのにもはや何もかもが気持ちいい。この下劣で愚劣な男に尊厳を踏みにじられて罵られるのも気持ちがいい。
薬も、呪いも関係ないはずなのに。ようやくカミラは理解し始めた。
この快楽をもたらしているのは自分の身体であり、どうしようもなく淫乱なのは自分自身なのだと。
「やっぱりお前は雌なんだよ! 雄に屈服するために存在している雌なんだ!!」
認めざるを得なかった。
へリオの言うとおりなのだと。いくら平然を装おうとしてもその仮面は快楽と肉棒の前にはあっさりとはがれた。
いくら力があっても、様々な魔法が使えてもこうして一度交わってしまえば意味がない。
どこまでも下の存在。吸血姫なのだと。
「わかったか!」
「ひゃいい゛ぃい♥」
背後で自分を犯している男の腰の動きがより早くなっていく。
さっきよりも強く、そしてリズミカルに私の膣に肉棒を挿し入れる。
完全に陥落した私の身体と心はその雄の精子をなによりも求めていた。そのために膣はキュウキュウに締まりながら肉棒にそのひだ一枚一枚をもってして奉仕する。
子宮は完全に降りきってしまい入り口と亀頭がコツンコツンと何度もキスを繰り返している。
「何処に出されたい! 答えろ!」
「な、膣中におねがい゛し゛ますぅうぅうう♥」
へリオの腰が一際大きなピストンをし、膣中の最奥を狙う。
そして白濁は解き放たれる。
びゅるぅぅるるるるゅるるるゅる!!
膣中で弾けるようにどろりとした精液が射出された。
「あ゛あぁあ゛あんあああぁあ゛あんぁあ゛あ♥♥♥」
それを感じると同時に私も絶頂を迎えた。
子宮が灼けてしまいそうなほどの熱で満たされ、意識が明滅とする。雄の精を受け止めることへの悦びで全身が多幸感に包まれ、股間からは喜びの潮を噴き続ける。
精子が子宮に向かって泳いでいるということを認識し、更に深い興奮と快楽が脳をめちゃくちゃにする。
この瞬間だけが私の全てとも思えるような、そんな瞬間だった。
そのまましばらくは動くことすらままならなかった。強烈な快感が体から自由を奪う。
鼻と股間から精液を垂らし、悦びに打ち震えガクガクとその体を痙攣させているその姿に吸血姫としての矜持はどこにも見受けられない。
ただ一匹の雌がいるのみだった。
絶頂の余韻が後を引く中、へリオが耳元で囁く。
「続き、やるぞ」
~~~~~~~~~~
それから私の生活は変わった。
表向きは今までとそう大きく変わることのない日々を過ごしている。
下僕たちを率い城に踏み入る愚か者たちを撃退する。
しかし、裏では……
「今日もよく来たな。ちゃんと認識阻害はかけてるんだろうな?」
私はへリオの部屋を訪れていた。
「……当然だ」
あの行為の後、ちゃんと映像結晶は私に返却された。
これでカミラを縛るものはほぼなくなりへリオに従うような理由もなくなる。へリオを殺して終わりでもよかったはずなのだ。
しかし私はそうはしなかった。
どちらにせよ私には精液が必要なのだ。元から持っていた魔力は底をついた。
今私にはへリオのこの行為は渡りに船と言ってもいい。
決してセックスの快楽に飲まれたわけなどではない。これは私自身の意志によって行われる合理的な魔力補給である。
そう言い訳をして、服を脱ぐ。
そこにあるのは一糸纏わぬカミラの身体と下腹部にうっすらと輝く淫紋。
「今日も、お願いします。へ、へリオ様」
地面に跪き頭を下げる私。
「おう、一杯可愛がってやるよ」
へリオは私の無様な姿を見て股間を熱く、硬くしていた。
今日も、はじまる。
それへの期待でカミラの秘所は愛液で濡れていた
……♥
そうして顔前に出されたのはいきり立つ剛直であった。
前回は意識が朦朧としていたのでどのようなものだったかあまり覚えていなかったが、こうしてまじまじと見てみると言い知れぬ威圧感を感じる。
反るように天に向かってそそり立つそれは血管が浮き出ており、見ようによってはグロテスクだ。
先端からは我慢汁が絶えず垂れており、それから漂う蒸れたような性臭は私の頭をかき乱した。
これが、雄の臭い。生臭い感じがするそれは不快な臭いなはずなのに、どうしてか体が吸い寄せられるような錯覚を覚える。
「挨拶しろ」
だからへリオのその命令にも抵抗感はほぼ無かった。
機能するべき理性はさっきの愛撫によって狂っており、私は本能の赴くままに行動する。
チュッ
亀頭の先にキスをする。瑞々しいカミラの唇が我慢汁に触れ、ぬちょりと糸を引く。
そして恋い焦がれる乙女のように情熱的にキスを繰り返す。
亀頭からカリへ、カリから竿へとその位置は動きながら何度も行われる。
それに満足したようにへリオは次の命令を下す。
「もういい。咥えろ」
咥える……これを……。経験のないことだったがやるべきことは明確だ。
私は精いっぱい口を開いてそれを迎え入れる。
へリオの大きなペニスはなかなか奥まで入らなかったが、どうにか入れて見せた。
ヌチィ、ジュルル、クポン
「ん゛んぅん゛」
圧迫感が凄まじい。喉奥まで入ったペニスはビクビクと震え喜んでいるかのよう。
鼻から呼吸をするのでいっぱいいっぱいである。へリオの陰毛に顔をうずめながら呼吸をするものだからその独特の臭気が鼻腔を突く。
それに我慢汁のしょっぱいような味が混ざる。
しかしそれもどうしてか嫌ではなかった。むしろこれは……
「どうした、はやくやれ」
へリオは動かない私に痺れを切らしたのか声をかけてくる。しかしそれに答えられるような状況ではない。
「しかたねぇな、俺がやってやるよ」
そして次の瞬間私の頭はむんずと掴まれて、強引に動かされる。
ジュボボッボボ!
口いっぱいに入っていたへリオの男性器が一気に引き抜かれたかと思うと、再び私の口の中に突き込まれる。
(く、苦しいッ! こんなことをして!)
普通の人間の女性ならそのような乱暴な扱いを受ければえずいてしまう。酷ければ嘔吐してもおかしくはないだろう。
それほどにはへリオの行為は乱暴なものだった。
しかし喉の奥を亀頭で蹂躙されるたび、口の中でその剛直を扱かれるたびに別の感覚が芽生えていく。
苦しいはずなのに、嫌なはずなのに、
(き、気持ちいい……♥)
そう、カミラは普通の人間ではなく吸血鬼である。へリオの乱暴な扱いにも肉体は容易に耐え、それどころか性感すら呼び起こしていた。
カミラの生来持っていた被虐願望と吸血鬼の頑丈さが相まって彼女の体に新たな快感をもたらしていた。
(もっと、もっと欲しい……♥)
「急に具合が良くなってきたな。そんなにチンコが欲しいか?」
へリオは呻き声を上げながらカミラのことを罵る。
元々聡明なカミラはこうしてイラマチオしている間にも男性器の気持ちいいところを探り、そして的確に刺激するようになっていったのだ。
カミラの舌が抜き挿しと共に絡み付くように動き、喉奥は突かれるたびにキュッっとしまり亀頭を刺激する。
次第に我慢汁が溢れ、ビクビクと震えはじめるへリオのペニス。それは間違いようもなく射精の前触れであった。
いっそう激しくなる抽挿にカミラの身体の熱も増していく。
(あっ♥ ダメっ♥ これはダメ♥)
「出すぞッ!!」
そしてへリオの欲望はカミラの喉奥で迸った。
精嚢から肉棒へと濃厚な精液が脈打ちながら急上昇する。それを我慢することなくぶちまける。
ドクン、ドクン、びゅるるうるるぅる!!!
爆発するように白濁は喉から食道へ、そして胃に注ぎ込まれる。
「残すな! 全部飲み込め!」
私はそれに最大限従うために頑張って喉を鳴らしてそれを嚥下していく。しかし濃厚なそれはうまく飲み込めずに、注ぎ込まれたそれらすべてをうまく飲み込むことはできなかった。
収まりきらなかったこってりとした精液が逆流して鼻からあふれる。
精液に溺れそうだった。口は男根で塞がれ、鼻には粘度の高いそれが詰まっている。
苦しさに顔を赤くしながらも私は口を離すことは許されなかった。
へリオの射精は長くそれが終わるころになってカミラの頭は解放される。
「げほっ、けほっ」
私はそれと同時にせき込む。ぽたぽたと唾液と精液の混じった液体が口からこぼれた。
息を吸うたびにむせ返るような精液の臭いが鼻を突き、酒を飲んだかのように頭がクラクラしていた。
「零してんじゃねェぞ。これはお仕置きが必要だなぁ!」
へリオは脱力している私の身体を無理やり起こすと壁際に立たせ、手を突かせる。
結果的に下半身を突き出す形となりプリッとしたお尻がへリオの目の前に現れた。
そして私の媚肉に向かって手を動かす。
秘所に指をやり、ゆっくりと指でそれを開く。
グチャァ、トロリ。
そこはさっきのイラマチオによって再び洪水のようになっていた。
愛液が溢れ、地面へと垂れていく。
「なんだ、お前感じてたのかよ。あれで? とんだ変態じゃねぇか」
私は羞恥に顔を真っ赤にする。このような男にそのような所を見られたことが恥ずかしい。なにより、変態女だと思われたのが屈辱だった。
しかしそれも今のカミラにとっては興奮をさらに盛り上げる一要素にしかならなかった。
身体が熱くなる。子宮の疼きがもはや抑えられないほどだ。
無意識にカミラは誘うように腰を横に振る。
「誘いやがって。挿れるぞ」
そしてへリオは射精後まもないにも関わらずその硬いままの性器を私の秘裂に突き立てた。
ぐちゅん!
「ああっん♥」
私の口から自分のものとは思えないほどの媚びた声が漏れる。
その男性器が挿入される感触で軽くイってしまったのだ。
しかしそれにも構わすへリオは腰を振り続ける。
「あ゛っ♥ あぁっ♥ う゛ぅうう♥」
パンっ、パンっ、パンっ
反り上がった肉棒がゴリゴリと押し込まれるたびに背骨が削られるような感覚を覚える。肉棒が引き抜かれていくたびにカリが膣の中の気持ちいいところを引っ掻く。
前回と違い今回は後背位であるためなのか、責められるところも気持ちいいところも違ってきていた。
そして私は強姦されているかのような姿勢で膣を貫かれている。
私の細い腰はがっしりと掴まれ逃げるところなど存在しない。ただできることと言えばひたすらに喘ぎ、快楽を享受し、そしてへリオを悦ばせることだけだった。
獣そのもののような喘ぎ声が部屋に響く。
「あ゛あぁん♥ お゛おぉおん♥」
グチュグッチィ、グチャ
ピストンの中で腰が打ち付けられると私の大きな胸がぶるんぶるんと揺れる。
全身から汗が噴き出し、その二つの胸が前後に揺れる度にそれをまき散らす。
それに気が付いたへリオは後ろからその乳首をギュウゥゥと摘まんだ。
「いぃい゛ぃ♥ いやっあ゛ぁあ♥」
揺れる胸に乳首が引っ張られ、強烈な痺れに似た痛みが走る。
思わず叫びを上げる。
しかし……
「うぉっ! 急に締りが良くなりやがった!」
カミラの体は痛みも快感に変えていた。もともときつめの膣はさらにキュッキュッと肉棒を締め上げる。
吸血鬼の優秀で強靭な身体はカミラを立派なマゾに変えていた。
「このデカ乳に加えてマゾかよ! どこまで淫乱なんだ!」
「あ゛あぁん♥ いっ♥」
素面のはずなのにもはや何もかもが気持ちいい。この下劣で愚劣な男に尊厳を踏みにじられて罵られるのも気持ちがいい。
薬も、呪いも関係ないはずなのに。ようやくカミラは理解し始めた。
この快楽をもたらしているのは自分の身体であり、どうしようもなく淫乱なのは自分自身なのだと。
「やっぱりお前は雌なんだよ! 雄に屈服するために存在している雌なんだ!!」
認めざるを得なかった。
へリオの言うとおりなのだと。いくら平然を装おうとしてもその仮面は快楽と肉棒の前にはあっさりとはがれた。
いくら力があっても、様々な魔法が使えてもこうして一度交わってしまえば意味がない。
どこまでも下の存在。吸血姫なのだと。
「わかったか!」
「ひゃいい゛ぃい♥」
背後で自分を犯している男の腰の動きがより早くなっていく。
さっきよりも強く、そしてリズミカルに私の膣に肉棒を挿し入れる。
完全に陥落した私の身体と心はその雄の精子をなによりも求めていた。そのために膣はキュウキュウに締まりながら肉棒にそのひだ一枚一枚をもってして奉仕する。
子宮は完全に降りきってしまい入り口と亀頭がコツンコツンと何度もキスを繰り返している。
「何処に出されたい! 答えろ!」
「な、膣中におねがい゛し゛ますぅうぅうう♥」
へリオの腰が一際大きなピストンをし、膣中の最奥を狙う。
そして白濁は解き放たれる。
びゅるぅぅるるるるゅるるるゅる!!
膣中で弾けるようにどろりとした精液が射出された。
「あ゛あぁあ゛あんあああぁあ゛あんぁあ゛あ♥♥♥」
それを感じると同時に私も絶頂を迎えた。
子宮が灼けてしまいそうなほどの熱で満たされ、意識が明滅とする。雄の精を受け止めることへの悦びで全身が多幸感に包まれ、股間からは喜びの潮を噴き続ける。
精子が子宮に向かって泳いでいるということを認識し、更に深い興奮と快楽が脳をめちゃくちゃにする。
この瞬間だけが私の全てとも思えるような、そんな瞬間だった。
そのまましばらくは動くことすらままならなかった。強烈な快感が体から自由を奪う。
鼻と股間から精液を垂らし、悦びに打ち震えガクガクとその体を痙攣させているその姿に吸血姫としての矜持はどこにも見受けられない。
ただ一匹の雌がいるのみだった。
絶頂の余韻が後を引く中、へリオが耳元で囁く。
「続き、やるぞ」
~~~~~~~~~~
それから私の生活は変わった。
表向きは今までとそう大きく変わることのない日々を過ごしている。
下僕たちを率い城に踏み入る愚か者たちを撃退する。
しかし、裏では……
「今日もよく来たな。ちゃんと認識阻害はかけてるんだろうな?」
私はへリオの部屋を訪れていた。
「……当然だ」
あの行為の後、ちゃんと映像結晶は私に返却された。
これでカミラを縛るものはほぼなくなりへリオに従うような理由もなくなる。へリオを殺して終わりでもよかったはずなのだ。
しかし私はそうはしなかった。
どちらにせよ私には精液が必要なのだ。元から持っていた魔力は底をついた。
今私にはへリオのこの行為は渡りに船と言ってもいい。
決してセックスの快楽に飲まれたわけなどではない。これは私自身の意志によって行われる合理的な魔力補給である。
そう言い訳をして、服を脱ぐ。
そこにあるのは一糸纏わぬカミラの身体と下腹部にうっすらと輝く淫紋。
「今日も、お願いします。へ、へリオ様」
地面に跪き頭を下げる私。
「おう、一杯可愛がってやるよ」
へリオは私の無様な姿を見て股間を熱く、硬くしていた。
今日も、はじまる。
それへの期待でカミラの秘所は愛液で濡れていた
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