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俺のためのお前のこれまで
第18話 姉の事情(9)
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エミュことエミュエルは、かつての俺ことジオを迎えに来た天使だ。
俺が天使になってからもなにくれと世話を焼いてくれて、基本的にありがたく、時折持て余す存在だった。
「なんで女の子になってんだよ」
エミュは長い銀髪に、そびえ立つような長身をしていた。今の姿とは似ても似つかない。
「君がそれを言う? 今の僕はエルスレッタ・カラベイなのさ」
「だから誰だよ」
「享年二十二歳、家族は母親がひとり。父親はエルスレッタが十六の時に星となったよ。ああ、あと聖騎士ラバルトの婚約者だよ」
今こいつさらっと聞き捨てならないことを言わなかったか?
「ラバルトって、ラバルト・ザオベルグ?」
「聖騎士のラバルトは今のところひとりだけだねえ。そういう君も聖騎士イオニスといい感じだそうじゃないか。ラバルトから聞いたよ。おめでとう」
「お、おう。ありがとう」
「いやーめでたい。めでたいねえ」
「……それで、享年っていうのは?」
「肉体は確かにエルスレッタのものだけれど、彼女の魂はすでに天へ召されている」
「それってやっぱり……」
「そうさ、エルスレッタがここに戻ることはない」
エミュは自分の胸をぽんと叩き、あっさりと言い切った。
「僕だって今だけさ。用が済んだら上に戻らないと」
「用ってなんだよ。ラバルトはどうするんだ」
「彼なら大丈夫。ちゃんと乗り越えて、前へ進んでいけるよ」
放置か……今度会った時はラバルトに優しくしてやろうかな。
「ところで君、僕とラバルトのことばかり気にして、自分のことはいいのかい?」
「あ……そうだ、そうだよ! なんでなんにも連絡くれなかったんだ。十八年ほったらかしとか、いくら俺でも少し不安になるだろうが」
「あれを倒すまではみんな本当に忙しくてね。レティは君に任せて大丈夫だろうってことで、僕達はハンスに専念していたのさ」
「それでも一言くらい……」
「いやいや。最中なんてもう、それはそれは惨状を極めていたけれど、終わってからもいろいろ大変だったんだよ。最近ようやく落ち着いたところさ」
「……勝手して悪かったよ」
「誰かの幸せを願って行われたそれを、ソゥラ様も、僕ら天使も、責めることはないよ」
俺の謝罪は、笑顔で受け止められた。
「何より、結果論とはいえハンスが幸せそうだからね。彼は本当によくやってくれた。最高の勇者だよ。彼が報われたことは、何にも代えがたい」
「それは天上の総意か?」
「もちろんあますところなくさ。彼は地上で最も輝かしい星だとも」
「……そうか」
しんみりしていれば、俺へ向けられる視線の変化に気が付いた。
「なんだよ」
そうも顔を見つめられたら、落ち着かないのだが。
「へぇーへぇー」
次いで全身を、じろじろと眺め回される。
「そんな見ないでくれよ。恥ずかしいだろ」
「おや、どうしてだい? 君は胸部の豊満な女性がとても好きだったろう? ほら、カナンに胸が大きくて優しい恋人をーとか願ったじゃないか」
かつての俺は巨乳に一家言ある男だった。いざ自分がなってみると、重いし肩は凝るし視線が気になるしと面倒も多くて、以前ほど無邪気に見られなくなってしまったが……それでもまだかなり好きと言える。
「だからソゥラ様がうっかり男根取っちゃった代わりに、胸が大きくなるよう祝福してくださっていたんだよ。大きくなーれ大きくなーれと定期的に。君の胸はソゥラ様の祝福で満たされている。まさに神の実りさ」
えぇ……ん?
……いやいやいやいや、待て待て待て待て?
「うっかり? 取っちゃった!?」
「うん! もぎっとね」
「え、どういうこと? え、俺付け忘れたんじゃ……?」
「ソゥラ様は君の無茶を当然見ておられたわけだけれど、途中レシルが女の子の方がいいんじゃないかって気付かれてさ。で、形成中の今ならなんとかなる! 取ろうって流れでこっそり御手を伸ばされたところ、ほら、地上って遠いしね? 目測が少しずれて、君の方を――」
「取っちゃったの!?」
「そうそう。でもちゃんとすぐレシルの方も取ったから大丈夫」
「それのどこらへんが大丈夫なんだよ!?」
どうして付け直すのでなく、盛る方にいっちゃったんですかソゥラ様!?
「ソゥラ様がそれはそれでっておっしゃっていたからね。大丈夫じゃないわけがない!」
「それはそれで!?」
「まあまあ。君だって今幸せなんだろう?」
「う……まあ……」
無邪気に問われ、返答に詰まった。
「……俺は戻らなくていいのか?」
「ソゥラ様が祝福してくれたんだろう? 連れ戻せとも言われてない。せっかくだし、死ぬまでは生きたらいいさ」
俺の左手に視線を向け、エミュは緩く笑う。
「まったく君も変わらないね。君は君の願うままに、聖騎士イオニスをその胸で癒やしてあげなよ」
……やはり挟んでやるべきか?
あと一押しもあれば決断できたところで、呼び鈴が聞えてきた。
「あ、来たみたいだね。実はラバルトと一緒なんだ。旅行に誘われてさあ。もちろん彼には何も言ってないから、君と僕は初対面ってことでよろしく」
言うだけ言って、颯爽と部屋を飛び出したエミュを、少し遅れて追う。
「勝手にどっか行くなって。何度言ったらわかるんだ」
「ごめんごめん。いい所だからついはしゃいでしまったんだ」
玄関にはエミュとラバルト……そしてイオニスもいた。
「婚約者が迷惑をかけて申し訳ない」
ラバルトが速攻で頭を下げてきた。
「あら、迷惑だなんて」
なんならお茶でも淹れようか、と提案する間もなく――、
「悪いが、エルスレッタを頼む」
「ああ、わかった。カラベイ嬢、私が村を案内いたします」
なら俺もイオニスと――、
「ラバルトは?」
「お前を探し回りながら見たよ。俺はレジーナ嬢に話があるから、大人しくイオニスといてくれ」
「そうかい。わかったよ。行こうかイオニス」
あっさりと了承したエミュに続き、イオニスもこちらに一礼して去った。
またラバルトだけ置いていくのかよお。
「お茶を淹れてきますので、こちらでおかけになってお持ちくださいませ」
とはいえ、いまいち顔色のよろしくないラバルトを突き放すこともできず。
「それで、お話とはなんでしょうか?」
温かい茶を挟み、二人向かい合って座る。
「他でもない。俺の婚約者、エルスレッタについてなんだが……」
そんな顔は初めて見たと言い切れる、硬い表情と声だった。
「彼女と話して、どう思いましたか?」
「朗らかで楽しい方だと思いますわ」
俺の返答にラバルトは気まずそうな顔をした後、実は、と切り出してくる。
「少し前に頭を打ってから、別人みたいになって……言動に躍動感が出たというか」
「参考までにお訊ねいたしますが、以前の彼女はどのような方だったのでしょうか?」
「信心深く思いやりがあって芯も強い、まるで淑女の鑑のような令嬢でした。頭を打ったのも、子供を庇って馬車に跳ね飛ばされたからだと聞いています」
それは……堪えるな。
「評判のいい医者に片っ端から診せたが、みんな最後は口を揃えて、どこかで療養させろと」
手の施しようがないから隔離を勧められたわけか。
「聖騎士の方には?」
一応の確認だったが、ラバルトは明らかに顔を歪める。
「団長や副団長にも聖則を使ってもらいました。でも……効果はなかった」
吐き出した言葉の苦々しさときたらない。
「口さがない連中のせいで、あいつのお袋さんも参ってしまって……諦めたわけじゃないが、今はとりあえず静かな場所に避難させたい。ハンスを受け入れているこの村なら、今のエルスレッタも受け入れてくれるんじゃないかと思ったんです」
そもそも前を知らないから、最初から変人として認識されるだけとも言う。
「滞在中の費用は当然として、できる限りの謝礼も用意します。お願いできませんか?」
「お話はわかりましたが、すぐにはお答えしかねます」
エミュがどうしてエルスレッタになっているのか、理由がわからないことには決められない。
エミュのような上位の天使は滅多に地上へ降りないし、ましてや他人の肉体を借りるなんて聞いたことがない。今回もよほどの使命あってのことだろう。
「エルスレッタさんからもお話を伺いませんと」
ラバルトを困惑させるエミュの言動が、天使の使命に則ったものでないことを祈るばかりだ。
俺が天使になってからもなにくれと世話を焼いてくれて、基本的にありがたく、時折持て余す存在だった。
「なんで女の子になってんだよ」
エミュは長い銀髪に、そびえ立つような長身をしていた。今の姿とは似ても似つかない。
「君がそれを言う? 今の僕はエルスレッタ・カラベイなのさ」
「だから誰だよ」
「享年二十二歳、家族は母親がひとり。父親はエルスレッタが十六の時に星となったよ。ああ、あと聖騎士ラバルトの婚約者だよ」
今こいつさらっと聞き捨てならないことを言わなかったか?
「ラバルトって、ラバルト・ザオベルグ?」
「聖騎士のラバルトは今のところひとりだけだねえ。そういう君も聖騎士イオニスといい感じだそうじゃないか。ラバルトから聞いたよ。おめでとう」
「お、おう。ありがとう」
「いやーめでたい。めでたいねえ」
「……それで、享年っていうのは?」
「肉体は確かにエルスレッタのものだけれど、彼女の魂はすでに天へ召されている」
「それってやっぱり……」
「そうさ、エルスレッタがここに戻ることはない」
エミュは自分の胸をぽんと叩き、あっさりと言い切った。
「僕だって今だけさ。用が済んだら上に戻らないと」
「用ってなんだよ。ラバルトはどうするんだ」
「彼なら大丈夫。ちゃんと乗り越えて、前へ進んでいけるよ」
放置か……今度会った時はラバルトに優しくしてやろうかな。
「ところで君、僕とラバルトのことばかり気にして、自分のことはいいのかい?」
「あ……そうだ、そうだよ! なんでなんにも連絡くれなかったんだ。十八年ほったらかしとか、いくら俺でも少し不安になるだろうが」
「あれを倒すまではみんな本当に忙しくてね。レティは君に任せて大丈夫だろうってことで、僕達はハンスに専念していたのさ」
「それでも一言くらい……」
「いやいや。最中なんてもう、それはそれは惨状を極めていたけれど、終わってからもいろいろ大変だったんだよ。最近ようやく落ち着いたところさ」
「……勝手して悪かったよ」
「誰かの幸せを願って行われたそれを、ソゥラ様も、僕ら天使も、責めることはないよ」
俺の謝罪は、笑顔で受け止められた。
「何より、結果論とはいえハンスが幸せそうだからね。彼は本当によくやってくれた。最高の勇者だよ。彼が報われたことは、何にも代えがたい」
「それは天上の総意か?」
「もちろんあますところなくさ。彼は地上で最も輝かしい星だとも」
「……そうか」
しんみりしていれば、俺へ向けられる視線の変化に気が付いた。
「なんだよ」
そうも顔を見つめられたら、落ち着かないのだが。
「へぇーへぇー」
次いで全身を、じろじろと眺め回される。
「そんな見ないでくれよ。恥ずかしいだろ」
「おや、どうしてだい? 君は胸部の豊満な女性がとても好きだったろう? ほら、カナンに胸が大きくて優しい恋人をーとか願ったじゃないか」
かつての俺は巨乳に一家言ある男だった。いざ自分がなってみると、重いし肩は凝るし視線が気になるしと面倒も多くて、以前ほど無邪気に見られなくなってしまったが……それでもまだかなり好きと言える。
「だからソゥラ様がうっかり男根取っちゃった代わりに、胸が大きくなるよう祝福してくださっていたんだよ。大きくなーれ大きくなーれと定期的に。君の胸はソゥラ様の祝福で満たされている。まさに神の実りさ」
えぇ……ん?
……いやいやいやいや、待て待て待て待て?
「うっかり? 取っちゃった!?」
「うん! もぎっとね」
「え、どういうこと? え、俺付け忘れたんじゃ……?」
「ソゥラ様は君の無茶を当然見ておられたわけだけれど、途中レシルが女の子の方がいいんじゃないかって気付かれてさ。で、形成中の今ならなんとかなる! 取ろうって流れでこっそり御手を伸ばされたところ、ほら、地上って遠いしね? 目測が少しずれて、君の方を――」
「取っちゃったの!?」
「そうそう。でもちゃんとすぐレシルの方も取ったから大丈夫」
「それのどこらへんが大丈夫なんだよ!?」
どうして付け直すのでなく、盛る方にいっちゃったんですかソゥラ様!?
「ソゥラ様がそれはそれでっておっしゃっていたからね。大丈夫じゃないわけがない!」
「それはそれで!?」
「まあまあ。君だって今幸せなんだろう?」
「う……まあ……」
無邪気に問われ、返答に詰まった。
「……俺は戻らなくていいのか?」
「ソゥラ様が祝福してくれたんだろう? 連れ戻せとも言われてない。せっかくだし、死ぬまでは生きたらいいさ」
俺の左手に視線を向け、エミュは緩く笑う。
「まったく君も変わらないね。君は君の願うままに、聖騎士イオニスをその胸で癒やしてあげなよ」
……やはり挟んでやるべきか?
あと一押しもあれば決断できたところで、呼び鈴が聞えてきた。
「あ、来たみたいだね。実はラバルトと一緒なんだ。旅行に誘われてさあ。もちろん彼には何も言ってないから、君と僕は初対面ってことでよろしく」
言うだけ言って、颯爽と部屋を飛び出したエミュを、少し遅れて追う。
「勝手にどっか行くなって。何度言ったらわかるんだ」
「ごめんごめん。いい所だからついはしゃいでしまったんだ」
玄関にはエミュとラバルト……そしてイオニスもいた。
「婚約者が迷惑をかけて申し訳ない」
ラバルトが速攻で頭を下げてきた。
「あら、迷惑だなんて」
なんならお茶でも淹れようか、と提案する間もなく――、
「悪いが、エルスレッタを頼む」
「ああ、わかった。カラベイ嬢、私が村を案内いたします」
なら俺もイオニスと――、
「ラバルトは?」
「お前を探し回りながら見たよ。俺はレジーナ嬢に話があるから、大人しくイオニスといてくれ」
「そうかい。わかったよ。行こうかイオニス」
あっさりと了承したエミュに続き、イオニスもこちらに一礼して去った。
またラバルトだけ置いていくのかよお。
「お茶を淹れてきますので、こちらでおかけになってお持ちくださいませ」
とはいえ、いまいち顔色のよろしくないラバルトを突き放すこともできず。
「それで、お話とはなんでしょうか?」
温かい茶を挟み、二人向かい合って座る。
「他でもない。俺の婚約者、エルスレッタについてなんだが……」
そんな顔は初めて見たと言い切れる、硬い表情と声だった。
「彼女と話して、どう思いましたか?」
「朗らかで楽しい方だと思いますわ」
俺の返答にラバルトは気まずそうな顔をした後、実は、と切り出してくる。
「少し前に頭を打ってから、別人みたいになって……言動に躍動感が出たというか」
「参考までにお訊ねいたしますが、以前の彼女はどのような方だったのでしょうか?」
「信心深く思いやりがあって芯も強い、まるで淑女の鑑のような令嬢でした。頭を打ったのも、子供を庇って馬車に跳ね飛ばされたからだと聞いています」
それは……堪えるな。
「評判のいい医者に片っ端から診せたが、みんな最後は口を揃えて、どこかで療養させろと」
手の施しようがないから隔離を勧められたわけか。
「聖騎士の方には?」
一応の確認だったが、ラバルトは明らかに顔を歪める。
「団長や副団長にも聖則を使ってもらいました。でも……効果はなかった」
吐き出した言葉の苦々しさときたらない。
「口さがない連中のせいで、あいつのお袋さんも参ってしまって……諦めたわけじゃないが、今はとりあえず静かな場所に避難させたい。ハンスを受け入れているこの村なら、今のエルスレッタも受け入れてくれるんじゃないかと思ったんです」
そもそも前を知らないから、最初から変人として認識されるだけとも言う。
「滞在中の費用は当然として、できる限りの謝礼も用意します。お願いできませんか?」
「お話はわかりましたが、すぐにはお答えしかねます」
エミュがどうしてエルスレッタになっているのか、理由がわからないことには決められない。
エミュのような上位の天使は滅多に地上へ降りないし、ましてや他人の肉体を借りるなんて聞いたことがない。今回もよほどの使命あってのことだろう。
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