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第四章「あの子にそっくり」
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♢♢♢
夜になって、わたしはふかふかのベッドに腰掛ける。ルミエール姫の部屋はとなりで、マーサさんの話ではわたしは遠くから遊びにきた友達ってことになってるらしい。
絶対に姿を見られないよう、外に出ちゃいけない。見つかったらどうなるか分からないし、怖くて出れるわけない。
ソル君が無事仲間になってくれて、わたしたちは出発の準備を始める。これは誰にも内緒の、ルミエール姫の戦いだ。
「それにしても、できそこないなんてひどいよなぁ……」
白いワンピースのかたちのパジャマを着たわたしは、部屋にあるバルコニーから外を見つめる。もうすっかり暗くなったし、これくらいなら誰にもバレないよね。
ルミエール姫はどんな気持ちで、今まで受け止めてきたんだろう。それを思うと、まるで自分のことみたいに胸が苦しくなる。
強がってるけど本当は、悲しくてたまらないはずだ。今の自分となりたい自分に差があるって、辛いしもどかしい。わたしだってずっとそうだったから。
頑張って王妃さまを救って、もう誰もルミエール姫にそんなこと言えないようになればいいのに。
「わぁ。すごい星だ」
まるで、お母さんの描いた絵本の中の星空そのもの。外には高い建物や明かりがほとんどないから、その分星の輝きがハッキリ分かる。
「雲がないのに月が見えない……今日は新月かな」
キラキラ輝く空を見つめながら、わたしは呟く。確か新月は行動を起こすのにぴったりだって、なにかの本で読んだ気がする。
「お父さん、心配してるよね」
この世界に来てから、もう何日経ったんだろう。もし夢じゃなくて現実に起こってることなら、急に消えちゃったわたしのことすごく心配して探してくれてるはずだ。
「もしここが絵本の中みたいに幸せな世界になったら、元に戻れるかな……」
どうして迷い込んじゃったのか、どうしたら帰れるのか、まだなにも分からない。
考えたら泣きそうになるから、今は頑張ることだけに集中しなきゃ。
「泣いても、どうしようもないんだもん」
でも、寂しい。お父さんに会いたい。魔女も怖いし、帰れなかったらどうしよう。
ガマンしてた涙が、一粒だけポロッとこぼれて落ちる。
ピカッ!
その瞬間、眩しいくらいの光が星空を包んだ。
夜になって、わたしはふかふかのベッドに腰掛ける。ルミエール姫の部屋はとなりで、マーサさんの話ではわたしは遠くから遊びにきた友達ってことになってるらしい。
絶対に姿を見られないよう、外に出ちゃいけない。見つかったらどうなるか分からないし、怖くて出れるわけない。
ソル君が無事仲間になってくれて、わたしたちは出発の準備を始める。これは誰にも内緒の、ルミエール姫の戦いだ。
「それにしても、できそこないなんてひどいよなぁ……」
白いワンピースのかたちのパジャマを着たわたしは、部屋にあるバルコニーから外を見つめる。もうすっかり暗くなったし、これくらいなら誰にもバレないよね。
ルミエール姫はどんな気持ちで、今まで受け止めてきたんだろう。それを思うと、まるで自分のことみたいに胸が苦しくなる。
強がってるけど本当は、悲しくてたまらないはずだ。今の自分となりたい自分に差があるって、辛いしもどかしい。わたしだってずっとそうだったから。
頑張って王妃さまを救って、もう誰もルミエール姫にそんなこと言えないようになればいいのに。
「わぁ。すごい星だ」
まるで、お母さんの描いた絵本の中の星空そのもの。外には高い建物や明かりがほとんどないから、その分星の輝きがハッキリ分かる。
「雲がないのに月が見えない……今日は新月かな」
キラキラ輝く空を見つめながら、わたしは呟く。確か新月は行動を起こすのにぴったりだって、なにかの本で読んだ気がする。
「お父さん、心配してるよね」
この世界に来てから、もう何日経ったんだろう。もし夢じゃなくて現実に起こってることなら、急に消えちゃったわたしのことすごく心配して探してくれてるはずだ。
「もしここが絵本の中みたいに幸せな世界になったら、元に戻れるかな……」
どうして迷い込んじゃったのか、どうしたら帰れるのか、まだなにも分からない。
考えたら泣きそうになるから、今は頑張ることだけに集中しなきゃ。
「泣いても、どうしようもないんだもん」
でも、寂しい。お父さんに会いたい。魔女も怖いし、帰れなかったらどうしよう。
ガマンしてた涙が、一粒だけポロッとこぼれて落ちる。
ピカッ!
その瞬間、眩しいくらいの光が星空を包んだ。
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