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第四章「あの子にそっくり」
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小さくてよく見えなかったけど、この妖精さん……。
「心谷さんに、ソックリ?」
思わず顔を近づけると、妖精ラランは恥ずかしそうにする。
「やっぱり、心谷さんにソックリだ!」
大きな声を上げたせいで、ラランは羽根をパタパタさせながら飛び上がった。
「ちょっと、急に大声を出したらビックリするじゃない!わたしにとってはあなたの声で、耳が壊れちゃうくらいなんだから!」
「あ……ごっ、ごめんなさい」
「ちょっとおおげさに言っちゃったわ」
笑った顔が、ますますよく似てる。
──あ、そのペンケース“フェアリーりん”だ。可愛いよね、このキャラ。
クラスの人気者、心谷優奈さん。確か、みんなからはココロってあだ名で呼ばれてる。
目がクリクリで色白のモデルみたいな美少女で、それでいて誰にでも優しくて気さくな性格。
頭も運動神経も良くて、まさに本に出てくるヒロインみたいな女の子だ。
今同じクラスで、わたしにも話しかけてくれるけど、緊張しちゃってうまく喋れたことがない。
なのに、一回も嫌な顔されたことがない。
「どうしたの?固まっちゃってるけど」
「あ、あの」
「もしかして妖精を見るの初めて?」
「う、うん」
コクコク頷くと、ラランはわたしに羽根を見せるように後ろを向く。
薄暗い中でもキラキラ光る半透明のそれは、言葉では表せないくらいにキレイだった。
「ね?ステキでしょう?」
「あ、う、うん」
「わたしのことはラランって呼んで?妖精つかいのメイ」
嬉しそうにそう言う彼女に、わたしは慌てて首を振る。
「わたし、妖精つかいじゃないよ!」
「え?そんなはずないわよ、だってあなたはわたしのことが見えて……」
「ちょっとララン!勝手に先に行かないで!」
ラランがやってきた窓から、今度は別の小さな影が怒ったような声と共に現れた。
「心谷さんに、ソックリ?」
思わず顔を近づけると、妖精ラランは恥ずかしそうにする。
「やっぱり、心谷さんにソックリだ!」
大きな声を上げたせいで、ラランは羽根をパタパタさせながら飛び上がった。
「ちょっと、急に大声を出したらビックリするじゃない!わたしにとってはあなたの声で、耳が壊れちゃうくらいなんだから!」
「あ……ごっ、ごめんなさい」
「ちょっとおおげさに言っちゃったわ」
笑った顔が、ますますよく似てる。
──あ、そのペンケース“フェアリーりん”だ。可愛いよね、このキャラ。
クラスの人気者、心谷優奈さん。確か、みんなからはココロってあだ名で呼ばれてる。
目がクリクリで色白のモデルみたいな美少女で、それでいて誰にでも優しくて気さくな性格。
頭も運動神経も良くて、まさに本に出てくるヒロインみたいな女の子だ。
今同じクラスで、わたしにも話しかけてくれるけど、緊張しちゃってうまく喋れたことがない。
なのに、一回も嫌な顔されたことがない。
「どうしたの?固まっちゃってるけど」
「あ、あの」
「もしかして妖精を見るの初めて?」
「う、うん」
コクコク頷くと、ラランはわたしに羽根を見せるように後ろを向く。
薄暗い中でもキラキラ光る半透明のそれは、言葉では表せないくらいにキレイだった。
「ね?ステキでしょう?」
「あ、う、うん」
「わたしのことはラランって呼んで?妖精つかいのメイ」
嬉しそうにそう言う彼女に、わたしは慌てて首を振る。
「わたし、妖精つかいじゃないよ!」
「え?そんなはずないわよ、だってあなたはわたしのことが見えて……」
「ちょっとララン!勝手に先に行かないで!」
ラランがやってきた窓から、今度は別の小さな影が怒ったような声と共に現れた。
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