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第八章「導く声の正体」
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気付いたら、体が勝手に動いてた。今そうしなきゃいけないって、わたしの全身がそう思った。
「ギャアアアァァァ!!」
なにかを切った感触と同時に、耳をつんざくほどの声が、ビリビリと肌を突き刺す。
目の前の闇が一瞬ではれて、眩しさに思わず目をつむる。ゆっくり開けると、目の前には真っ黒なローブに身を包んだ人がうずくまっていた。
「お、おのれぇ……っ」
しゃがれた声に、丸まってる小さな体。きっとこの人が魔女なんだと、わたしはとっさにもう一度妖精の剣を構える。
血が出てるわけじゃないけど、さっき振り下ろした剣が魔女に当たったんだと思う。
フードから覗く顔は老けていて、わたしを睨みつける瞳は白い。絵本で見た通りの、意地悪な魔女。
「お前のせいで全てが台無しだ…あの出来損ないの姫だけならば、こんなことには…っ」
「ルミエール姫はできそこないなんかじゃない…!」
魔女は、わたしがルミエール姫じゃないことに気づいてるみたいだ。
いつもよりずっと大きく、ハッキリと声が出せる。さっきまでの恐怖が嘘みたいに、頬っぺたを濡らしていた涙はすっかり乾いていた。
「みんなの力でここまできたんだ!ルミエール姫をバカにしないで!」
「うるさい黙れ!こんなところで消えてたまるかぁ…っ!」
よろけながら立ち上がると、魔女は落ちていた杖を拾う。
「お前は失敗したが、他の者はどうなっているだろうなぁ?」
「そ、それはどういう…」
「言っただろう?お前たちには深い闇がある。打ち勝てる者ばかりではないということを、わたしが見せてやろう」
魔女がドン!と地面を杖で叩くと、パッと姿が消えてしまった。
「に、逃しちゃった…っ!」
魔法を使って、みんなのところに行ったのかもしれない。わたしは剣を握りしめたまま、部屋から飛び出した。
「ギャアアアァァァ!!」
なにかを切った感触と同時に、耳をつんざくほどの声が、ビリビリと肌を突き刺す。
目の前の闇が一瞬ではれて、眩しさに思わず目をつむる。ゆっくり開けると、目の前には真っ黒なローブに身を包んだ人がうずくまっていた。
「お、おのれぇ……っ」
しゃがれた声に、丸まってる小さな体。きっとこの人が魔女なんだと、わたしはとっさにもう一度妖精の剣を構える。
血が出てるわけじゃないけど、さっき振り下ろした剣が魔女に当たったんだと思う。
フードから覗く顔は老けていて、わたしを睨みつける瞳は白い。絵本で見た通りの、意地悪な魔女。
「お前のせいで全てが台無しだ…あの出来損ないの姫だけならば、こんなことには…っ」
「ルミエール姫はできそこないなんかじゃない…!」
魔女は、わたしがルミエール姫じゃないことに気づいてるみたいだ。
いつもよりずっと大きく、ハッキリと声が出せる。さっきまでの恐怖が嘘みたいに、頬っぺたを濡らしていた涙はすっかり乾いていた。
「みんなの力でここまできたんだ!ルミエール姫をバカにしないで!」
「うるさい黙れ!こんなところで消えてたまるかぁ…っ!」
よろけながら立ち上がると、魔女は落ちていた杖を拾う。
「お前は失敗したが、他の者はどうなっているだろうなぁ?」
「そ、それはどういう…」
「言っただろう?お前たちには深い闇がある。打ち勝てる者ばかりではないということを、わたしが見せてやろう」
魔女がドン!と地面を杖で叩くと、パッと姿が消えてしまった。
「に、逃しちゃった…っ!」
魔法を使って、みんなのところに行ったのかもしれない。わたしは剣を握りしめたまま、部屋から飛び出した。
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