ワガママ姫とわたし!

清澄 セイ

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第八章「導く声の正体」

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ルミエール姫が、バンバンとわたしの肩を叩く。

「み、見えるわ…!わたくしにも、ハッキリと見えるわ!」

妖精女王さまは穏やかな表情のまま、わたしからルミエール姫へと視線を移す。

「若き妖精つかいよ。あなたの清き心を、これからもどうか大切に」
「力をお貸しくださり、本当にありがとうございます!妖精女王さま…っ」
「あ、あの…あなたは光島先生…ですか?」

ルミエール姫が、女王さまに向かって深々と頭を下げる。聞きたいことを聞く前に、彼女の姿はスゥッと消えてしまった。

「メイ!」

ラランとソララが、わたしのところへ飛んでくる。その小さな体を、しっかりと抱きとめた。

「ララン!ソララ!大丈夫!?」
「魔女が消えたおかげで、オリも消えたの!」
「妖精女王さまの光の力で、あたしたちもすっかり元通りさ」

元気そうな二人を見て安心したわたしの瞳に、また涙がたまる。

「泣くなよメイ!」
「そうよ!もう全て終わったんだから!」
「う、うん…」

グスグスと鼻を鳴らすわたし。ルミエール姫が、こっちに手を伸ばす。

「やっぱり、見えるわ…わたくし、妖精がちゃんと見えるようになったんだわ…!」
「本当ですか!?よかった、よかった!」

涙は止まってくれなくて、結局ポロポロとこぼれ落ちる。

「これからよろしくな、姫さま!」
「わたしたち、あなたとお話ができるのを楽しみにしていました」

ラランとソララが、ルミエール姫の元へ飛んでいく。

「ありがとう。とてもキレイな羽根だわ」

ルミエール姫は、嬉しそうに微笑んだ。
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