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第四章「かわいいはセイギ!彼のやさしさと、ちょっとのイヘン⁉︎」
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「朝日さんも、将来は工務店継ぐの?」
「うちはお兄ちゃんがいるから。もちろんわたしも働かせてもらうつもりだけどね!大工として頑張るか、設計の方で頑張るかは、まだ考えてる途中なんだ」
「ふうん」
夕日ヶ丘君は興味なさそうに言いながら、次々花を作ってる。大きさ、かたち、どこをとってもカンペキ。お花紙にまで好かれてる、もうすごすぎる。
「まぁ、うちの家はカイテキだと思う。あったかくて、涼しいし。一階の事務所の音とかも、気にならないし」
「ほめてくれたの!ありがとう!あ、今度うちに遊びに来てよ!みんなよろこぶよ!もちろんわたしがいちばんうれしい!」
「ツツシンデオコトワリシマス」
あれ?このセリフ前にも聞いたような。
「ホントは、クラスメイトに家族見られるのちょっとイヤなんだけどね」
「工務店してる時点でムリじゃないそれ」
「自分から紹介するのがって意味だよ!顔は怖いけど、我が《朝日ビルダー》の仕事はカンペキだからね!プライベートはほら……わたしを見れば分かるでしょ?」
みんなで出かけたら、お父さんもお兄ちゃんも知らない怖そうなお兄さんから、頭下げられてるし、お母さんは「姐さん」だし。
「おれはいいんだ」
「夕日ヶ丘君は、わたしの大切なヒトだもん」
「は、はぁ……⁉︎」
グシャッて音がして、せっかく作った花が彼の手の中で見事インセキに変わった。
「尊敬してるし、うらやましいし、勉強になるしで、夕日ヶ丘君はわたしのトクベツなんです!」
「……そーゆー意味ね」
「ごめん、ダメだった?」
「別になんでもいいけど?ふん」
あれ?なんかちょっと怒ってない?わたし、またやらかしちゃった?
「ていうか普通、こーゆーのってクラス全員でやらない?なんでもかんでもクラス委員に押しつけやがって」
「わたしはうれしいよ?こうやって二人でおしゃべりできるから」
みんながいる前では、話しかけたり出来ないし。笑ってるキラキラな夕日ヶ丘君が見られるから、それはそれで楽しいけどね。
「……朝日さんって、そういうこと言うキャラだった?」
「なんか夕日ヶ丘君には、なんでも素直に話せちゃうんだよね。たぶん、なにかが出てるんだと思う。マイナスイオン、天然のアロマ、あとはソルフェジオ周波数とか」
「ソル……なに?」
「ソルフェジオ周波数。心と体をリラックスさせてくれる、ある特定の音かいのことで、ヒーリングミュージック的なあれだよ」
ワタシの説明を聞いても、夕日ヶ丘君は変な顔したままだった。
「あいかわらず、役に立つんだか立たないんだよく分かんない知識は豊富だな」
「常にベンキョーしてるからね!クラスメイトと話す時、話題に困らないようにって!」
「……なんかエラいな、朝日さんって」
わぁ、いきなりほめられた!どうしよう、勝手にニヤけちゃう!
「フフフ……」
「はいはい」
夕日ヶ丘君はもう、怖がったりしない。それがわたしにとってどれだけうれしいことなのか、夕日ヶ丘君は分かってない。
「あーもう。とにかく、大切なヒトだの一緒でうれしいだの、他では言うなよ!」
「りょーかいです!」
「……ったく」
夕日ヶ丘君の大きなため息も、もはや聞くと安心するレベルになっちゃった。
「マジで朝日さんといると調子くるう」
「フフフ……」
「いや顔こわいから」
今まで何回言われたか分かんない言葉も、夕日ヶ丘君だと全然いやじゃない。それはたぶん、彼はちゃんとわたしの目を見てくれるから。
「いいからほら、手動かして。インセキばっか作ってたら一緒終わんない」
「はい、頑張ります!」
ググッと手に力を入れると、お花紙はまたまたクシャッとつぶれた。
「うう……ごめんね。わたしお花紙好きなのに」
「お花紙はアンタのこときらいだろーな」
ホッチキスに続いてお花紙にまできらわれた!
「うちはお兄ちゃんがいるから。もちろんわたしも働かせてもらうつもりだけどね!大工として頑張るか、設計の方で頑張るかは、まだ考えてる途中なんだ」
「ふうん」
夕日ヶ丘君は興味なさそうに言いながら、次々花を作ってる。大きさ、かたち、どこをとってもカンペキ。お花紙にまで好かれてる、もうすごすぎる。
「まぁ、うちの家はカイテキだと思う。あったかくて、涼しいし。一階の事務所の音とかも、気にならないし」
「ほめてくれたの!ありがとう!あ、今度うちに遊びに来てよ!みんなよろこぶよ!もちろんわたしがいちばんうれしい!」
「ツツシンデオコトワリシマス」
あれ?このセリフ前にも聞いたような。
「ホントは、クラスメイトに家族見られるのちょっとイヤなんだけどね」
「工務店してる時点でムリじゃないそれ」
「自分から紹介するのがって意味だよ!顔は怖いけど、我が《朝日ビルダー》の仕事はカンペキだからね!プライベートはほら……わたしを見れば分かるでしょ?」
みんなで出かけたら、お父さんもお兄ちゃんも知らない怖そうなお兄さんから、頭下げられてるし、お母さんは「姐さん」だし。
「おれはいいんだ」
「夕日ヶ丘君は、わたしの大切なヒトだもん」
「は、はぁ……⁉︎」
グシャッて音がして、せっかく作った花が彼の手の中で見事インセキに変わった。
「尊敬してるし、うらやましいし、勉強になるしで、夕日ヶ丘君はわたしのトクベツなんです!」
「……そーゆー意味ね」
「ごめん、ダメだった?」
「別になんでもいいけど?ふん」
あれ?なんかちょっと怒ってない?わたし、またやらかしちゃった?
「ていうか普通、こーゆーのってクラス全員でやらない?なんでもかんでもクラス委員に押しつけやがって」
「わたしはうれしいよ?こうやって二人でおしゃべりできるから」
みんながいる前では、話しかけたり出来ないし。笑ってるキラキラな夕日ヶ丘君が見られるから、それはそれで楽しいけどね。
「……朝日さんって、そういうこと言うキャラだった?」
「なんか夕日ヶ丘君には、なんでも素直に話せちゃうんだよね。たぶん、なにかが出てるんだと思う。マイナスイオン、天然のアロマ、あとはソルフェジオ周波数とか」
「ソル……なに?」
「ソルフェジオ周波数。心と体をリラックスさせてくれる、ある特定の音かいのことで、ヒーリングミュージック的なあれだよ」
ワタシの説明を聞いても、夕日ヶ丘君は変な顔したままだった。
「あいかわらず、役に立つんだか立たないんだよく分かんない知識は豊富だな」
「常にベンキョーしてるからね!クラスメイトと話す時、話題に困らないようにって!」
「……なんかエラいな、朝日さんって」
わぁ、いきなりほめられた!どうしよう、勝手にニヤけちゃう!
「フフフ……」
「はいはい」
夕日ヶ丘君はもう、怖がったりしない。それがわたしにとってどれだけうれしいことなのか、夕日ヶ丘君は分かってない。
「あーもう。とにかく、大切なヒトだの一緒でうれしいだの、他では言うなよ!」
「りょーかいです!」
「……ったく」
夕日ヶ丘君の大きなため息も、もはや聞くと安心するレベルになっちゃった。
「マジで朝日さんといると調子くるう」
「フフフ……」
「いや顔こわいから」
今まで何回言われたか分かんない言葉も、夕日ヶ丘君だと全然いやじゃない。それはたぶん、彼はちゃんとわたしの目を見てくれるから。
「いいからほら、手動かして。インセキばっか作ってたら一緒終わんない」
「はい、頑張ります!」
ググッと手に力を入れると、お花紙はまたまたクシャッとつぶれた。
「うう……ごめんね。わたしお花紙好きなのに」
「お花紙はアンタのこときらいだろーな」
ホッチキスに続いてお花紙にまできらわれた!
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