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最終章「ずっとずっと、そばにいる」
①
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あの日家に帰ると、お父さんとお母さんは泣きながらわたしを抱きしめた。
大神さんが事情を説明して、何度も何度目二人に頭を下げてたけど、お父さんは「謝るなんて水くさい」と言いながら、笑って大神さんの肩を叩いた。
「お前の両親って、お前そっくりだよな」
「そうかな」
「俺にはそう見える」
泣きながら笑ってる三人を見て、一心君がこっそりとわたしに耳打ちをする。
「そうだったら、うれしいな」
わたしが【キッチン サニープレイス】を大好きなのは、二人のことが大好きだから。
明るくて、優しくて、あったかくて。
嫌なことがあった日も、悲しき気持ちになった日も、あのお店のテーブルに座っておいしい料理を食べると、たちまち笑顔になる。元気を、おすそ分けしてもらえる。
わたしが人狼のことをこわいと思わないのは、一心君や心さんと過ごした楽しい日々があったから。
それももちろんあるけど、小さな頃から二人の背中をずっと見てきたから。
どんな日でも心よくお店のドアを開いて、笑顔で迎えるお父さんとお母さんを。
一応全部解決したけど、大神さんにはまだやらなくちゃいけないことがたくさんあるみたい。
心さんと一緒に一心君を迎えにくるのは、あと数日かかるって言ってた。
一心君には申し訳ないけど、ちょっとだけホッとしてしまった。
この家で、もう少しだけ一緒にいられるんだって。
「キャンキャン!」
「ココア~~~っ!ごめんね、最近あんまりかまってあげられてなくて。これからはいーっぱい遊ぼうね!」
「クゥン!」
ココアは、ホントに賢い子だ。わたしが考えごとをしてる時は遊んでって言いにこないし、落ち込んでる時には、そっと足元にすり寄ってくれる。
お父さんとお母さん、そしてココアも、わたしの大切で大好きな家族だ。
「キャン!」
「うわ、こっち来るな!」
「アハハ、一心君とも遊びたいってさ」
「俺はいいって」
一心君は嫌そうに顔をしかめて、ココアから逃げようとする。
「クゥン……」
そんな彼を、ココアはうるんだ瞳でジイッと見上げた。
「……そんな目で見るな、バカ」
ポソッと呟いた一心君は、観念したようにココアのアゴの下をなでる。
満足そうにノドを鳴らすココアを見ながら、一心君も柔らかく笑った。
大神さんが事情を説明して、何度も何度目二人に頭を下げてたけど、お父さんは「謝るなんて水くさい」と言いながら、笑って大神さんの肩を叩いた。
「お前の両親って、お前そっくりだよな」
「そうかな」
「俺にはそう見える」
泣きながら笑ってる三人を見て、一心君がこっそりとわたしに耳打ちをする。
「そうだったら、うれしいな」
わたしが【キッチン サニープレイス】を大好きなのは、二人のことが大好きだから。
明るくて、優しくて、あったかくて。
嫌なことがあった日も、悲しき気持ちになった日も、あのお店のテーブルに座っておいしい料理を食べると、たちまち笑顔になる。元気を、おすそ分けしてもらえる。
わたしが人狼のことをこわいと思わないのは、一心君や心さんと過ごした楽しい日々があったから。
それももちろんあるけど、小さな頃から二人の背中をずっと見てきたから。
どんな日でも心よくお店のドアを開いて、笑顔で迎えるお父さんとお母さんを。
一応全部解決したけど、大神さんにはまだやらなくちゃいけないことがたくさんあるみたい。
心さんと一緒に一心君を迎えにくるのは、あと数日かかるって言ってた。
一心君には申し訳ないけど、ちょっとだけホッとしてしまった。
この家で、もう少しだけ一緒にいられるんだって。
「キャンキャン!」
「ココア~~~っ!ごめんね、最近あんまりかまってあげられてなくて。これからはいーっぱい遊ぼうね!」
「クゥン!」
ココアは、ホントに賢い子だ。わたしが考えごとをしてる時は遊んでって言いにこないし、落ち込んでる時には、そっと足元にすり寄ってくれる。
お父さんとお母さん、そしてココアも、わたしの大切で大好きな家族だ。
「キャン!」
「うわ、こっち来るな!」
「アハハ、一心君とも遊びたいってさ」
「俺はいいって」
一心君は嫌そうに顔をしかめて、ココアから逃げようとする。
「クゥン……」
そんな彼を、ココアはうるんだ瞳でジイッと見上げた。
「……そんな目で見るな、バカ」
ポソッと呟いた一心君は、観念したようにココアのアゴの下をなでる。
満足そうにノドを鳴らすココアを見ながら、一心君も柔らかく笑った。
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