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第八章「一心君のお父さんと、キオクの箱」
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神山さん達に連れられてやってきたのは、生まれて初めての人狼専用区。人間が入っちゃいけないって決まりはないんだけど、なんだか妙にドキドキして、一心君のシャツのスソを話すことができない。
「鼻の穴がふくらんでるけど」
「だ、だって!この気持ちをどうあらわしたらいいのか、分かんないんだもん!」
「こわい?」
「全然!」
わたしの答えを聞いた一心君は、呆れたように笑った。
テレビでしか見たことはなかったけど、専用区はいい意味で普通だ。確かに、耳とシッポが出てる人狼の方が多いけど、みんな仕事中だったり、スマホをいじってたり、ベビーカーを押してたり。
わたしが住んでる街の風景と、なにも変わらない。
怖いなんて感情は、ちっとも浮かばなかった。
「どうぞ、座って」
案内されたのは、どこかの部屋の一室。広いけど、ソファとテーブルくらいしか置かれてない。
「まずは、二人が無事で本当によかった」
「助けてくれて、ありがとうございました」
「日向ちゃんになにかあったら、僕はご両親に顔向けができない」
神山さんが、悲しそうに眉を下げる。
「…ごめんなさい」
自分の行動がどれだけキケンなことだったのかを、わたしは改めて反省した。
結局、一心君に守られてばかりで。
神山さん達が来てくれなかったら、一心君が大ケガわしてたかもしれない。
そう思うと、いまさら鼻の奥がツンと痛んだ。
「日向ちゃんがいなかったら、今頃僕と一心はこうして再会できていなかったよ。君にも君のご両親にも、本当に感謝している」
「神山さん……」
「実を言うと、僕もキオクを失っていたんだ。全部ってわけじゃないけど、一心とのことは思い出せなかった」
思わず、え!っと声がもれる。まさか、神山さんまでキオクがなかったなんて。
「一心に触れてはじめて、僕は思い出した。あの店に感じていた懐かしい感情は、間違いじゃなかったんだと」
ケガをしていた神山さんを、お父さんが助けた。それよりも前に、わたし達は神山さんに会ってたってことなのかな。
さっき頭に流れてきた、あのシーンには。
楽しそうに笑う、わたし以外の五人が映っていたから。
「どうして、こんなことになってしまったのか。それは……」
「はいはーい、俺から話しまーす」
突然聞こえてきた、聞き覚えのあるハスキーでよく通る声。振り返ると、倉橋さんが八重歯を見せながらニシシッと笑っている。
ピョコピョコ動く両耳は、頭の上についている。
「く、倉橋さん!?ま、ま、まさか……っ」
「そ、俺も人狼でーす」
語尾に音符マークがつきそうなノリで、倉橋さんはそう言った。
その後神山さんから怒られた倉橋さんは、シュンとしながらわたし達に事情を説明してくれた。
まず神山さんの本当の名前は、大神さん。一心君のお父さんで、心さんと一緒に【ウルフマン】というグループを立ち上げた人。
世界中を旅する料理人だったというのは本当で、心さんと一心君が一緒についていくこともあったらしい。
【ウルフマン】がキケンな真似をするようになってしまったのは、ロン君のお父さんであるリュウファさんがメンバーとして正式に加入してから。
二人はもともと仲のいい友人だったらしく、考え方は違っても、敵同士じゃなかった。
リュウファさんが人間を憎む気持ちがさらに強くなった原因は、ロン君のお母さんが事故に巻き込まれてしまったこと。
神山さん…じゃなくて大神さんもそこにいて、ひどいケガを負ってしまった。
二人が、一心君とロン君を守るためにそんなことになったっていうのは、前に一心君から聞いてた。
彼は「自分のせいだ」って自分自身を責めていて、それはたぶんロン君も。同じ痛みを背負った二人は、お互いに友達以上の感情を持っているのかもしれない。
ケガをした大神さんをお父さんが助けて、ウチで働くようになった。キオクをなくしていたから、一心君や心さんのところに帰ることも、グループのことも、どうすることもできなかった。
ここまでは、なんとなく理解することができた。だけど不思議なのは、わたし達のことだ。
心さんと一心君がしばらくウチにいたのは、リュウファさんの考えと合わなかったから。
その時、大神さんは仕事でそばにいられなかったみたい。
帰ってきてから一度ウチにやってきたのが、
わたしも思い出したあのオムライスのシーン。
「どうも、リュウファが操作してたみたいなんだよね。心吾さんのキオク喪失はぐうぜんだったけど、それを利用して一心だけじゃなく三ツ星一家のキオクからも、心吾さんに関することを消しちゃったってわけ」
「キオクを消す…?そんなことが…」
「できちゃうみたいなんだなぁ、これが。ちなみに、心さんにもすごい特技があるよ。そのおかげで、日向ちゃん達のキオクは丸ごと消されてないし、心吾さんに触れることで、簡単に元通りになったってわけ」
倉橋さんはさも簡単なことのように説明するけど、わたしの頭はごちゃごちゃで、なにをどう整理すればいいのかも分からない。
「俺は心吾さんがここにいるって分かってから、あの人がなにかされないように見張り役をしてたんだ。心さんも知ってる」
「そうだったんですね…」
「いろいろタイミングよかったでしょ?あれ、全部俺のおかげ。すごいでしょ?カッコいい?」
「あ、は、はい…」
キラキラした笑顔に圧倒されていると、大神さんが「日向ちゃんを困らせるな」って、鋭い視線で倉橋さんをにらんだ。
「僕は買い出しを頼んだあの日に、全てを思い出した。そして倉橋に頼んで、リュウファのやろうとしていたことを止めたんだ」
「あの人、関係ない一般人まで巻き込もうとしてたからねぇ」
もしも、大神さん達が間に合っていなかったらと思うと、背筋がゾクッとする。
「リュウファも、決して悪ではないんだ。ただ今回のことは、度を越している。それなりの処罰が、必要だ」
「まぁ、あとのことは俺達に任せてよ」
「日向ちゃん。本当に、ありがとう」
大神の言葉に、ジワッと涙がにじむ。
悔しくて、ギュッと唇を噛みしめた。
「わたし、なんの力にもなれなくて…みんなと違って普通の人間で…特別でもなんでもなくて……」
「そんなことない!」
うつむくわたしの頭上に降ってきたのは、力強い声。見上げると、一心君の金色の瞳が悲しそうにユラユラゆれていた。
「お前がいたから、俺は父さんに会えた。お前がいたから、諦めたくないと思えた。お前がいたから、俺は……っ」
「一心君……」
「お前は、すごいんだ…っ」
ほとんど同時に、ポロッとこぼれおちた涙。いろんな感情がない混ぜになって、ごちゃごちゃで、うれしくて、苦しい。
「お前の作るものは、世界一なんだ。それが、普通なわけない」
「アハハ、ありがとう」
大神さんの大きな手が、わたし達の頭を優しくなでる。
あふれる涙を拭うこともしないまま、わたし達は目を見合わせて笑った。
「鼻の穴がふくらんでるけど」
「だ、だって!この気持ちをどうあらわしたらいいのか、分かんないんだもん!」
「こわい?」
「全然!」
わたしの答えを聞いた一心君は、呆れたように笑った。
テレビでしか見たことはなかったけど、専用区はいい意味で普通だ。確かに、耳とシッポが出てる人狼の方が多いけど、みんな仕事中だったり、スマホをいじってたり、ベビーカーを押してたり。
わたしが住んでる街の風景と、なにも変わらない。
怖いなんて感情は、ちっとも浮かばなかった。
「どうぞ、座って」
案内されたのは、どこかの部屋の一室。広いけど、ソファとテーブルくらいしか置かれてない。
「まずは、二人が無事で本当によかった」
「助けてくれて、ありがとうございました」
「日向ちゃんになにかあったら、僕はご両親に顔向けができない」
神山さんが、悲しそうに眉を下げる。
「…ごめんなさい」
自分の行動がどれだけキケンなことだったのかを、わたしは改めて反省した。
結局、一心君に守られてばかりで。
神山さん達が来てくれなかったら、一心君が大ケガわしてたかもしれない。
そう思うと、いまさら鼻の奥がツンと痛んだ。
「日向ちゃんがいなかったら、今頃僕と一心はこうして再会できていなかったよ。君にも君のご両親にも、本当に感謝している」
「神山さん……」
「実を言うと、僕もキオクを失っていたんだ。全部ってわけじゃないけど、一心とのことは思い出せなかった」
思わず、え!っと声がもれる。まさか、神山さんまでキオクがなかったなんて。
「一心に触れてはじめて、僕は思い出した。あの店に感じていた懐かしい感情は、間違いじゃなかったんだと」
ケガをしていた神山さんを、お父さんが助けた。それよりも前に、わたし達は神山さんに会ってたってことなのかな。
さっき頭に流れてきた、あのシーンには。
楽しそうに笑う、わたし以外の五人が映っていたから。
「どうして、こんなことになってしまったのか。それは……」
「はいはーい、俺から話しまーす」
突然聞こえてきた、聞き覚えのあるハスキーでよく通る声。振り返ると、倉橋さんが八重歯を見せながらニシシッと笑っている。
ピョコピョコ動く両耳は、頭の上についている。
「く、倉橋さん!?ま、ま、まさか……っ」
「そ、俺も人狼でーす」
語尾に音符マークがつきそうなノリで、倉橋さんはそう言った。
その後神山さんから怒られた倉橋さんは、シュンとしながらわたし達に事情を説明してくれた。
まず神山さんの本当の名前は、大神さん。一心君のお父さんで、心さんと一緒に【ウルフマン】というグループを立ち上げた人。
世界中を旅する料理人だったというのは本当で、心さんと一心君が一緒についていくこともあったらしい。
【ウルフマン】がキケンな真似をするようになってしまったのは、ロン君のお父さんであるリュウファさんがメンバーとして正式に加入してから。
二人はもともと仲のいい友人だったらしく、考え方は違っても、敵同士じゃなかった。
リュウファさんが人間を憎む気持ちがさらに強くなった原因は、ロン君のお母さんが事故に巻き込まれてしまったこと。
神山さん…じゃなくて大神さんもそこにいて、ひどいケガを負ってしまった。
二人が、一心君とロン君を守るためにそんなことになったっていうのは、前に一心君から聞いてた。
彼は「自分のせいだ」って自分自身を責めていて、それはたぶんロン君も。同じ痛みを背負った二人は、お互いに友達以上の感情を持っているのかもしれない。
ケガをした大神さんをお父さんが助けて、ウチで働くようになった。キオクをなくしていたから、一心君や心さんのところに帰ることも、グループのことも、どうすることもできなかった。
ここまでは、なんとなく理解することができた。だけど不思議なのは、わたし達のことだ。
心さんと一心君がしばらくウチにいたのは、リュウファさんの考えと合わなかったから。
その時、大神さんは仕事でそばにいられなかったみたい。
帰ってきてから一度ウチにやってきたのが、
わたしも思い出したあのオムライスのシーン。
「どうも、リュウファが操作してたみたいなんだよね。心吾さんのキオク喪失はぐうぜんだったけど、それを利用して一心だけじゃなく三ツ星一家のキオクからも、心吾さんに関することを消しちゃったってわけ」
「キオクを消す…?そんなことが…」
「できちゃうみたいなんだなぁ、これが。ちなみに、心さんにもすごい特技があるよ。そのおかげで、日向ちゃん達のキオクは丸ごと消されてないし、心吾さんに触れることで、簡単に元通りになったってわけ」
倉橋さんはさも簡単なことのように説明するけど、わたしの頭はごちゃごちゃで、なにをどう整理すればいいのかも分からない。
「俺は心吾さんがここにいるって分かってから、あの人がなにかされないように見張り役をしてたんだ。心さんも知ってる」
「そうだったんですね…」
「いろいろタイミングよかったでしょ?あれ、全部俺のおかげ。すごいでしょ?カッコいい?」
「あ、は、はい…」
キラキラした笑顔に圧倒されていると、大神さんが「日向ちゃんを困らせるな」って、鋭い視線で倉橋さんをにらんだ。
「僕は買い出しを頼んだあの日に、全てを思い出した。そして倉橋に頼んで、リュウファのやろうとしていたことを止めたんだ」
「あの人、関係ない一般人まで巻き込もうとしてたからねぇ」
もしも、大神さん達が間に合っていなかったらと思うと、背筋がゾクッとする。
「リュウファも、決して悪ではないんだ。ただ今回のことは、度を越している。それなりの処罰が、必要だ」
「まぁ、あとのことは俺達に任せてよ」
「日向ちゃん。本当に、ありがとう」
大神の言葉に、ジワッと涙がにじむ。
悔しくて、ギュッと唇を噛みしめた。
「わたし、なんの力にもなれなくて…みんなと違って普通の人間で…特別でもなんでもなくて……」
「そんなことない!」
うつむくわたしの頭上に降ってきたのは、力強い声。見上げると、一心君の金色の瞳が悲しそうにユラユラゆれていた。
「お前がいたから、俺は父さんに会えた。お前がいたから、諦めたくないと思えた。お前がいたから、俺は……っ」
「一心君……」
「お前は、すごいんだ…っ」
ほとんど同時に、ポロッとこぼれおちた涙。いろんな感情がない混ぜになって、ごちゃごちゃで、うれしくて、苦しい。
「お前の作るものは、世界一なんだ。それが、普通なわけない」
「アハハ、ありがとう」
大神さんの大きな手が、わたし達の頭を優しくなでる。
あふれる涙を拭うこともしないまま、わたし達は目を見合わせて笑った。
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