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ジパング爆誕
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「よう、グラシア、久しぶりだな」
「え、先輩?」
「そうだ。アポロだ、久しぶりだな」
「どこ行ってたんだよばーか」
「お、前より口が悪くなったな。成長したんだな、今高二か」
「そう」
「学校はどうだ、勉強できてるのか」
「まぁ」
「そうか、三年まで成績落とすなよ、・・・それより彼氏とかいるのか?」
「いない」
「ほー」
「鼻の下を伸ばすなばか」
「あの、ええと、グラシアさん?、と、あさまさん?」
「あさま?」
「ん?・・・こがねか・・・え?・・・何でここに」
「アポロとこがね、もしかして、・・・知り合い?」
超魔法こがね10
「ほー、こがねも魔法に目覚めたのか。しかし意外だなぁこんなところで会うなんて」
「あさまさんが魔法使えるとは思いませんでした」
「アポロはあさまっていうのか」
「そうだ、白樺あさま。これが俺の本名だ」
「グラシアさん、話し方変わりましたね」
「昔はこんな感じだったから」
「ほぇー、そうなんですか」
グラシアさんが別人に見える。友達の前と先生の前で違うような感じかな。
「しかしグラシアとこがねはどこで知り合ったんだ?」
「私がはじめて来たときに助けてもらったんです」
「なるほどね」
あさまさんは少し考えたようにみえて、こういった。
「こがねは魔法名もってないのか?」
「まほうめい?」
「アポロとかグラシアとか、本名と違うここだけの名前だ」
「持ってないです」
「よし、つけてやろう、キャラメル。どうだ?」
「ださい、私がつける」
「アポロとチェルシーは良くてキャラメルはだめか」
「ジパング」
「ジパング?」
「敷島は日本の別称、敷島のこがねだからジパング」
「よし、ジパングだ」
ジパング。繰り返してみる。ちょっと大袈裟な名前かも知れないけど、とても気に入った。
「じゃ、俺はそろそろ行くな」
「えっ、どこに?」
「受験なんだよ、堪忍してくれ」
そう言ってあさまさんは消えてしまった。
「受験・・・そう」
グラシアさんはいつものように小さく呟いた。
続きます。
「え、先輩?」
「そうだ。アポロだ、久しぶりだな」
「どこ行ってたんだよばーか」
「お、前より口が悪くなったな。成長したんだな、今高二か」
「そう」
「学校はどうだ、勉強できてるのか」
「まぁ」
「そうか、三年まで成績落とすなよ、・・・それより彼氏とかいるのか?」
「いない」
「ほー」
「鼻の下を伸ばすなばか」
「あの、ええと、グラシアさん?、と、あさまさん?」
「あさま?」
「ん?・・・こがねか・・・え?・・・何でここに」
「アポロとこがね、もしかして、・・・知り合い?」
超魔法こがね10
「ほー、こがねも魔法に目覚めたのか。しかし意外だなぁこんなところで会うなんて」
「あさまさんが魔法使えるとは思いませんでした」
「アポロはあさまっていうのか」
「そうだ、白樺あさま。これが俺の本名だ」
「グラシアさん、話し方変わりましたね」
「昔はこんな感じだったから」
「ほぇー、そうなんですか」
グラシアさんが別人に見える。友達の前と先生の前で違うような感じかな。
「しかしグラシアとこがねはどこで知り合ったんだ?」
「私がはじめて来たときに助けてもらったんです」
「なるほどね」
あさまさんは少し考えたようにみえて、こういった。
「こがねは魔法名もってないのか?」
「まほうめい?」
「アポロとかグラシアとか、本名と違うここだけの名前だ」
「持ってないです」
「よし、つけてやろう、キャラメル。どうだ?」
「ださい、私がつける」
「アポロとチェルシーは良くてキャラメルはだめか」
「ジパング」
「ジパング?」
「敷島は日本の別称、敷島のこがねだからジパング」
「よし、ジパングだ」
ジパング。繰り返してみる。ちょっと大袈裟な名前かも知れないけど、とても気に入った。
「じゃ、俺はそろそろ行くな」
「えっ、どこに?」
「受験なんだよ、堪忍してくれ」
そう言ってあさまさんは消えてしまった。
「受験・・・そう」
グラシアさんはいつものように小さく呟いた。
続きます。
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