超魔法こがね

湯殿たもと

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アポロ完全復活

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「アポロ、完全復活!」

「えっ!?もしかして」

「グラシアさん!良かったね」


「連載再開!湯殿たもと完全復活!」

「違くないけどちがーう!俺の復活じゃい!」


超魔法こがね 12


私の説得により、魔法の世界に戻ってくる決断をしてくれたアポロさんこと白樺あさま。今までとても頼りにしていたグラシアさんよりも強いという。どれ程なのか。

「グラシア、模擬戦しないか?俺がいない間どれくらい成長したか」

「いいよ」

「先に半分削った方の勝ちでいいな」

「いい、ジパングはよく周り見張っててね」

「はいっ」

二人とも真剣な目付きに変わる。

「用意、スタート!」

ふたりは開始と同時に衛星を打ち上げる!これで相手の弾をかわし、こちらの攻撃を当て安くなる。二人とも同じ事をしているので基本戦術なのだろう。そして、膠着状態。ジリジリと間合いを詰めている・・・・・・のかな。二人とも私の知らない戦略があるのだろう。

その時グラシアさんが一気に加速。魔法の杖を構えて突撃する。それをすらりとかわし、アポロさんが反撃を行おうと思い切り加速!

「あぎゃん!」

「えっ」

「バーニング」

「あっちゃっちゃ」

グラシアさんの勝利に終わる。アポロさんが反撃を行おうとした時何があったのか。

「素早く走るだけじゃなくて、星を散らしながら走ってたのか、盲点だったなぁ」

「えへん」

星っていうのは攻撃力のある粒の事で電気や熱を出したりする。それを反撃できそうな隙をつくりそこに設置したと。

「こがね・・・・・・ジパング、よく覚えておけよ、この世界の勝者はいかに先手を討つか、そして油断させるか、だな。どんなに力を持ってても一度怯んだら死まで一直線だ。グラシア、バーニングの後どうするつもりだったんだ?」

「慌てて手を出せないと思うから、杖で直接叩くか突く」

「なかなか低コストでいい攻撃だな。グラシアかわってないな、ははは」

「敵?」

「何っ!」

微かに敵の気配を感じる。方向をとりあえず伝える。そして衛星を打ち上げ、戦闘準備。

「おお、すげぇなジパング、いるぜそこに」

感心しながら攻撃準備を整える。

「なるほど、相手は雑魚だな。初心者だろうな」

「どうしてわかったんですか?」

「スカウターだ」

「ほえ~」

「グラシア、突っ込まないから信じてるじゃないか」

「知らない」

「え、でもそれが嘘ならどうして強い弱いが分かるんですか?」

「それは気配だ、それじゃ行くぞ」

素早くアポロさんとグラシアさんが駆けていくので急いでついていく。

「ジパング、ほらやってみれ」

「わかりました」

緊張する。よし、今だっ!

衛星を使ってよく狙い、マジカルアローを射る。見事命中。動けなくなった彼に止めをさし、そして彼は砂となって崩れていった。

「ノーマルアローか」

「ノーマル?」

「爆裂アローとかフレイムアローとかあるんだ」

「そうなんですか」

「まだ早いかと思って教えなかった」

「私だって、もうだいぶ慣れてきましたし大丈夫ですよっ!」

「ノーマルが一番調整しやすいし、コストが少ない」

「まあそうだな。体力を削って技を繰り出すわけだから無駄に強くなくていいな」

二人とも同じ意見。私も早く強くなっていろいろな技使いたいと思った。


続きます。
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