生徒会転移〜今度の会議は異世界ですか!?〜

くもつき

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本編

12.ゴブリン討伐依頼②

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その後も僕達は順調にゴブリンを倒していった。

そして、3体目のゴブリンを倒したところでレベルアップをしたとのアナウンスが流れた。

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川崎  シン

Lv.3(1 ↑)     無職

HP(体力)       103(2 ↑)
MP(魔力)       16(1 ↑)

STR(筋力)     19(1 ↑)
DEF(物防)     12(1 ↑)
INT(知力)      5
RES(魔防)     10(1 ↑)
DEX(器用さ) 17
AGI(素早さ)  32(1 ↑)

スキル
持久力増強  1/10 瞬発力増強  1/10
思考加速   2/10 危険察知   1/10
指揮     1/10

称号
世界を渡り歩く者  この称号を持っているとどこでも言葉が通じるようになる。

器用貧乏  スキルを習得する速度が早くなる。しかし、スキルが成長する速度が遅くなる。

副会長  君は副会長だ!

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「やった!スキルLvも上がったで!」
「僕も剣術が上がったよ。」
「私は水魔法が上がった!」

なに!?みんなスキルレベルが上がっているだと!?

いや、そりゃそうか。俺が上がりにくいだけか。
俺だけスキルレベルを上げていくよりほかのスキルを覚えまくる方が良さそうだな。

…器用貧乏の名を欲しいままにしている気がする。


「後2体だ!この調子で行くぞ!」
「「「「おー!」」」」



少し歩いたところでゴブリンを見つける。
なんだか嫌な予感がするが気のせいかな。

「よし、今まで通りハルキの挑発から始めるぞ。」


「『挑発』」

ゴブリンがこちらを向く。
しかし、ゴブリンはハルキを襲わない。

「来ないのか…?」
「明らかに反応はしたから何かしてくるかも。」

ゴブリンが口を大きく開けた。

その直後、放たれたのは攻撃ではなく耳をつんざく様な鳴き声だった。

「うるっさ!」
「なんなんだ!これ!」

僕達が悶えているのをみるとゴブリンはニヤニヤ笑いだした。

コイツ…!

ゴブリンが鳴き終わっても耳がぐわんぐわんしている。

ゴブリンはそんな僕達を見ながらも何もしてこない。苦しんでいる姿を見て楽しんでいるのか?



ようやく耳のぐわんぐわんが無くなってきた。
無くなったらすぐにでも切りつけにいってやる。



ドッドッ…


ん?何の音だ?


ドッドッドッドッ…


近づいてくる?


ドッドッドッドッドッドッ!


後ろ…!


振り返ると体を揺らしながら走っているモンスターがいる。
見ただけでモンスターだと分かる巨体。ゴブリンと少し似ている顔。
ゴブリンが呼んだのだろうか。
やばい!やばい!やばい!

「みんな!後ろ見ろ!挟み撃ちにされるぞ!」
「後ろ…?ッ!『挑発』」

ハルキが巨体に向かって挑発を発動する。

巨体はハルキにターゲットを絞ったようだ。
ナイスだハルキ!

「ハルキ!ポーションを渡しておく!危なくなったら飲め!」
「分かった!」
「マイと僕とショウは先にゴブリンを片付ける!ヒカリはハルキのサポートを頼む!」


僕とショウは一気にゴブリンとの距離を詰める。

ゴブリンは距離を詰めてくると考えていなかったのか一瞬驚きはしていたが、すぐに僕達へ向かってきた。

ハルキが心配すぎる。早めに片付けないと!

そんな焦りからか、なかなか攻撃が当てられない。
2人ともリーチが短いのが仇となってしまっている。


「『ファイアーボール』」

マイも魔法を当てているが、あまり効いていない。耐性が高いのか?
何にせよ物理攻撃を当てないと意味がない!

ゴブリンも闇雲に動いているわけじゃないはず。
何かタネがあるはずだ。
予測してるとか。

《『直感』を手に入れました》

『直感』…?

なんだか当たりそうな気がしてきた。

ここかっ!

ギィィィィィィィ!

当たった!なんだ今の…?ここだって言う確信がもてた。これが直感!


「ショウ!ハルキのサポートにまわってくれ!そろそろハルキがヤバそうだ!」
「おう!」

僕が1人でいけそうだと察したのかすぐさまハルキのサポートへと向かうショウ。

「大丈夫か!」
「ああ、ギリギリだよ。出来れば早く注意を引き付けてっくっ!」
「クソデブ!こっちだ!」



マイのサポートが入りつつ、僕はゴブリンに攻撃をしていく。

ゴブリンは2対1の疲労が溜まっていたのか、徐々に鈍っていく。僕の方は持久力強化のスキルが効いているのかさほど疲れていない。

そういった状況もあってか、決着がつくのに時間はかからなかった。

早くハルキの方へヘルプに行かないと。


一方ハルキの方は巨体に対して攻めあぐねていた。
何しろ攻撃の一発一発が重すぎるのだ。

ハルキが上手いこと受け流しているが守りで手一杯だ。さらに、ショウの攻撃が効いていない。恐らく打撃系の攻撃に耐性があるのだろう。

「オラァ!」
「ショウ!そいつに打撃は効かないかもしれない!」
「なに!?」


どうする。ハルキに守りながら攻撃しろなんて無茶振りは出来ない。


………そうだ!


「ハルキの剣借りろ!ショウなら使えるはずだ!ハルキはその分守りに専念しろ!」
「分かった!ショウ、投げるよ!」

ハルキの剣が宙を舞う。

ショウがそれを掴みとる。

「いくぜ!オラァ!」

掛け声は殴っている時と同じだが、しっかりとダメージが入っている。

僕も攻撃に参加する。ハルキは守りに撤することが出来て、さっきよりも楽そうだ。

じわじわ巨体に傷が増えていく。あと少しだ!




その時、ハルキが吹き飛んだ。


最後の大暴れと言わんばかりに巨体を無造作に振り回し始めたのだ。

「ハルキィ!」
「カハッ…今はそいつに専念して!」

「マイ!ハルキに渡したポーション使え!飲ませろ!」
「えっ、うん!」

僕とショウは巨体がハルキ達に寄らないよう注意しながら回避に専念した。もしも当たったらたまったもんじゃないからな。


巨体はしばらくの間暴れ回った後、最後のあがきを終えたかのように、倒れ込み、そのまま光となって消えていった。



「ハルキ!」
「シン、倒せたんだね。」
「ああ、それより大丈夫なのか!?」
「受けた時にガッツのスキルが発動したんだ。ポーションを飲んだらだいぶ回復したよ。」

良かった。
もしガッツのスキルの発動条件を満たしていなかったら…なんて、考えるのはやめよう。

「後1匹残ってるけど、とりあえず帰ろう。ハルキの体を休めないと。」
「そうだな。」
「うん!」





僕達はギルドに進捗状況を伝えた後、宿へ帰り、泥のように眠った。
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