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第十四話
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『生きる』と選択した盗賊達は護衛達が縄で縛り上げていた。
数名の騎士や冒険者達は怪我を負っておりシキは彼等の元へと近寄り直接身体に触れると[治療術]を発動した。
その[治療術]の効果は凄まじく怪我をした場所は傷痕一つ残らずに完治する。
数人女性でシキに頭を下げて感謝していた。中には『御姉様!』と呼ぶものもいたがシキは即座に否定し自分が男だと説明していた。
元々声が女性っぽかったが声を変えた為に更に女性っぽい声になってしまっていたのだ。
間違うのも無理はない。
すると馬車から一人の少女が現れる。
それによく馬車をよく見てみるとかなり豪華なデザインに大きさだった。
その少女はザ・御姫様でロールな金髪で赤とピンクのドレスを着ていた。
年齢は14位だろうか?
少し不安げな表情をしていた御姫様だったが騎士がこれまでの事を説明するとお花が咲いたかの様に笑顔になっていた。
まわりに死体が二つあるのだが顔色一つ変えないのは頻繁に命を狙われているのだろうか?
「え……えとっ!あの、怪我をした騎士と雇った護衛の冒険者達を治して頂いてありがとうございました!名前は……」
「お……私は……ホワイトという者です。」
即座に思い付いた偽名で名乗る。
何故ホワイトかは今着ている白いローブからだ。
あと顔は隠したままだ。
「ホワイトさん、ですか。私はレリーヌです。あの……お顔をお伺いしても……いいですか?あ、その、嫌ならいいんです!」
「……いえ、構いませんよ。ほら……」
白いフードを脱ぐとそこには幼さが残る美しい小顔が現れる。
そして後ろに結った『さらさら』な『純白』の髪に『新橋色』の目が御姫様を写し出した。
「ほ……ほぇ……」
「なんとっ……!」
「美しい……」
「女神が、女神が現れた……」
「俺、生きててよかったぁ……」
「男とは考えられないな……」
レリーヌはホワイト(シキ)に見惚れ、騎士や冒険者達はその美しさに心を奪われていた。
その美しさは女神が降臨された様にキラキラと輝いていた……が、彼等は知らない。
ホワイト(シキ)は焦って[水魔法]と[魔力操作]で髪を濡らして癖っ毛を治したのだ。
あと数分でまた癖っ毛に戻ってしまうので再びフードを被る。
「あっ……」
レリーヌは名残惜しそうな表情をするが無視をする。だが癖っ毛が復活しそうでそれ所ではない。
運良くフードを被った後数十秒で癖っ毛が復活した。
するとレリーヌは何か決心した様にホワイト(シキ)に駆け寄った。
「あの!いきなりで迷惑かもしれませんが、……私の騎士に……」
ーーーブォォォォォォォォオオオ!!!
「ひゃっ!?」
「なんだ!?」
「姫様をお守りしろっ!」
突如何か大きな声が響き渡ると騎士や冒険者達はレリーヌを守る様にして陣形を組んだ。
だがその前にホワイト(シキ)が動く。
「何か大きなモンスターが迫ってきてますね。……ここは私にお任せしてください。」
「ですがっ!」
「この声のモンスターはAランク『ギガヴィゴス』の声だ!間違いねぇ!」
「何だと!」
まだ遠いが地震の様な揺れが近づいてくる。あと5分も経たない内に到着してしまう。
「ホワイトさん!」
「安心して下さい。さぁ、騎士さんと冒険者さん達も行ってください!」
「くぅ、ここにいても俺達は足手まといだな。」
「ホワイト殿……すまない」
「レリーヌ様!早く馬車に!」
「わかりました……ホワイトさん……絶対助けに行きますから!だから……」
「大丈夫ですよ。さ、早く」
レリーヌ達は馬車に乗り込んでこの場から去っていく。ちなみに盗賊達は後ろの空いた馬車に詰め込まれていた。
一人残されたホワイトはフードを脱ぐと癖っ毛金髪碧眼のシキに戻っていた。
「……さて、その『ギガヴィゴス』さん?を倒すか」
シキはその『ギガヴィゴス』の元へと駆け出した。
忍者の様に木の枝を飛び移りながらそのモンスターへと到着するとそこには超巨大なダンプカー並の大きさでマンモスの様な捻れた牙が左右合わせて10本ある一体の巨大な猪がそこにいたのだった……。
数名の騎士や冒険者達は怪我を負っておりシキは彼等の元へと近寄り直接身体に触れると[治療術]を発動した。
その[治療術]の効果は凄まじく怪我をした場所は傷痕一つ残らずに完治する。
数人女性でシキに頭を下げて感謝していた。中には『御姉様!』と呼ぶものもいたがシキは即座に否定し自分が男だと説明していた。
元々声が女性っぽかったが声を変えた為に更に女性っぽい声になってしまっていたのだ。
間違うのも無理はない。
すると馬車から一人の少女が現れる。
それによく馬車をよく見てみるとかなり豪華なデザインに大きさだった。
その少女はザ・御姫様でロールな金髪で赤とピンクのドレスを着ていた。
年齢は14位だろうか?
少し不安げな表情をしていた御姫様だったが騎士がこれまでの事を説明するとお花が咲いたかの様に笑顔になっていた。
まわりに死体が二つあるのだが顔色一つ変えないのは頻繁に命を狙われているのだろうか?
「え……えとっ!あの、怪我をした騎士と雇った護衛の冒険者達を治して頂いてありがとうございました!名前は……」
「お……私は……ホワイトという者です。」
即座に思い付いた偽名で名乗る。
何故ホワイトかは今着ている白いローブからだ。
あと顔は隠したままだ。
「ホワイトさん、ですか。私はレリーヌです。あの……お顔をお伺いしても……いいですか?あ、その、嫌ならいいんです!」
「……いえ、構いませんよ。ほら……」
白いフードを脱ぐとそこには幼さが残る美しい小顔が現れる。
そして後ろに結った『さらさら』な『純白』の髪に『新橋色』の目が御姫様を写し出した。
「ほ……ほぇ……」
「なんとっ……!」
「美しい……」
「女神が、女神が現れた……」
「俺、生きててよかったぁ……」
「男とは考えられないな……」
レリーヌはホワイト(シキ)に見惚れ、騎士や冒険者達はその美しさに心を奪われていた。
その美しさは女神が降臨された様にキラキラと輝いていた……が、彼等は知らない。
ホワイト(シキ)は焦って[水魔法]と[魔力操作]で髪を濡らして癖っ毛を治したのだ。
あと数分でまた癖っ毛に戻ってしまうので再びフードを被る。
「あっ……」
レリーヌは名残惜しそうな表情をするが無視をする。だが癖っ毛が復活しそうでそれ所ではない。
運良くフードを被った後数十秒で癖っ毛が復活した。
するとレリーヌは何か決心した様にホワイト(シキ)に駆け寄った。
「あの!いきなりで迷惑かもしれませんが、……私の騎士に……」
ーーーブォォォォォォォォオオオ!!!
「ひゃっ!?」
「なんだ!?」
「姫様をお守りしろっ!」
突如何か大きな声が響き渡ると騎士や冒険者達はレリーヌを守る様にして陣形を組んだ。
だがその前にホワイト(シキ)が動く。
「何か大きなモンスターが迫ってきてますね。……ここは私にお任せしてください。」
「ですがっ!」
「この声のモンスターはAランク『ギガヴィゴス』の声だ!間違いねぇ!」
「何だと!」
まだ遠いが地震の様な揺れが近づいてくる。あと5分も経たない内に到着してしまう。
「ホワイトさん!」
「安心して下さい。さぁ、騎士さんと冒険者さん達も行ってください!」
「くぅ、ここにいても俺達は足手まといだな。」
「ホワイト殿……すまない」
「レリーヌ様!早く馬車に!」
「わかりました……ホワイトさん……絶対助けに行きますから!だから……」
「大丈夫ですよ。さ、早く」
レリーヌ達は馬車に乗り込んでこの場から去っていく。ちなみに盗賊達は後ろの空いた馬車に詰め込まれていた。
一人残されたホワイトはフードを脱ぐと癖っ毛金髪碧眼のシキに戻っていた。
「……さて、その『ギガヴィゴス』さん?を倒すか」
シキはその『ギガヴィゴス』の元へと駆け出した。
忍者の様に木の枝を飛び移りながらそのモンスターへと到着するとそこには超巨大なダンプカー並の大きさでマンモスの様な捻れた牙が左右合わせて10本ある一体の巨大な猪がそこにいたのだった……。
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