全てを失う悲劇の悪役による未来改変

近藤玲司

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レステンクール家

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ソフィアと色々したあと、俺は兄上と姉上ことアルマンとマリアが帰ってくると知ってそれの準備をすべく、着替えをしていた。

ソフィアに早く教えて欲しかったと思ったが、あんな笑顔をされたら怒る気も失せてしまう。原作で登場したソフィアはあそこまで心から笑顔になることはなかった。笑ったとしてもそれは、ごく稀だ。

でも、あんなふうに笑うことができるって知って俺はますます頑張ろうという気持ちになれた。
















準備を済ませたあと、俺は部屋を出て、おそらく食卓であろうと予想しそこに向かおうとしていた。するとそこには....

「お兄様」

「ソフィア?待っててくれてたのかい?」
そこには妹のソフィアがいた

「はい!お兄様と一緒にいたくて!....だめでしたか?」

「いや、僕もソフィアと一緒にいたかったから嬉しいよ」

「本当ですか?ふふっ嬉しいです」
8歳とは思えない振る舞いや見た目を見た俺は早速ソフィアと一緒に向かった

なんだかさっきから嬉しそうなソフィアだったのでそれを聞いてみた

「なんだか嬉しそうだねソフィア」

するとソフィアは偽りのない笑顔で

「はい!自分にもあの人たちに並ぶ力があるとわかりましたから」

ソフィアの言う力とは魔法適性で判明した魔法のことだろう
俺の力を出して判明したのだが、少し説明しよう

虚無力は様々なエネルギーが混ぜ合わさっている力と説明したが、これに実は魔素も含まれている。アトランティスから漏れ出る魔素が僅かだが広がっているのだ

ではなぜソフィアが魔法適性で全くないと判明されたか?
それはその色が変わってなかったかのように見えたからだ

そもそも魔法適性はある装置でそれを色で判断するのだ。
その装置は魔素を利用しているのだが、少し欠点がある
魔素は虚無力と違ってすべて性質が同じなのだ

だからよく色同士が混ざり合ってそれが透明色になって判断が分からなくなってしまう

3種類までならまで判別可能なのだが、それ以上いくと先程いった透明色になって
いくので結果適性0だと判断されてしまう

そこで俺は宇宙にある魔素を利用することにした
魔素に影響力のないかつ、混ざりにくいエネルギーを魔素に入れ
それを適性を持つものが反応するように、俺が調整したのだ。


ちなみにだが今も虚無力を制御、慣れるために続けている
制御もある程度できている。センスと知識のおかげだ。

正直気分は最悪だが、俺は頑張れる。なぜなら―――


「それに」

俺の方を向いたソフィアが屈強の笑顔で言った

「お兄様のことをお守りできますから!!」

――――純粋に想ってくれるこの少女のことを守れると思えば、安いもんだ。 

「あと、万が一のために魔法で縛り付けれるかもしれませんので」 

「お、お手柔らかに頼むよ....」

どうやら危ない発言は健在らしい......。
そんなことを考えながら、俺はソフィアと共に父上たちのところに向かうのだった。














そして部屋にたどり着いた俺たちはその部屋へ入ろうとしていた

するとそこへ待っていたのは―――――





姿

俺とソフィアは驚いていたが、そこは流石貴族と言ったところだろうか、すぐに冷静になり、待っていた4人に呆れたように声をかけた。

「...これだと僕たちのことを待っていたように見えますね」

「おや?実際そうじゃないか?全く...こういう時はしっかりお迎えしようって言ったじゃないか」

「あなた、もういいじゃないですか....二人とも、もうすぐ食事の準備ができるから
座っておきなさい」 

母上にそう言われ、俺たちは言われた通りに座った。
ちなみに妹のソフィアは当然かのように隣に座ってきた。

そして俺たちの目の前に、まさに王都の貴族にいてもおかしくないほどのオーラを纏った男女がいる。

アルマン・アンドレ・レステンクール
このレステンクール家の最初に生まれた長男
アクセルとは対照的な力強さを感じさせるフルブラックの髪型は、全てを飲み込みそうな漆黒な闇のような気がして、それがある意味貴族の威厳でも感じさせてしまう雰囲気がある。また父上に似ている優しそうなその顔は、まるで甘い罠にでも嵌められてしまいそうな微笑みを浮かべている。その微笑みは、妹のソフィアの無自覚に出る屈託のない笑みとは違い、計算されたかのように巧妙で、多くの人々を思うがままに操ってしまうかのような魅力があった。彼の目は深く澄んだ湖のようで、その中に引き込まれると、誰もが自分の意志を忘れてしまうかのようだった。

「やぁアクセル、ソフィア早く会えないかと凄く待ちくたびれたよ」

「アルマン兄上、お久しぶりです。こうしてまたお会い出来ること心から嬉しく思います」

「お久しぶりです、アルマンお兄様。私もアルマンお兄様にまたお会い出来て光栄です。」

ソフィアは少し堅苦しいのかいつもの一人称であるソフィアでなく私と言っている。

どうやら公私は分ける方らしい。

「やだなぁ、そんなこと言われると凄く嬉しいよ。それにそんな堅苦しいのはいいよ。家族でしょう?」

…父上に似ている雰囲気があるな。
まるですぐに手駒にされそうなそんな甘い魅力がアルマン兄上にはある。

そしてそのアルマン兄上の横に座っている人物がいる。


マリア・アンドレ・レステンクール
腰まで長く艶のあるその黒い髪型を持つ姿はまさにソフィアの未来の姿、そして対象的でもあるだろう。ソフィアがおっとりしたお嬢様なら、マリア姉上はクールな雰囲気をもったお嬢様だ。そのキリッとした目つきからは母上から受け継がれた強い意思があり、そしてその近寄りがたいような、誰にも辿り着けないような雰囲気はまさに孤高を愛する一匹狼。だが、見た目とは裏腹になんでも包んでくれるような豊富力も持っており、その結果学園からは生徒のお姉様と呼ばれる程の人気を掴んでおり、強さもトップクラスのもあって学園の最高傑作と呼ばれるほどだ。

ちなみにだが、兄上と姉上はレステンクール領とは別の所、王都「ラスティア」にある学園『エルトライト学園』に通っており、2人とも「神童」、「英雄《ブリュンヒルデ》」とも呼ばれているらしい。


「......」

そんなマリア姉上だが、俺の方ばかり向いてるのは気のせいだろうか?試しに姉上の方に向いてみると……

「ッ!」

少し顔を赤らめて俺から目を逸らした。
………なんだ?俺、何かしたか?

「お姉様もお久しぶりでございます。学園の方は順調でしょうか?」

と、少し怒気が含まれてるようなそして今にも人を射殺しそうな目で姉上の方を見ている……なんかソフィアの方を見てはいけない気がするのは気のせいだと思いたい。

「…えぇ、学園の方は順調よ。みんないい子達だからそれなりに楽しく過ごさせていただいてるわ……あ、アクセルの方はどうかしら?」

「?僕、ですか?」

ソフィアが聞いたはずなのに何故か俺に聞いてくる……なぜだ?

「僕の方は最近強くなりたいと思いまして、ウィンドブルムの皆さんと一緒に訓練させていただいております。中々楽しい日々を過ごしてますよ?」

「そ、そう…楽しそうならそれでいいのよ....」

な、なんかしどろもどろになってないか姉上?俺、そこまで変なことしただろうか……駄目だそもそもアクセルだった前の記憶はぼんやりしてて思い出せない。

「むぅぅ…!」

「そ、ソフィア?」

なんかソフィアが俺の腕に抱きついて引き寄せてきた。

「ッ!」

その瞬間、何故かしどろもどろな雰囲気だったマリア姉上が、急変しソフィアの事を殺気立てて見ている。普通ならそれだけで気絶でもしそうなのだが、ソフィアはそんなの構わずマリア姉上の方を睨んでる……立派になったねソフィア、でも二人ともすごく怖いよ?


「あはは!やっぱりこういう修羅場見るのは面白いな~最高だよアクセル!!」

「い、いやアルマン兄上…そんなこと言う余裕あるなら助けてくださいよ…」

そんなこと言っても、助けてくれるはずもなく2人は沈黙してるせいで、少し空気が重い…


「………」

「………」


……だ、誰か助けて!?このままだと俺この空気に殺される!!

そんなことを考えてると、料理が運ばれてきてするとさっきまであった少し重い雰囲気が少し溶けたような気がした。

「…食べましょうか、お姉様?」

「…えぇ、そうね。食べましょうか?」

……前言撤回、そんなことはなかった。
まぁ時間が解決してくれたのか、その後は家族賑やかに会話しながら食事の時間は楽しんだ












「…さて、今回皆んなをここに呼んだのはこうやって楽しく時間を過ごそうというだけではない、少し話したいことがあってね」

食べ終わった後、父上がそんな事を言い出した。父上が話したい事?なんだろうか?

そんな風に考えてると何故か父上と母上は俺の方を見て…呆れたようにため息をつく。

なんだ?さっきから俺そんなに悪いことしたのか?

「聞いてきた本人はこの調子だし…全くレステンクール家はどうなることやら」

「なに変なこと言ってるんですか?そんなこと言っている暇なんてありませんよ?」

「それもそうだね」

と、少し夫婦会話を見た所で本題に移ることになる。


















「混沌の魔女について、みんなに話そうと思う」


「「「ッッ!!!」」」

3人はとても驚いた様子で父上の方を見ていた。正気かと疑ってるんじゃないかと思うほどに。
かく言う俺も驚いてた。


























 
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