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アナザーエピソード 〜ソフィア〜
しおりを挟む私は、このレステンクール領のレステンクール家次女ソフィア・アンドレ・レステンクールとして生を受けました。
正直に言って私は、あの家では劣等感の塊でした。
父は頭脳明晰、母は美しさ、アルマンお兄様は父のその頭脳を引き継いで神童と呼ばれ、マリアお姉様は母のその美しさと持ち前の強さを持って学園でもトップの強さ、人気を持っています………それに引き換え私は、強さもなければ、母姉のような美しさもない。
確かに頭は良いかもしれないが、それも父兄には遠く及ばない。
街からは可愛いやら、凄いやら言われているが私は街の皆さんに笑顔を見せる反面、本当の意味でその心に響くことはありませんでした。
1人を除いては。
アクセル・アンドレ・レステンクール。
あの4人と違って飛び抜ける程の何かは持っていません。少し言い方が悪くなってしまいますが、何もかもが平凡で優しい人です。
…きっとその時は仲間がいたんだという思いで、アクセルお兄様に近づいたのだと思います。弱い自分を見せないために………。
アクセルお兄様と関わっている私はあの黒い感情も出ず、ただただ楽しいと感じていました。
ですが、ある日のことです。
ある貴族のパーティでこう言われたんです。
「お前、他の親や兄姉と違ってなんの取り柄もないんだな?」
その時、心の奥の底にあったドス黒い感情が再び芽生え始めました。
そうだ、何もない、お前にはあの家族みたいに強さを持っている訳ではないのだ。
不良品、唯一の失敗作、なんの取り柄もない平凡な女………。
………どうして?どうして私には何もないの?あの4人と違ってどうして私はこんなにも弱いの?どうしてあの人達はあそこまで強くいられるの?…………。
次第に、自分の劣等感から家族への嫉妬、憎悪に似た嫌悪を抱き始めます。
こんな自分になりたくないのに、思いたくないのに…とそんな風に思いながら。ですが、そんなことをあっさり否定するような何かが聞こえました。
「何言ってるんだ?そんなことないだろ?」
えっ?と私は驚くような表情で、その声の主をみました。
…………アクセル、お兄様でした。
「じゃあ何があるって言うんだよ?こいつなんの取り柄もないぞ?」
貴族の少年は少しイラつきながらそんなことを言う。
——そうだそんなのあるわけ…。
「まずこの容姿だな。見てみろ?このお人形みたいな顔、僕はこんな綺麗で可憐な子を見たことがない。多分今いる貴族の中で、一番可愛いと言われる自信があるね!それに目もよーく見てみてよ。パッチリとしていて、真ん丸でまるで流れ星が落ちてくるかのような、こんなキラキラした目で見られたら僕はすぐに堕ちちゃうよ。
あとこの白銀色に輝くこの髪!触らせはしないが、まるで天使が舞い降りたみたいじゃないか!?なんだい!この宝石のように輝いてるサラサラな髪は!?ほんとに凄いと思うよ僕!あとあと………」
「え、あ、いやその分かった、分かったから!もう十分に分かったからぁ!」
「~~~~~!!!!!」
………その後のことは正直、覚えていません…あそこまで褒められたのは…アクセルお兄様が初めてでした。
だから———凄く嬉しかったんです。
こんな風に私のことを思ってくれてるんだ。
こんな私のことをここまで褒めてくれる人はいるんだ。
……こんな私にも良い所はあるんだ、と。
その時からでしょうか?私の一人称がお兄様の前だけ「ソフィア」に変わったのは
もっと私のことをみてほしい、もっと…ソフィアのことを褒めて欲しい。
お兄様に褒められるんだったらソフィアは…どんなことにも負ける気がありません。
だからソフィアは頑張りました。今自分が出来ることを。その結果、このレステンクール領だけでなく、ソフィアが行った多くの村、街などにソフィアのファンクラブ?つまり応援してくれる人がたくさんできました。
…まだ劣等感はあります。ですが、少しでも前へ進むことができたと自分で感じました。
ここまでソフィアを強くさせたのはきっと、アクセルお兄様なんです。お兄様があの時言ってくれたから、お兄様がソフィアと一緒にいてくれたから。
お兄様があの時ソフィアのことを褒めてくれたから、ソフィアは頑張ったんです。
……だからでしょうね?お兄様のことが異性としてここまで好きになったのは。
でも、それはまた、ソフィアの黒い感情が出るほどでした。
正直時間の無駄だとは思いましたが、ソフィアが王都で婚約者探しをしている時です。
お兄様が倒れたと聞きました。
ソフィアは今すぐにでも帰ろうとしました。ですが、ここで引き返してしまったら、今までやってきた事が台無しに…お兄様から失望されてしまうかもしれない。そんな思いでソフィアはなんとかその場を乗り切りました
お兄様が目覚められた時、とても安心しました。でももしかしたら、またこんな風になるかもしれない、それならソフィアの部屋で監禁した方が良いのではないか?……そんな独占欲の強い事を考えてしまいました。
……確かにそうすれば、きっとずっとお兄様といられます。
でも、メイドのカリナに止められた時、舌打ちするのと同時に少し安堵感を抱きました。
こんか不出来な妹がお兄様の事を邪魔してはいけないのだと……そんな、劣等感を抱いて
ソフィアはお兄様のお部屋から出て行きました。
そして、お兄様が部屋にいらっしゃらない時
ソフィアは物凄く嫌な予感がしました。
—もしかして、何かに巻き込まれた?誰かに攫われた?
そんな嫌な事を考えながらソフィアは必死に探しました。
そこで探してる途中、ある噂を聞いたんです。
—アクセル様、なんか騎士団に入ったらしいな。
ソフィアはその人に詳しい事情を聞いて、父直属の騎士団「ウィンドブルム」に向かいました。
そこで見たのは、ある騎士とお兄様が戦っている姿でした。
そこにはソフィアが知らないお兄様がいて、とても新鮮で、でもなぜそんな危険なことを…嬉しさ、悲しさ、疑問、様々な事が入り混じって複雑な思い出した。
その後、お兄様から聞きました。
——大切な人のために頑張ってるのだと。
ズキリッ!
心が……割れるように、痛いのを感じました。あぁ、やっぱりお兄様にもちゃんといるのですね?…その人のことが羨ましくて、妬ましくて…こんなのを考えてる自分がますます嫌いになりそうになりました。
……でもその大切な人にソフィアも入ってることが、分かった時……凄く………凄く嬉しかったんです。
感情は爆発しました。自分の劣等感、嫌なところを。
でもそれでもお兄様は言いました。
受け止めると、尊重すると…。
ここまで言ってもらえて、嬉しくないわけないではありませんか?
こんな不出来の妹がここまで想われて…泣かないはず、ないではありませんか?
その後ソフィアは感情のままに泣き続けました。
どんなソフィアでも受け止めてくれるアクセルお兄様に包まれながら……。
◇
「落ち着いたか?」
お兄様がそんな事を聞いてきます。
「はい…ありがとうございます、お兄様」
「うん、ソフィアのお役に立てるのなら本望だよ」
「もう……ふふっ」
そんなことをお兄様は言ってくれます…あぁやっぱりお兄様そんな笑顔もとてつもなく輝いております、好きです♡
「お兄様、少しだけソフィアの話を聞いてもらえませんか?」
「…うん、どんなことも聞かせて?」
雰囲気で察したのか、お兄様は真面目な体勢で聞き、そしてソフィアは今なら話せると思い、自分にあった劣等感、嫌悪感、様々なドス黒い感情のことについてお兄様に告白した。
「………聞いてくれてありがとうございます。お兄様」
ソフィアは少しスッキリしたように、お兄様に言います。
「うん…ソフィアのこともっと知れて良かったよ」
「嫌いにならないんですか?」
「なんでさ?」
もう…そんなお兄様にソフィアは呆れています。
でもやっぱりそんな、どんなソフィアでも受け止めてくれるお兄様…優しくて、かっこよくて、凛々しいです♡
ソフィアはそれで満足したのか、忘れるところであった本題を話そうとしたら、お兄様が話し始めました。
「ソフィア」
「はい?なんでしょうか、お兄様?」
「魔法を使ってみる気はないか?」
「えっ?」
え?心の中でも驚きます。そんな提案を言ってくると思っていなかったので、少し呆気に取られてしまします。
「あ~…ソフィアが嫌ならいいんだけど…」
「い、いいえ、ですが、その…ソフィアは魔法が使えないんです。」
ソフィアも実は、魔法を使えるのではないか?と思い、適性検査を行ったのですが…その適性は0
魔法を使えることは万に一つありえませんでした。
「その…ソフィアは…魔法の適性がないんです…だから」
「ん?何言ってるんだ?ソフィアは魔法の適性があるぞ?」
「……え???」
「あぁ~いやそっか、ソフィア多分適性に当たる魔法が多すぎて、それで適正0判定されたんだったな」
「え?え??…え???」
ソフィアはお兄様の言っていることが分かりません。
適性?多い?魔法を使える?…どういうことです?
「ソフィア」
「は、はい」
「もしソフィアが良ければ、今からもう一度やってみないか?魔法適性」
「で、出来るのですか!?」
「う、うん多分僕なら可能だけど…」
「で、でも…きっとそんなのあるわ「ソフィア?」…お、お兄様?」
お、お兄様がいつもと違う真剣な顔で見てきます…は、恥ずかしい…。
でもちゃんと聞かないといけないと思い、しっかりとお兄様のことを見ます。
「ソフィアはきっと色々な可能性を少し潰してる気がするんだ。だから挑戦することも大切だと思う。大丈夫、ソフィアならできる。僕がそれを保証する」
「お兄様…」
お兄様がソフィアの事を信じてくれてる。
…ここまで信じてくれているんだ、ここで挑戦しなきゃソフィアは……2度と前へ進まない気がします。
「…わかりました、やらせてくださいお兄様!」
「うん、分かったよソフィア」
そういうと、お兄様は近づいてソフィアを隣に抱き寄せて、手を掴んできます……って!!
「おおおおおお兄様!?いいいいい一体何を!!!???」
「ソフィア、落ち着いて?今から僕が擬似的に魔力を生み出すからそこに手を乗せてくれ」
「え、えぇ?は、はい…」
もうなんだが、頭がショートしそうになりましたが、なんとかお兄様の言うとおりに、その違和感があるところに手を乗せます。
すると……
「きゃっ!」
急に光ったと思ったら、そこには青、緑
茶色、白、黒の5つの光が私の手の周りを浮いていました。
「…うん、やっぱりね」
「お兄様これは?」
「ソフィア、これは属性魔法の因子みたいなものでソフィアはそれが5つある。つまりソフィアは5つの魔法が使えるってことだよ。」
「………え?」
「試しに手で唱えてみて、そうだな…
まずは「水よ」って言って水属性を顕現させようか」
「わ、わかりました…」
ソフィアは訳が分かりませんでした。
……ほんとに使えるの?諦めた道なのに、魔法に対しても劣等感があったのに…そんな、ソフィアに………。
「………水よ」
すると、ソフィアの手のひらに水のようなものがポワッと浮いています。
「…あ、あぁ」
「うん、この調子で試してみようか?」
その後ソフィアはあと4つ同じことを繰り返し、そこで風、土、光、闇属性の魔法が使えることがわかりました。
「5つの属性を操る魔法使いか……凄いじゃないかソフィア!5つの属性魔法を操るなんて聞いたことないよ!…ソフィア?」
そんな声を聞いた瞬間、ソフィアはお兄様を衝動的に抱きしめました。
「……お兄様、私諦めていました。ずっとずっとなにか劣等感を抱いて生きていくのだと思ってました。」
「……」
「…ずるいです、ずるいですよお兄様。私のことを尊重してくれるって、そんな嬉しい言葉ももらえたのに、こんな…こんな最高のプレゼントを用意してくださるなんて」
「ソフィア……」
……やっぱり私はお兄様が大好きです。誰にも渡したくありません。
どんな「私」でも、どんな「ソフィア」でも受け止めてくれる人にこんな最高の魔法《プレゼント》を渡してくれるんですから
「…ほんとに、ほんとにありがとうございます!お兄様!!私は、ソフィアはとても嬉しいです!!!」
多分過去一番で、最高の笑顔をお兄様に向けてお礼を言ったと思います。
それぐらいこの想いは止められませんでした。
「…うん、ソフィアが笑顔になってくれて僕も嬉しいよ」
「はい!!」
あぁ…やっぱりお兄様は私の、ソフィアの—
「あ、そういえばこれからアルマンお兄様とマリアお姉様が帰ってくるから準備をしておけとお父様が言っておりました」
「え、えぇ!?そ、ソフィア!?なんでそれ早く言わなかったの!!??」
「忘れてました☆」
「ぐっ!かわいい…じゃなくて!あぁ早く準備しないと!流石に怒られるのは嫌だぞ!!」
お兄様は準備をするのか急いで自分の部屋に移動しようとしています。
「それじゃあまたねソフィア!!」
「…はい、またねお兄様!!」
———私の、ソフィアの「お兄様」?
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