全てを失う悲劇の悪役による未来改変

近藤玲司

文字の大きさ
14 / 82

騎士と玉座に座る悲劇の女王

しおりを挟む
門をくぐって城を入った後に俺が感じたのは、一言で言えば「異質」だった。

 まるで迷宮のような迷走を強いられている。闇が支配する廊下を進むたびに、足元には荒れ果てた床が広がり、その先には薄汚れた壁が立ちはだかる。

灰色の光が幽かに差し込み、影が不気味に伸びる。時折、遠くから聞こえる不気味な囁きが空間を満たし、脈動するような不穏な静寂が包み込む。

かつて栄華を誇ったであろう装飾や彫刻は、今や朽ち果て、その美しさも忘れ去られた過去の遺物と化している。その空間にいると、まるで自分自身が幻の中にいるような錯覚に襲われる。


混沌の魔女が作った哀しき世界はまさにそんな廃墟となった城のことを一生忘れないように、自分の罪なのかを伝えられてるような
場所だと今は感じる。

そんな場所になにかが現れ始める。
夜の闇が城を覆うとき、古びた廊下には異様な気配が漂い始める。

冷たい月光が石壁に反射し、そこに現れるのは騎士の甲冑を纏った奇怪な魔物たちだ。

彼らの姿はかつての城の守護者たちを彷彿とさせるが、その実態は遥かに恐ろしい。

その甲冑は錆びつき、血のような赤黒い汚れがこびりついている。

動くたびに金属が擦れ合う音が響き、静寂を引き裂くその音は耳に不快な寒気を感じさせる。兜の下には眼窩がぽっかりと空いた骸骨の顔が覗き、暗黒の瞳が不気味に光る。

その眼差しは死をもたらす冷たさを帯びており、生きた者の魂を射抜くような鋭さを持っている。

そんな歴戦を感じさせるような者たちが、今俺の目の前に何体かが立ち塞がった。

「この中にも魔物みたいな化け物がいるのか....お前らにもお前らなりの事情があるのかも知れないがな」

俺は刀を目の前の敵に向けて言い放つ

「俺にはやらなきゃいけないことがあるんだ。それの邪魔をするなら....それ相応の覚悟があるってことでいいんだよな?」

少し圧を出して言ったが、騎士のような化け物はそれに臆せず俺の前に剣という刃を向ける。

「受けて立つというわけか。上等だ、その敬意を持って相手をしてやるよ」

それを言ったのが合図なのか、俺と騎士みたいな化け物達が同時に動き始めた。

先手を打ってきたのは騎士共だった。
何体かのうちの二体が剣を振り上げて全力で叩き斬るかの如く一撃を放ってきた。

まともに受けるのは得策ではないと考え、俺は移動速度を上げてその騎士の横を通り過ぎて避ける。

二体のうちの一体に通り際に刀を振ろうとしたら、ガキンッ!!となにかを打ちつけたような鈍い音が響き渡る。

そこにいたのはまるで城壁のような盾を持った重騎士だった。そして攻撃を防がれた瞬間、俺の方に炎のような物体が飛んでくる。

虚無力を使っても良かったが、あまり消費もしたくないと思い後ろに飛んで避ける。
奥に目を向けるとそこにいたのは、杖のような物を持った甲冑の騎士である。

...なるほどな、バランスの良いパーティーと戦ってるみたいだ。

近接戦闘をあのロングソードを持った二体、おそらく主なダメージソースはあの二体だろうな。

だが攻撃されそうなところをあのでかい盾を持ったやつが防ぐ。
その隙に後ろにいる魔法使いが魔法を打つって感じだ。

消耗戦にも対応できる典型的な組み合わせだが、それが相手だとこれほど厄介なことはない。

「だからって勝てないわけではないけどな」

俺は刀を納め、居合の構えをする。とりあえずまず狙うべきなのは――――

俺はそこに移動するため攻撃には意識せず、ただそこにたどり着くことだけを考えて走り抜ける。

途中ロングソードを持った二体に前後で挟まれたが、レイスの時みたいに股の間をスライディングで駆け抜け、二体を同士討ちさせる

盾を持った重騎士が前に立ち塞がったが、こいつはおそらく移動速度自体は早くないと考え、そのまま突き抜ける。

重騎士の後ろを駆け抜けた後、目的が分かったのか重騎士は急いで俺の所に向かおうとするが、俺の予想通り移動速度が遅く追いつけない。

そして、俺の目的を知った残りの二体も後を追いかけるが、もう遅い
俺の狙いは———


「まずはお前だな」

魔法使いは慌てて、俺に炎のような魔法を何発も打つが、簡単にそして最小限に避ける。

アクセルの特性上、相手を見ただけで弱点、癖を分析できる。

さっき放った攻撃を「見た」ことで、そいつの魔法を打つ癖を認識したのだ。

俺は避けて避けて、たまに目の前に来た火球を刀で切り、そして目の前まで近づいた魔法使いを———


「居合——陰縫いかげぬい!」

その居合から影のように下から伸びる抜刀はやがて相手の弱点を正確に捉え——

ザシュッッ!!

——刀が相手の胴体を斬る音が静かに響き渡る。

影縫いに捉えられた甲冑を着た魔法使いは
血を大量に出し、やがて抜け殻のように倒れた。


俺は後ろにいるであろう相手に振り向き
不適な笑みを浮かべる。

「安心しろよ?そんな動揺しなくてもすぐにあいつの元へいかせてやるからよ?…かかってこい」

俺がそう言って動いたのはロングソードを持った1人の騎士と図体が盾を待った重騎士だ。

重騎士が俺を力任せにそのでかい剣で振ろうとするが、正直遅い。

俺はそれをただ身体を傾けて避ける。
次にロングソードを持った騎士が俺に斬りかかる、がそれを俺は軽く受け流す。

何度も、何度も相手が疲れるまで。
そして判断力が鈍ったのだろう。ロングソードを持った騎士は力任せに剣を振り下ろす

後ろを確認すると俺の隙をついてデカい剣を振ろうとする重騎士。
これを少し利用することにする。

俺はロングソードを持った騎士の攻撃を軽く身体を傾け躱わし、後ろに回り込んで相手の胴体を軽く蹴った。

すると、ロングソードの騎士はバランスを崩し、前へ倒れ込もうとする。なんとか転ばずに済んだがそこにいたのは……。

俺の隙をつこうとした重騎士の攻撃だ。
重騎士の勢いは止まらず、かといってロングソードの騎士もバランスを崩そうとしてたため
避けることが出来ず……。

ズシュッッ!!

相手のでかい剣がロングソードの騎士を斬り捨ててしまった瞬間だ。まさに仲間割れだな。

ロングソードの騎士は斬られた後、力なく倒れていった。
重騎士は動揺しただろうか、動きを止めてしまう。それが彼の最後の瞬間とは知らずに……

 俺は動きを止めた重騎士の懐に入り込む。
すぐに対応出来なかったのだろう、そのまま身動きが取れず……。

「お前がどれだけ硬くても、頭は柔らけぇだろ!」
俺は重騎士にその自慢の刀をその頭に突き立てる。

「『烈風の一矢れっぷうのいっし』!」

重騎士の兜の隙間に一瞬の勢いで俺は刀を突き刺した。

流石に弱点を突かれた重騎士はそのまま力なく地に倒れ込んだ。

魔法使い、ロングソードの一体、重騎士を倒した俺は残ってるであろう一体に声を掛ける。

「…後はお前だけだな?」

だが、恐怖を感じないのかもう一体のロングソードを持った騎士は俺に剣を向ける。

「最後までやろうってことか?…なるほど、なら俺もお前に答えてやらないといけないか」

俺はその血まみれになった刀を相手に向ける。それが相手に向ける敬意だと思ったからだ。

そして騎士と俺は同時に動き出す。
刀と剣から鈍い音が響き渡る。刀と剣が打ち合っている証拠だ。

ただそこにあるのは、戦略でも作戦でもない。己と己の力の技術のぶつけ合い、お互いの力量を隠さず全力で相手にぶつけるという純粋な勝負だ。

負けない、負けたくない、勝ちたい!そんな両者の思いがこの打ち合いを長くさせる。

だがそれも束の間、一瞬でアクセルは相手の癖、弱点を見抜きそこを崩し始まる。
騎士は最後まで食らいついたが、その圧倒的なる技術の前にはどうすることも出来なかった。

やがて騎士は力なく地に伏せ、そしてようやく全員を倒し切った。

「なかなか面白い経験をさせてもらった……この経験は絶対力になる」

アクセルはそう呟き、お前達の戦いは無駄にならないと言わんばかりに俺は彼らの亡骸を通り抜け、目的地へと進んでいくのであった。











あの後も引き続いて先ほどの騎士達や化け物が出たが、俺は特に気にせず倒していき、そしてついに目的地のところに着くのだった。

「ここか…にしてもでかい扉だな。流石は王の間ってところか」

俺の目の前にあるのはその威厳で訪れるもの達を圧倒してしまう様な大きな扉だ。

きっとここは名のある国だったのだろうと俺は思い、そして目的の人物に会うためその扉を開ける。

王の間の扉が開くと、そこには異様な雰囲気が満ちる空間が広がった。

外の世界とは異なり、そこには混沌とした風景が広がっている。色とりどりの物質が混ざり合い、精神を振り乱すような感覚をもたらす。

本来何もない本の世界がこれほど不気味なところになった原因にでもなったかのような、
それほどまでの雰囲気をこの空間からは醸し出していた。

そんな中で部屋の奥に玉座に座っている1人の少女が静かに座っている。

まるで御伽話に出てくるお姫様みたいである。だがその雰囲気は決して良いものではなく、ただただ壊したい、破壊したいという意思が伝わり、この世界を憎んでいるかのようなそんなオーラを身に纏っている者が俺のことをじっと見ている。

「……」

少女はただただ俺のことをじっと見ており、俺もそれに応えるようにじっと彼女の事を見続ける

沈黙の中、最初に口を開いたのは少女の方だった。

「……驚いた。まさかこんな場所に人間がいるとは…くくっ歓迎しようぞ、人間。我の名はローレンス・アンドレ・ライファス
この空虚なき世界を作り出し、その頂点に立つ王である」

ローレンスの美しい姿に触発され、俺もそれに答えなければと思い、口を開いた。

「私も貴方に会えて光栄ですローレンス様。そして初めまして、アクセル・アンドレ・レステンクールでございます」

「~~!!」

何故が一瞬ぱぁっと表情が明るくなった気がしたが、気のせいだろうか?まぁ気のせいだろう。

悲劇の運命を辿った子とはいえ一応裏ボスとして存在している者だ。
まだ本編に入ってないが、その憎しみは抑えられるはずが———


「して、アクセルという者よ」





















「————我と共にこの空虚なき世界で楽しまないか?」







———そんなこと、あるはずない……よね?




しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件

美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…? 最新章の第五章も夕方18時に更新予定です! ☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。 ※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます! ※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。 ※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました! 【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】 皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました! 本当に、本当にありがとうございます! 皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。 市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です! 【作品紹介】 欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。 だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。 彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。 【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc. その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。 欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。 気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる! 【書誌情報】 タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』 著者: よっしぃ イラスト: 市丸きすけ 先生 出版社: アルファポリス ご購入はこちらから: Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/ 楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/ 【作者より、感謝を込めて】 この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。 そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。 本当に、ありがとうございます。 【これまでの主な実績】 アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得 小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得 アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞 第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過 復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞 ファミ通文庫大賞 一次選考通過

スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活

昼寝部
ファンタジー
 この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。  しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。  そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。  しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。  そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。  これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

貞操逆転世界に転生したのに…男女比一対一って…

美鈴
ファンタジー
俺は隼 豊和(はやぶさ とよかず)。年齢は15歳。今年から高校生になるんだけど、何を隠そう俺には前世の記憶があるんだ。前世の記憶があるということは亡くなって生まれ変わったという事なんだろうけど、生まれ変わった世界はなんと貞操逆転世界だった。これはモテると喜んだのも束の間…その世界の男女比の差は全く無く、男性が優遇される世界ではなかった…寧ろ…。とにかく他にも色々とおかしい、そんな世界で俺にどうしろと!?また誰とも付き合えないのかっ!?そんなお話です…。 ※カクヨム様にも投稿しております。内容は異なります。 ※イラストはAI生成です

転移先で日本語を読めるというだけで最強の男に囚われました

桜あずみ
恋愛
異世界に転移して2年。 言葉も話せなかったこの国で、必死に努力して、やっとこの世界に馴染んできた。 しかし、ただ一つ、抜けなかった癖がある。 ──ふとした瞬間に、日本語でメモを取ってしまうこと。 その一行が、彼の目に留まった。 「この文字を書いたのは、あなたですか?」 美しく、完璧で、どこか現実離れした男。 日本語という未知の文字に強い関心を示した彼は、やがて、少しずつ距離を詰めてくる。 最初はただの好奇心だと思っていた。 けれど、気づけば私は彼の手の中にいた。 彼の正体も、本当の目的も知らないまま。すべてを知ったときには、もう逃げられなかった。 毎日19時に更新予定です。

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~

おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。 どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。 そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。 その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。 その結果、様々な女性に迫られることになる。 元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。 「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」 今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。

処理中です...