全てを失う悲劇の悪役による未来改変

近藤玲司

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嘗ての仲間との殺し合い

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「......なんすか、その禍々しい気配を纏った刀は?」

モルクは今俺の持っている刀、神威を見ながら聞いてくる。

「さっきの武器も少し変だと思いましたが...それを見たらそんな疑問、一気に吹き飛びましたよ」

「...そうだな。正直な所、これは歪だ」

俺もモルクから神威に目を向ける。


今にも人を消しかけない程のオーラを纏い、おそらくこれを持って戦えるのはごく僅かだと思わせられる。耐えられなかったら四肢は吹き飛びそうな予感がどうにも拭えない。

「それ、多分ですけど俺が持ったら死にますね。いくら強い魔族だからってそんな剣に耐えられるのなんて、魔王様ぐらいじゃないすか?」

「魔王ナグロライト......」

「知ってたんすか?まぁだろうと思いました。あの人、無茶苦茶強いんですよ?貴方とも渡り合えると思います......って魔族の王と比べられる貴方の方が異常すか、この場合は」

あははと笑い、まるで一切の恐怖を感じさせてないように思ってしまう様子でモルクは身体を変化させる。

「それが、お前の本当の姿か」

「えぇまぁ、貴方が本気を見せてくれたってことで.....俺も本気で答えようかと。あまり好きじゃないんですけどね、この姿」

変化した青い目と翼、爪に手を当てながら少し気だるそうな様子で答える。

これもいらないっすねと言いながら持っている剣を投げ捨てる。

その様子を見て、ふぅと息を吐きながら神威を構え、甘さを捨てる。

「...くくっ、ははは!いいっすよ、闘神にも劣らない程のその気迫!自分よりも圧倒的に強いはずなのに...ゾクゾクが止まらない.....!」

冷や汗をかいてそんなことを言い、おそらく本来の彼.....ジークにも負けない程の戦闘狂っぷりを見せ、目に血を走らせ、武者震いを抑えるように構えだすモルク。

「...魔力活性:身体強化《フィジカルブースト》、魔法強化《マジックブースト》」

...どうやら、彼はもう俺を殺すことしか考えてないようだ。
彼の身体が一瞬、橙色と紫色に光輝いた。

それは身体強化と魔法強化を使った証拠の証。

「...さぁ、ともにこの戦闘《ゲーム》を楽しみましょう、アクセル様!」

その戦いが開始したように、モルクは多大な魔法陣を発生させる。

闇の波動ダークウェーブ!」

瞬間、まるで水とは別物の何かが俺に襲ってくる。
避けようとも思ったが、後ろには人がいるため、俺が避けたらその人達に...ソフィアに被害が被ってしまう。

(...まずはフィールドを作ってからだな)

そう思うや否や俺は今にも洞窟一体を飲み込みそうな濁った水を消すべく神威をその魔法に向けて、空気を斬る。

すると、空気そのものを斬っていくかのように、可視化された斬撃が飛び、そのままモルクの魔法に当たり、爆発を起こしながら相殺する。

「...バケモンすか、それ」

後ろから突然、その声が耳に入り、間一髪の所で首を目掛けて放ったモルクの鋭い一撃を防御する。

カキンッ!

金属がぶつかり合う音が鳴り響いた。
刀と爪が衝突した瞬間、モルクの顔が少し顰めてるように見えた。

疑問に思いつつもそのまま跳ね返し、彼の爪の射程範囲外である身体の懐に入り、お返しと言わんばかりに刀を上に振るう。

だが、それを神威の軌道と同じような動きをし、危機一髪の所でギリギリ避けるモルク。

そのままムーンサルトのような動きをし、宙に留まると、再び魔法で攻めるのか再び魔法陣を展開、こちらに向けて放たれた。

闇の槍ダークスピア!」

放たれたのは大量に発生した暗闇を切り裂く闇の槍。
それが一斉に俺の身体を貫こうと迫ってくる。

その槍の魔法に当たらないように、縦横無尽に走り回る。

避けて、弾き、打ち消し合い、様々な方法で攻撃を撃退するが、槍に集中しすぎて壁に追い込まれてしまう。

ここで終わりとでも言ってくるかのように無慈悲にも貫こうとする。
が、俺はその場で地面を蹴り上げ、その勢いのまま壁を疾走しだす。

壁を駆け抜ける様子にモルクは驚きながらも、俺を当てようと槍で追撃する。
だが、その攻撃を走り抜けながら、避け続け、そして宙に留まっているモルクに反撃しようと彼に向かって突撃する。

「居合――残夢!」

その技を叫び、抜刀した途端、刃は突如として霧となり、彼の放つ薄暗い槍をそのまま透り抜け、モルクの身体に傷をつける。

「ぐっ...相変わらず、奇妙な技を使いますね....それにこの刀...」

モルクは先ほどよりも苦しそうに呻きながらも攻撃をやめない。
流石に対処しきれないと思った俺はそのまま槍の攻撃を真正面から受ける。

「....貴方、そんな反則技あったんですか?もはや人外でしょう....」

モルクの目に映ったのは、槍を受けても尚、傷一つない様子の俺の姿。

正確にいえば、奴の魔法が当たる前に、魔法そのものを打ち消した。

「正直、これには頼りたくはないんだが、容赦しないと決めたんだ。恨むなよ?」

そう言い、嘗ての暗殺部隊を蹂躙したように虚無の力で生み出されたエネルギーの塊を複数生み出す。

虚無の力ヨグ=ソトース・烈」

その膨大なエネルギーをモルクに集中投下する。

勿論、モルクはそのエネルギーの当たってはいけないと考えてるのか、宙を駆け回って必死に避ける。

だが、そのあまりの数の多さと範囲が広いということもあってか、避けきれずに爪や翼に当たってしまう。

「くっ.....!」

苦痛な表情を浮かべ、そのまま地上に落ちていくモルク。

その間に、この洞窟が崩れないようにフィールドを展開する。

「空間結界《コズミックセフィラ》」

するとこの洞窟全体に結界が貼られる。ソフィアや彼女達を巻き込まないように結界外にいる。

「……はぁ、はぁ、この空間、アクセル様が作られたんすか?並大抵の攻撃じゃあビクともしませんね……それに」

モルクはそれだけ言うと未だ再生しない爪や翼を見ながら答える。

「その技……卑怯じゃないすか?当たったら終わりだし、当たらなくても掠ったらその部位は消失、回復も出来ない……魔族にとって天敵のような技っすね」

「再生阻害が入ってるからな。相当時間を掛けないと治らないと思うぞ。ただ、個人的にはそのままの方がいいじゃないか?片翼でまさに堕天使だ」

「あはは、言わんとしてることは分かりますが、流石にこのままでは不便ですので、勝ったら治させていただきますよ」

お互いがお互い、相手を煽って煽られる。
その空気は最悪と言ってもいい、証拠に今の俺はモルクに対して何も感情が入ってない。

奴も俺のことを遊び相手とでも見てるのだろう。そこには嘗て一緒に過ごし、レステンクール領を守り続けていたという雰囲気は一切ない。

「……勝つつもりか?」

「まさか、勝てない戦いに挑むとでも?」

再びお互いを煽り、そしてモルクは欠けている爪を鋭くさせて俺に向け、俺もモルクの攻撃に対応出来るように刀を両手でしっかりと握り、顔の横に構える姿勢を取る。


「……今度はこっちからいくぞ」

モルクにそう呟いた途端、今も俺の周りに漂っている虚無のエネルギーを相手に放ちながら、一緒に走り抜ける。

うわぁ…というまるでドン引きのような様子で俺のことを見ていたモルクだが、しっかりと構え出し、俺の攻撃を対応しようとする。

「ふっ!」

モルクの身体に鋭い太刀筋で一突き入れる。

モルクはそれを難なく回避。姿勢を低くし、俺の顔目掛けて、俺と同じように爪を一点に集中させ、貫こうとする。

だが、俺とモルクの間に虚無力の塊が割り込む。

それに対してモルクは顔を顰めながらも、俺の顔に攻撃するのではなく、そのまま後ろに下がり、間合いを取る。

再び彼に近づき今度は連撃を繰り出す。

モルクは俺の攻撃に対して特に受けようとはせず、後ろに下がりながら身体を斜めにしたり、ジャンプしたりして、神威の攻撃から避け続ける。

「どうした!反撃してこないのか!?」

刀を振いながら、口を三日月のように弧に歪ませ、モルクを再び煽る。

それでも、モルクの対応は変わらない。
俺の攻撃を避け続ける。その理由を彼は自身の口で答えてくれた。

「こ、こんなの避けるしかないでしょう!!
貴方のその不気味な刀、当たったり、爪で受けたりしたら何か力抜けるんすよ!?
それに……!!」

そう言って、攻撃をジャンプで避け、その勢いのまま俺の背後に着地し、攻撃しようとする。

しかし……。

「っ!、これっすよこれ!!どうなってるんすか!?魔法以上に厄介な力で攻撃にも防御にも運用できて、同時並行に使用できるって……もう卑怯でしょ!?」

「うちの師匠は厳しかったからな。これぐらい、なんて事ないさ」

地獄のような模擬戦というなの殺し合いを三年間、あの混沌の魔女と呼ばれるユニーレと何度も繰り返してたら技術もそのうち上がる。

刀を振るいながら虚無力を使う。
剣術と魔術を混ぜ合わせ、並列処理の技術を取り入れた、俺独自の戦い方だ。

「あんた俺を殺す気か!!」

「当たり前だ!俺はもう容赦しないと言ったはずだぞ!!」

そう言って、彼の周りを虚無力で覆い尽くし、存在そのものを無くそうとモルクに一切に投下した。

「喰らえ!!」

音はない。だが、確実に当たったのを感じ、
モルクがいたであろう所を見守る。




「………やっぱり、お前のしつこさは一級品だな」

そう呟いて、おれの斜め後ろから迫る複数の薄暗い紫色をしたの槍を神威の斬撃で相殺する。

「ありゃりゃ、やはりバレましたか。いやぁ…どんだけ強くなったんですかアクセル様。貴方の強さ、もはや人智超えてますよ?」

「………そう言いながら、お前も耐え切ってるじゃないか?」

「まぁ、この戦いを終わらせたくないのと、俺にもプライドがあるんすよ。つまり、こんな所で負けるつもりはないってことです」


そう言いながら、さっきとは全く別のところから現れるモルクに身体を向けて、彼を見る。


「………お前の異能か?」

確信を込めたようにモルクに答えると、はぁとため息を吐いている。どうやらその答えは合っているようだ。

「貴方、鋭すぎじゃないですか?まぁそれしか考えられませんもんね。改めて——」

すると、目の前からモルクの姿が消える。

周りを見ると、あちこちに彼の残像らしい物がたくさん現れ、目で追えなくなる。

(…‥厄介だな)

そして再び先ほど彼が居た場所にモルクはまた現れる。

「これが俺の異能っす。名前は……そうですね……【あらゆる場所に転移できる能力】とでも言いましょうか?」

「……そのまんまだな」

出来るだけ動揺を見せないように答える。
だが、どうやら彼にはバレバレのようだ、ハハッと笑みを浮かべている。

「いやぁ、なんか嬉しいですね。圧倒的な強者である貴方に一泡吹かせるこの快感、とてもたまらないっす」

彼はその堕天使とも片翼の姿をしながら、戦闘態勢を取っている。


(……さて、どう攻略しようか、この異能を)


思考を巡らせ、目の前にいる魔族に油断しないように俺も戦闘体勢を取って……再び攻め始めた。
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