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第肆章 最高の親友、ここにて溺れる
2節目 狼は空を舞う
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『クウマ?……クウマ!!!お前……お前死んだかと…!!本当に……心配したんだぞ……!!』
オレを抱きしめながらシンは泣きじゃくっていた。
オレの名前は、クウマ。苗字は友桜だ。
数日前のこと、シンと一緒にあるドアを潜った。
あるドアってのは、お姉ちゃんの部屋にあった、まぁそれはそれは謎のドア?トビラ?まぁとりあえずドアのことだ。
それを潜ったら、シンと逸れちまったんだよ。
オレは、なんか爆発音が鳴り響くなんかすげぇ怖い海?に、飛ばされたんだよ。
幸い少しだけサバイバルスキルがあったので、まぁなんとか生活出来た。ホント動画みててよかったっす。
近くで見つけた洞窟で野宿をするしかなかったけど、まぁ結構快適だった。
そして、翌日に気づいたことがあった。
尻に違和感があることにびっくりした。
昨日はめちゃめちゃテンパってたのか疲れてたのか知らねぇけど、なんか変な感覚なんだ。
すげぇ気になったから触ってみると、
……ふぉ!?毛?尻尾なのか?
え、え?シッポなのか!?!?
モフってみると少し毛質がパサパサした、大型犬のような尻尾だったんだ。
まるで……狼?狼なのか?
いや触ったことないけど、なんかオオカミの尻尾ってパサパサしてるよな。
いやたしかにオレは元ケモナーだし、ケモノとか獣人とかは好きだけどさ、自分がなるのは……考えてもなかった。
なんか耳も高い位置にある……気がする。
耳を触ってみると、やはり狼だ。たぶん。
つねっても痛みがある。
どういう原理か分からないがやはり自分の一部になってやがる。
まあ、いいか。気にしなければいい。気になるけど。
とりあえずオレは、何か見つかるかと窟を出てみた。
すると、船の上から海賊?みたいな人に発砲され、避けた拍子に海に滑り落ちた。
『うわぁ!?』っと声を上げたが、
きっと誰も来ない。
さっきの海賊も殺す気満々だったし助けてくれないだろう。
あぁ、オレは死ぬのか?嫌だ…死にたくないよ!! まだ……まだ叶えてないのに!!
そう思っていた。
いつの間にか気絶してた。
目覚めたら見覚えのある、
幼なじみの…僕の英雄の顔が見えた。
『また助けられてしまった…オレは大丈夫だ、シン。』
☆☆☆☆☆☆☆
良かった。本当に良かった。
クウマっていう人は、生き返ったようだ。
生き返ったは失礼か…。なんか死者蘇生とか憧れるなー。いやいやそれはかわけいないか。
………あれ?クウマ?なんかどこかで…。
気のせいか。私には関係ないよね。うん!なんか思い出しちゃ行けない気がする!!ととととりあえず話そらそう。
クウマはさっきまでかっこいいセリフ履いたとは思えないくらい慌てたような様子で
『あれ…あれ??死んだかと思ったっす!』
と、混乱している。……す?
私はなんとか重くしないように
「えっと…おはよ!あ、すみません……えとはじめまして、私はユキです。よろしくね!」
と言った。おはよってなんだよ私…。
とりあえず私たちは一通り自己紹介をした。
するとクウマも
『よ、よろしく。お、オレはクウマ。友桜空舞っす。シンの友達っす。よろしくっす!!』と言った。
トモザクラ……??トモザクラ!?神の弟かも!?
そう思いながらみんなで気軽に話していた。
翌日、朝起きるとクウマとシンが私に向かって走ってきた
ユキはどうする?
▷とりあえず聞く
逃げる
殴る
※ユキは【とりあえず聞く】を選択した。
…なんて言うくだらないものを考えている間、クウマが
『ゆ、ユキ先生って、スマホがあるんすよね!?スマホ…出来れば貸してほしいっす!!』と言ってきた。
なぜ“先生”をつけるのかは知らないが、
なんでスマホを持ってるって知ってるんだろう?
あれ……先生?
するとシンも続けて、
『サクラさんがユキさんスマホ持ってるって言ってたので、貸してほしいなって思ったんだよ。あれだ、L○NEとかYo○Tu○eとかをやりたいんだ。』
と目をキラッキラさせて言った。
あー……サクラめ!!……サクラの口軽すぎるんだよね…。ハァ……。
ただでさえサクラと私しか持ってないし、知らないのにーもー!!
してクウマが
『うんと、最初に気づいたのですが、オレのスキルで《複製》ってワールドスキルがあったんすよ!なんかチート並のスキルだなって思ったので、今しか使わないっす。
とりあえずそれを使えばスマホを人数分に増やして、
みんなで使えると思うっす!』
と、最強に近い提案を出した。
最近知ったが、実はソラもスマホを持ってるらしい。
でも、来た時期が中学生だったので、古い機種なんだって。
多分iP○one7くらい?
でも、まだまだ現役に使えるので、運は良い方である。保証はないけど。
どっちかと言うと運が悪いのはシンとクウマだね。
クウマに至っては実家から来たのに荷物を取れなかったし、
シンは荷物をクウマの部屋に置いてきたらしい。
相当運悪く(?)、ポッケに入ってた
SDカードしかないらしい。本当に謎すぎて、本人もなぜ持ってるかわかんないしなぜそれだけなのかは分からない。
まぁ大事な写真とか入ってそうだから見たいけど、携帯もカメラもSDカードつかえないんだよね。
フィルムカメラだしiP○oneだし。
そのあとなんだかんだ気になってクウマを呼びだした。
「なんで私を先生と呼ぶの?呼び捨てでいいよ。」と質問するとクウマは
『え、ユキ先生は保育園の先生だったから…。』と言ってきた。
「ああ………いや………いや!!」
『……ユキ…さん?』
そして私が思い出せなかった、いや、思い出したくなかった過去を思い出した。
私の、辛い辛い過去を。
あの残酷な私の歴史を。
オレを抱きしめながらシンは泣きじゃくっていた。
オレの名前は、クウマ。苗字は友桜だ。
数日前のこと、シンと一緒にあるドアを潜った。
あるドアってのは、お姉ちゃんの部屋にあった、まぁそれはそれは謎のドア?トビラ?まぁとりあえずドアのことだ。
それを潜ったら、シンと逸れちまったんだよ。
オレは、なんか爆発音が鳴り響くなんかすげぇ怖い海?に、飛ばされたんだよ。
幸い少しだけサバイバルスキルがあったので、まぁなんとか生活出来た。ホント動画みててよかったっす。
近くで見つけた洞窟で野宿をするしかなかったけど、まぁ結構快適だった。
そして、翌日に気づいたことがあった。
尻に違和感があることにびっくりした。
昨日はめちゃめちゃテンパってたのか疲れてたのか知らねぇけど、なんか変な感覚なんだ。
すげぇ気になったから触ってみると、
……ふぉ!?毛?尻尾なのか?
え、え?シッポなのか!?!?
モフってみると少し毛質がパサパサした、大型犬のような尻尾だったんだ。
まるで……狼?狼なのか?
いや触ったことないけど、なんかオオカミの尻尾ってパサパサしてるよな。
いやたしかにオレは元ケモナーだし、ケモノとか獣人とかは好きだけどさ、自分がなるのは……考えてもなかった。
なんか耳も高い位置にある……気がする。
耳を触ってみると、やはり狼だ。たぶん。
つねっても痛みがある。
どういう原理か分からないがやはり自分の一部になってやがる。
まあ、いいか。気にしなければいい。気になるけど。
とりあえずオレは、何か見つかるかと窟を出てみた。
すると、船の上から海賊?みたいな人に発砲され、避けた拍子に海に滑り落ちた。
『うわぁ!?』っと声を上げたが、
きっと誰も来ない。
さっきの海賊も殺す気満々だったし助けてくれないだろう。
あぁ、オレは死ぬのか?嫌だ…死にたくないよ!! まだ……まだ叶えてないのに!!
そう思っていた。
いつの間にか気絶してた。
目覚めたら見覚えのある、
幼なじみの…僕の英雄の顔が見えた。
『また助けられてしまった…オレは大丈夫だ、シン。』
☆☆☆☆☆☆☆
良かった。本当に良かった。
クウマっていう人は、生き返ったようだ。
生き返ったは失礼か…。なんか死者蘇生とか憧れるなー。いやいやそれはかわけいないか。
………あれ?クウマ?なんかどこかで…。
気のせいか。私には関係ないよね。うん!なんか思い出しちゃ行けない気がする!!ととととりあえず話そらそう。
クウマはさっきまでかっこいいセリフ履いたとは思えないくらい慌てたような様子で
『あれ…あれ??死んだかと思ったっす!』
と、混乱している。……す?
私はなんとか重くしないように
「えっと…おはよ!あ、すみません……えとはじめまして、私はユキです。よろしくね!」
と言った。おはよってなんだよ私…。
とりあえず私たちは一通り自己紹介をした。
するとクウマも
『よ、よろしく。お、オレはクウマ。友桜空舞っす。シンの友達っす。よろしくっす!!』と言った。
トモザクラ……??トモザクラ!?神の弟かも!?
そう思いながらみんなで気軽に話していた。
翌日、朝起きるとクウマとシンが私に向かって走ってきた
ユキはどうする?
▷とりあえず聞く
逃げる
殴る
※ユキは【とりあえず聞く】を選択した。
…なんて言うくだらないものを考えている間、クウマが
『ゆ、ユキ先生って、スマホがあるんすよね!?スマホ…出来れば貸してほしいっす!!』と言ってきた。
なぜ“先生”をつけるのかは知らないが、
なんでスマホを持ってるって知ってるんだろう?
あれ……先生?
するとシンも続けて、
『サクラさんがユキさんスマホ持ってるって言ってたので、貸してほしいなって思ったんだよ。あれだ、L○NEとかYo○Tu○eとかをやりたいんだ。』
と目をキラッキラさせて言った。
あー……サクラめ!!……サクラの口軽すぎるんだよね…。ハァ……。
ただでさえサクラと私しか持ってないし、知らないのにーもー!!
してクウマが
『うんと、最初に気づいたのですが、オレのスキルで《複製》ってワールドスキルがあったんすよ!なんかチート並のスキルだなって思ったので、今しか使わないっす。
とりあえずそれを使えばスマホを人数分に増やして、
みんなで使えると思うっす!』
と、最強に近い提案を出した。
最近知ったが、実はソラもスマホを持ってるらしい。
でも、来た時期が中学生だったので、古い機種なんだって。
多分iP○one7くらい?
でも、まだまだ現役に使えるので、運は良い方である。保証はないけど。
どっちかと言うと運が悪いのはシンとクウマだね。
クウマに至っては実家から来たのに荷物を取れなかったし、
シンは荷物をクウマの部屋に置いてきたらしい。
相当運悪く(?)、ポッケに入ってた
SDカードしかないらしい。本当に謎すぎて、本人もなぜ持ってるかわかんないしなぜそれだけなのかは分からない。
まぁ大事な写真とか入ってそうだから見たいけど、携帯もカメラもSDカードつかえないんだよね。
フィルムカメラだしiP○oneだし。
そのあとなんだかんだ気になってクウマを呼びだした。
「なんで私を先生と呼ぶの?呼び捨てでいいよ。」と質問するとクウマは
『え、ユキ先生は保育園の先生だったから…。』と言ってきた。
「ああ………いや………いや!!」
『……ユキ…さん?』
そして私が思い出せなかった、いや、思い出したくなかった過去を思い出した。
私の、辛い辛い過去を。
あの残酷な私の歴史を。
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