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第漆章 希の言葉が産む、好戦国家
8節目 緋綺の窓花も滴る
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………さて、どうやってここから出ようか…?
薄暗い部屋。
外は格子状の小窓から見える。
…なんだか不穏な空気。
私ならこれくらいすぐ出れるけど、
なんだか違う。
………私が今でたら、大混乱になる。
私が捕まった理由も、概ね理解してる。
きっと誰かが私の能力を見たのかもしれない。
………ぅっ!?
『谷村 空よ。あなたは5分後、あのスキルを牢屋で使用しなさい。条件を満たさない場合は、脳を破壊します。』
この前と同じだ。
………ここに召喚される人が気の毒だ。
……………多分、これが理由。
私のこのスキルをみて、きっと友桜空音よりも強い能力者とか思ってるのかもしれない。
………確かに事実だけど、まだまだ足りない。
私は祈りを捧げる。
『………ああ、神様…麗様。私の召喚を補助してくださいませ。……そして、私の呼びかけに応じよ、異世界人達よ。』
………私は名前を知ってる。
……………私に知らないことはない。
ナツミちゃんには悪いけど、私はただの…
ただの人間じゃないの。
魔法陣が光り輝くと、いくつかの赤色の枠が白く輝く。
ハイビスカスの花。
きっとこれが低海萌仲の…彼女を象徴する物。
手紙のシルエット。
きっとこれが佐藤緋翠を象徴する物。
ハートがふたつ。
きっとこれが友桜優夏を象徴する物。
………2人は召喚される。
ごめんね。
…終わったら必ず帰すから。
☆☆☆☆☆☆☆
…………あれ?
…………ワタシ…何しよったんけ……?
………ああ、そうだった。
ワタシ、入院してるんだ。
『ヒスイさーん!点滴変えますよー!』
………そうだ。
ワタシはたしか、佐藤緋翠だったんだ……け。
記憶が曖昧……。
ワタシには妹が……いるんだっけ?
妹………ヒイロだっけ?
………頭が痛い。
……床が冷たい。
…………ワタシ、入院用のベッドで寝てたのに。
『…ごめんなさい』
……あ。
女の子が泣いてる………。
『…全然ええで♪』
………ワタシ、関西人じゃないのに…。
あれ…………なんでワタシ…
…手紙なんて持ってるんだろう?
…………なんだか、
……………とても…………
…………………大事なものな気がする…。
☆☆☆☆☆☆☆
『……お茶飲もうかな』
紅茶の入った瓶に手を伸ばす
それを手に取………
…あれ?
え、ありゃりゃ……。
今度はどんな事件に巻き込まれたん?
…………冷たい床、暗い部屋。
……格子状の小窓。
…牢屋………?
てか、私タカノくんを探してたのに…!
あとどうやってきたんだ!?
『…ごめんなさい』
『…全然ええで♪』
いやよくなくね!?
どういう状況なん!?
『……ここどこ?』
『……ウルワランド』
…は?
なんそれ!?え、なん……は!?
麗ランド??
麗しい楽園って感じ?
……は?
あ、わかったかも!
これって異世界召喚ってやつだ!!
…いやいやいやいやもうちょっとさ!!
牢屋の外とかじゃだめだったのか??
私ってそんな怪しいのかな…。
『…怪しくないですよ…』
『………ウチ、こっからどうすりゃいいん…?』
『じ、自己紹介…とか?』
『あ、私…谷村空です。』
『………ウチは佐藤緋翠いうもんですぅ』
『……低海萌仲……です。』
……待って?
いや、サラッと流してたけど……
いやいやいやいや
待って待って待って!?
……心読まれたくね!!?
『…どうします…?』
『分かりませんよ…脱出する方法を探しましょう!』
『……すみません』
『そうやね…あ…ウチ、動けへん…助けてくんろ♪』
入院着を着た少女が手を伸ばす。
仕方ないから手伝ってあげるかぁ…。
『……よいっ………しょ!』
『いやぁ…ほんまおおきに~♪』
…大阪弁かぁ……。
…にしては訛りが独特だなぁ。
…状況分析しよう。
異世界召喚………謎の扉……ウルワランド……謎の少女…………牢屋…………
潮の香り…………スキル…………星の降る砂浜…………
…………………秋山雪美。
……そういえばシンは……。
!!
………高野心はここにいる!!
薄暗い部屋。
外は格子状の小窓から見える。
…なんだか不穏な空気。
私ならこれくらいすぐ出れるけど、
なんだか違う。
………私が今でたら、大混乱になる。
私が捕まった理由も、概ね理解してる。
きっと誰かが私の能力を見たのかもしれない。
………ぅっ!?
『谷村 空よ。あなたは5分後、あのスキルを牢屋で使用しなさい。条件を満たさない場合は、脳を破壊します。』
この前と同じだ。
………ここに召喚される人が気の毒だ。
……………多分、これが理由。
私のこのスキルをみて、きっと友桜空音よりも強い能力者とか思ってるのかもしれない。
………確かに事実だけど、まだまだ足りない。
私は祈りを捧げる。
『………ああ、神様…麗様。私の召喚を補助してくださいませ。……そして、私の呼びかけに応じよ、異世界人達よ。』
………私は名前を知ってる。
……………私に知らないことはない。
ナツミちゃんには悪いけど、私はただの…
ただの人間じゃないの。
魔法陣が光り輝くと、いくつかの赤色の枠が白く輝く。
ハイビスカスの花。
きっとこれが低海萌仲の…彼女を象徴する物。
手紙のシルエット。
きっとこれが佐藤緋翠を象徴する物。
ハートがふたつ。
きっとこれが友桜優夏を象徴する物。
………2人は召喚される。
ごめんね。
…終わったら必ず帰すから。
☆☆☆☆☆☆☆
…………あれ?
…………ワタシ…何しよったんけ……?
………ああ、そうだった。
ワタシ、入院してるんだ。
『ヒスイさーん!点滴変えますよー!』
………そうだ。
ワタシはたしか、佐藤緋翠だったんだ……け。
記憶が曖昧……。
ワタシには妹が……いるんだっけ?
妹………ヒイロだっけ?
………頭が痛い。
……床が冷たい。
…………ワタシ、入院用のベッドで寝てたのに。
『…ごめんなさい』
……あ。
女の子が泣いてる………。
『…全然ええで♪』
………ワタシ、関西人じゃないのに…。
あれ…………なんでワタシ…
…手紙なんて持ってるんだろう?
…………なんだか、
……………とても…………
…………………大事なものな気がする…。
☆☆☆☆☆☆☆
『……お茶飲もうかな』
紅茶の入った瓶に手を伸ばす
それを手に取………
…あれ?
え、ありゃりゃ……。
今度はどんな事件に巻き込まれたん?
…………冷たい床、暗い部屋。
……格子状の小窓。
…牢屋………?
てか、私タカノくんを探してたのに…!
あとどうやってきたんだ!?
『…ごめんなさい』
『…全然ええで♪』
いやよくなくね!?
どういう状況なん!?
『……ここどこ?』
『……ウルワランド』
…は?
なんそれ!?え、なん……は!?
麗ランド??
麗しい楽園って感じ?
……は?
あ、わかったかも!
これって異世界召喚ってやつだ!!
…いやいやいやいやもうちょっとさ!!
牢屋の外とかじゃだめだったのか??
私ってそんな怪しいのかな…。
『…怪しくないですよ…』
『………ウチ、こっからどうすりゃいいん…?』
『じ、自己紹介…とか?』
『あ、私…谷村空です。』
『………ウチは佐藤緋翠いうもんですぅ』
『……低海萌仲……です。』
……待って?
いや、サラッと流してたけど……
いやいやいやいや
待って待って待って!?
……心読まれたくね!!?
『…どうします…?』
『分かりませんよ…脱出する方法を探しましょう!』
『……すみません』
『そうやね…あ…ウチ、動けへん…助けてくんろ♪』
入院着を着た少女が手を伸ばす。
仕方ないから手伝ってあげるかぁ…。
『……よいっ………しょ!』
『いやぁ…ほんまおおきに~♪』
…大阪弁かぁ……。
…にしては訛りが独特だなぁ。
…状況分析しよう。
異世界召喚………謎の扉……ウルワランド……謎の少女…………牢屋…………
潮の香り…………スキル…………星の降る砂浜…………
…………………秋山雪美。
……そういえばシンは……。
!!
………高野心はここにいる!!
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