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10.決闘
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午前の講義が終わり昼休みになる。
俺は二人と一緒に学園内にある庭へとやってきた。
三人ともお弁当を自分で持ってきている。
楽しい昼食の時間だが、残念ながらそういう雰囲気でもなかった。
「私たちの家は、王都からずっと東に離れた場所にある街を収めている旧家なんです。王都へ来るのも、馬車で七日はかかるんですよ」
「俺と同じだな」
違うのは方角か。
だからあの時、リールは小声で言ったのか。
似たようなものだと。
「一応は貴族ではあるんですけど、辺境の生まれで力もなくて。貴族の中では最底辺……一般の方とそこまで変わりません。それでもなんとかやっとられたのは、お父様の意地と周囲の支えです」
「シレイル家は旧家だから、他の貴族と関りがあるんだよ。だから困った時は助けてもらってたんだ」
続けてリールも説明してくれた。
二人の話を聞いて、途中だけど察する。
「そのうちの一つが、あのウインナー家とかいう貴族か」
「ヴィンダール家だよ。覚える気ないだろ。まぁいいけどな。あたしも嫌いだし」
リールはあの男のことが嫌いらしい。
理由は明白だろう。
「よくあることなんです。貴族同士の関係を維持するために、娘を嫁がせるって……それで……」
「あんな奴の婚約者になる必要ないって! お父様だって本当は嫌だって言ってんだし」
「わかってる。でも、お世話になってる家なのも確かでしょ」
「それはそうかもしれないけど」
リールは口を紡ぐ。
どうにも複雑な状況らしい。
詳しく話を聞くと、婚約の話は先方から持ち掛けられたそうだ。
相手はヴィンダール家の嫡男、ラルドス。
彼は女遊びが大好きで、その手の噂は彼女たちの耳にも入っていた。
父親的にもそんな男に娘を渡したくはないだろう。
しかし世話になっている家相手に嫌とはいえず、現在進行形で返事を伸ばしている。
「でも、返事を伸ばすのも限界で……だから学園に入ったんです。学園に入学中は、外の権利や地位を離れて一人の生徒として扱われます」
「つまり在学中は学園に守られているから、無理に婚約する必要がないの」
「そういう仕組みもあったのか」
身分や権力に囚われず、自由にそれぞれの才能を伸ばせるように。
そういう理由で設けられた制度らしい。
ただし、在学中三年間に限る制度だから、当然卒業すれば元の地位へ戻る。
「そうなったらどうするんだ?」
「……他の人を見つけて、諦めてくれたらよかったんですけど……」
「あれはしつこいよお姉ちゃん。たぶん学園にいる間もずっと付き纏ってくるんじゃないかな」
「……そう……だね」
ラナは乾いた笑顔を見せる。
そこに希望はなく、心のどこかで諦めているように。
貴族っていうのは窮屈だな。
好きでもない相手と結婚させられるなんて、俺には到底考えられない。
◇◇◇
放課後になる。
昼休みからずっと静かで、どこか空気が重たい。
「それではレインさん、また明日」
「ああ、また――」
「お姉ちゃん」
俺とリールが先に気付く。
帰り道を塞ぐように、あの男が待っていた。
「ラナ、いい加減意地を張るのはやめたらどうだ?」
「――!」
「わざわざ待っていたのか」
「ストーカー」
「ふっ、お前たちに用はないんだ。俺はラナと話しているんだよ」
俺とリールの悪態に反応しながらも、怒りを笑みに変えてラナに語り掛ける。
「はやく学園をやめて俺の物になれ。それが家にとっても、お前にとっても幸せな選択だろう?」
「……」
「お姉ちゃんの幸せをかって決めるな」
「おいおい、そんな口の利き方をしていいのかな? 俺はお前の兄になるんだぞ」
「そんなの絶対嫌だからね!」
べーっとリールは舌を出す。
ラルドスは眉をぴくつかせ苛立ちを見せる。
「躾のなっていない子供だな。婚約したらお前もたっぷり可愛がってやる。俺がその身体に教えてあやるよ。自分が女だってことをな」
「ひっ、き――」
「気持ち悪いな、お前」
リールより先に、俺の口が動いた。
無意識だった。
口も、そして身体も。
二人を庇うように前へ出る。
「レインさん」
「お前……」
「おい、忠告したはずだぞ。相手を見て物を言えと」
「忘れた。あいにく俺は、興味ない人間の名前を覚えるのは苦手なんだ」
どうしてかな?
こいつを見てるとなんだかイライラするんだ。
逆鱗の隣に指が触れているような感覚。
「それに、ここは学園だ。外の権力や地位は関係ないんだろ? それとも、権力を振りかざさないと怖くて何もできないか?」
「なんだと……」
俺はあまり好き嫌いをしない性格だと思っている。
食べ物だけじゃなくて、人もそうだ。
苦手だと思うことはあっても、嫌いと思ったことはあまりに少ない。
そんな俺が、苛立ちを感じている。
見ず知らずの、ほぼ初対面に近い相手に……だ。
「この学園は力の使い方を学ぶ場所だ。ここで我を通したいなら力で示せばいい。彼女がほしいなら、正々堂々と戦って奪え」
ああ、たぶん、そうなんだろう。
俺はこの男のことが、嫌いになったんだ。
「俺と決闘しようか。彼女をかけて」
「決闘、だと?」
「ああ、一対一で俺と戦うんだ。勝てば彼女を婚約者にすればいい。だが負ければ、二度と彼女に関わるな」
「ちょっ、何勝手に決めてんだよ! そんなことできるわけないだろ!」
「だったら耐え続けるか? 明日も明後日も、好きでもない相手に言い寄られ続ける。そんな日々のどこに幸福がある?」
強めの主張にリールが面食らう。
勢いで言ってしまったが、自分でも勝手なことをしている自覚はある。
だが、分かった上で言う。
「望まないことなら否定するべきだ。嫌なら拒めばいい。それでも引き下がらないなら、戦うしかない。そのための力だ」
かつて人々が、俺たちが魔神に抗ったように。
理不尽に抗う術こそが、剣術であり、魔術であり、異能という力だ。
そして俺は、誰よりも力をもっていた。
だから戦った。
弱き者のために、彼らを守るために。
後悔があって転生した俺だけど、彼らを守るために戦った決断を悔いたことは一度もない。
「ラナ、君はどうなんだ?」
「わ、私は……」
「彼と婚約する気が少しでもあるのか?」
「……嫌、です。私は、好きになった人と一緒にいたい、から」
「そうか」
彼女の本心も確認できた。
これでもう、あとは突き進むだけだ。
「だったら俺に預けてくれ。その思いを、俺が守ってやる」
弱者を守る。
生まれ変わっても変わらない、俺の役目を果たそうじゃないか。
「ふ、ふははははははは! 馬鹿だなお前は! いいぞ、その決闘受けてやるよ。今さらやめたなんて言わせないからなぁ」
「それはこっちのセリフだ。場所を変えよう」
「いいぞ。いい場所を知ってる。ついてこいよ」
ラルドスが歩き出し、俺も後に続こうとする。
そんな俺の服の裾をラナが掴む。
「あの、どうしてそこまでしてくれるんですか?」
彼女の瞳が答えを求めている。
キラキラと宝石のように、少し潤んで。
理由だって?
「そんなの決まってる」
俺は何のために、現代に転生したと思ってるんだ?
それはもちろん――
「モテたいからだよ」
俺は二人と一緒に学園内にある庭へとやってきた。
三人ともお弁当を自分で持ってきている。
楽しい昼食の時間だが、残念ながらそういう雰囲気でもなかった。
「私たちの家は、王都からずっと東に離れた場所にある街を収めている旧家なんです。王都へ来るのも、馬車で七日はかかるんですよ」
「俺と同じだな」
違うのは方角か。
だからあの時、リールは小声で言ったのか。
似たようなものだと。
「一応は貴族ではあるんですけど、辺境の生まれで力もなくて。貴族の中では最底辺……一般の方とそこまで変わりません。それでもなんとかやっとられたのは、お父様の意地と周囲の支えです」
「シレイル家は旧家だから、他の貴族と関りがあるんだよ。だから困った時は助けてもらってたんだ」
続けてリールも説明してくれた。
二人の話を聞いて、途中だけど察する。
「そのうちの一つが、あのウインナー家とかいう貴族か」
「ヴィンダール家だよ。覚える気ないだろ。まぁいいけどな。あたしも嫌いだし」
リールはあの男のことが嫌いらしい。
理由は明白だろう。
「よくあることなんです。貴族同士の関係を維持するために、娘を嫁がせるって……それで……」
「あんな奴の婚約者になる必要ないって! お父様だって本当は嫌だって言ってんだし」
「わかってる。でも、お世話になってる家なのも確かでしょ」
「それはそうかもしれないけど」
リールは口を紡ぐ。
どうにも複雑な状況らしい。
詳しく話を聞くと、婚約の話は先方から持ち掛けられたそうだ。
相手はヴィンダール家の嫡男、ラルドス。
彼は女遊びが大好きで、その手の噂は彼女たちの耳にも入っていた。
父親的にもそんな男に娘を渡したくはないだろう。
しかし世話になっている家相手に嫌とはいえず、現在進行形で返事を伸ばしている。
「でも、返事を伸ばすのも限界で……だから学園に入ったんです。学園に入学中は、外の権利や地位を離れて一人の生徒として扱われます」
「つまり在学中は学園に守られているから、無理に婚約する必要がないの」
「そういう仕組みもあったのか」
身分や権力に囚われず、自由にそれぞれの才能を伸ばせるように。
そういう理由で設けられた制度らしい。
ただし、在学中三年間に限る制度だから、当然卒業すれば元の地位へ戻る。
「そうなったらどうするんだ?」
「……他の人を見つけて、諦めてくれたらよかったんですけど……」
「あれはしつこいよお姉ちゃん。たぶん学園にいる間もずっと付き纏ってくるんじゃないかな」
「……そう……だね」
ラナは乾いた笑顔を見せる。
そこに希望はなく、心のどこかで諦めているように。
貴族っていうのは窮屈だな。
好きでもない相手と結婚させられるなんて、俺には到底考えられない。
◇◇◇
放課後になる。
昼休みからずっと静かで、どこか空気が重たい。
「それではレインさん、また明日」
「ああ、また――」
「お姉ちゃん」
俺とリールが先に気付く。
帰り道を塞ぐように、あの男が待っていた。
「ラナ、いい加減意地を張るのはやめたらどうだ?」
「――!」
「わざわざ待っていたのか」
「ストーカー」
「ふっ、お前たちに用はないんだ。俺はラナと話しているんだよ」
俺とリールの悪態に反応しながらも、怒りを笑みに変えてラナに語り掛ける。
「はやく学園をやめて俺の物になれ。それが家にとっても、お前にとっても幸せな選択だろう?」
「……」
「お姉ちゃんの幸せをかって決めるな」
「おいおい、そんな口の利き方をしていいのかな? 俺はお前の兄になるんだぞ」
「そんなの絶対嫌だからね!」
べーっとリールは舌を出す。
ラルドスは眉をぴくつかせ苛立ちを見せる。
「躾のなっていない子供だな。婚約したらお前もたっぷり可愛がってやる。俺がその身体に教えてあやるよ。自分が女だってことをな」
「ひっ、き――」
「気持ち悪いな、お前」
リールより先に、俺の口が動いた。
無意識だった。
口も、そして身体も。
二人を庇うように前へ出る。
「レインさん」
「お前……」
「おい、忠告したはずだぞ。相手を見て物を言えと」
「忘れた。あいにく俺は、興味ない人間の名前を覚えるのは苦手なんだ」
どうしてかな?
こいつを見てるとなんだかイライラするんだ。
逆鱗の隣に指が触れているような感覚。
「それに、ここは学園だ。外の権力や地位は関係ないんだろ? それとも、権力を振りかざさないと怖くて何もできないか?」
「なんだと……」
俺はあまり好き嫌いをしない性格だと思っている。
食べ物だけじゃなくて、人もそうだ。
苦手だと思うことはあっても、嫌いと思ったことはあまりに少ない。
そんな俺が、苛立ちを感じている。
見ず知らずの、ほぼ初対面に近い相手に……だ。
「この学園は力の使い方を学ぶ場所だ。ここで我を通したいなら力で示せばいい。彼女がほしいなら、正々堂々と戦って奪え」
ああ、たぶん、そうなんだろう。
俺はこの男のことが、嫌いになったんだ。
「俺と決闘しようか。彼女をかけて」
「決闘、だと?」
「ああ、一対一で俺と戦うんだ。勝てば彼女を婚約者にすればいい。だが負ければ、二度と彼女に関わるな」
「ちょっ、何勝手に決めてんだよ! そんなことできるわけないだろ!」
「だったら耐え続けるか? 明日も明後日も、好きでもない相手に言い寄られ続ける。そんな日々のどこに幸福がある?」
強めの主張にリールが面食らう。
勢いで言ってしまったが、自分でも勝手なことをしている自覚はある。
だが、分かった上で言う。
「望まないことなら否定するべきだ。嫌なら拒めばいい。それでも引き下がらないなら、戦うしかない。そのための力だ」
かつて人々が、俺たちが魔神に抗ったように。
理不尽に抗う術こそが、剣術であり、魔術であり、異能という力だ。
そして俺は、誰よりも力をもっていた。
だから戦った。
弱き者のために、彼らを守るために。
後悔があって転生した俺だけど、彼らを守るために戦った決断を悔いたことは一度もない。
「ラナ、君はどうなんだ?」
「わ、私は……」
「彼と婚約する気が少しでもあるのか?」
「……嫌、です。私は、好きになった人と一緒にいたい、から」
「そうか」
彼女の本心も確認できた。
これでもう、あとは突き進むだけだ。
「だったら俺に預けてくれ。その思いを、俺が守ってやる」
弱者を守る。
生まれ変わっても変わらない、俺の役目を果たそうじゃないか。
「ふ、ふははははははは! 馬鹿だなお前は! いいぞ、その決闘受けてやるよ。今さらやめたなんて言わせないからなぁ」
「それはこっちのセリフだ。場所を変えよう」
「いいぞ。いい場所を知ってる。ついてこいよ」
ラルドスが歩き出し、俺も後に続こうとする。
そんな俺の服の裾をラナが掴む。
「あの、どうしてそこまでしてくれるんですか?」
彼女の瞳が答えを求めている。
キラキラと宝石のように、少し潤んで。
理由だって?
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