『隣の真希さんに、今日もまた女にされました♡』

風間玲央

文字の大きさ
94 / 101

第九十三話:ランダムに揺れる、女の気配♡

しおりを挟む

──♡──

その女──真希さんは、隣に住んでいる。

朝の寝室。ベッドサイドに置かれた小さな鏡の中に、自分の手が映っていた。
指先は無意識に触れていたカーテンの生地に沿って揺れるだけなのに、そのしなやかさはまるで女の手そのもの。
布地の感触が皮膚に吸い付くようで、思わず息を飲む。
手首の角度、肩の緩やかな傾き、微かに反った首筋までもが、知らず知らず女の仕草を模しているように見えた。

──♡──

「……い、今の……俺の手……?」

ナオト(仮名・24)。図書館員のアルバイト。普段は本と静寂に囲まれた生活。
引っ越して半年、会話よりも本のページをめくることに夢中だったはずなのに、最近は自分の手の動きや姿勢に、女の気配を意識してしまう。
朝起きて伸びをするだけでも、肩や腰の傾きが自然にS字ラインを描き、胸の位置や背中の反りまで意識せずに女のものに変化しているようだった。

──♡──

【部屋】
• ベッド脇の棚に置かれた、淡いピンクのハンカチ。ふわりと香るラベンダー。
• ノートに残された「指先は押さず、撫でるように♡」のメモ。
• 三面鏡に映る姿勢は、肩がふと内側に丸まり、腰の角度が自然に女のS字ラインを描いていた。
• 窓際に置かれた植物に触れる指先が、思わず女の柔らかさを帯びる。

「……ただ触っただけ……のはずなのに……」

──♡──

【キッチン】
• コップの縁に残る、唇の跡に気づく。
• 水を注ぐときの手首の返し、力任せでなく、柔らかに揺れる。
• 「ありがとう」と口をつくと、声まで微かに甘く響いた。
• カウンターに置かれたお皿を持つとき、腕の動きが自然に優雅な曲線を描く。
• 胸の位置がほんの少し高くなる感覚が、手の動きと連動していた。

「……な、なんで……俺の手と声が……こんな……」

──♡──

【下着】
• パールホワイトのレースブラとショーツ。
• 触れるたび、手首・腕・胸の微振動を感知し、女らしい仕草を増幅する仕様。
• タグには「SilkWhisper──“触れるたび女が滲む♡”」の刺繍。
• 肩紐の微調整だけでも、胸の形が自然に整い、姿勢が女らしく見える。
• 股下部分に微妙な補正が入り、立ったときの腰の角度も柔らかくなる。

「……これ着けると……手を伸ばすだけで……女に……」

──♡──

そこに現れる、隣の女──真希さん。

この日の真希さんは、ライトグレーのカーディガンに黒のスキニー。
腕を軽く組み、微かに腰をひねる仕草が、見ているだけで全身を艶めかせる。
目線がナオトの手元に落ちると、空気ごと甘さが染み込むようだった。
彼女が軽く髪を耳にかけると、その動きに連動して肩や背中まで女らしい曲線が意識される。
時折、脚を揃えて椅子に座るだけでも、体全体が自然に女らしいラインを描き、視界に映るナオトの腕や手までが無意識に柔らかく見えてしまう。

「ふふ……男の動きって、意識しなければ荒々しいのよ♡」
「ち、違う……俺は、ただ手を伸ばしただけで……」
「でも──さっきの動作、完全に女の指の動きだったわ♡」
「や、やめろ……そんなこと……!」

「さあ、“男の終わり”の時間よ♡」
「手を動かすたび、女の気配に染まってごらんなさい……♡」

──♡──

【黒服さん突入】

バシュゥゥッ!
棚の奥からスライドドアが開き、黒服三名が解析モードで突入。

黒服1「手指動作、女性型比率96%!」
黒服2「肩・腰ライン、女型補正完了!」
黒服3「確認──布地接触ログ、女仕草完全保存!」

ナオト「や、やめろっ……! ただ触っただけで……!」

──♡──

【個体データ】

識別コード:No.063(ナオト)
手指変換率:女性型域に到達
肩腰ライン補正:92%(日常動作)
装着済み:SilkWhisperブラ&ショーツセット
備考:「……手を伸ばすだけで、胸の奥まで女になる……」本人つぶやきあり

──♡──

【数日後】

ナオトは、ベッドに腰かけるたび、手の動きに怯えていた。
触れるものごとに、手首から肩までの動きが自然に女になってしまう。
コップを持つ、ノートをめくる、カーテンに触れる──どれも女のしなやかさを伴って、思わず息を呑む。
同僚から「仕草、やわらかくなったね」と笑われ、否定できなかった。
布地や紙に触れるたびに女の痕跡が残り、無意識に仕草を制御しようとしても、胸と腕に伝わる感覚が逃げなかった。
足を組む、椅子に座る、鏡を見る──どれも体全体が女のラインに変化していることに気づく。

──手は、“触れるための器”ではなく、女を映す鏡”に変わっていた。

──♡──

真希さんは、ナオトの手首に軽く触れ、肩越しに囁いた。

「ね……その手の動き、もう完全に“彼女”よ♡」
「次は……ドアノブに触れるときに、女を滲ませてごらんなさい♡」

──♡──

真希さんの手帳には、流れる筆跡でこう記されていた。

“No.064:ユウタ(仮)──触れたものすべて、完全に女の気配だった♡”

完──“今日もまた女にしておしまい♡”

──♡──

♡評価・ブクマ・感想、お待ちしてます♡
「ふふ……その“手の動き”、もう女の仕草だったわ♡」
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

至れり尽くせり!僕専用メイドの全員が溺愛してくる件

こうたろ
青春
普通の大学生・佐藤健太は目覚めると、自宅が豪華な洋館に変わり10人の美人メイドたちに「お目覚めですか、ご主人様?」と一斉に迎えられる。いつの間にか彼らの“専属主人”になっていた健太は戸惑う間もなく、朝から晩までメイドたちの超至れり尽くせりな奉仕を受け始める。

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか? そのほかに外伝も綴りました。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件

さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。 数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、 今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、 わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。 彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。 それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。 今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。   「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」 「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」 「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」 「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」   命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!? 順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場―― ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。   これは―― 【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と 【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、 “甘くて逃げ場のない生活”の物語。   ――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。 ※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。

ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話

桜井正宗@オートスキル第1巻発売中
青春
 ――結婚しています!  それは二人だけの秘密。  高校二年の遙と遥は結婚した。  近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。  キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。  ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。 *結婚要素あり *ヤンデレ要素あり

同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。

ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。 真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。 引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。 偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。 ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。 優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。 大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。

服を脱いで妹に食べられにいく兄

スローン
恋愛
貞操観念ってのが逆転してる世界らしいです。

処理中です...