禁止されていないなら、別にいいでしょ?

広川朔二

文字の大きさ
1 / 1

禁止されていないなら、別にいいでしょ?

しおりを挟む
しおりを挟む
感想 0

この作品の感想を投稿する

あなたにおすすめの小説

LIVE: 最期の生放送

広川朔二
ライト文芸
登録者数急増中の迷惑系外国人動画配信者・リッキー・バズ。 「日本はちょろい」と豪語し、過激な動画で注目を集めていた彼は、ある夜、都内の下町で“ネタ”を仕掛ける。 しかし、その一帯は“ある組織”の縄張りだった――。 配信中に突如映り込む覆面の男たち。 その結末を知る者は、誰もいない。

演出された謝罪

広川朔二
ライト文芸
自称「映像素材クリエイター」の南雲翔太は、地方の植物園で撮影した映像を無断で販売し、SNSで“癒しの風景”として拡散。動画はヒットし、称賛のコメントが彼の承認欲求を満たしていた。しかし、施設側のクレームとともに炎上が始まる。 謝罪動画で沈静化を図るも、それは“演出”だった――。 暴露、拡散、提訴、社会的制裁。軽い気持ちで破った一文が、彼のキャリアと人生を崩壊させていく。

土下座おじさんの末路

広川朔二
ライト文芸
新しくオープンしたテーマパークで撮影された、たった数分の映像。 「土下座しろ」と叫ぶ中年男と、それに頭を下げる警備員―― その映像は瞬く間に拡散され、男は「土下座おじさん」と呼ばれるネットの晒し者となった。 顔、名前、職場、家族構成までもが暴かれ、社会的信用を失い、人生は急速に崩壊していく。 正義を語る匿名の群衆に追われ、職を失い、家族を失い、存在すら“消費される”日々。 たった一度の怒りが、人生を変えた。 そしてその末路は、あまりに静かで、残酷だった――。

担がれぬ者たち

広川朔二
ライト文芸
下町に鳴り響く太鼓の音とともに、年に一度の祭りが始まる。伝統を静かに守る町に、無遠慮な異国の若者たちが入り込む。無知と無礼が招いたのは、冷ややかで確かな“応答”だった。

偏差値じゃ測れない僕の人生

広川朔二
ライト文芸
中学三年生の健斗は、東大卒の母・恵子から厳しい受験指導を受け続けていた。だが、模試の成績に追い詰められ、自分を見失いかけた健斗は、唯一心を許せる叔母・咲の元へと家を飛び出す。絵を描くことでしか呼吸できない自分の想いと、“理想の進学”を強いる母との対立。息子が初めて放った「母さんの夢を生きるのはやめたい」という言葉は、完璧主義だった母の人生をも揺るがし始める──。

静けさの向こうに

広川朔二
ライト文芸
線路沿いの畑で静かに農作業をする佐々木誠司。そこは亡き父も愛した「春の絶景スポット」だった。しかし、心ないカメラマンの無断侵入と暴言によって、静かな畑は踏みにじられていく。気弱な誠司は言い返すことができず、ただ立ち尽くす――。そんな彼の背中を押したのは、まっすぐに正義を貫く高校生・美月の言葉だった。 傷つけられた風景を、言葉と行動で守ることはできるのか。

偽りのフェミ

広川朔二
ライト文芸
SNSで“ミズキ様”と崇められたインフルエンサー・蓮水凛花。 「女性の味方」を名乗りながら、実際は男を金で操り、反論する女を晒して潰してきた。 しかし、彼女に傷つけられた人々が結集し、静かなる反撃が始まる。

黒板の亡霊

広川朔二
ライト文芸
教育現場で理不尽に潰された中学教師・真木は、匿名SNSアカウント「黒板の亡霊」を立ち上げ、真実を静かに告発し始める。やがてそれは社会の共感を呼び、保護者モンスターの仮面を剥がしていく——

処理中です...