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どこだろう…ここ。
目覚め一番で思う。今日は珍しく、目覚まし無しで起きた。
自分で言うのもなんだけど、私は寝起きが悪いし、寝ていられるならひたすら寝る。
社会人になり就職先がレストランやバー…飲食系のお店をやっている会社だったせいもあり、夜の帰宅は遅く朝はゆっくりの毎日。
学生の頃は、サービス業には絶対ならない…と思い事務系で雇用されたにも関わらず、昨今の人員不足もあり、最初は臨時のお手伝い…気が付いたらサービスする側になってたって言う、流され感半端ない私。
でもね…しょうがないじゃない。
お給料の額が全然違うし、急に休んだりした人の穴埋めも大変だったし…。
出来ちゃったんだもん。三十路の私が「もん」をつけるのもどうかと思うけど…出来ちゃったのだ…。
最初は「事務の人ねぇ…」と馬鹿にされてのお手伝いだったけれど、仕事を覚えたら早かったってヤツでした。
もたもたと仕事をする店長を焚き付け、少人数でも回せるように人員配置し、調理場やおつまみ担当者には物の配置や事前準備の大事さを教え、一人でも楽に捌けるように指導。
新人さんが入って来たら、嫌になって辞められない程度に仕事を教えて…他の人のモチベーションを下げるヤツにはそれなりに言い聞かせ……あれよあれよと、入社して2年後には各店舗の店長の推薦を受け、店舗長に。更にその2年後には飲食部門の統括という…傍から見れば凄い出世をしたように思えるけど、実際はそんなに甘くない。
とにかく人員がいないので、業務改革的な事もやり無駄を省いた。
労働時間が長くなり過労なんかで辞められるのも困るので、根本的な営業時間の見直しもして、店長を始め従業員の労働時間も常識の範囲内に収めた。
大学を卒業して新卒で入社した会社。
アルバイト位はしたことがあったけれど、ここまでやったのは当たり前だけれどこの会社が初めてだ。
上から指示がある訳でもなかったから手探りだった。
自分で言うのもなんだけど、頑張ったのだ。
周囲の「女のくせに」という声も無視して。女だから何だと言うのだ…と泣きたくなるのを我慢して、頑張ったのだ。
そして…頑張った結果がこれだった。
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