夢見るネコの私とあなた

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タブレットに打ち込まれた文字を見て、しばらく考えて納得…。
会社では見られない先輩の姿が……年上だけど可愛いなんて思っちゃったりしている。


いつだったか、誰かに『男の人への可愛い発言は止めたほうがいい』と言われたことがあるけど、思っちゃうものはしょうがないよね？
一応、私的には可愛いって誉め言葉なんだけどね？
ほら…『かっこいい』って言いづらいけど、『かわいい』って言いやすいじゃない？
そんな感じ。


色々と頭の中で整理がついたらしい先輩は、カレンダーを見ながら今後のことを話し始める。
まずは…何よりも先に、あの神社に行こうという話になって、もうすでに日も傾いてきてしまったけど、いそいそと出かける準備だ。先輩が……ね？
私は、まぁ予想通り先輩に抱っこです。
一応バスケットもあるけれど、あれって結構かさばると思うんだよね。
なので、バスの中では先輩のリュックにすっぽり入って顔だけ出していきます。


そうやっていくと、私を人形だと思っていたずらする子とかがいるので、前側に抱えるようにしてバスに乗るのよ?
そうすると先輩が可愛いく見えちゃうんだけどね（笑）




●〇●〇



神社に到着して、先輩はお友達とお話し中。
その間、私はもちろんお話はできないので、お社やしろの前で一人（一匹）お祈り中。
少しでも……とは思うけれど、こういうのってあんまり "お願い" ってしない方が良いって聞いたことあるんだけど、どうなんだろう。


まぁ…誰に聞くこともできないので、とりあえずはいつものお礼を。
だってね、あの時運が悪ければ死んでいたんだと思うんだよね。
だから…私はとても運がよかったんだと思う。


だからね。
『いつもありがとうございます』ってね。