105 / 141
第105話 賞金首
しおりを挟む
食事のあと、俺はアーロンにダンジョンで起こったことを報告した。
ダンジョンで武器の使用限界を超えた運用により、死霊術により操る魔物がさらに魔物化を起こしたことや、帰りに武器を工房に返すついでに、技術について詳しく聞こうとしたが門外不出のため断られたこと、などなど。
「……ふむ」
話をしている間、アーロンは腕組みをしながら険しい顔つきで聞いていたのだが、俺が話し終わってからも、ずっとこの表情だ。
普通の冒険者なら、その威圧感に身を縮こませたことだろう。
もっとも、彼の手元には食べ終わった後のカリーの皿(アーロンが急遽職員に食堂から持ってこさせた)が放置されているせいで全くサマになっていないが。
まあ、こっちはこっちで満腹になったパレルモとビトラが執務室にも関わらず幸せそうな顔で船をこいでいるから、お互い様ではあるが……
しばらく間を置いて、アーロンが口を開いた。
「……お前が帰ってくる前にイリナとアイラからも報告があった」
それはまだ聞いていないな。
「で、どうだったんだ?」
「……薬売りは流しの行商人だった。すでにヘズヴィンを出てしまっていたから、身元を割るまでには至らなかった。だが、薬の出もとは分かったぜ。アイラが懇意にしている薬師連中に当たってみたら、一発だったそうだ」
「ずいぶんとあっさりだな?」
「どうやら薬の露天販売には連中も困っていたらしくてな。ちょっと話題に出したらすぐに愚痴りだしたらしいぞ」
まあ、人間を魔物化する薬なんかが出回りだしたら、真面目に商売をやっている連中からすれば営業妨害も甚だしいからな。
「で、結局のところ一連の事件の犯人は誰か分かったのか?」
「ほう。一連の事件の犯人、とな?」
俺が問うと、アーロンがニヤリと笑った。
「お前はこの事件の裏で誰かが糸を引いていると、そう考えているんだな? もしかして心当たりがあるのか、ライノ?」
……チッ。
さすがに今のは失言だったか。
さすがはギルド長、抜け目のない男だ。
俺にもカマをかけてさらに情報を引き出そうとしている。
というか、まだ俺が何かを隠していることを察しているようだ。
さっきまで陶酔したような顔で行動食をカリーに浸けては囓りを繰り返していた男とは思えん。
「茶番はよしてくれ、ギルド長殿。『人間の魔物化』なんて事象が同時多発的に偶然起きました、なんてことがあってたまるか。おまけにその原因が武器や薬だ。原因となる人物やら組織がいてしかるべきだろう」
俺はそう言って肩をすくめてみせた。
もちろん、心当たりはある。
十中八九、一連の事件の中心人物はコウガイが話していたナンタイという男の仕業だろう。コウガイの話では、どうやらナンタイは魔剣やら妖刀を造る能力があるらしいからな。
ただ俺は、一連の事件がナンタイの単独による犯行だとは考えていない。
事件の規模と依頼元の属性から考えて、どこかしらの商人が一枚噛んでいるのは間違いないだろう。
とはいえ、その商人が誰かまでは分からないのは本当だ。
もちろん、やりそうな商人が思い浮かばないわけではないのだが、決めつけはよくない。
「だいたいあんたほどの者が絡んでるんだ。どうせもう黒幕の目星も付いているんだろう?」
「ふむ。まあ、ここで勿体ぶっていても仕方ないからな。例の武器に関する技術の供給元は、グレン商会だ。多くの店舗を構える大商人だし、お前も名前くらいは聞いたことがあるだろう。で、技術の提供先は、傘下の商店だ。裏も取ってあるぞ」
アーロンはあっさりと黒幕の名前を口にした。
やはりグレン商会か。
意外性がなさすぎて逆に意外ではあるが……
まあ、なんとなくそんな気はしていた。
知れ渡った悪名もさることながら、実際に俺は尾行されたり立ち寄った飲食店で暴漢に襲われたりと実害があったからな。
「で、どうするんだ? グレン商会が商店や工房に技術提供していたことが事実だとしても、実際に武器や薬を製造したのはあくまで個々の店だ。グレン商会に責任があるかどうか追求するのは容易ではないだろう」
「そこがまさに、頭の痛いところなんだよな……」
アーロンが困り顔で首を振った。
「確かに裏は取った。だがそれは、あくまで『グレン商会から個々の工房や商店への技術供与がある』という一点だけだ。ウチが直接出張るにしても、さすがに大義名分が足りねえ。一応、冒険者が直接被害に遭った訳だから、商工ギルドやグレン商会本体に厳重抗議をするくらいのことはできる。やりようによっちゃ賠償金もふんだくれるだろう。だが、それだけだ。『武器を売るな』とまでは言えん」
アーロンはそこで肩をすくめてから、さらに話を続けた。
「冒険者ギルドと商工ギルドは対等な立場にある。持ちつ持たれつ、というヤツだ。しかもアレは短期的には売れ筋商品になるだろうから、なおさらだ。お前も実感しただろうが、使い方を間違えなければ武器自体は悪くないからな。それに、冒険者ギルド側で例の武器の使用を禁じても、リスク上等でこっそり使うヤツは必ず出てくる。どのみちダンジョン探索なんぞを生業にしていれば、いつかはそうせざるを得ない事態に直面するだろうからな」
「要するに、大人の事情により打つ手なし、ということか」
「端的に言えば、そうだ」
アーロンががっくりと肩を落とす。
まあ、今回に限っては敵が強大すぎる。
ダンジョンの魔物ならばいくら強くても倒せばそれで終わりの関係だが、人間同士となればそうはいかない。力を持つ商人ともなればなおさらだ。
彼らの売る武器や防具がなければ、普通の冒険者ならばダンジョンの第1階層をうろつくことすら不可能だからな。
あとは、できることと言えば、どうにかしてナンタイに直接コンタクトを取り、技術供与を止めさせることだが……
アーロンの話から、ヤツがグレン商会と行動を共にしていることは判明した。
となれば、この街にいる可能性が高い。
ならば、コウガイに一度コンタクトを取り、事情を話すべきか。
彼ならば、ナンタイについてもう少し詳しい話が聞けるはずだ。
場合によっては、コウガイをアーロンに直接会わせてもいいかもしれない。
うん、それがいいな。
たしか、コウガイの宿泊する宿を記したメモ書きは『彷徨える黒猫亭』で保管していたはずだ。一度戻って確認しよう。
そう考え席を立とうとした、そのとき。
――コンコン。
「あの、ギルド長。お話中すいませんが、少しよろしいでしょうか」
軽いノックの後にガチャリと扉が開き、女性職員が遠慮がちに顔を出した。
あの子は……確かリラと言ったかな。
アーロンの補佐か秘書みたいな役回りをしている職員だ。
「なんだリラ。今、大事な話をしている。後にしろ」
「すいません。ですが、至急案件でして」
「……分かった。廊下で聞く。そこで待ってろ。ライノ、少し外すがいいな?」
「俺は構わんぞ」
「すまん。少し待っていてくれ」
アーロンが執務室を出て言った。
リラと廊下で何やら立ち話をしている。
話の内容までは分からないが、リラは何やら深刻そうな声のトーンだ。
「待たせたな」
打ち合わせが済んだのか、アーロンが部屋に戻ってきた。
なぜかリラも一緒だ。依頼書のような書類を抱えている。
アーロンは渋い顔で、リラは困惑したよう表情をしている。
「どうしたんだ? ずいぶんと妙な顔つきだが」
「いや、な」
アーロンはしかめっ面のままリラから書類を受け取ると、テーブルの上に広げた。文章とともに、似顔絵が描いてある。依頼書らしい。
「どういう風の吹き回しか知らんが……グレン商会から直接の依頼が来た」
そこにはこう書かれていた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
『ダンジョン探索依頼及び賞金首の設定』
《概 要》
左記似顔絵の者『コウガイ=フドー』は当商会本部に許可無く立ち入り金品その他の物品を盗んだため一時拘束したが、使用人数名に傷を負わせ逃亡した。
ただし今のところ『コウガイ=フドー』は当商会敷地から出ておらず、潜伏先は地図に示す当商会敷地内で発見された未踏破ダンジョン(種別:遺跡型)と推定されるが、本ダンジョンはかなりの深度(推定三十~四十階層)があり内部構造も複雑なため、当商会の捜索隊のみでは探索が不可能である。
このため、貴ギルドへダンジョン探索の依頼するとともに『コウガイ=フドー』に懸賞金を設定する。生死は問わない。
《希望ランク》
A~C程度を希望。
ただし、当商会が別途支給する新型武器や薬剤を使用する者であればDランク程度も可。
《報 酬》
ダンジョン探索における報酬は各パーティーへ銀貨十枚を支払う。
さらにコウガイ=フドー討伐または捕縛時の賞金としてダンジョン探索報酬とは別に金貨百枚を支払う。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
……マジか。
ここに書かれている『コウガイ=フドー』というのはあのコウガイだよな。
似顔絵もアイツだし。
ということは、コウガイもナンタイの居場所を突き止めたということか。
しかし、目的は遂げることができずに逃げることになったようだ。
というか、グレン商会の敷地内に未踏破ダンジョンだと?
商会って、確か街の中心部にあったはずだよな。
ちょっとまてよ。
いやいや、まさか……
「どうしたライノ、顔色が悪いぞ? まさかメシを食い過ぎたのか?」
「あ、ああ。少し食べ過ぎたかもしれん」
アーロンが心配そうに聞いてくるが、さすがに本当のことは言えない。
これって、もしかしなくても……
ウチの屋敷の下にある『嫉妬』の遺跡だろコレ。
ダンジョンで武器の使用限界を超えた運用により、死霊術により操る魔物がさらに魔物化を起こしたことや、帰りに武器を工房に返すついでに、技術について詳しく聞こうとしたが門外不出のため断られたこと、などなど。
「……ふむ」
話をしている間、アーロンは腕組みをしながら険しい顔つきで聞いていたのだが、俺が話し終わってからも、ずっとこの表情だ。
普通の冒険者なら、その威圧感に身を縮こませたことだろう。
もっとも、彼の手元には食べ終わった後のカリーの皿(アーロンが急遽職員に食堂から持ってこさせた)が放置されているせいで全くサマになっていないが。
まあ、こっちはこっちで満腹になったパレルモとビトラが執務室にも関わらず幸せそうな顔で船をこいでいるから、お互い様ではあるが……
しばらく間を置いて、アーロンが口を開いた。
「……お前が帰ってくる前にイリナとアイラからも報告があった」
それはまだ聞いていないな。
「で、どうだったんだ?」
「……薬売りは流しの行商人だった。すでにヘズヴィンを出てしまっていたから、身元を割るまでには至らなかった。だが、薬の出もとは分かったぜ。アイラが懇意にしている薬師連中に当たってみたら、一発だったそうだ」
「ずいぶんとあっさりだな?」
「どうやら薬の露天販売には連中も困っていたらしくてな。ちょっと話題に出したらすぐに愚痴りだしたらしいぞ」
まあ、人間を魔物化する薬なんかが出回りだしたら、真面目に商売をやっている連中からすれば営業妨害も甚だしいからな。
「で、結局のところ一連の事件の犯人は誰か分かったのか?」
「ほう。一連の事件の犯人、とな?」
俺が問うと、アーロンがニヤリと笑った。
「お前はこの事件の裏で誰かが糸を引いていると、そう考えているんだな? もしかして心当たりがあるのか、ライノ?」
……チッ。
さすがに今のは失言だったか。
さすがはギルド長、抜け目のない男だ。
俺にもカマをかけてさらに情報を引き出そうとしている。
というか、まだ俺が何かを隠していることを察しているようだ。
さっきまで陶酔したような顔で行動食をカリーに浸けては囓りを繰り返していた男とは思えん。
「茶番はよしてくれ、ギルド長殿。『人間の魔物化』なんて事象が同時多発的に偶然起きました、なんてことがあってたまるか。おまけにその原因が武器や薬だ。原因となる人物やら組織がいてしかるべきだろう」
俺はそう言って肩をすくめてみせた。
もちろん、心当たりはある。
十中八九、一連の事件の中心人物はコウガイが話していたナンタイという男の仕業だろう。コウガイの話では、どうやらナンタイは魔剣やら妖刀を造る能力があるらしいからな。
ただ俺は、一連の事件がナンタイの単独による犯行だとは考えていない。
事件の規模と依頼元の属性から考えて、どこかしらの商人が一枚噛んでいるのは間違いないだろう。
とはいえ、その商人が誰かまでは分からないのは本当だ。
もちろん、やりそうな商人が思い浮かばないわけではないのだが、決めつけはよくない。
「だいたいあんたほどの者が絡んでるんだ。どうせもう黒幕の目星も付いているんだろう?」
「ふむ。まあ、ここで勿体ぶっていても仕方ないからな。例の武器に関する技術の供給元は、グレン商会だ。多くの店舗を構える大商人だし、お前も名前くらいは聞いたことがあるだろう。で、技術の提供先は、傘下の商店だ。裏も取ってあるぞ」
アーロンはあっさりと黒幕の名前を口にした。
やはりグレン商会か。
意外性がなさすぎて逆に意外ではあるが……
まあ、なんとなくそんな気はしていた。
知れ渡った悪名もさることながら、実際に俺は尾行されたり立ち寄った飲食店で暴漢に襲われたりと実害があったからな。
「で、どうするんだ? グレン商会が商店や工房に技術提供していたことが事実だとしても、実際に武器や薬を製造したのはあくまで個々の店だ。グレン商会に責任があるかどうか追求するのは容易ではないだろう」
「そこがまさに、頭の痛いところなんだよな……」
アーロンが困り顔で首を振った。
「確かに裏は取った。だがそれは、あくまで『グレン商会から個々の工房や商店への技術供与がある』という一点だけだ。ウチが直接出張るにしても、さすがに大義名分が足りねえ。一応、冒険者が直接被害に遭った訳だから、商工ギルドやグレン商会本体に厳重抗議をするくらいのことはできる。やりようによっちゃ賠償金もふんだくれるだろう。だが、それだけだ。『武器を売るな』とまでは言えん」
アーロンはそこで肩をすくめてから、さらに話を続けた。
「冒険者ギルドと商工ギルドは対等な立場にある。持ちつ持たれつ、というヤツだ。しかもアレは短期的には売れ筋商品になるだろうから、なおさらだ。お前も実感しただろうが、使い方を間違えなければ武器自体は悪くないからな。それに、冒険者ギルド側で例の武器の使用を禁じても、リスク上等でこっそり使うヤツは必ず出てくる。どのみちダンジョン探索なんぞを生業にしていれば、いつかはそうせざるを得ない事態に直面するだろうからな」
「要するに、大人の事情により打つ手なし、ということか」
「端的に言えば、そうだ」
アーロンががっくりと肩を落とす。
まあ、今回に限っては敵が強大すぎる。
ダンジョンの魔物ならばいくら強くても倒せばそれで終わりの関係だが、人間同士となればそうはいかない。力を持つ商人ともなればなおさらだ。
彼らの売る武器や防具がなければ、普通の冒険者ならばダンジョンの第1階層をうろつくことすら不可能だからな。
あとは、できることと言えば、どうにかしてナンタイに直接コンタクトを取り、技術供与を止めさせることだが……
アーロンの話から、ヤツがグレン商会と行動を共にしていることは判明した。
となれば、この街にいる可能性が高い。
ならば、コウガイに一度コンタクトを取り、事情を話すべきか。
彼ならば、ナンタイについてもう少し詳しい話が聞けるはずだ。
場合によっては、コウガイをアーロンに直接会わせてもいいかもしれない。
うん、それがいいな。
たしか、コウガイの宿泊する宿を記したメモ書きは『彷徨える黒猫亭』で保管していたはずだ。一度戻って確認しよう。
そう考え席を立とうとした、そのとき。
――コンコン。
「あの、ギルド長。お話中すいませんが、少しよろしいでしょうか」
軽いノックの後にガチャリと扉が開き、女性職員が遠慮がちに顔を出した。
あの子は……確かリラと言ったかな。
アーロンの補佐か秘書みたいな役回りをしている職員だ。
「なんだリラ。今、大事な話をしている。後にしろ」
「すいません。ですが、至急案件でして」
「……分かった。廊下で聞く。そこで待ってろ。ライノ、少し外すがいいな?」
「俺は構わんぞ」
「すまん。少し待っていてくれ」
アーロンが執務室を出て言った。
リラと廊下で何やら立ち話をしている。
話の内容までは分からないが、リラは何やら深刻そうな声のトーンだ。
「待たせたな」
打ち合わせが済んだのか、アーロンが部屋に戻ってきた。
なぜかリラも一緒だ。依頼書のような書類を抱えている。
アーロンは渋い顔で、リラは困惑したよう表情をしている。
「どうしたんだ? ずいぶんと妙な顔つきだが」
「いや、な」
アーロンはしかめっ面のままリラから書類を受け取ると、テーブルの上に広げた。文章とともに、似顔絵が描いてある。依頼書らしい。
「どういう風の吹き回しか知らんが……グレン商会から直接の依頼が来た」
そこにはこう書かれていた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
『ダンジョン探索依頼及び賞金首の設定』
《概 要》
左記似顔絵の者『コウガイ=フドー』は当商会本部に許可無く立ち入り金品その他の物品を盗んだため一時拘束したが、使用人数名に傷を負わせ逃亡した。
ただし今のところ『コウガイ=フドー』は当商会敷地から出ておらず、潜伏先は地図に示す当商会敷地内で発見された未踏破ダンジョン(種別:遺跡型)と推定されるが、本ダンジョンはかなりの深度(推定三十~四十階層)があり内部構造も複雑なため、当商会の捜索隊のみでは探索が不可能である。
このため、貴ギルドへダンジョン探索の依頼するとともに『コウガイ=フドー』に懸賞金を設定する。生死は問わない。
《希望ランク》
A~C程度を希望。
ただし、当商会が別途支給する新型武器や薬剤を使用する者であればDランク程度も可。
《報 酬》
ダンジョン探索における報酬は各パーティーへ銀貨十枚を支払う。
さらにコウガイ=フドー討伐または捕縛時の賞金としてダンジョン探索報酬とは別に金貨百枚を支払う。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
……マジか。
ここに書かれている『コウガイ=フドー』というのはあのコウガイだよな。
似顔絵もアイツだし。
ということは、コウガイもナンタイの居場所を突き止めたということか。
しかし、目的は遂げることができずに逃げることになったようだ。
というか、グレン商会の敷地内に未踏破ダンジョンだと?
商会って、確か街の中心部にあったはずだよな。
ちょっとまてよ。
いやいや、まさか……
「どうしたライノ、顔色が悪いぞ? まさかメシを食い過ぎたのか?」
「あ、ああ。少し食べ過ぎたかもしれん」
アーロンが心配そうに聞いてくるが、さすがに本当のことは言えない。
これって、もしかしなくても……
ウチの屋敷の下にある『嫉妬』の遺跡だろコレ。
0
あなたにおすすめの小説
レベルが上がらずパーティから捨てられましたが、実は成長曲線が「勇者」でした
桐山じゃろ
ファンタジー
同い年の幼馴染で作ったパーティの中で、ラウトだけがレベル10から上がらなくなってしまった。パーティリーダーのセルパンはラウトに頼り切っている現状に気づかないまま、レベルが低いという理由だけでラウトをパーティから追放する。しかしその後、仲間のひとりはラウトについてきてくれたし、弱い魔物を倒しただけでレベルが上がり始めた。やがてラウトは精霊に寵愛されし最強の勇者となる。一方でラウトを捨てた元仲間たちは自業自得によるざまぁに遭ったりします。※小説家になろう、カクヨムにも同じものを公開しています。
収納魔法を極めた魔術師ですが、勇者パーティを追放されました。ところで俺の追放理由って “どれ” ですか?
木塚麻弥
ファンタジー
収納魔法を活かして勇者パーティーの荷物持ちをしていたケイトはある日、パーティーを追放されてしまった。
追放される理由はよく分からなかった。
彼はパーティーを追放されても文句の言えない理由を無数に抱えていたからだ。
結局どれが本当の追放理由なのかはよく分からなかったが、勇者から追放すると強く言われたのでケイトはそれに従う。
しかし彼は、追放されてもなお仲間たちのことが好きだった。
たった四人で強大な魔王軍に立ち向かおうとするかつての仲間たち。
ケイトは彼らを失いたくなかった。
勇者たちとまた一緒に食事がしたかった。
しばらくひとりで悩んでいたケイトは気づいてしまう。
「追放されたってことは、俺の行動を制限する奴もいないってことだよな?」
これは収納魔法しか使えない魔術師が、仲間のために陰で奮闘する物語。
転生者は力を隠して荷役をしていたが、勇者パーティーに裏切られて生贄にされる。
克全
ファンタジー
第6回カクヨムWeb小説コンテスト中間選考通過作
「カクヨム」と「小説家になろう」にも投稿しています。
2020年11月4日「カクヨム」異世界ファンタジー部門日間ランキング51位
2020年11月4日「カクヨム」異世界ファンタジー部門週間ランキング52位
転生者のブルーノは絶大な力を持っていたが、その力を隠してダンジョンの荷役として暮らしていた。だが、教会の力で勇者を騙る卑怯下劣な連中に、レットドラゴンから逃げるための生贄として、ボス部屋に放置された。腐敗した教会と冒険者ギルドが結託て偽の勇者パーティーを作り、ぼろ儲けしているのだ。ブルーノは誰が何をしていても気にしないし、自分で狩った美味しいドラゴンを食べて暮らせればよかったのだが、殺されたブルーノの為に教会や冒険者ギルドのマスターを敵対した受付嬢が殺されるのを見過ごせなくて・・・・・・
どうも、命中率0%の最弱村人です 〜隠しダンジョンを周回してたらレベル∞になったので、種族進化して『半神』目指そうと思います〜
サイダーボウイ
ファンタジー
この世界では15歳になって成人を迎えると『天恵の儀式』でジョブを授かる。
〈村人〉のジョブを授かったティムは、勇者一行が訪れるのを待つ村で妹とともに仲良く暮らしていた。
だがちょっとした出来事をきっかけにティムは村から追放を言い渡され、モンスターが棲息する森へと放り出されてしまう。
〈村人〉の固有スキルは【命中率0%】というデメリットしかない最弱スキルのため、ティムはスライムすらまともに倒せない。
危うく死にかけたティムは森の中をさまよっているうちにある隠しダンジョンを発見する。
『【煌世主の意志】を感知しました。EXスキル【オートスキップ】が覚醒します』
いきなり現れたウィンドウに驚きつつもティムは試しに【オートスキップ】を使ってみることに。
すると、いつの間にか自分のレベルが∞になって……。
これは、やがて【種族の支配者(キング・オブ・オーバーロード)】と呼ばれる男が、最弱の村人から最強種族の『半神』へと至り、世界を救ってしまうお話である。
【収納∞】スキルがゴミだと追放された俺、実は次元収納に加えて“経験値貯蓄”も可能でした~追放先で出会ったもふもふスライムと伝説の竜を育成〜
あーる
ファンタジー
「役立たずの荷物持ちはもういらない」
貢献してきた勇者パーティーから、スキル【収納∞】を「大した量も入らないゴミスキル」だと誤解されたまま追放されたレント。
しかし、彼のスキルは文字通り『無限』の容量を持つ次元収納に加え、得た経験値を貯蓄し、仲間へ『分配』できる超チート能力だった!
失意の中、追放先の森で出会ったのは、もふもふで可愛いスライムの「プル」と、古代の祭壇で孵化した伝説の竜の幼体「リンド」。レントは隠していたスキルを解放し、唯一無二の仲間たちを最強へと育成することを決意する!
辺境の村を拠点に、薬草採取から魔物討伐まで、スキルを駆使して依頼をこなし、着実に経験値と信頼を稼いでいくレントたち。プルは多彩なスキルを覚え、リンドは驚異的な速度で成長を遂げる。
これは、ゴミスキルだと蔑まれた少年が、最強の仲間たちと共にどん底から成り上がり、やがて自分を捨てたパーティーや国に「もう遅い」と告げることになる、追放から始まる育成&ざまぁファンタジー!
防御力を下げる魔法しか使えなかった俺は勇者パーティから追放されたけど俺の魔法に強制脱衣の追加効果が発現したので世界中で畏怖の対象になりました
かにくくり
ファンタジー
魔法使いクサナギは国王の命により勇者パーティの一員として魔獣討伐の任務を続けていた。
しかし相手の防御力を下げる魔法しか使う事ができないクサナギは仲間達からお荷物扱いをされてパーティから追放されてしまう。
しかし勇者達は今までクサナギの魔法で魔物の防御力が下がっていたおかげで楽に戦えていたという事実に全く気付いていなかった。
勇者パーティが没落していく中、クサナギは追放された地で彼の本当の力を知る新たな仲間を加えて一大勢力を築いていく。
そして防御力を下げるだけだったクサナギの魔法はいつしか次のステップに進化していた。
相手の身に着けている物を強制的に剥ぎ取るという究極の魔法を習得したクサナギの前に立ち向かえる者は誰ひとりいなかった。
※小説家になろうにも掲載しています。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる