俺の妹が最高のオカズだった

Stjimmy182

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妹の友達をオカズにした ②

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 美優に盗み聞き禁止と言われて、俺は一階のリビングに降りてきた。

 上階の音を聞きたいわけではないのだが、テレビも付けずにソファーに座ってジッとしている。

 

 いや、ぼーっとしていると言った方が正しいか。

 そろそろエアコンの冷気も回ってきて、頭も冴えてきた。

 

 両親の帰りが遅いため、夜までリビングを放置しておくことも多い。

 帰ってきてから俺と美優は部屋に直行したため、リビングはまだ高い日の暑さをたっぷりと吸収していた。

 朝にはシャッターを上げる決まりがあり、出かけるときに閉める習慣もないため、この部屋は毎日無駄に温められている。

 

「ふぅ……」

 

 ソファーに寝転んで、大きく息を吐く。

 妹の友達である由佳のエロ画像を貰ってから、どうにも心が落ち着かない。

 

 乱れた制服をたくし上げておっぱいを晒す女子中学の生写真。

 スマホのボタンをカチカチと押して何度も見たり閉じたりを繰り返す。

 性欲は蓄積されていく一方だが、パンツを脱げるほどの割り切りはまだできていなかった。

 

 美優と違って、由佳は全くの他人だ。

 妹より他人の方が抜きづらいなんておかしな話だとわかってはいるが、俺にとってはこれが本能的な価値基準だからどうにもならない。

 

 妹の友達で抜くのなんて、きっとAVを見て抜くのとそう変わらないのだろう。

 それでも、友達の兄が勝手に自分をオカズに使っていると知ったら、対価を貰っているわけでもない彼女は憤るはずだ。

 

「はぁ」

 

 止まらないため息に、鼓動は早くなっていく。

 何も考えないようにしても、あの写真を使って抜いてしまった事実が、罪悪感として体に刻み込まれていた。

 

 無理やり心を鎮めようとして、寝てしまおうと努めてから、どれだけの時間が経ったのか。

 わからないが、結局寝ることはできず、胸のざわめきからくるストレスに我慢ならなくなって俺はキッチンに移動した。

 

 コーヒーでも飲めば少しは落ち着くはず。

 そう思ってコーヒーメーカーをセットしてから、俺はキッチンを背もたれにして座り込んだ。

 

 ポコポコとコーヒーを煮出す不規則な音だけがリビングに響いている。

 目を閉じればその小気味良い音だけが聴力を占有して、それだけでも緊張は和らいだ。

 

 しかし、そんな心地良さに包まれていられるのも数分の間だけのことだった。

 

 完全に油断しきっていた俺の耳が、リビングのドアを開く音を拾って、心臓はまた休みなく大きな拍動を強いられることになった。

 

「んーもー! つかれたー!」

 

 聞き慣れない声だったが、その活気のある響きから由佳がリビングに来たことはすぐにわかった。

 それからドアが閉まる音だけが続いて、どうやら一人で一階まで降りてきたらしい。

 

 美優にはリビングにいることを伝えてある。

 俺と鉢合わせになることは美優も避けるはずだし、おそらくトイレに行くとでも言って抜け出してきたのだろう。

 由佳はお勉強兼お仕置会のことを面倒に思っていたようだし、しばらくは戻ってくれそうにない。

 

 厄介なことになった。

 ただでさえ妹の友人なんて気まずいのに。

 無断でオナニーのオカズにしてしまった女の子が、キッチンの向こう側で寝転んでいる。

 

 立ち上がるのも億劫だけど、どうせコーヒーメーカーの音で気づかれるか。

 相手に不審がられるくらいなら、先に挨拶をしてしまおう。

 

 俺は立ち上がって、キッチン越しの中学生を視界に収める。

 

 制服を着ていた由佳は、足をこちらに向けていた。

 膝を曲げて、スカートの中まで丸見えになっている。

 

 そして、その中には。

 

「──ッ?!」

 

 俺は天敵を見つけたプレーリードッグのごとく素早く身を隠した。

 

 マズい。

 またしてもマズいものを見てしまった。

 

 いや、しかし。

 なんで、どうして。

 

 ──なぜパンツをはいていないんだ!?

 

 照明が上手く当たって割れ目までくっきり見えてしまった。

 うっすら毛の生え始めたアレは、間違いなく女性の大事な部分だろう。

 美優の裸も見たことはあるが、下からの景色をあれほどはっきりと目撃したことはなかった。

 

 どうしよう。

 ここで声を掛けたら、俺が大切な部分を見てしまったことがバレてしまう。

 幸いにもコーヒーメーカーの音は気にしていなかったようだが。

 

 もし気まぐれでキッチンの方まで来てしまったら。

 隠れていた理由を問い詰められてしまう。

 

 いっそ、もっとわかりやすい物音を立てて気づいてもらうか。

 今までは偶然意識の入らないところにいただけですよと、自然な流れでアピールできれば、由佳の方が勝手に察知して足を閉じてくれるかもしれない。

 

 何も気にせずにコーヒーを注いでしまった方が無難か。

 俺がドアの音に気づかなかったと主張するのは無理があるが、知らない間柄だし、声をかけずにいること自体はなんらおかしくはない。

 

 大丈夫。

 ここは平常運転。

 俺以外に誰もいないと思って、リビングで日常を過ごすんだ──

 

「由佳、やっぱりここにいた」

 

 ガラガラとドアの開ける音に続いて、聴き馴染んだ声が入ってきた。

 部屋に入るなり、すぐにソファーのところまで足音が移動する。

 

 美優が来てくれた。

 ナイスなタイミングだ。

 

「サボっていられる身分じゃないでしょ」

「もー! あんなことされたらサボりたくもなるって!」

 

 バタバタとソファーを叩く音が聞こえる。

 あんなことっていうのは、美優が由佳のおっぱいを撮ったことだろうか。

 

「由佳が全然反省しないのがいけないんだよ」

「だって何が悪いのかわかんないし。思い出せって言われても困るもん。お仕置きが勉強ってのも意味不明だし」

「本当にわからないの? 認めたくないだけじゃない?」

「ぬぅー!」

 

 由佳は力んだような声を出して、息を抜くと共に脱力する。

 

「そりゃ、思い当たるフシがないわけでもないけどさ。美優に謝れって言われるだけなら、私だって素直に言うこと聞くよ? でもさすがに遥のはないじゃん」

 

 不満げな声だった。

 仲良く楽しい雰囲気だったのが、一変してちょっと嫌な感じだ。

 えもいわれぬ不安がもやもやと胸の内に広がっていく。

 

「ねえ。美優もさ。もう遥の言うこと聞くのやめない? 恩があるのはわかるけどさ。どう考えても美優には合わないよ」

 

 由佳は強めの口調で美優に忠告した。

 

 ついに聞くことになってしまったか。

 やっぱり、どの女の子にもあるんだな。

 表面上は仲良くしてるけど、実は裏ではってやつ。

 

 元気で明るくて、腹黒い部分なんてないと思っていたのに。

 現実はこんなものなのか。

 

 あんなに礼儀正しくて可愛い子に、敵意を向ける理由が見当たらない。

 嫉妬したくなるくらい恵まれた容姿なのは理解できるが。

 

 でも、君たちは友達なんだろう。

 あの子がいったい、どんな悪いことをしたっていうんだ。

 

「だって試験中にローター入れてるような子だよ!? どう考えたってヤバいじゃん!」

 

 ごめん由佳。

 それはさすがにヤバすぎる。

 

 待ってくれ。

 さすがに信じられない。

 

 あんな清純な子が、学校でテストを受けてる最中にローターを隠し入れてパンツの中を濡らしているのか?

 人形みたいに涼しい顔をして、クラスメイトに混じって、先生に見守られながら、膣内だけは別の感情に支配されている……。

 

 想像してみると、とんでもない変態行為だ。

 真面目そうな顔をして、大胆すぎる。

 

 試験中ってかなり静かだよな。

 バレないんだろうか。

 

「由佳。余計なこと言わない」

 

 美優の声が途端に冷淡になった。

 遥の悪口を言われたからだろうか。

 それとも……。

 

「台所にお兄ちゃんがいるんだから」

「え!? 嘘ッ!?」

 

 やっぱり美優は気づいていたか。

 というか由佳は本当に気づいてなかったのか。

 

「ど、どうも」

 

 申し訳ございません、と心の中でつぶやきながら、俺は立ち上がって由佳と視線を合わせた。

 

「あははー。ど、どうもー」

 

 由佳は手をひらひらさせて硬い笑顔を作る。

 そりゃ俺に遥のとんでもない秘密を暴露してしまったわけだからな。

 きっとお仕置き追加だろう。

 

「し、失礼しましたーッ!!」

 

 由佳は美優の突き刺すような視線から逃れるようにして二階に走って行ってしまった。

 そっちに逃げたところで状況はなにも変わらないと思うが。

 

 取り残されて、また美優と2人きり。

 今日は気まずい空気になってばかりだ。

 

 1分ほど空間が停止して、美優が台所まで回ってくる。

 

 不機嫌に不機嫌を上乗せした顔で。

 美優は俺の膨れ上がった股間を睨みつけた。

 

「これは、その、だな」

 

 興奮するなという方が無理がある。

 あの遥が、人形みたいにキレイで真面目そうなあの女の子が、三十数人の只中で淫奔に耽っているなんて。

 

 机に突っ伏して、声を抑えて悶える遥の姿が脳裏に浮かぶ。

 我慢ならなくなって、触りたくなるときもあるだろう。

 立ち上がるときはティッシュで椅子を拭くんだろうか。

 

 ダメだ。

 妄想が止まらない。

 

「お兄ちゃん」

 

 俺の妄想を美優の低い声が遮った。

 遥だけはオカズにするなと言われて、その代わりに由佳のエロ画像をもらったわけだし。

 

 俺も我慢してやりたいが、すまん。

 今は無理だ。

 

「……そんな子だったのか」

 

 咎める妹を無視して、俺は訊いた。

 

 批難したいわけじゃない。

 きちんとした事情を説明してもらえれば、身勝手な妄想も止まると思ったんだ。

 

 美優は俺の前まで来て、真っ直ぐに瞳を合わせて口を開く。

 

「勘違いしないで。遥はそれが一番集中できるからしてるの。小学生の頃から、学校でも塾でも学年で一番なんだよ」

 

 それはすごい。

 なんかもう、色々とすごすぎる。

 天才と変態はやはり表裏一体だったか。

 

「さすがにリモコンを渡された時は引いたけど」

 

 美優は目を逸らして呟いた。

 

 余計なことを口走ったな妹よ。

 よっぽどドン引きしたんだな。

 

「その、邪推して申し訳ないんだが。二階でもそういうことしてるのか」

 

 俺は恐る恐る尋ねる。

 口が乾燥して、唾を飲み込んだ。

 噛まずに喋れたつもりだが、美優はただ俺を睨むばかりで返答しない。

 

 沈黙は肯定、でいいんだよな。

 それなら由佳がパンツをはいていなかったことも納得できる。

 となると、それなりに濃厚なスキンシップがあってもおかしくないわけだよな。

 平然とブラジャーを外せるような間柄なわけだし。

 

「もしかして、美優は女の子の方が好きなのか?」

 

 美優だって、クラスの男子が放っておかないくらいの容姿はしている。

 それなのにここまで男っ気がないのは、つまりそういうことなんじゃないか。

 

 重ねられた質問に、美優はやりづらそうに口を窄めて。

 しかし、今度はちゃんと返答してくれた。

 

「私にそういう感情はないよ。遥はレズだけど」

 

 ため息混じりの声に、本心が見え隠れする。

 少なからず性的な好意はないみたいだ。

 

「そうだったのか。やたらと庇うから、てっきり」

「そっちの理由を話すつもりはありません。いいから遥のことは何もかも忘れてください」

 

 美優はまた俺の目前で膝をついて、本日二度目の光景を迎える。

 

「今日はもうエッチな気分でいるの禁止。全部処理してあげるから、溜まったらすぐ出して」

 

 美優に急かされて、ズボンを脱いだ方がいいのか迷うが、興奮はしていても抜ける気分じゃない。

 もう少し雰囲気があればいいが、美優のご機嫌がよろしくないのでむしろ萎んでしまいそうだ。

 

「今すぐは、難しそう」

「こんなに大きくなってるのに?」

「すまん」

 

 その言葉だけは若干股間に刺さった。

 

「由佳の写真があるでしょ。それ使って」

 

 美優に命令されて、俺はまた由佳のエロ画像を見るが。

 それだけで射精に至れるほど、男も単純な構造はしていない。

 

「むー……」

 

 そんな膨れっ面をされても出るものじゃない。

 さっきの怖い顔よりはよっぽどいいが。

 

 俺はズボンのチャックも下ろさないまま、立ち尽くす。

 その間、美優はずっと頭を悩ませて、数分が経つ。

 

 美優は最後に一度項垂れると、覚悟を決めた顔で立ち上がった。

 

「準備してくるから、待ってて」

 

 美優はリビングに戻ると、引き出しを漁ってなにやらゴソゴソと探し始める。

 たしかあの辺りは、裁縫道具とかを入れてた場所だよな。

 

「準備って、何の?」

 

 尋ねてみたが、当然教えてもらえるわけもなく。

 

「用意ができたら呼びに来るから。それまではエッチなこと考えたらダメだからね」

 

 美優はそうやって、俺に釘を刺して。

 

 白い布とナイロンテープを手に、二階へと上がっていった。
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