5 / 29
はじめての宴会
しおりを挟む
「お嬢、どうぞ」
いい笑顔でそう言うと、セルンは私に手を差し出してくれた。
正直、色気満載のセルンの手を取るのに抵抗はある。しかしここは令嬢らしく華やかにエスコートされるべきところ。おずおずしても仕方がないわ。
覚悟を決めてセルンに手をかさねた。
そうして馬車から降りようとした時、ふと耳元にセルンの甘い囁きがひびいたのだ。
「今日は一段とかわいいよ」
「!」
首元にセルンの吐息が吹きかかって思わず固まってしまった。
ああ、もうー! また私をからかってきた……っ
恥ずかしそうにしているからか、最近よくこうしてセルンにからかわれる。
とはいっても、耳元で囁くだけで実際に私に触れることはない。
本人はイタズラのつもりだろうけれど、私的にはかなり精神にくるのよ……。
これから大事な宴会があるから、無意味に茶化してくるの本当にやめてほしい。
念を押すようにセルンの手をにぎり彼を見たが、本人は分からない風で首を傾げた。
こういう時だけ鈍感なのね、セルンさん……。
深呼吸して気持ちを改めると、できれ限り優雅に歩をすすめた。
転生してから参加するはじめての宴会。これはこの世界に馴染めるための第一歩でもある。
気を引きしめて頑張ろう……!
80年と短い歴史しかないこの王国は、豊かな生産量を誇っている。
本日の宴会は、貴族間の交流を深めるためのもので、イメージとしては、百人ほどの貴族が少し広めの部屋でディナーをとる形だ。
国王主催だけあって会場はきらびやかなのね。
壁には美しい壁がけがあり、床には厚めの敷物がひいてある。
息を吸えば芳しい花の香りがふんわりと伝わってくる。うん、とてもいい匂いだ。
そうして<貴賓の間> に入り、しばらく周囲を見まわしていると。
「ほら、あちらの方がニロ様ですよ」
「……まあ、噂通りですわね」
扉の横でなにやらコソコソと話す声が聞こえた。
ちらりとそのほうをみれば、そこには綺麗な扇で口元を隠す二人の女性がいた。
二人の視線は、私と同い年にみえる男の子に向けている。
まあ、なんだか機嫌悪そうな子ね。
甘い蜜のような黄色い髪。
眉間に深いシワをよせているのに、整った素の顔立ちの方が目立つくらいの美少年だ。
あれ? 目が、すごい特殊な色をしているわ。
美しい銀器のような鈍い銀色。
光を反射しているかのように煌めいている。
つい彼を見惚れていると、ふいに目があってしまった。
「何を見ている?」
突然そう聞かれ、ぱっと睨まれた。
うっ、怖いって……え⁈ こっちくるの⁇
気づけば、男の子が目の前にやってきた。
「余の顔に文句はあるのか? コソコソと言うのではなく、堂々と言ってはどうだ?」
凛とした声とともに、クイッと顎を持ち上げられた。
眩しそうに細められた銀色の瞳は鋭い怒気を帯びていて、幼い顔に似合わない恐ろしい雰囲気を漂わせている。
……この子、怖いっ
「お前のその顔が気に食わない」
私の眼をにらんだまま、男の子がつぶやく。
その冷たい声にざわざわと鳥肌がたってくるのを感じた。
恐怖とともに、胸の奥底にモヤモヤとした気持ちがわだかまった。
たしかに彼をジロジロと見た私がいけない。けれど、いきなり顔が気に食わないとか言わなくてもいいじゃないの。
この顔のせいでかなり苦労してきたというのに……っ
(なんだ失礼な子だな! 私だって不本意なのよ、好きで無表情にしているわけではないの!)
ムッとして彼の瞳を見つめ返すと、少年は目をしばたかせた。
「……今、なんと?」
(なんとってなによ? まだなにも言ってないわ。口を動かすのがつらいし、あなたみたいな子に発する言葉なんてないし)
そうふてくされていると、急に少年が顔を青ざめて後ずさった。
「ま、まただ……。 何故、口は動いていないのに……」
(ん、どうしたの……?)
訳がわからず首を傾げていれば、少年はひどく取り乱した様子でさっさとこの場を後にした。
え、なに? なんで逃げたの?
きょとんとしていると、横からセルンの声が聞こえてきた。
「……お嬢、大丈夫?」
その声は少し掠れていた。
どうやらセルンに心配をかけてしまったようだ。大丈夫とうなずけば、セルンはほんの少し顔を緩めた。
「申し訳ない、お嬢。オレが役立たずで……」
そう口ごもったセルンの拳は、小刻みに震えている。
護衛として何もできなかったのが悔しいのだろう。
それもそのはず。
だって、さっきの子どもは恐らく……いや。確実にブルック王の一人息子だもの。
名は確か……そうだ。
『ニロ・ブルック・ジュリアス』王子だ。
セルンだけではない。
厳密にいえば、侯爵家の私もニロに逆らえない。
それなのに、身分をわきまえず王子を怒らせてしまった。まさか震えるほどセルンを不安にさせてしまったなんて、本当に申し訳ないわ……。
「……ごめん、セルン」
唇を噛みしめてそう謝ると、セルンはやや驚いた顔になってから、ぽんぽんと私の頭をなでてくれた。
「ありがとう、お嬢」
そう言って、セルンは笑顔を見せてくれた。だが、その目はどこか冷たくみえる。
もしかして、セルンにがっかりされてしまったのかな?
そう不安がりつつ、周囲の視線が落ち着いたところでセルンと共に席へと移動した。
そして後からきたドナルド社長とも合流し、ディナーが正式にはじまったのだ。
ああ、まさか初めての宴会で王子を怒らせてしまうとは、これは大失敗だ。
貴族の社会は難しい。
本当になんで転生なんかしてしまったのだろう。……はあ。
そうげんなりしていれば、いつの間にかディナータイムが終わり、次のイベントである演奏会が始まろうとした、その時だった。
部屋の扉がゆっくりと開き、そこから再びニロが入ってきたのだ。ちなみに表情は怖いまま……。
うぅ、まさか王子が戻ってくるなんて……!
いい笑顔でそう言うと、セルンは私に手を差し出してくれた。
正直、色気満載のセルンの手を取るのに抵抗はある。しかしここは令嬢らしく華やかにエスコートされるべきところ。おずおずしても仕方がないわ。
覚悟を決めてセルンに手をかさねた。
そうして馬車から降りようとした時、ふと耳元にセルンの甘い囁きがひびいたのだ。
「今日は一段とかわいいよ」
「!」
首元にセルンの吐息が吹きかかって思わず固まってしまった。
ああ、もうー! また私をからかってきた……っ
恥ずかしそうにしているからか、最近よくこうしてセルンにからかわれる。
とはいっても、耳元で囁くだけで実際に私に触れることはない。
本人はイタズラのつもりだろうけれど、私的にはかなり精神にくるのよ……。
これから大事な宴会があるから、無意味に茶化してくるの本当にやめてほしい。
念を押すようにセルンの手をにぎり彼を見たが、本人は分からない風で首を傾げた。
こういう時だけ鈍感なのね、セルンさん……。
深呼吸して気持ちを改めると、できれ限り優雅に歩をすすめた。
転生してから参加するはじめての宴会。これはこの世界に馴染めるための第一歩でもある。
気を引きしめて頑張ろう……!
80年と短い歴史しかないこの王国は、豊かな生産量を誇っている。
本日の宴会は、貴族間の交流を深めるためのもので、イメージとしては、百人ほどの貴族が少し広めの部屋でディナーをとる形だ。
国王主催だけあって会場はきらびやかなのね。
壁には美しい壁がけがあり、床には厚めの敷物がひいてある。
息を吸えば芳しい花の香りがふんわりと伝わってくる。うん、とてもいい匂いだ。
そうして<貴賓の間> に入り、しばらく周囲を見まわしていると。
「ほら、あちらの方がニロ様ですよ」
「……まあ、噂通りですわね」
扉の横でなにやらコソコソと話す声が聞こえた。
ちらりとそのほうをみれば、そこには綺麗な扇で口元を隠す二人の女性がいた。
二人の視線は、私と同い年にみえる男の子に向けている。
まあ、なんだか機嫌悪そうな子ね。
甘い蜜のような黄色い髪。
眉間に深いシワをよせているのに、整った素の顔立ちの方が目立つくらいの美少年だ。
あれ? 目が、すごい特殊な色をしているわ。
美しい銀器のような鈍い銀色。
光を反射しているかのように煌めいている。
つい彼を見惚れていると、ふいに目があってしまった。
「何を見ている?」
突然そう聞かれ、ぱっと睨まれた。
うっ、怖いって……え⁈ こっちくるの⁇
気づけば、男の子が目の前にやってきた。
「余の顔に文句はあるのか? コソコソと言うのではなく、堂々と言ってはどうだ?」
凛とした声とともに、クイッと顎を持ち上げられた。
眩しそうに細められた銀色の瞳は鋭い怒気を帯びていて、幼い顔に似合わない恐ろしい雰囲気を漂わせている。
……この子、怖いっ
「お前のその顔が気に食わない」
私の眼をにらんだまま、男の子がつぶやく。
その冷たい声にざわざわと鳥肌がたってくるのを感じた。
恐怖とともに、胸の奥底にモヤモヤとした気持ちがわだかまった。
たしかに彼をジロジロと見た私がいけない。けれど、いきなり顔が気に食わないとか言わなくてもいいじゃないの。
この顔のせいでかなり苦労してきたというのに……っ
(なんだ失礼な子だな! 私だって不本意なのよ、好きで無表情にしているわけではないの!)
ムッとして彼の瞳を見つめ返すと、少年は目をしばたかせた。
「……今、なんと?」
(なんとってなによ? まだなにも言ってないわ。口を動かすのがつらいし、あなたみたいな子に発する言葉なんてないし)
そうふてくされていると、急に少年が顔を青ざめて後ずさった。
「ま、まただ……。 何故、口は動いていないのに……」
(ん、どうしたの……?)
訳がわからず首を傾げていれば、少年はひどく取り乱した様子でさっさとこの場を後にした。
え、なに? なんで逃げたの?
きょとんとしていると、横からセルンの声が聞こえてきた。
「……お嬢、大丈夫?」
その声は少し掠れていた。
どうやらセルンに心配をかけてしまったようだ。大丈夫とうなずけば、セルンはほんの少し顔を緩めた。
「申し訳ない、お嬢。オレが役立たずで……」
そう口ごもったセルンの拳は、小刻みに震えている。
護衛として何もできなかったのが悔しいのだろう。
それもそのはず。
だって、さっきの子どもは恐らく……いや。確実にブルック王の一人息子だもの。
名は確か……そうだ。
『ニロ・ブルック・ジュリアス』王子だ。
セルンだけではない。
厳密にいえば、侯爵家の私もニロに逆らえない。
それなのに、身分をわきまえず王子を怒らせてしまった。まさか震えるほどセルンを不安にさせてしまったなんて、本当に申し訳ないわ……。
「……ごめん、セルン」
唇を噛みしめてそう謝ると、セルンはやや驚いた顔になってから、ぽんぽんと私の頭をなでてくれた。
「ありがとう、お嬢」
そう言って、セルンは笑顔を見せてくれた。だが、その目はどこか冷たくみえる。
もしかして、セルンにがっかりされてしまったのかな?
そう不安がりつつ、周囲の視線が落ち着いたところでセルンと共に席へと移動した。
そして後からきたドナルド社長とも合流し、ディナーが正式にはじまったのだ。
ああ、まさか初めての宴会で王子を怒らせてしまうとは、これは大失敗だ。
貴族の社会は難しい。
本当になんで転生なんかしてしまったのだろう。……はあ。
そうげんなりしていれば、いつの間にかディナータイムが終わり、次のイベントである演奏会が始まろうとした、その時だった。
部屋の扉がゆっくりと開き、そこから再びニロが入ってきたのだ。ちなみに表情は怖いまま……。
うぅ、まさか王子が戻ってくるなんて……!
0
あなたにおすすめの小説
転生したら悪役令嬢になりかけてました!〜まだ5歳だからやり直せる!〜
具なっしー
恋愛
5歳のベアトリーチェは、苦いピーマンを食べて気絶した拍子に、
前世の記憶を取り戻す。
前世は日本の女子学生。
家でも学校でも「空気を読む」ことばかりで、誰にも本音を言えず、
息苦しい毎日を過ごしていた。
ただ、本を読んでいるときだけは心が自由になれた――。
転生したこの世界は、女性が希少で、男性しか魔法を使えない世界。
女性は「守られるだけの存在」とされ、社会の中で特別に甘やかされている。
だがそのせいで、女性たちはみな我儘で傲慢になり、
横暴さを誇るのが「普通」だった。
けれどベアトリーチェは違う。
前世で身につけた「空気を読む力」と、
本を愛する静かな心を持っていた。
そんな彼女には二人の婚約者がいる。
――父違いの、血を分けた兄たち。
彼らは溺愛どころではなく、
「彼女のためなら国を滅ぼしても構わない」とまで思っている危険な兄たちだった。
ベアトリーチェは戸惑いながらも、
この異世界で「ただ愛されるだけの人生」を歩んでいくことになる。
※表紙はAI画像です
貴族令嬢、転生十秒で家出します。目指せ、おひとり様スローライフ
凜
ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞にて奨励賞を頂きました。ありがとうございます!
貴族令嬢に転生したリルは、前世の記憶に混乱しつつも今世で恵まれていない環境なことに気が付き、突発で家出してしまう。
前世の社畜生活で疲れていたため、山奥で魔法の才能を生かしスローライフを目指すことにした。しかししょっぱなから魔物に襲われ、元王宮魔法士と出会ったり、はては皇子までやってきてと、なんだかスローライフとは違う毎日で……?
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
ヒロインですが、舞台にも上がれなかったので田舎暮らしをします
未羊
ファンタジー
レイチェル・ウィルソンは公爵令嬢
十二歳の時に王都にある魔法学園の入学試験を受けたものの、なんと不合格になってしまう
好きなヒロインとの交流を進める恋愛ゲームのヒロインの一人なのに、なんとその舞台に上がれることもできずに退場となってしまったのだ
傷つきはしたものの、公爵の治める領地へと移り住むことになったことをきっかけに、レイチェルは前世の夢を叶えることを計画する
今日もレイチェルは、公爵領の片隅で畑を耕したり、お店をしたりと気ままに暮らすのだった
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
公爵家の秘密の愛娘
ゆきむらさり
恋愛
〔あらすじ〕📝グラント公爵家は王家に仕える名門の家柄。
過去の事情により、今だに独身の当主ダリウス。国王から懇願され、ようやく伯爵未亡人との婚姻を決める。
そんな時、グラント公爵ダリウスの元へと現れたのは1人の少女アンジェラ。
「パパ……私はあなたの娘です」
名乗り出るアンジェラ。
◇
アンジェラが現れたことにより、グラント公爵家は一変。伯爵未亡人との再婚もあやふや。しかも、アンジェラが道中に出逢った人物はまさかの王族。
この時からアンジェラの世界も一変。華やかに色付き出す。
初めはよそよそしいグラント公爵ダリウス(パパ)だが、次第に娘アンジェラを気に掛けるように……。
母娘2代のハッピーライフ&淑女達と貴公子達の恋模様💞
🔶設定などは独自の世界観でご都合主義となります。ハピエン💞
🔶稚拙ながらもHOTランキング(最高20位)に入れて頂き(2025.5.9)、ありがとうございます🙇♀️
【完結】乙女ゲーム開始前に消える病弱モブ令嬢に転生しました
佐倉穂波
恋愛
転生したルイシャは、自分が若くして死んでしまう乙女ゲームのモブ令嬢で事を知る。
確かに、まともに起き上がることすら困難なこの体は、いつ死んでもおかしくない状態だった。
(そんな……死にたくないっ!)
乙女ゲームの記憶が正しければ、あと数年で死んでしまうルイシャは、「生きる」ために努力することにした。
2023.9.3 投稿分の改稿終了。
2023.9.4 表紙を作ってみました。
2023.9.15 完結。
2023.9.23 後日談を投稿しました。
溺愛最強 ~気づいたらゲームの世界に生息していましたが、悪役令嬢でもなければ断罪もされないので、とにかく楽しむことにしました~
夏笆(なつは)
恋愛
「おねえしゃま。こえ、すっごくおいしいでし!」
弟のその言葉は、晴天の霹靂。
アギルレ公爵家の長女であるレオカディアは、その瞬間、今自分が生きる世界が前世で楽しんだゲーム「エトワールの称号」であることを知った。
しかし、自分は王子エルミニオの婚約者ではあるものの、このゲームには悪役令嬢という役柄は存在せず、断罪も無いので、攻略対象とはなるべく接触せず、穏便に生きて行けば大丈夫と、生きることを楽しむことに決める。
醤油が欲しい、うにが食べたい。
レオカディアが何か「おねだり」するたびに、アギルレ領は、周りの領をも巻き込んで豊かになっていく。
既にゲームとは違う展開になっている人間関係、その学院で、ゲームのヒロインは前世の記憶通りに攻略を開始するのだが・・・・・?
小説家になろうにも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる