6 / 45
江戸の味 ①
しおりを挟む
「あーっ! やっと帰ってきた!」
木材で作られた二階建ての家に到着するや否や、突如上の方から叫び声が轟いた。
反射的に見上げると、窓からむっくりとした体を乗り出し、怖い顔で私たちを見下ろす女性の姿が視界に飛び込んだ。
「こんな時間までどこほっつき歩いたっさー!」
と手すりのない外階段を駆け下りてきた中年女性は、目を吊り上げて三人を睨む。
「すまない。余がしかと時間を確認しなかった故、彼等をこの時間まで付き合わせてしまった」
そう言ってニロが頭を下げると、私たちに気づいた女性はびくっと表情を一変させた。
「まーまー! あんたさん珍しい外見さね! 今日きた屋敷のお客さん?」
女性の質問にニロが「ふむ」と頷くと、隣にいるリット君とニタちゃんが声を張り上げた。
「ニロとフェーだってよー! 海外の人だよー!」
「ねえ! 本物だよママ! 本物!」
明るい顔でそう紹介してくれた。
「まーまー! クニヒト宰相のお客さんで海外のお偉い……さん?」
と女性は顔に困惑の色を浮かべた。
ん? なんだろう……。
まじまじと私たちの体を見ているわ。一応南の服装に合わせているのだけれど、似合わないのかしら?
近くにある灯の明かりで自分の身なりを確認すると、ドレスのあちらこちらに土がついていて、小汚く見えた。
ニロの方にも目をやると、彼の白いシャツには袖から移った木炭のシミが目立ち、私よりも汚く見えた。
あっ! 塔の中が暗かったからわからなかったのだけれど、二人ともかなり汚れているわ!
同じことに気づいたのか、ニロはすかさず口を開いた。
「余とフェーはただの付き人だ。気遣わなくてよい」
「まー! 海外の付き人さんはいいものを着るさね!」
女性はすんなり納得した。
「ねえねえ! ババは? お兄ちゃんとお姉ちゃんをババに紹介したーい!」
ニタちゃんに腕を掴まれ、女性は腰に手を当てて再び怒り出す。
「あんたらを探しに行ったっさー!」
「そんなー! じゃーオラがババを探してくるよー!」
「待った待った!」
ぐるりと走り出したリット君の襟を掴んで女性が声を荒げた。
「あんたが行って迷ったらどうするさね!」
「やだやだー! 迷わないから離してよオバ! オラ早くババに二人を紹介したいーって痛てぇ!」
女性にゲンコツされたリット君は両手で頭を覆った。
「ゔぅ……」
「しょうがない子さね! ちょい待ちー! ご飯を炊いたらアタイが探しに行くさー!」
目尻に涙を滲ませるリット君を見て女性がそう言うと、急にニロが声を発した。
「……であれば余が代わりに炊くとしよう」
突然の申し出に女性は怪訝な表情を浮かべる。
「まー! あんたさん、ニロって言ったかい。米を炊けるさね?」
「ふむ。味は保証できないが、釜と木炭さえあれば炊ける」
ニロがそう答えれば、彼女は「まーまー!」と可笑しそうに笑った。
ん? ニロはそんなこともできるの……?
手影絵もそうだったけれど、色々と多才なのね。羨ましいわ……。
「味も何もないさね! 炊いてくれるだけでありがたいさー!」
「ふむ。其方等に心労をかけた余の責任でもある故、気にするな」
ニロがそう加えると、女性はかっと陽気な笑顔を見せた。
「まーまー! しっかりしたお付きさんさね! ならご飯はあんたさんに任せるさよ! ニタ、ニロに台所の場所を教えー!」
そしてニタちゃんが「はーい!」と返事すると、女性はたいまつを手にして家を後にした。
ふくよかなその後ろ姿を照らす淡い光はすぐさま道の闇に呑みこまれた。
山の上からだと数十軒の家が固まっているように見えたが、意外と間隔が空いているものね。
一人でぼんやりしていると、突然ニタちゃんに手を掴まれた。
「お兄ちゃん、お姉ちゃん! こっちよー!」
と二人共引っ張られ、ニタちゃんについて奥の方へと進んだ。
壁のない一階は解放的な空間になっていて、床も張っておらず、土間になっている。
「ニロー! これ持ってきたよー!」
とリット君は粘土で作られた小さな竈を重たそうに運んできた。
まあ。移動式なのね。意外だわ。
「ふむ。『ニロさん』であろう?」
リット君から竈を受け取ったニロが顔をしかめてそう指摘すると、彼は少し悩んでから、「ニロ兄ぃ!」と元気よく言い直した。
「オラ火を起こせるよー!」
快活な声でそう宣言すると、リット君は棒に弓の玄を巻きつけて引っ張った。
高速で回転する棒が下に敷いてある板と擦れて、きいきいと鳴った。そうして何秒か経つと黒い木屑と共に煙が上がってきた。
あっ、一瞬で火種ができた! すごいわ……。手慣れているのね、リット君。
「ふむ。よくできた」
ニロがリット君を褒めれば、ニタちゃんも負けじと米に水を入れた。
「あたしは米を洗えるよー!」
「そうか? ……ふむ。2人共ありがたいが、これでは余の仕事がなくなるな……」
困ったようにそう呟いたニロだったが、近くで砂抜きされているアサリを目にして、ふと閃いた様子で手を叩いた。
「ニタ、このアサリを拝借してもよいか?」
「あたしが今朝砂浜で取ってきたやつだから全然いいよー!」
ニロの質問に、ニタちゃんがそう答えれば、
「何言ってんだよ、ニタ! オラの方がいっぱい拾ってきたのにー!」
下の方からリット君が灰だらけの頭をもたげてそう抗議した。
そうして誰が一番アサリを多く取ってきたのかで二人が口喧嘩を始めたら、ナック君も両手を高く上げて主張した。
「……ナックも、取った!」
「ふむ。そうか。偉いぞ、ナック」
「ナック、えらいぞ……!」
褒めてくれたニロの言い方を真似て、ナック君は無邪気に笑った。
うふふ。3人共すっかりニロに懐いているわ。さすが元教師、子供の扱いが上手だね。
「ふむ。醤油と生姜もあるのか?」
ニロがそう問えば、さっきまで喧嘩していたリット君とニタちゃんがぱっと振り向き、「あるよー!」と図ったかのように声をシンクロさせた。
「あたし醤油持ってくるー!」
「あー! じゃーオラ生姜取ってくるー!」
お互いの顔を睨み合ってから、2人は争うように走り出した。
「お前ら、足元に気をつけたまえ」
「はーい!」
心配するニロに見向きもせず、2人はドドドと忙しなく走りまわった。
うふふ、元気がいい子たちね。
私も三人と仲良くなりたいのに、あまり喋れないから、なんだか蚊帳の外にいるみたい。少し寂しいわ。
そうして2人の後ろ姿を目で追っていれば、
「ふふ、……ふははっ! ……ああ、2人共愛い奴だな……」
あ、ニロが声を出して笑った。珍しい!
爽やかな笑い声……。ニロはこんな風にも笑うんだ。初めて聞いたかも……。
なんだろう、今日のニロはいつも以上に輝いて見えるわ。
ややあって戻ってきた2人に囲まれて、ニロは口元に愉しそうな弧を描いた。それをみて、だんだんと複雑な気持ちが込み上げてくる。
ニロが、すごく楽しそう……。
それもそうか……。だってニロは前世から子供が大好きだもの。誰よりも子供たちを大事にしているから、……だから、ニロは……。
ふとニロの過去を思い出し、ぐっと胸を突き上げてくる衝動に視界がぼやけた。
「……?」
「!」
不覚にもニロと目が合ってしまった。
木材で作られた二階建ての家に到着するや否や、突如上の方から叫び声が轟いた。
反射的に見上げると、窓からむっくりとした体を乗り出し、怖い顔で私たちを見下ろす女性の姿が視界に飛び込んだ。
「こんな時間までどこほっつき歩いたっさー!」
と手すりのない外階段を駆け下りてきた中年女性は、目を吊り上げて三人を睨む。
「すまない。余がしかと時間を確認しなかった故、彼等をこの時間まで付き合わせてしまった」
そう言ってニロが頭を下げると、私たちに気づいた女性はびくっと表情を一変させた。
「まーまー! あんたさん珍しい外見さね! 今日きた屋敷のお客さん?」
女性の質問にニロが「ふむ」と頷くと、隣にいるリット君とニタちゃんが声を張り上げた。
「ニロとフェーだってよー! 海外の人だよー!」
「ねえ! 本物だよママ! 本物!」
明るい顔でそう紹介してくれた。
「まーまー! クニヒト宰相のお客さんで海外のお偉い……さん?」
と女性は顔に困惑の色を浮かべた。
ん? なんだろう……。
まじまじと私たちの体を見ているわ。一応南の服装に合わせているのだけれど、似合わないのかしら?
近くにある灯の明かりで自分の身なりを確認すると、ドレスのあちらこちらに土がついていて、小汚く見えた。
ニロの方にも目をやると、彼の白いシャツには袖から移った木炭のシミが目立ち、私よりも汚く見えた。
あっ! 塔の中が暗かったからわからなかったのだけれど、二人ともかなり汚れているわ!
同じことに気づいたのか、ニロはすかさず口を開いた。
「余とフェーはただの付き人だ。気遣わなくてよい」
「まー! 海外の付き人さんはいいものを着るさね!」
女性はすんなり納得した。
「ねえねえ! ババは? お兄ちゃんとお姉ちゃんをババに紹介したーい!」
ニタちゃんに腕を掴まれ、女性は腰に手を当てて再び怒り出す。
「あんたらを探しに行ったっさー!」
「そんなー! じゃーオラがババを探してくるよー!」
「待った待った!」
ぐるりと走り出したリット君の襟を掴んで女性が声を荒げた。
「あんたが行って迷ったらどうするさね!」
「やだやだー! 迷わないから離してよオバ! オラ早くババに二人を紹介したいーって痛てぇ!」
女性にゲンコツされたリット君は両手で頭を覆った。
「ゔぅ……」
「しょうがない子さね! ちょい待ちー! ご飯を炊いたらアタイが探しに行くさー!」
目尻に涙を滲ませるリット君を見て女性がそう言うと、急にニロが声を発した。
「……であれば余が代わりに炊くとしよう」
突然の申し出に女性は怪訝な表情を浮かべる。
「まー! あんたさん、ニロって言ったかい。米を炊けるさね?」
「ふむ。味は保証できないが、釜と木炭さえあれば炊ける」
ニロがそう答えれば、彼女は「まーまー!」と可笑しそうに笑った。
ん? ニロはそんなこともできるの……?
手影絵もそうだったけれど、色々と多才なのね。羨ましいわ……。
「味も何もないさね! 炊いてくれるだけでありがたいさー!」
「ふむ。其方等に心労をかけた余の責任でもある故、気にするな」
ニロがそう加えると、女性はかっと陽気な笑顔を見せた。
「まーまー! しっかりしたお付きさんさね! ならご飯はあんたさんに任せるさよ! ニタ、ニロに台所の場所を教えー!」
そしてニタちゃんが「はーい!」と返事すると、女性はたいまつを手にして家を後にした。
ふくよかなその後ろ姿を照らす淡い光はすぐさま道の闇に呑みこまれた。
山の上からだと数十軒の家が固まっているように見えたが、意外と間隔が空いているものね。
一人でぼんやりしていると、突然ニタちゃんに手を掴まれた。
「お兄ちゃん、お姉ちゃん! こっちよー!」
と二人共引っ張られ、ニタちゃんについて奥の方へと進んだ。
壁のない一階は解放的な空間になっていて、床も張っておらず、土間になっている。
「ニロー! これ持ってきたよー!」
とリット君は粘土で作られた小さな竈を重たそうに運んできた。
まあ。移動式なのね。意外だわ。
「ふむ。『ニロさん』であろう?」
リット君から竈を受け取ったニロが顔をしかめてそう指摘すると、彼は少し悩んでから、「ニロ兄ぃ!」と元気よく言い直した。
「オラ火を起こせるよー!」
快活な声でそう宣言すると、リット君は棒に弓の玄を巻きつけて引っ張った。
高速で回転する棒が下に敷いてある板と擦れて、きいきいと鳴った。そうして何秒か経つと黒い木屑と共に煙が上がってきた。
あっ、一瞬で火種ができた! すごいわ……。手慣れているのね、リット君。
「ふむ。よくできた」
ニロがリット君を褒めれば、ニタちゃんも負けじと米に水を入れた。
「あたしは米を洗えるよー!」
「そうか? ……ふむ。2人共ありがたいが、これでは余の仕事がなくなるな……」
困ったようにそう呟いたニロだったが、近くで砂抜きされているアサリを目にして、ふと閃いた様子で手を叩いた。
「ニタ、このアサリを拝借してもよいか?」
「あたしが今朝砂浜で取ってきたやつだから全然いいよー!」
ニロの質問に、ニタちゃんがそう答えれば、
「何言ってんだよ、ニタ! オラの方がいっぱい拾ってきたのにー!」
下の方からリット君が灰だらけの頭をもたげてそう抗議した。
そうして誰が一番アサリを多く取ってきたのかで二人が口喧嘩を始めたら、ナック君も両手を高く上げて主張した。
「……ナックも、取った!」
「ふむ。そうか。偉いぞ、ナック」
「ナック、えらいぞ……!」
褒めてくれたニロの言い方を真似て、ナック君は無邪気に笑った。
うふふ。3人共すっかりニロに懐いているわ。さすが元教師、子供の扱いが上手だね。
「ふむ。醤油と生姜もあるのか?」
ニロがそう問えば、さっきまで喧嘩していたリット君とニタちゃんがぱっと振り向き、「あるよー!」と図ったかのように声をシンクロさせた。
「あたし醤油持ってくるー!」
「あー! じゃーオラ生姜取ってくるー!」
お互いの顔を睨み合ってから、2人は争うように走り出した。
「お前ら、足元に気をつけたまえ」
「はーい!」
心配するニロに見向きもせず、2人はドドドと忙しなく走りまわった。
うふふ、元気がいい子たちね。
私も三人と仲良くなりたいのに、あまり喋れないから、なんだか蚊帳の外にいるみたい。少し寂しいわ。
そうして2人の後ろ姿を目で追っていれば、
「ふふ、……ふははっ! ……ああ、2人共愛い奴だな……」
あ、ニロが声を出して笑った。珍しい!
爽やかな笑い声……。ニロはこんな風にも笑うんだ。初めて聞いたかも……。
なんだろう、今日のニロはいつも以上に輝いて見えるわ。
ややあって戻ってきた2人に囲まれて、ニロは口元に愉しそうな弧を描いた。それをみて、だんだんと複雑な気持ちが込み上げてくる。
ニロが、すごく楽しそう……。
それもそうか……。だってニロは前世から子供が大好きだもの。誰よりも子供たちを大事にしているから、……だから、ニロは……。
ふとニロの過去を思い出し、ぐっと胸を突き上げてくる衝動に視界がぼやけた。
「……?」
「!」
不覚にもニロと目が合ってしまった。
0
あなたにおすすめの小説
転生したら悪役令嬢になりかけてました!〜まだ5歳だからやり直せる!〜
具なっしー
恋愛
5歳のベアトリーチェは、苦いピーマンを食べて気絶した拍子に、
前世の記憶を取り戻す。
前世は日本の女子学生。
家でも学校でも「空気を読む」ことばかりで、誰にも本音を言えず、
息苦しい毎日を過ごしていた。
ただ、本を読んでいるときだけは心が自由になれた――。
転生したこの世界は、女性が希少で、男性しか魔法を使えない世界。
女性は「守られるだけの存在」とされ、社会の中で特別に甘やかされている。
だがそのせいで、女性たちはみな我儘で傲慢になり、
横暴さを誇るのが「普通」だった。
けれどベアトリーチェは違う。
前世で身につけた「空気を読む力」と、
本を愛する静かな心を持っていた。
そんな彼女には二人の婚約者がいる。
――父違いの、血を分けた兄たち。
彼らは溺愛どころではなく、
「彼女のためなら国を滅ぼしても構わない」とまで思っている危険な兄たちだった。
ベアトリーチェは戸惑いながらも、
この異世界で「ただ愛されるだけの人生」を歩んでいくことになる。
※表紙はAI画像です
困りました。縦ロールにさよならしたら、逆ハーになりそうです。
新 星緒
恋愛
乙女ゲームの悪役令嬢アニエス(悪質ストーカー)に転生したと気づいたけれど、心配ないよね。だってフラグ折りまくってハピエンが定番だもの。
趣味の悪い縦ロールはやめて性格改善して、ストーカーしなければ楽勝楽勝!
……って、あれ?
楽勝ではあるけれど、なんだか思っていたのとは違うような。
想定外の逆ハーレムを解消するため、イケメンモブの大公令息リュシアンと協力関係を結んでみた。だけどリュシアンは、「惚れた」と言ったり「からかっただけ」と言ったり、意地悪ばかり。嫌なヤツ!
でも実はリュシアンは訳ありらしく……
(第18回恋愛大賞で奨励賞をいただきました。応援してくださった皆様、ありがとうございました!)
【完結】使えない令嬢として一家から追放されたけど、あまりにも領民からの信頼が厚かったので逆転してざまぁしちゃいます
腕押のれん
ファンタジー
アメリスはマハス公国の八大領主の一つであるロナデシア家の三姉妹の次女として生まれるが、頭脳明晰な長女と愛想の上手い三女と比較されて母親から疎まれており、ついに追放されてしまう。しかしアメリスは取り柄のない自分にもできることをしなければならないという一心で領民たちに対し援助を熱心に行っていたので、領民からは非常に好かれていた。そのため追放された後に他国に置き去りにされてしまうものの、偶然以前助けたマハス公国出身のヨーデルと出会い助けられる。ここから彼女の逆転人生が始まっていくのであった!
私が死ぬまでには完結させます。
追記:最後まで書き終わったので、ここからはペース上げて投稿します。
追記2:ひとまず完結しました!
死に戻ったら、私だけ幼児化していた件について
えくれあ
恋愛
セラフィーナは6歳の時に王太子となるアルバートとの婚約が決まって以降、ずっと王家のために身を粉にして努力を続けてきたつもりだった。
しかしながら、いつしか悪女と呼ばれるようになり、18歳の時にアルバートから婚約解消を告げられてしまう。
その後、死を迎えたはずのセラフィーナは、目を覚ますと2年前に戻っていた。だが、周囲の人間はセラフィーナが死ぬ2年前の姿と相違ないのに、セラフィーナだけは同じ年齢だったはずのアルバートより10歳も幼い6歳の姿だった。
死を迎える前と同じこともあれば、年齢が異なるが故に違うこともある。
戸惑いを覚えながらも、死んでしまったためにできなかったことを今度こそ、とセラフィーナは心に誓うのだった。
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
お兄様、冷血貴公子じゃなかったんですか?~7歳から始める第二の聖女人生~
みつまめ つぼみ
ファンタジー
17歳で偽りの聖女として処刑された記憶を持つ7歳の女の子が、今度こそ世界を救うためにエルメーテ公爵家に引き取られて人生をやり直します。
記憶では冷血貴公子と呼ばれていた公爵令息は、義妹である主人公一筋。
そんな義兄に戸惑いながらも甘える日々。
「お兄様? シスコンもほどほどにしてくださいね?」
恋愛ポンコツと冷血貴公子の、コミカルでシリアスな救世物語開幕!
冷徹宰相様の嫁探し
菱沼あゆ
ファンタジー
あまり裕福でない公爵家の次女、マレーヌは、ある日突然、第一王子エヴァンの正妃となるよう、申し渡される。
その知らせを持って来たのは、若き宰相アルベルトだったが。
マレーヌは思う。
いやいやいやっ。
私が好きなのは、王子様じゃなくてあなたの方なんですけど~っ!?
実家が無害そう、という理由で王子の妃に選ばれたマレーヌと、冷徹宰相の恋物語。
(「小説家になろう」でも公開しています)
幼い頃に、大きくなったら結婚しようと約束した人は、英雄になりました。きっと彼はもう、わたしとの約束なんて覚えていない
ラム猫
恋愛
幼い頃に、セレフィアはシルヴァードと出会った。お互いがまだ世間を知らない中、二人は王城のパーティーで時折顔を合わせ、交流を深める。そしてある日、シルヴァードから「大きくなったら結婚しよう」と言われ、セレフィアはそれを喜んで受け入れた。
その後、十年以上彼と再会することはなかった。
三年間続いていた戦争が終わり、シルヴァードが王国を勝利に導いた英雄として帰ってきた。彼の隣には、聖女の姿が。彼は自分との約束をとっくに忘れているだろうと、セレフィアはその場を離れた。
しかし治療師として働いているセレフィアは、彼の後遺症治療のために彼と対面することになる。余計なことは言わず、ただ彼の治療をすることだけを考えていた。が、やけに彼との距離が近い。
それどころか、シルヴァードはセレフィアに甘く迫ってくる。これは治療者に対する依存に違いないのだが……。
「シルフィード様。全てをおひとりで抱え込もうとなさらないでください。わたしが、傍にいます」
「お願い、セレフィア。……君が傍にいてくれたら、僕はまともでいられる」
※糖度高め、勘違いが激しめ、主人公は鈍感です。ヒーローがとにかく拗れています。苦手な方はご注意ください。
※『小説家になろう』様『カクヨム』様にも投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる