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僕が飼われる日

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 ハンスとそのご両親、自分の両親に見送られて、僕は一番近い街の先にある大きな荘園に向かっていた。この地方を治める貴族、リリア様の領地だ。僕が伺う先は、リリア領の中でも力を持つ豪農、ギュンターさんのお家である。
 ギュンターさんのお家は牧草地帯に点々と小屋をかけてあり、本宅は街の中にあるそうで、迎えに出てくれたのは牧童頭の奥様だった。牧童頭は薄荷さん。その奥様はリコリスさん。僕はリコリスさんに小さな小屋へと案内された。
「君、だいぶ細っこいけれど、種付けがほんとにできるの? まあいいわ、薄荷が夕方には羊の群れを連れて帰ってくるから、それまではこの小屋を整理していなさい。困ったら私の家に聞きに来てね」
 こうして、だいぶボロっちい小屋をあたえられ、住み込みでの種付けがはじまった。僕は言われたとおりに掃除を始め、農具を寝藁のクズで拭き取って部屋の端に整頓し、残った寝藁をきれいなものと汚いものに分け、汚いものを捨てて、きれいなものを貰いに行った。
 リコリスさんは上等な寝藁と、パンをひとかけくれて、夕ごはんの時間までに体を拭いておくようにと布きれをくれた。思っていたより優しくしてもらって、僕はすこしはしゃいでしまった。
 日が陰り始めた頃、牧羊犬の声とともに、羊と山羊の大群が帰ってきた。なんと、その数300頭近く。家畜たちの多くは素直に小屋に入っていくけれど、時々嫌がる子もいる。そういった子を牧童さんたちがなだめて、どんどんと小屋に詰めていった。
 あっという間に羊小屋は一杯になり、鳴き交わす声がうるさくなってきた。僕は薄荷さんに挨拶しようとして、牧童さんに声をかけた。
「薄荷さんなら、小屋で一番いい牡羊を仕分けてる。俺たちもすぐに行くから、ご飯を貰いに行きなさい」
 こう言われたので、僕は体を拭いて、リコリスさんのもとに急いだ。
 ご飯は少しのパンと豆のたくさん入ったスープ。キャベツと人参、玉ねぎも入っていて、とても豪華だった。牧童さんたちがみんな同じご飯を食べていたので、僕はとてもここが気に入った。みんな気を許せる仲間と、いろいろな話をしていた。
 リコリスさんはそれを眺めながら、おかわりをよそったり、調子の悪い牧童さんがいないか気にかけているようだった。
 そんなことを観察していると、男の人が僕の隣りに座ってきた。少し鋭い目つきをしている。ちょっと身構えてしまうようなドロついた視線。なんでかわからないけど、いい気分ではなかった。
「俺が薄荷だ。お前は牡羊の子種を飲むらしいな? 細っこくて娘みてえな面してけつかる。ホントに種付けができんのかね」
 僕は頭に血が上ったけど、怖くて何も言い返せなかった。かろうじて、種付けおじさんが召喚できること、牡羊を選別してくれたことに対してのお礼、それから小屋を借りられることに対してのお礼だけを口にした。
「小屋はうまく使え、明日の朝群れを牧草地に移すまでに、一仕事働いてもらおう。どのくらいで終わるか見込みは立つか?」
 僕なわからないと素直に答えると、薄荷さんは鼻を鳴らした。
「このあと俺について来い。種をやる。お前は昼間寝ていていいから、夜の間に種付けをしろ。できるだけいい種を残したい。できるな?」
 圧を感じたけれど、僕はできますと強い口調で答えた。
「いいだろう、アレク、ついてこい」
わずかばかりの道のり。薄荷さんは小さなオイルランプの明かりだけで、スタスタと先に行ってしまう。必死に追いかけ、羊小屋についた。
 小屋には1つだけ小さく区切られた区画と、いつくかの大きな区画があった。小さな区画には、ひと目でわかる立派な雄が繋がれていた。
「アレク、裸になってその台に乗って尻を上げろ」
 薄荷さんがやばいことを言い出す。
 なぜか雄羊もいきり立っており、僕はこわばった顔で木の台に乗った。
「お前からメス羊の匂いがするんだよ。クラクラしそうなほど濃厚なやつがな。だから、オスを抑えることができねえ。せめて背中に革の前掛けをかけてやる。せいぜい蹄で傷をつけられねえように気をつけろ。ケツの力抜け、油を塗ったほうがやりやすいだろ」
 もうむちゃくちゃだ。怖い。薄荷さんが僕の尻たぶを撫で回す。オリーブオイルの香り。熱くなって牡羊がロープをふりほどこうと暴れているのがわかる。めちゃくちゃ怖い。
 僕のことを固定した薄荷さんは、牡羊のロープを解き放った。
「あぐっ。うっ」
 たけったペニスが僕のアナルを貫いた。興奮した牡羊の前足が、私を傷つけないように、薄荷さんが声をかけているのはわかる。しかし、ぼくのおしりは裂けそうな痛みを訴えていたし、ものすごい勢いで前後に揺られていた。
 内臓が、肺が押しつぶされ、引き戻される。牡羊はただただ奥まで突き刺そうと、僕の穴を掘り進んでいる。苦しい、きつい。たしかにその気持ちはとても強いのだが、僕のお尻はなんとか裂けずに耐えていた。
 興奮した牡羊の息遣いが荒い。草いきれが息苦しいほど匂い立ち、土の床から排泄物の匂いが立ち上ってくる。羊たちと羊小屋の匂い、そして異物感と痛み、それが何故か少しずつ快感に変わっていく。僕のおちんちんは、先っぽから透明な液を垂らし、僕の顔も涙とよだれでぐちゃぐちゃになった。
 一方の牡羊は、しばらく僕を蹂躙したあと、おもむろに動きを止めた。腸の中になにか熱いものが吐き出されてくるのが感じられる。それは精子に間違いない。ハンスのところの子よりも、重くて粘ついた、立派な精子がお腹の中に溜まっていくのがわかる。牡羊が落ち着くまで、何度か犯され続けた。そして満足した牡羊は、急に覚めるとペニスを抜き取って、どこかへと歩いていこうとする。
 薄荷さんが羊を繋いでいる音がやけによく聞こえた。
「アレク、まるでメスの羊だな。お前の嬌声で小屋全体が温まっちまった。あちこちから発情したメスの匂いがしやがる。解いてやるから、さっさと種付けおじさんを呼べ」
 しびれるお尻の余韻を味わう暇もなく、僕は呆然とした頭で種付けおじさんを呼び出す。暗闇の中では、またしても雌羊の頭上にはらませられるか仔羊の数が表示されていた。
 種付けおじさんたちは、いきなり裸で現れた。ふたりあらわれたうちのひとり、最初に召喚されたおじさんが、僕に話しかけてくる。
「マスター。お体を清めましょう」
 彼がそう言うと、僕の体は沐浴したようにきれいになり、先程脱いだ服を着て、僕が犯されていた台の上に座わらされていた。
「それでは仕ります」
 おじさんのバリトンボイスがここちよい。すでにもうひとりのおじさんは、立ちバックの要領で次々に雌羊をはらませていた。
 薄荷さんは発情した羊たちの匂いに鼻が曲がるなどといいつつ、この場を僕に任せると母屋へと帰っていった。
 僕は恐ろしい速度で上昇する経験値カウンターを眺めながら、ぼーっと朝までおじさんたちの姿を眺めていた。
 ***
  夜が明けるまでの時間で、僕のレベルはふたつほどあがった。それに伴い、種付けおじさんの人数も4人に増えた。信じられないけれど、一晩で、この羊小屋の羊たちは全て孕まされ、残った時間でおじさんたちは僕の身なりを整えたり、優しい声をかけたりしてくれた。
 この声に心地よさを感じていると、視界が一度だけクラリと揺れた。疲れているのは確かだが、我慢していればまだ起きていられる程度だと思っていた。おじさんのうちひとりが、上着を肩にかけてくれた。
 少しウトウトしたかもしれない。朝日がのぼりはじめたとき、僕のそばにおじさんたちがやってきた。4人のおじさんに優しい目線で挨拶をもらい、僕は上着を返した。
「仕りました」
 おじさんがきれいに整列して、一礼する。
 最初に召喚したおじさんが服の内ポケットから手鏡を出し、僕に見せてくる。なんでだろう。そこには美少女が写っていた。 
「アレクさま。あなたは種族を超えたメスになります。あなたの命令に、雄たちは逆らえなくなっていくでしょう」
 別のおじさんが、話を続ける。
「アレク様の力で私達を呼び出していただければ、この世の雌はアレク様の思うがままです」
「それでは、失礼いたします」
おじさんたちは再び一礼して、消えていった。

アレク(12歳)
経験値 +1920
ギフト「種付けおじさん召喚」レベル4
 レベルアップ効果 種付けおじさんの人数 合計4人
サブスキル
 異種族孕ませ
 精子コピー
 精子活性化
 搾精レベル5 NEW
 搾精時肉体変化レベル5 NEW
 サキュバス化(任意発動) NEW
 魅了(常時発動) NEW
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