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脱走! 脱走! 大脱走!!
*ネフェリット*〈ショコラ〉
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その姿は、お世辞にもかっこ良くはなかった。でも、不気味でもない。ゆるキャラというのが、適切な表現かも……
「んしょ。んしょ」
赤ん坊の頭ぐらいの、フサフサしたクリーム色の毛の塊。なんか、生きてるヌイグルミって感じ。それが短い二本の足でちょこんと立ち、細長い触手のような手で、あたしの戒めをほどこうとしていた。
「どう? ほどけそう?」
「難しい。結び目が固くて」
「そっか。結び目が固いか……ん!? ちょっと、モル! 今、あなた日本語を喋らなかった!?」
「喋ったけど」
モルはさも当然のように言うけど、さっきまでこの子はテレパシーで喋ってた。いつの間に日本語を覚えたんだろう?
「あなた、地球人と会った事があるの?」
「あるよ」
ちっ! あたしがファーストコンタクトじゃなかったのか。
……それほど、残念がることでもないけど。
「でも、あなたみたいなタイプの異星人を、見るのは始めてなんだけど……」
あれ? 急にモルが硬直したみたいな。
「そうか? やっぱり、君も僕の仲間は見てないんだね?」
なんか、モルの声が悲しそう。
「ねえ、モル。あたし、何か悪い事言ったかしら?」
「ううん、君が悪いんじゃない。ただ、怖かったんだ。現実を知るのが」
「現実?」
「うすうす、分かってはいたんだ。でも、認めるのが怖かった。僕は、僕の種族の最後の一人なんだって事を……」
「ええ!?」
そうだとしたら……モルかわいそう。
もし、あたしが人類最後の一人になったとしたら、きっと悲しみに耐えられないと思う。どうやって、慰めたら良いんだろう?
こういう時、ミルやモンブランならどうするかな?
「ねえ、モル。あきらめるのは、まだ早いわよ。宇宙は広いんだから。まだ、仲間がどこかで生きてるかも知れないじゃない」
「だめだよ。この世にはもう、僕の仲間はいない」
「どうして、そんな事分かるのよ!? やりもしないで、あきらめるなんて情けないわ!!」
「分かるさ。僕のカプセルにはタキオンパルス発信機があるから、もしアヌンナキが生きていれば、きっと助けに来てくれたはず。今まで、誰も来なかったって事は……」
「発信機がなによ!! 向こうにだって、助けに来れない事情かあるかもしれないじゃない。 もし、あたしが同じ立場なら、諦める前に……ん?」い……今、この子、凄い事、言わなかったかしら?
「ねえ、モル。今、アヌンナキとか言わなかった?」
「言ったよ」
「会った事、あるの?」
「会ったも何も、僕はアヌンナキ族さ」
「ドシェー!!」
脳天を十トンハンマーが直撃したようなショックだった。
ア……ア……アヌンナキだって!?
かつて、太陽系を訪れ、人類に超古代文明をもたらしたのは、異星人アヌンナキだと言われている。その事が、分かったのはシュメールの粘土板文書からだった。
だが、その後、彼らがどうなったかは謎となっている。
戦争で滅びたとか、ただ単に地球を去っただけとか……いろんな説があったが、彼らの行方に関してはずっと謎となっている。
いや、謎となっていたのかな。たった今の今まで……
なぜなら、あたしの目の前に、その生きた答えがあるからだ。でも……
「ねえ。どうかしたの? ショコラ」
怪訝な声でモルが質問する。
信じらんない。アヌンナキの姿は、諸説プンプンだった。
人間と同じ姿だという説もあったし、半魚人説もある。
また、巨人じゃないかと言う説もあった。
だけど、こんなゆるキャラみたいな姿だという説はなかった。
単に、あたしが知らないだけかもしれないけど。それにしても、こんなヌイグルミもどきが、あの偉大なアヌンナキ族だなんて……かつて、太陽の四つの兄弟星に覆いをかぶせて、五連星世界を築き上げ、そして地球を訪れ人類に最初の文明をもたらした種族にしては、随分と威厳に欠ける姿ね。
ヌイグルミもどき達が寄ってたかって、ピラミッドやスフィンクスを作ってる様子を、あたしは頭の中で想像してみた。
現実感が湧かないなあ。メルヘンチックだけど……
ハッ! そうか、夢で教授が言っていたことって、これだったんだ。教授はあの時、ネフェリウムに会えと言った。
ネフェリウムはヘブライ語で『天から降りて来た者』という意味。
一方、アヌンナキもシュメール語で『天から降りて来た者』という意味になる。つまりアヌンナキをヘブライ語に翻訳したのがネフェリウムというわけだ。
しかし、それならそれでもったいぶらずに、アヌンナキと言ってくれりゃあいいのに……あれ? という事は……
「ねえ。あなたさっき地球人に会ったことがあるって言ったわね。それっていつの事?」
「僕がカプセルに入る前、地球時間で一万二千年ほど前かな」
やっぱし! さっき、地球人と会った事があるといったけど、それは現代の地球人じゃなかったんだ。
「じゃあ、現代の日本語をどうやって覚えたの?」
少なくとも当時の日本語は、現代とはまるっきり違うはず。
当時の日本人の祖先に当たる人を、現代に連れて来ても、まず言葉は通じない。
仮に、モルが当時の日本語を知っていたとしても、今のあたしと会話できるには、かなりの学習期間が必要となる。
「なんでって聞かれても……あ! そうか。君の記憶の中に『メ』という単語があったから、てっきり知ってると思ったけど、どうやら君は『メ』が現実に存在したものと認識していないね」
あたしの記憶って? なんでモルにそんなものが……?
「『メ』? さっき、あたしに張り付いたスライムみたいな奴の事? そんな物知らないわよ。それに、その事となんの関係があるの」
「君はすっかり忘れているようだけど、昔読んだ本や古文書の中にその記述があるんだ」
そういえば、題名は忘れたけど子供の頃に読んだゼガリア・シッチンの著書に『メ』の事が載っていた。
そこにはこうある。
『……『メ』とは文明の構築に必要な知識ないしデータを意味する。ただし、けっして抽象的な概念ではなく、持ち運びができる物体とされる。現代風にいえば、データやプログラムなどを記憶させたコンピューター・チップといったところだろう』って。
それに、あたしがこれまで翻訳したシュメールの文献にも、時々『メ』という言葉が確かに載っていた。
でも、内容が荒唐無稽なので今まで無視していたんだ。だってねえ、シュメールの文献には『メ』の事をコンピューターのメモリーディスクやメモリーカードみたいな記憶媒体のように書いているのに、それを読み込むのにコンピューターを使ってない。
どうするかっていうと、なんとアヌンナキはそれを食べていたりしている。『メ』を食べてから『これで神聖知識は我がものとなった』なんて言ってる記述もあったけど……記憶媒体……?
もしかして、それってコンピューターの記憶媒体なんかじゃなくて……
「モル……写しとったのね? あたしの記憶を……」
「そうだよ」
そうだったんだ。コンピューターのデータをカードやディスクに写しとるように、人間の記憶を写しとる物。それが『メ』なんだ。
アヌンナキは『メ』を食べる事によって、知識を得ていたという。
さっき、カプセルの中で聞こえた咀嚼音。
あれはモルが、あたしの記憶を写しとった『メ』を食べていた音なんだ。
でも……
「人間の記憶を写しとるなんて、できるはずないわ」
「どうして?」どうしてって……「人間の記憶だって、しょせん電気信号なんだからコピーを取るぐらいできるよ。方法さえ分かればね。君達が今までできなかったのは、脳の出力装置がどこにあって、どう使うのか分からなかったからさ。もし君達の使っているコンピューターでも、カードスロットやディスクドライブなどの出力装置の事を知らない人が見たら、コンピューターのデータを他に移せるなんて、思い付かないんじゃないの?」
「そ……そりゃそうだけど……地球人とフォーマットの違う異星人じゃ、データを開く事ができないんじゃないの?」
「そうだよ。フォーマットが違ったら、データは開けない。だけど、僕らアヌンナキと地球人はフォーマットが同じなんだ。そういうふうに作ったんだから」
「作ったって!?」
アヌンナキが人間作ったという説はあったけど……本当なのかしら?
「作ったというのは誤解を招くね。正確には元々地球にいた君達のDNAを書き替えて、僕達の脳と互換性があるものに作り替えたんだ。もちろん『メ』だって、出力装置のない脳から情報を読み取れないから、ちゃんと出力装置も付けた」
そうだったのか……でも……
「モル。それじゃあさっき、あたしの記憶を根こそぎ写しとったのね」
「うん」
「ひどいじゃない! それってプライバシーの侵害よ!!」
「あ……いや、別にそんなつもりは……こうでもしないと君と言葉を交わせないし……テレパシーは幽体離脱中しか使えないし……大丈夫だよ。君のプライバシーは守る。大事な事はだれにも言わないから」
「本当にい?」
「うん。君が七才の時にオネショしたとか、十一才の時の初恋の事とか……」
「わあ!! カット! カット!」
「んしょ。んしょ」
赤ん坊の頭ぐらいの、フサフサしたクリーム色の毛の塊。なんか、生きてるヌイグルミって感じ。それが短い二本の足でちょこんと立ち、細長い触手のような手で、あたしの戒めをほどこうとしていた。
「どう? ほどけそう?」
「難しい。結び目が固くて」
「そっか。結び目が固いか……ん!? ちょっと、モル! 今、あなた日本語を喋らなかった!?」
「喋ったけど」
モルはさも当然のように言うけど、さっきまでこの子はテレパシーで喋ってた。いつの間に日本語を覚えたんだろう?
「あなた、地球人と会った事があるの?」
「あるよ」
ちっ! あたしがファーストコンタクトじゃなかったのか。
……それほど、残念がることでもないけど。
「でも、あなたみたいなタイプの異星人を、見るのは始めてなんだけど……」
あれ? 急にモルが硬直したみたいな。
「そうか? やっぱり、君も僕の仲間は見てないんだね?」
なんか、モルの声が悲しそう。
「ねえ、モル。あたし、何か悪い事言ったかしら?」
「ううん、君が悪いんじゃない。ただ、怖かったんだ。現実を知るのが」
「現実?」
「うすうす、分かってはいたんだ。でも、認めるのが怖かった。僕は、僕の種族の最後の一人なんだって事を……」
「ええ!?」
そうだとしたら……モルかわいそう。
もし、あたしが人類最後の一人になったとしたら、きっと悲しみに耐えられないと思う。どうやって、慰めたら良いんだろう?
こういう時、ミルやモンブランならどうするかな?
「ねえ、モル。あきらめるのは、まだ早いわよ。宇宙は広いんだから。まだ、仲間がどこかで生きてるかも知れないじゃない」
「だめだよ。この世にはもう、僕の仲間はいない」
「どうして、そんな事分かるのよ!? やりもしないで、あきらめるなんて情けないわ!!」
「分かるさ。僕のカプセルにはタキオンパルス発信機があるから、もしアヌンナキが生きていれば、きっと助けに来てくれたはず。今まで、誰も来なかったって事は……」
「発信機がなによ!! 向こうにだって、助けに来れない事情かあるかもしれないじゃない。 もし、あたしが同じ立場なら、諦める前に……ん?」い……今、この子、凄い事、言わなかったかしら?
「ねえ、モル。今、アヌンナキとか言わなかった?」
「言ったよ」
「会った事、あるの?」
「会ったも何も、僕はアヌンナキ族さ」
「ドシェー!!」
脳天を十トンハンマーが直撃したようなショックだった。
ア……ア……アヌンナキだって!?
かつて、太陽系を訪れ、人類に超古代文明をもたらしたのは、異星人アヌンナキだと言われている。その事が、分かったのはシュメールの粘土板文書からだった。
だが、その後、彼らがどうなったかは謎となっている。
戦争で滅びたとか、ただ単に地球を去っただけとか……いろんな説があったが、彼らの行方に関してはずっと謎となっている。
いや、謎となっていたのかな。たった今の今まで……
なぜなら、あたしの目の前に、その生きた答えがあるからだ。でも……
「ねえ。どうかしたの? ショコラ」
怪訝な声でモルが質問する。
信じらんない。アヌンナキの姿は、諸説プンプンだった。
人間と同じ姿だという説もあったし、半魚人説もある。
また、巨人じゃないかと言う説もあった。
だけど、こんなゆるキャラみたいな姿だという説はなかった。
単に、あたしが知らないだけかもしれないけど。それにしても、こんなヌイグルミもどきが、あの偉大なアヌンナキ族だなんて……かつて、太陽の四つの兄弟星に覆いをかぶせて、五連星世界を築き上げ、そして地球を訪れ人類に最初の文明をもたらした種族にしては、随分と威厳に欠ける姿ね。
ヌイグルミもどき達が寄ってたかって、ピラミッドやスフィンクスを作ってる様子を、あたしは頭の中で想像してみた。
現実感が湧かないなあ。メルヘンチックだけど……
ハッ! そうか、夢で教授が言っていたことって、これだったんだ。教授はあの時、ネフェリウムに会えと言った。
ネフェリウムはヘブライ語で『天から降りて来た者』という意味。
一方、アヌンナキもシュメール語で『天から降りて来た者』という意味になる。つまりアヌンナキをヘブライ語に翻訳したのがネフェリウムというわけだ。
しかし、それならそれでもったいぶらずに、アヌンナキと言ってくれりゃあいいのに……あれ? という事は……
「ねえ。あなたさっき地球人に会ったことがあるって言ったわね。それっていつの事?」
「僕がカプセルに入る前、地球時間で一万二千年ほど前かな」
やっぱし! さっき、地球人と会った事があるといったけど、それは現代の地球人じゃなかったんだ。
「じゃあ、現代の日本語をどうやって覚えたの?」
少なくとも当時の日本語は、現代とはまるっきり違うはず。
当時の日本人の祖先に当たる人を、現代に連れて来ても、まず言葉は通じない。
仮に、モルが当時の日本語を知っていたとしても、今のあたしと会話できるには、かなりの学習期間が必要となる。
「なんでって聞かれても……あ! そうか。君の記憶の中に『メ』という単語があったから、てっきり知ってると思ったけど、どうやら君は『メ』が現実に存在したものと認識していないね」
あたしの記憶って? なんでモルにそんなものが……?
「『メ』? さっき、あたしに張り付いたスライムみたいな奴の事? そんな物知らないわよ。それに、その事となんの関係があるの」
「君はすっかり忘れているようだけど、昔読んだ本や古文書の中にその記述があるんだ」
そういえば、題名は忘れたけど子供の頃に読んだゼガリア・シッチンの著書に『メ』の事が載っていた。
そこにはこうある。
『……『メ』とは文明の構築に必要な知識ないしデータを意味する。ただし、けっして抽象的な概念ではなく、持ち運びができる物体とされる。現代風にいえば、データやプログラムなどを記憶させたコンピューター・チップといったところだろう』って。
それに、あたしがこれまで翻訳したシュメールの文献にも、時々『メ』という言葉が確かに載っていた。
でも、内容が荒唐無稽なので今まで無視していたんだ。だってねえ、シュメールの文献には『メ』の事をコンピューターのメモリーディスクやメモリーカードみたいな記憶媒体のように書いているのに、それを読み込むのにコンピューターを使ってない。
どうするかっていうと、なんとアヌンナキはそれを食べていたりしている。『メ』を食べてから『これで神聖知識は我がものとなった』なんて言ってる記述もあったけど……記憶媒体……?
もしかして、それってコンピューターの記憶媒体なんかじゃなくて……
「モル……写しとったのね? あたしの記憶を……」
「そうだよ」
そうだったんだ。コンピューターのデータをカードやディスクに写しとるように、人間の記憶を写しとる物。それが『メ』なんだ。
アヌンナキは『メ』を食べる事によって、知識を得ていたという。
さっき、カプセルの中で聞こえた咀嚼音。
あれはモルが、あたしの記憶を写しとった『メ』を食べていた音なんだ。
でも……
「人間の記憶を写しとるなんて、できるはずないわ」
「どうして?」どうしてって……「人間の記憶だって、しょせん電気信号なんだからコピーを取るぐらいできるよ。方法さえ分かればね。君達が今までできなかったのは、脳の出力装置がどこにあって、どう使うのか分からなかったからさ。もし君達の使っているコンピューターでも、カードスロットやディスクドライブなどの出力装置の事を知らない人が見たら、コンピューターのデータを他に移せるなんて、思い付かないんじゃないの?」
「そ……そりゃそうだけど……地球人とフォーマットの違う異星人じゃ、データを開く事ができないんじゃないの?」
「そうだよ。フォーマットが違ったら、データは開けない。だけど、僕らアヌンナキと地球人はフォーマットが同じなんだ。そういうふうに作ったんだから」
「作ったって!?」
アヌンナキが人間作ったという説はあったけど……本当なのかしら?
「作ったというのは誤解を招くね。正確には元々地球にいた君達のDNAを書き替えて、僕達の脳と互換性があるものに作り替えたんだ。もちろん『メ』だって、出力装置のない脳から情報を読み取れないから、ちゃんと出力装置も付けた」
そうだったのか……でも……
「モル。それじゃあさっき、あたしの記憶を根こそぎ写しとったのね」
「うん」
「ひどいじゃない! それってプライバシーの侵害よ!!」
「あ……いや、別にそんなつもりは……こうでもしないと君と言葉を交わせないし……テレパシーは幽体離脱中しか使えないし……大丈夫だよ。君のプライバシーは守る。大事な事はだれにも言わないから」
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