23 / 68
22章
しおりを挟む
実家に帰ったあとも私はハンドメイドアクセサリーを作り続けた
会社勤めに心身共に疲れきり、どうしていいかわからなくなった時一時的に
作らなくなった時期があった
「結子…アクセサリー、作ったら?」
ただ起きて、仕事をして寝る
機械のように繰り返して休みの日はベッドから起き上がることさえ億劫になっていた
そんな私の手をそっと握ってくれた
「結子の好きなこと、やって欲しい
俺、今はその…一緒にいるしか、出来ないけど…
でも、ちゃんと結子が安心出来るように頑張るから」
俺は結子の作るアクセサリー好きだよ
っていつもの英司なら目を合わせて絶対言えない事をサラッと言った
結子の作ってくれたお守り…付けてるとなんか…大丈夫な気がして安心するんだ
そう言って、私が昔プレゼントしたストラップをカメラバッグにつけてくれていた
高梨先輩や小笠原先輩にからかわれて耳を真っ赤にしても絶対に外さなかった
英司がいてくれたからまた作れるようになったんだよ
また会いたいって言ってくれた
本当はもう会わずに消えるのが1番だ
なのに、なんだかんだ会いに行って英司の手を離せないでいる
「ごめんね、英司…」
英司の一言だけでこんなにも私有頂天になるの
あなたのためだなんて言い訳だ
会いに行く理由を作ってしまう
会社勤めに心身共に疲れきり、どうしていいかわからなくなった時一時的に
作らなくなった時期があった
「結子…アクセサリー、作ったら?」
ただ起きて、仕事をして寝る
機械のように繰り返して休みの日はベッドから起き上がることさえ億劫になっていた
そんな私の手をそっと握ってくれた
「結子の好きなこと、やって欲しい
俺、今はその…一緒にいるしか、出来ないけど…
でも、ちゃんと結子が安心出来るように頑張るから」
俺は結子の作るアクセサリー好きだよ
っていつもの英司なら目を合わせて絶対言えない事をサラッと言った
結子の作ってくれたお守り…付けてるとなんか…大丈夫な気がして安心するんだ
そう言って、私が昔プレゼントしたストラップをカメラバッグにつけてくれていた
高梨先輩や小笠原先輩にからかわれて耳を真っ赤にしても絶対に外さなかった
英司がいてくれたからまた作れるようになったんだよ
また会いたいって言ってくれた
本当はもう会わずに消えるのが1番だ
なのに、なんだかんだ会いに行って英司の手を離せないでいる
「ごめんね、英司…」
英司の一言だけでこんなにも私有頂天になるの
あなたのためだなんて言い訳だ
会いに行く理由を作ってしまう
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
12
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる