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本編
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◆
二人は暗くなる前に小屋に戻り、これからのことを話し合うことにした。王妃の呪いを解くためにも、まずは王都へ向かわなければならない。
「じゃあ、明日になったら出発する?」
「早いほうがありがたいけれど……ヴィヴィの準備はいいのか?」
「準備?」
「えっと……後片づけとか」
「なにか、片づけておかないといけない?」
「……いや、ないならいいんだ。あと、服装は」
「服? これじゃ、だめ?」
ヴィヴィアンヌが身にまとっているのは、長年使いまわして着古された服と破れた外套だ。似たようなものばかりで、旅に適したような服は持ち合わせていなかった。
「……いや、それで大丈夫。あとは、持っていきたいものとか」
「あっ、じゃあ、これ持っていっていい?」
ヴィヴィアンヌは懐から小さなシロップの瓶を取り出す。持っていきたいものと言われて一番に思いついたのが、これだ。
「ああ。あとは、芋と木の実も少し持っていこうか」
「やった! じゃあ、あまっているのは食べられるだけ食べちゃおう!」
「そうしようか」
ヴィヴィアンヌは小屋の隅に置いた、保存用のシロップが入ったつぼを引き出した。今日一日では消費しきれない量だ。
つぼに手を差し入れ、指にたっぷりとついたシロップをなめ取る。ヴィヴィアンヌはそれをくりかえしているところで、オリヴィエにじっと見られていることに気づいた。
「騎士さま、あーん」
ヴィヴィアンヌはシロップにまみれた指を差し出す。その指を無言で見つめた後、オリヴィエは舌を差し出してゆっくりとなめた。
「……へへっ。騎士さま、くすぐったい」
舌先で指をなめられ、ヴィヴィアンヌはくすぐったさに笑う。ふたたび指でシロップをすくうと、それをオリヴィエに差し出した。
オリヴィエは指をなめながら、ヴィヴィアンヌの目を見つめる。その視線にヴィヴィアンヌはむずむずするような感覚を覚え、両腿をすり合わせた。
(……なんだか、変な感じ)
オリヴィエに見つめられ、ヴィヴィアンヌは胸がどきどきと高鳴った。指についたシロップがなくなっても、オリヴィエは指をなめ続けている。
「……騎士さま」
「うん?」
「なんだか、変な感じ」
「……ここが?」
オリヴィエは手を伸ばし、ヴィヴィアンヌの下腹部に触れる。ヴィヴィアンヌはそこが自分の大事なものであることに気づき、変な感じがなんなのかを理解した。
「私、騎士さまの大事なものが、欲しくなったみたい」
「……僕も、ヴィヴィがほしくなっているんだ」
「騎士さまも、変な感じ?」
ヴィヴィアンヌはオリヴィエの股間に目を向ける。そこはいつもより少しふくらんでいるように見えて、ヴィヴィアンヌは好奇心がふくれ上がった。
「騎士さま、見てもいい?」
「……名前を呼んでくれたら、いいよ」
「じゃあ、オリヴィエ、見せて!」
「はは……」
嬉々として名前を読んだヴィヴィアンヌに苦笑いしながら、オリヴィエはズボンの前をくつろげる。下着代わりの布もずらすと、そこから彼の大事なものが現れた。
「ちょっとだけ、セイリゲンショウ?」
「……ああ」
ヴィヴィアンヌは興味津々にそれを眺める。介抱時に見た時よりは大きく、昨夜よりは小さく見えた。
「不思議。変な感じになると、大きくなるの?」
「……うん、まあ」
「どうして大きくなるの?」
「そ、それは、えっと……その……昨日みたいに、ヴィヴィの中に入るために……」
「大きくなる必要、あるの?」
「さ、さあ……、大きくというか……その、硬くなって……」
「えっ、硬くなっているの?」
ヴィヴィアンヌは新事実に目を輝かせ、おもむろにオリヴィエの陰茎をつかむ。熱を帯びたそれは介抱で触った時よりも大きく、硬かった。
「本当だ! すごい。大きくて、硬くなってる……!」
「ヴィヴィ……あの……ちょっと……」
オリヴィエの大事なものがさらに大きさと硬さを増し、立派に勃ちあがる。昨夜見た状態とほぼ同じ状態になり、ヴィヴィアンヌは感動した。
(そういえば、騎士さまが前に……)
ヴィヴィアンヌは以前のぞき見した、オリヴィエの自慰の様子を思い出す。見よう見まねで陰茎を片手で包み込むように握りなおすと、ゆっくり前後に手を動かした。
「えっ、ヴィヴィ、なんで、そんなことを!?」
「えっ……だめだった?」
「い、いや、だめじゃない……うん、まったくだめじゃない。そのまま、続けてくれ」
「いいの?」
「いい。……むしろ、して欲しい」
許可を得たヴィヴィアンヌは手を動かす。やがて先端から先走りがあふれだし、ヴィヴィアンヌの指をぬらした。
「……ヴィヴィ、それ絡めて」
「こう?」
ヴィヴィアンヌは言われたとおりに先走りを絡め、手を動かす。ヴィヴィアンヌから与えられる刺激に、オリヴィエは息を吐いた。
「……ヴィヴィ。これの意味、わかっている?」
「ううん」
「……だよね」
ヴィヴィアンヌが首をかしげると、オリヴィエは苦笑した。手を動かしながら、ヴィヴィアンヌは昨夜のことを思い出す。
(騎士さまのあれが、出たり、入ったり……)
ヴィヴィアンヌの中に大事なものを挿れたオリヴィエは、それだけでは終わらなかった。腰を動かして抽送し、その動きで中をこする。
「……あ、わかった」
「えっ、わかったんだ……うっ」
ヴィヴィアンヌは手の動きがそれに類似していることに気づいた。
「オリヴィエ、気持ちいい?」
「……っ、あぁ、気持ちいいよ、ヴィヴィ……」
オリヴィエは手を伸ばし、ヴィヴィアンヌの頬に触れた。ヴィヴィアンヌが手を止めて顔を上げると、オリヴィエがその唇にそっと口づける。
ヴィヴィアンヌは目を閉じてそれを受け入れ、舌を絡め合いながら深く口づけた。
二人は暗くなる前に小屋に戻り、これからのことを話し合うことにした。王妃の呪いを解くためにも、まずは王都へ向かわなければならない。
「じゃあ、明日になったら出発する?」
「早いほうがありがたいけれど……ヴィヴィの準備はいいのか?」
「準備?」
「えっと……後片づけとか」
「なにか、片づけておかないといけない?」
「……いや、ないならいいんだ。あと、服装は」
「服? これじゃ、だめ?」
ヴィヴィアンヌが身にまとっているのは、長年使いまわして着古された服と破れた外套だ。似たようなものばかりで、旅に適したような服は持ち合わせていなかった。
「……いや、それで大丈夫。あとは、持っていきたいものとか」
「あっ、じゃあ、これ持っていっていい?」
ヴィヴィアンヌは懐から小さなシロップの瓶を取り出す。持っていきたいものと言われて一番に思いついたのが、これだ。
「ああ。あとは、芋と木の実も少し持っていこうか」
「やった! じゃあ、あまっているのは食べられるだけ食べちゃおう!」
「そうしようか」
ヴィヴィアンヌは小屋の隅に置いた、保存用のシロップが入ったつぼを引き出した。今日一日では消費しきれない量だ。
つぼに手を差し入れ、指にたっぷりとついたシロップをなめ取る。ヴィヴィアンヌはそれをくりかえしているところで、オリヴィエにじっと見られていることに気づいた。
「騎士さま、あーん」
ヴィヴィアンヌはシロップにまみれた指を差し出す。その指を無言で見つめた後、オリヴィエは舌を差し出してゆっくりとなめた。
「……へへっ。騎士さま、くすぐったい」
舌先で指をなめられ、ヴィヴィアンヌはくすぐったさに笑う。ふたたび指でシロップをすくうと、それをオリヴィエに差し出した。
オリヴィエは指をなめながら、ヴィヴィアンヌの目を見つめる。その視線にヴィヴィアンヌはむずむずするような感覚を覚え、両腿をすり合わせた。
(……なんだか、変な感じ)
オリヴィエに見つめられ、ヴィヴィアンヌは胸がどきどきと高鳴った。指についたシロップがなくなっても、オリヴィエは指をなめ続けている。
「……騎士さま」
「うん?」
「なんだか、変な感じ」
「……ここが?」
オリヴィエは手を伸ばし、ヴィヴィアンヌの下腹部に触れる。ヴィヴィアンヌはそこが自分の大事なものであることに気づき、変な感じがなんなのかを理解した。
「私、騎士さまの大事なものが、欲しくなったみたい」
「……僕も、ヴィヴィがほしくなっているんだ」
「騎士さまも、変な感じ?」
ヴィヴィアンヌはオリヴィエの股間に目を向ける。そこはいつもより少しふくらんでいるように見えて、ヴィヴィアンヌは好奇心がふくれ上がった。
「騎士さま、見てもいい?」
「……名前を呼んでくれたら、いいよ」
「じゃあ、オリヴィエ、見せて!」
「はは……」
嬉々として名前を読んだヴィヴィアンヌに苦笑いしながら、オリヴィエはズボンの前をくつろげる。下着代わりの布もずらすと、そこから彼の大事なものが現れた。
「ちょっとだけ、セイリゲンショウ?」
「……ああ」
ヴィヴィアンヌは興味津々にそれを眺める。介抱時に見た時よりは大きく、昨夜よりは小さく見えた。
「不思議。変な感じになると、大きくなるの?」
「……うん、まあ」
「どうして大きくなるの?」
「そ、それは、えっと……その……昨日みたいに、ヴィヴィの中に入るために……」
「大きくなる必要、あるの?」
「さ、さあ……、大きくというか……その、硬くなって……」
「えっ、硬くなっているの?」
ヴィヴィアンヌは新事実に目を輝かせ、おもむろにオリヴィエの陰茎をつかむ。熱を帯びたそれは介抱で触った時よりも大きく、硬かった。
「本当だ! すごい。大きくて、硬くなってる……!」
「ヴィヴィ……あの……ちょっと……」
オリヴィエの大事なものがさらに大きさと硬さを増し、立派に勃ちあがる。昨夜見た状態とほぼ同じ状態になり、ヴィヴィアンヌは感動した。
(そういえば、騎士さまが前に……)
ヴィヴィアンヌは以前のぞき見した、オリヴィエの自慰の様子を思い出す。見よう見まねで陰茎を片手で包み込むように握りなおすと、ゆっくり前後に手を動かした。
「えっ、ヴィヴィ、なんで、そんなことを!?」
「えっ……だめだった?」
「い、いや、だめじゃない……うん、まったくだめじゃない。そのまま、続けてくれ」
「いいの?」
「いい。……むしろ、して欲しい」
許可を得たヴィヴィアンヌは手を動かす。やがて先端から先走りがあふれだし、ヴィヴィアンヌの指をぬらした。
「……ヴィヴィ、それ絡めて」
「こう?」
ヴィヴィアンヌは言われたとおりに先走りを絡め、手を動かす。ヴィヴィアンヌから与えられる刺激に、オリヴィエは息を吐いた。
「……ヴィヴィ。これの意味、わかっている?」
「ううん」
「……だよね」
ヴィヴィアンヌが首をかしげると、オリヴィエは苦笑した。手を動かしながら、ヴィヴィアンヌは昨夜のことを思い出す。
(騎士さまのあれが、出たり、入ったり……)
ヴィヴィアンヌの中に大事なものを挿れたオリヴィエは、それだけでは終わらなかった。腰を動かして抽送し、その動きで中をこする。
「……あ、わかった」
「えっ、わかったんだ……うっ」
ヴィヴィアンヌは手の動きがそれに類似していることに気づいた。
「オリヴィエ、気持ちいい?」
「……っ、あぁ、気持ちいいよ、ヴィヴィ……」
オリヴィエは手を伸ばし、ヴィヴィアンヌの頬に触れた。ヴィヴィアンヌが手を止めて顔を上げると、オリヴィエがその唇にそっと口づける。
ヴィヴィアンヌは目を閉じてそれを受け入れ、舌を絡め合いながら深く口づけた。
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