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第一部
年下騎士の奮闘(2)*
◆
「レイモンド、薬草の魔女と結婚するんだって?」
「やるじゃねぇか、レイモンド!」
「遂におまえも大人になるんだなあ」
「は? ぼ……私はとっくに大人だ!」
エレノーラを享楽の魔女の元から助け出して、二年。レイモンドは十八歳になり、大人と言える年齢になった。
(二つ歳をとったけど……差は、どうやったって埋められない)
レイモンドはエレノーラとの歳の差をとても気にしていた。五歳の差があること、成人していなかったこともあり、子ども扱いされているように感じていたからだ。
「いやあ。まさかおまえ、魔女さんとの結婚が本気だったなんてなあ」
同僚たちがレイモンドとエレノーラの結婚についてはやし立てる。享楽の魔女を討ち取ってからの二年、この国は平和そのものだ。平和だからこそ、面白そうな話の種をみつけると盛り上がれる。レイモンドの結婚のうわさはまたたく間に広がり、祝う者、やじる者、憎しみの目を向ける者とさまざまだ。
「いいかあ。レイモンド、魔女さんは傷心なんだからな。がっつきすぎるなよ、やさしくしてやるんだ」
享楽の魔女の元にいたエレノーラを助け出した日、その姿を見た者はレイモンド以外にもいた。エレノーラは享楽の魔女の元にいたということで風当たりが強いが、騎士たちの中には当時の様子を知って彼女を同情的に見ている者もいる。
「こいつにそんな加減できるわけないだろーが!」
(僕は、加減してもらいたい側なんだが?)
そんな彼らはレイモンドがエレノーラに翻弄されているなど、想像だにしないのだろう。
(エレノーラはまごうことなき魔女だ)
押し倒したはずなのにいつの間にか上に跨られている、なんてことは多々ある。そうでなくても、先に果てるのはいつもレイモンドだ。
(この一ヶ月、一度も勝った覚えがない。加減なんてしていたら、勝てるわけがないだろ……)
レイモンドは手にしているエールを一気に呷り、空になったグラスを置いて立ち上がる。その様子にぎょっとした同僚の一人がレイモンドの肩をつかんだ。
「おい、レイモンド。どこに行く気だよ」
「エレノーラのところに行く」
「おいおい、いまからか?」
「うるさい、こんなところにいられるか。エレノーラがいい……」
レイモンドが扉に手をかけて部屋の外に出ると、背に同僚から健闘を祈ると声をかけられた。
エレノーラは王宮の端の方にある一室に住んでいる。住んでいると言うよりは、閉じ込められていると言うほうが正しい。護衛になる騎士か魔道士を、一年のほとんどはレイモンドだが、伴わなければ部屋を出ることすら許されていない。護衛さえ連れていれば王宮内を歩き回ることは可能だが、外となるとさらに許可を得る必要がある。
享楽の魔女の侵入を許して惨劇が起こったことがあり、王宮の警備はこと厳重だ。王宮全体に宮廷魔道士たちが張り巡らした結界があり、その上でエレノーラが住む部屋には結界が張られている。出入りできるのは扉から、さらに一部の人間のみ。エレノーラもその人間を伴わなければ出ることができない。
これは享楽の魔女のように、エレノーラを利用しようとする者から守るため、保護のためが名目だ。エレノーラはそれに不満をもらすことはなく、むしろ、よほど享楽の魔女のことが精神的な傷になっているのか、安心できていると言っている。
レイモンドが扉をノックすると、すぐに中から返事があった。中に入ると、室内は魔法で灯した明かりが一つついているだけで薄暗い。エレノーラの私物は少なく、二年近くここに住んでいるはずなのに、生活感がなかった。
「レイモンド」
エレノーラは手にしていた本を閉じてテーブルの上に置き、目にレイモンドを映して小走りで彼の近くまでやってくる。ゆるく巻かれたブルネットの髪が大きく開かれたネグリジェの、豊満な胸元にかかっていた。
「今夜はもう来ないかなって思っていたの。ちょっとさみしかった……なんてね。来てくれてありがとう」
エレノーラは唇を笑みの形に描いて抱きつく。レイモンドが抱き返すと、エレノーラは彼の胸に顔をすり寄せた。
「別に、エレノーラのためじゃ」
「あるんでしょう?」
レイモンドが言い切る前に、エレノーラはそう言ってにっこりとほほ笑む。確かにレイモンドは酒盛りしている最中も、エレノーラが一人きりだと気にかかっていた。
「その、僕……私が、エレノーラに会いたくなった、から……だ」
「レイモンド」
エレノーラはうれしそうに笑い、目を閉じて唇を差し出し、キスをせがんだ。レイモンドが唇を重ね、薄く開かれたそこから舌を差し入れると、エレノーラは舌で応える。甘い交わりを繰り返しながらネグリジェのリボンを解くと、エレノーラはレイモンドのベルトを外し、ズボンの上から半勃ちした陰茎をすりすりとなでた。
「っ、エレノーラ」
唇を離すと、エレノーラはいたずらっぽく笑う。レイモンドはエレノーラの手を引いてベッドに向かった。身にまとうものをすべて取り払い、先にベッドに乗り上げたエレノーラに自分もすべて脱ぎ捨てて覆いかぶさった。
「……私、本当にレイモンドと結婚できるんだね」
「そう言っただろ」
キスを交しながらやわやわと胸をもんでいると、エレノーラが小さく笑いながらぽつりとつぶやく。
「うれしいな……」
その声が少し震えていることに気づき、レイモンドは顔を上げる。エレノーラは片腕で目元を隠していたが、そっとそれを退けた。
エレノーラの目元はうるんでいた。レイモンドは安心させるように何度も口づける。舌を絡めながら手をはわせ、下腹部をなでると、エレノーラは受け入れるかのように脚を開いた。レイモンドは秘裂から指を差し入れ、そのまま指を動かして中をこする。
「ん……もっと……」
エレノーラは甘い声でねだった。レイモンドが指を増やしてそこを攻めると、小さく声をもらす。中は指を食むようにうねり、その心地良さを何度も経験しているからか、レイモンドは無意識に息を呑んだ。
「レイモンド……ねえ、私も……」
「……今日は、いい」
奉仕しようとするエレノーラにレイモンドは断りを入れた。今日こそは勝つと、レイモンドは姑息だと言われようがエレノーラにはなにもさせないと決めていた。すぐにでも突き挿れたい気持ちをぐっとこらえ、エレノーラに好くなってもらおうと、レイモンドは必死に指を動かした。
「レイモンド、もう……早く、ほしい」
エレノーラの足が腰に絡められる。すりすりと足で腰をなでられて、レイモンドは理性の限界がきそうだった。自身をつかんで秘裂にこすりつけると、そこは咥えこもうとひくひくと震える。このまま挿れたらいつもの通りになると直感的に悟り、レイモンドは離れた。
「やだ、焦らさないでよ」
エレノーラの甘えた声にくらくらしながら、レイモンドは必死に理性を奮い立たせる。エレノーラの両脚を大きく開かせ、膝裏をおさえた。
エレノーラはレイモンドに見せつけるような体勢をすることが多いが、彼に暴かれると少し恥ずかしいらしく、珍しく顔を赤くして視線をさ迷わせている。少しだけ優位になった気がしながら、レイモンドは見せるように差し入れ、奥までゆっくりと入り込んだ。
「あぁ、レイモンドが……入っちゃってる……」
エレノーラは食い入るようにつながった部分を見ながらつぶやいた。煽られたレイモンドは、このままではまずいと、ゆっくりと抽送しはじめる。
「うっ……あ……」
搾り取ろうとするかのように中がうねり、締めつけられる。レイモンドはすぐにでも果ててしまいそうになるのを必死で耐えた。だんだんと余裕がなくなり、激しく腰を打ちつける。
「レイモンド、あっ……いい、これ、深くて……っあ、ぁ!」
エレノーラもいつもと違って少し余裕がなさそうだ。身をよじらせ、ベッドについたレイモンドの腕を手でつかむ。その様子がとてもかわいらしくて、たまらなかった。
「うっ……は、あっ」
「あぁ……っ」
レイモンドは限界がきてしまい、エレノーラの最奥を突き、その体を抱きしめて吐精する。エレノーラも同じようにレイモンドの体にしがみつき、びくびくと体を震わせて声を上げた。
レイモンドは最後まで吐き出し終えると、エレノーラの中から抜け出し、余韻に浸りながら彼女の隣に寝転がる。エレノーラは、照れくさそうに笑った。
「一緒にイっちゃった」
負けてはいないが、勝ってもいない。そもそも、レイモンドが一人で考えているだけで、勝ち負けなんてないのだろう。
「って、エレノーラ、ちょ……っあ!」
「ん、ふぁに?」
レイモンドが油断していると、エレノーラは起き上がって彼の陰茎を口で咥えた。そのまま吸われて喘ぐと、エレノーラは体を起こしてにったりと笑う。
「ん、ふふ……元気になったね」
「うぁ……ちょ、やめ……」
片手でゆるゆると扱かれ、鈴口を舌で弄られてレイモンドは声が出てしまった。
(やってしまった……エレノーラは魔女だ、隙を見せたら食われてしまう……!)
しかし、時すでに遅し。エレノーラはレイモンドの陰茎を手で扱きながらほほ笑む。
「すっごく気持ちよかったの。レイモンド……だから、次は私が気持ちよくしてあげるからね」
「……っ」
レイモンドの上に跨がったエレノーラは秘裂を押しつけて、ゆるゆると腰を動かす。柔らかなそこがこすりつけられ、レイモンドは気持ちよさにびくりと体が震えた。
「あぁ……」
ゆっくりと腰を落として咥えこんでいくエレノーラは惚けた表情を浮かべる。レイモンドはそれをぞくぞくしながら見つめ、奥まで飲み込みうっとりと笑んだエレノーラに見惚れた。
「っはあ、好き……レイモンド……」
両脚を大きく開き、後ろに手をついたエレノーラはいやらしく腰を動かす。つながったところが丸見えになっていた。先ほどは恥ずかしそうにしていたのに、自ら見せつける時は楽しそうだ。
「エレ、ぅ……っ」
「あぁ、レイモンド……っ」
エレノーラは気持ち良さそうに腰を振りながら甘い声で名を呼ぶ。中は搾り取ろうとするかのようにうねり、締めつけられ、レイモンドはもう限界だった。
「もう、……く……っ」
レイモンドの限界を感じとったのか、エレノーラは根元まで咥え込んで奥をこすりつける。レイモンドは抗うことができずにそのまま吐精した。
うっとりとしているエレノーラを見つめながら、こうして搾り取られるのも悪くないのかもしれないと、レイモンドは思い始めた。
「レイモンド、薬草の魔女と結婚するんだって?」
「やるじゃねぇか、レイモンド!」
「遂におまえも大人になるんだなあ」
「は? ぼ……私はとっくに大人だ!」
エレノーラを享楽の魔女の元から助け出して、二年。レイモンドは十八歳になり、大人と言える年齢になった。
(二つ歳をとったけど……差は、どうやったって埋められない)
レイモンドはエレノーラとの歳の差をとても気にしていた。五歳の差があること、成人していなかったこともあり、子ども扱いされているように感じていたからだ。
「いやあ。まさかおまえ、魔女さんとの結婚が本気だったなんてなあ」
同僚たちがレイモンドとエレノーラの結婚についてはやし立てる。享楽の魔女を討ち取ってからの二年、この国は平和そのものだ。平和だからこそ、面白そうな話の種をみつけると盛り上がれる。レイモンドの結婚のうわさはまたたく間に広がり、祝う者、やじる者、憎しみの目を向ける者とさまざまだ。
「いいかあ。レイモンド、魔女さんは傷心なんだからな。がっつきすぎるなよ、やさしくしてやるんだ」
享楽の魔女の元にいたエレノーラを助け出した日、その姿を見た者はレイモンド以外にもいた。エレノーラは享楽の魔女の元にいたということで風当たりが強いが、騎士たちの中には当時の様子を知って彼女を同情的に見ている者もいる。
「こいつにそんな加減できるわけないだろーが!」
(僕は、加減してもらいたい側なんだが?)
そんな彼らはレイモンドがエレノーラに翻弄されているなど、想像だにしないのだろう。
(エレノーラはまごうことなき魔女だ)
押し倒したはずなのにいつの間にか上に跨られている、なんてことは多々ある。そうでなくても、先に果てるのはいつもレイモンドだ。
(この一ヶ月、一度も勝った覚えがない。加減なんてしていたら、勝てるわけがないだろ……)
レイモンドは手にしているエールを一気に呷り、空になったグラスを置いて立ち上がる。その様子にぎょっとした同僚の一人がレイモンドの肩をつかんだ。
「おい、レイモンド。どこに行く気だよ」
「エレノーラのところに行く」
「おいおい、いまからか?」
「うるさい、こんなところにいられるか。エレノーラがいい……」
レイモンドが扉に手をかけて部屋の外に出ると、背に同僚から健闘を祈ると声をかけられた。
エレノーラは王宮の端の方にある一室に住んでいる。住んでいると言うよりは、閉じ込められていると言うほうが正しい。護衛になる騎士か魔道士を、一年のほとんどはレイモンドだが、伴わなければ部屋を出ることすら許されていない。護衛さえ連れていれば王宮内を歩き回ることは可能だが、外となるとさらに許可を得る必要がある。
享楽の魔女の侵入を許して惨劇が起こったことがあり、王宮の警備はこと厳重だ。王宮全体に宮廷魔道士たちが張り巡らした結界があり、その上でエレノーラが住む部屋には結界が張られている。出入りできるのは扉から、さらに一部の人間のみ。エレノーラもその人間を伴わなければ出ることができない。
これは享楽の魔女のように、エレノーラを利用しようとする者から守るため、保護のためが名目だ。エレノーラはそれに不満をもらすことはなく、むしろ、よほど享楽の魔女のことが精神的な傷になっているのか、安心できていると言っている。
レイモンドが扉をノックすると、すぐに中から返事があった。中に入ると、室内は魔法で灯した明かりが一つついているだけで薄暗い。エレノーラの私物は少なく、二年近くここに住んでいるはずなのに、生活感がなかった。
「レイモンド」
エレノーラは手にしていた本を閉じてテーブルの上に置き、目にレイモンドを映して小走りで彼の近くまでやってくる。ゆるく巻かれたブルネットの髪が大きく開かれたネグリジェの、豊満な胸元にかかっていた。
「今夜はもう来ないかなって思っていたの。ちょっとさみしかった……なんてね。来てくれてありがとう」
エレノーラは唇を笑みの形に描いて抱きつく。レイモンドが抱き返すと、エレノーラは彼の胸に顔をすり寄せた。
「別に、エレノーラのためじゃ」
「あるんでしょう?」
レイモンドが言い切る前に、エレノーラはそう言ってにっこりとほほ笑む。確かにレイモンドは酒盛りしている最中も、エレノーラが一人きりだと気にかかっていた。
「その、僕……私が、エレノーラに会いたくなった、から……だ」
「レイモンド」
エレノーラはうれしそうに笑い、目を閉じて唇を差し出し、キスをせがんだ。レイモンドが唇を重ね、薄く開かれたそこから舌を差し入れると、エレノーラは舌で応える。甘い交わりを繰り返しながらネグリジェのリボンを解くと、エレノーラはレイモンドのベルトを外し、ズボンの上から半勃ちした陰茎をすりすりとなでた。
「っ、エレノーラ」
唇を離すと、エレノーラはいたずらっぽく笑う。レイモンドはエレノーラの手を引いてベッドに向かった。身にまとうものをすべて取り払い、先にベッドに乗り上げたエレノーラに自分もすべて脱ぎ捨てて覆いかぶさった。
「……私、本当にレイモンドと結婚できるんだね」
「そう言っただろ」
キスを交しながらやわやわと胸をもんでいると、エレノーラが小さく笑いながらぽつりとつぶやく。
「うれしいな……」
その声が少し震えていることに気づき、レイモンドは顔を上げる。エレノーラは片腕で目元を隠していたが、そっとそれを退けた。
エレノーラの目元はうるんでいた。レイモンドは安心させるように何度も口づける。舌を絡めながら手をはわせ、下腹部をなでると、エレノーラは受け入れるかのように脚を開いた。レイモンドは秘裂から指を差し入れ、そのまま指を動かして中をこする。
「ん……もっと……」
エレノーラは甘い声でねだった。レイモンドが指を増やしてそこを攻めると、小さく声をもらす。中は指を食むようにうねり、その心地良さを何度も経験しているからか、レイモンドは無意識に息を呑んだ。
「レイモンド……ねえ、私も……」
「……今日は、いい」
奉仕しようとするエレノーラにレイモンドは断りを入れた。今日こそは勝つと、レイモンドは姑息だと言われようがエレノーラにはなにもさせないと決めていた。すぐにでも突き挿れたい気持ちをぐっとこらえ、エレノーラに好くなってもらおうと、レイモンドは必死に指を動かした。
「レイモンド、もう……早く、ほしい」
エレノーラの足が腰に絡められる。すりすりと足で腰をなでられて、レイモンドは理性の限界がきそうだった。自身をつかんで秘裂にこすりつけると、そこは咥えこもうとひくひくと震える。このまま挿れたらいつもの通りになると直感的に悟り、レイモンドは離れた。
「やだ、焦らさないでよ」
エレノーラの甘えた声にくらくらしながら、レイモンドは必死に理性を奮い立たせる。エレノーラの両脚を大きく開かせ、膝裏をおさえた。
エレノーラはレイモンドに見せつけるような体勢をすることが多いが、彼に暴かれると少し恥ずかしいらしく、珍しく顔を赤くして視線をさ迷わせている。少しだけ優位になった気がしながら、レイモンドは見せるように差し入れ、奥までゆっくりと入り込んだ。
「あぁ、レイモンドが……入っちゃってる……」
エレノーラは食い入るようにつながった部分を見ながらつぶやいた。煽られたレイモンドは、このままではまずいと、ゆっくりと抽送しはじめる。
「うっ……あ……」
搾り取ろうとするかのように中がうねり、締めつけられる。レイモンドはすぐにでも果ててしまいそうになるのを必死で耐えた。だんだんと余裕がなくなり、激しく腰を打ちつける。
「レイモンド、あっ……いい、これ、深くて……っあ、ぁ!」
エレノーラもいつもと違って少し余裕がなさそうだ。身をよじらせ、ベッドについたレイモンドの腕を手でつかむ。その様子がとてもかわいらしくて、たまらなかった。
「うっ……は、あっ」
「あぁ……っ」
レイモンドは限界がきてしまい、エレノーラの最奥を突き、その体を抱きしめて吐精する。エレノーラも同じようにレイモンドの体にしがみつき、びくびくと体を震わせて声を上げた。
レイモンドは最後まで吐き出し終えると、エレノーラの中から抜け出し、余韻に浸りながら彼女の隣に寝転がる。エレノーラは、照れくさそうに笑った。
「一緒にイっちゃった」
負けてはいないが、勝ってもいない。そもそも、レイモンドが一人で考えているだけで、勝ち負けなんてないのだろう。
「って、エレノーラ、ちょ……っあ!」
「ん、ふぁに?」
レイモンドが油断していると、エレノーラは起き上がって彼の陰茎を口で咥えた。そのまま吸われて喘ぐと、エレノーラは体を起こしてにったりと笑う。
「ん、ふふ……元気になったね」
「うぁ……ちょ、やめ……」
片手でゆるゆると扱かれ、鈴口を舌で弄られてレイモンドは声が出てしまった。
(やってしまった……エレノーラは魔女だ、隙を見せたら食われてしまう……!)
しかし、時すでに遅し。エレノーラはレイモンドの陰茎を手で扱きながらほほ笑む。
「すっごく気持ちよかったの。レイモンド……だから、次は私が気持ちよくしてあげるからね」
「……っ」
レイモンドの上に跨がったエレノーラは秘裂を押しつけて、ゆるゆると腰を動かす。柔らかなそこがこすりつけられ、レイモンドは気持ちよさにびくりと体が震えた。
「あぁ……」
ゆっくりと腰を落として咥えこんでいくエレノーラは惚けた表情を浮かべる。レイモンドはそれをぞくぞくしながら見つめ、奥まで飲み込みうっとりと笑んだエレノーラに見惚れた。
「っはあ、好き……レイモンド……」
両脚を大きく開き、後ろに手をついたエレノーラはいやらしく腰を動かす。つながったところが丸見えになっていた。先ほどは恥ずかしそうにしていたのに、自ら見せつける時は楽しそうだ。
「エレ、ぅ……っ」
「あぁ、レイモンド……っ」
エレノーラは気持ち良さそうに腰を振りながら甘い声で名を呼ぶ。中は搾り取ろうとするかのようにうねり、締めつけられ、レイモンドはもう限界だった。
「もう、……く……っ」
レイモンドの限界を感じとったのか、エレノーラは根元まで咥え込んで奥をこすりつける。レイモンドは抗うことができずにそのまま吐精した。
うっとりとしているエレノーラを見つめながら、こうして搾り取られるのも悪くないのかもしれないと、レイモンドは思い始めた。
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