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・14-1.新しい恋①
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クロエは行きつけのカフェの、いつもの席に座って、紅茶を片手に本を読んでいた。
窓の外からは柔らかな日差しが入り込み、昼下がりの店内も穏やかな空気で、クロエにとっては心地よい空間だ。
先日、隣国ラルトビアから取り寄せた細胞情報の分析法に関する学術書を一通り読み終えたクロエは、ティーカップに手を伸ばす。
少し冷めてしまった紅茶だったが、集中して本を読んでしまい乾いた喉を潤すにはちょうど良かった。
(『染色体はタンパク質とDNAの両方で構成されている』か。なるほどね。でもどっちが遺伝に関与しているのかしら?)
クロエは先ほど読んだ本の中身を思い出しながら、そんな疑問を頭に浮かべていると、窓の外から子供たちの笑い声が耳に入った。
ふとそちらに目を向けると、少年と、年の離れた少女が楽しそうに笑いながら駆けていく姿が見えた。
その姿がクロエとフレッドに重なった。
(そういえば、小さい頃、お兄様と結婚の約束をしたのだったわね)
子供の頃にフレッドが、『将来お嫁さんになって欲しい』とクロエに告げていたこと、この間の夜会の後に思い出した。
あの頃のクロエは幼すぎて「お嫁さん」という言葉の意味が分からず、単純にフレッドと一緒にいられることが嬉しくて、フレッドの申し出に頷いたのだ。
そんな子供同士のおままごとのような約束をした日が懐かしく、クロエは小さく微笑んでしまった。
クロエもフレッドにそんなことを言われていたことを思い出したのは先日のことだし、フレッドも覚えていないだろう。
そのことが少しだけ寂しく感じる。
先日、夜会でロザリーの存在を知ったクロエは、そのことに動揺した。
正直に言うと、ショックを受けたのは事実だ。
それはフレッドにとって自分が一番傍にいたと思っていたのに、クロエの知らないうちに恋人という存在がいたということも、恋人の存在を教えてくれなかったことの二重の意味で衝撃を受けたからだ。
しかし、考えてみれば、フレッドに恋人がいるのは当然のことだ。
年齢的にも適齢期な上、社交界で令嬢たちの熱い視線を一身に集めるようなフレッドが、これまで恋人を作らない方が不思議だったくらいだ。
だから、フレッドに恋人が出来るのは普通の事だし、それを祝福しなくてはならない。
クロエ自身、いずれは自分も婚約者を作る必要があり、フレッドとは距離を置く必要性も感じていた。
そう理解しているのに、気持ちが塞ぐのは何故だろう。
(そうよ、これはいいことなの。ちゃんと、祝福しなくちゃ)
クロエは自分の心に折り合いをつけるように頷くと、再び紅茶に口をつけた。
その時、テーブルにコトリと音を立てて皿が置かれた。
皿には焼き立てのスコーンと、ごろごろと大きな苺の入ったジャムが載っている。
「クロエちゃん、差し入れだよ。疲れたでしょ? 少し休憩したら?」
「ラーナさん、ありがとう」
カフェの常連であるクロエに、ラーナは度々こういったサービスをくれる。
ここのスコーンは甘さが控えめで、果実がたっぷり入ったジャムは絶品だ。
クロエはラーナに笑顔を向けると、ホカホカと湯気の立つスコーンに手を伸ばした。
「今日は研究所が休みだよね? なになに、フレッド様と待ち合わせ?」
ニヤリと笑って面白い話を期待するような表情のラーナに、クロエは苦笑して答えた。
「待ち合わせだけど、お兄様とじゃないの」
「えーそうなの? またデートなのかと思ったのに」
ラーナはそう言って非常に残念そうに口を尖らせる。
どうやらラーナはクロエとフレッドが単なる幼馴染であることに納得していないようだ。
今度こそ誤解を解かなければならないだろう。
「ラーナさん、この間も言ったけど、私とお兄様は単なる幼馴染なの。お兄様にはロザリー様っていう恋人がいるのよ」
「は? ど、どういうことよ!?」
ラーナは一瞬鳩が豆鉄砲を食ったように目を丸くした後、慌てた様子でクロエにずずずいっと顔を近づけて尋ねた。
「私も夜会で知ったんだけど、お兄様ってばロザリー様のことを私に隠していたみたいなのよ。私も夜会で初めて知ったから驚いてしまったんだけど」
「勘違いじゃないの?」
「勘違いじゃないわよ。だって、ロザリー様のドレスはお兄様と合わせたものだったし、ファーストダンスもロザリー様だったし。腕を組んだり、結構密着していて……」
そこまで言ったクロエは、ラーナに顔を寄せると声を潜めて言葉を続けた。
「それにね、お兄様の首筋にその……赤い痣があって、ね……」
クロエの言葉を聞いたラーナは、驚いて大きな声を張り上げた。
「そ、それってキスマーク!?」
「しーーーー! 声が大きいわ」
そうなのだ。
帰りの馬車で、クロエはフレッドの首筋にある赤いうっ血痕を見つけたが、あの場所とあの大きさから察するに、どう考えても所有印だろう。
つまりはそういうことなのである。
夜会の様子から、フレッドとロザリーとの付き合いは日が浅いようには見えなかった。
ということは、クロエが知るずっと前からの関係だろう。
先日、ドレスショップに買い物に行った時にでも言ってくれても良かったのではないか?
そうじゃなくても、恋人ができたことをクロエに伝える機会はいつでもあったはずだ。
「お兄様ったら私にロザリー様のことを黙っているなんて、水臭いわよね」
そう言ってクロエが苦笑気味に小さく笑うと、話を聞いたラーナが突然怒り始めた。
「フレッド様が、そんな軽薄な男性だとは思わなかったわ! クロエちゃん一筋だと思って応援してたのに! 情報だって渡してたのに! 信じられない!」
言葉の後半の意味は分からなかったが、ラーナの怒りがひしひしと伝わってきた。
ただ、あまりの怒り心頭ぶりに、クロエは驚きながら、ラーナを宥めることにした。
「ちょ、ちょっと、ラーナさん、落ち着いて」
店内の客たちが何事が起こったのかと驚いてこちらを見ているのだが、ラーナは興奮のあまりそんなことには気づいてないようだ。
声を荒げながらドンと机を叩き、クロエを見据えた。
その目に思わずたじろいで、クロエが身を引いてしまう。
「新しい恋よ!」
「え?」
「だから、新しい恋をするのよ! あんな男のことなんて忘れて、もっといい男性と恋をすべきよ!」
「えええ……」
窓の外からは柔らかな日差しが入り込み、昼下がりの店内も穏やかな空気で、クロエにとっては心地よい空間だ。
先日、隣国ラルトビアから取り寄せた細胞情報の分析法に関する学術書を一通り読み終えたクロエは、ティーカップに手を伸ばす。
少し冷めてしまった紅茶だったが、集中して本を読んでしまい乾いた喉を潤すにはちょうど良かった。
(『染色体はタンパク質とDNAの両方で構成されている』か。なるほどね。でもどっちが遺伝に関与しているのかしら?)
クロエは先ほど読んだ本の中身を思い出しながら、そんな疑問を頭に浮かべていると、窓の外から子供たちの笑い声が耳に入った。
ふとそちらに目を向けると、少年と、年の離れた少女が楽しそうに笑いながら駆けていく姿が見えた。
その姿がクロエとフレッドに重なった。
(そういえば、小さい頃、お兄様と結婚の約束をしたのだったわね)
子供の頃にフレッドが、『将来お嫁さんになって欲しい』とクロエに告げていたこと、この間の夜会の後に思い出した。
あの頃のクロエは幼すぎて「お嫁さん」という言葉の意味が分からず、単純にフレッドと一緒にいられることが嬉しくて、フレッドの申し出に頷いたのだ。
そんな子供同士のおままごとのような約束をした日が懐かしく、クロエは小さく微笑んでしまった。
クロエもフレッドにそんなことを言われていたことを思い出したのは先日のことだし、フレッドも覚えていないだろう。
そのことが少しだけ寂しく感じる。
先日、夜会でロザリーの存在を知ったクロエは、そのことに動揺した。
正直に言うと、ショックを受けたのは事実だ。
それはフレッドにとって自分が一番傍にいたと思っていたのに、クロエの知らないうちに恋人という存在がいたということも、恋人の存在を教えてくれなかったことの二重の意味で衝撃を受けたからだ。
しかし、考えてみれば、フレッドに恋人がいるのは当然のことだ。
年齢的にも適齢期な上、社交界で令嬢たちの熱い視線を一身に集めるようなフレッドが、これまで恋人を作らない方が不思議だったくらいだ。
だから、フレッドに恋人が出来るのは普通の事だし、それを祝福しなくてはならない。
クロエ自身、いずれは自分も婚約者を作る必要があり、フレッドとは距離を置く必要性も感じていた。
そう理解しているのに、気持ちが塞ぐのは何故だろう。
(そうよ、これはいいことなの。ちゃんと、祝福しなくちゃ)
クロエは自分の心に折り合いをつけるように頷くと、再び紅茶に口をつけた。
その時、テーブルにコトリと音を立てて皿が置かれた。
皿には焼き立てのスコーンと、ごろごろと大きな苺の入ったジャムが載っている。
「クロエちゃん、差し入れだよ。疲れたでしょ? 少し休憩したら?」
「ラーナさん、ありがとう」
カフェの常連であるクロエに、ラーナは度々こういったサービスをくれる。
ここのスコーンは甘さが控えめで、果実がたっぷり入ったジャムは絶品だ。
クロエはラーナに笑顔を向けると、ホカホカと湯気の立つスコーンに手を伸ばした。
「今日は研究所が休みだよね? なになに、フレッド様と待ち合わせ?」
ニヤリと笑って面白い話を期待するような表情のラーナに、クロエは苦笑して答えた。
「待ち合わせだけど、お兄様とじゃないの」
「えーそうなの? またデートなのかと思ったのに」
ラーナはそう言って非常に残念そうに口を尖らせる。
どうやらラーナはクロエとフレッドが単なる幼馴染であることに納得していないようだ。
今度こそ誤解を解かなければならないだろう。
「ラーナさん、この間も言ったけど、私とお兄様は単なる幼馴染なの。お兄様にはロザリー様っていう恋人がいるのよ」
「は? ど、どういうことよ!?」
ラーナは一瞬鳩が豆鉄砲を食ったように目を丸くした後、慌てた様子でクロエにずずずいっと顔を近づけて尋ねた。
「私も夜会で知ったんだけど、お兄様ってばロザリー様のことを私に隠していたみたいなのよ。私も夜会で初めて知ったから驚いてしまったんだけど」
「勘違いじゃないの?」
「勘違いじゃないわよ。だって、ロザリー様のドレスはお兄様と合わせたものだったし、ファーストダンスもロザリー様だったし。腕を組んだり、結構密着していて……」
そこまで言ったクロエは、ラーナに顔を寄せると声を潜めて言葉を続けた。
「それにね、お兄様の首筋にその……赤い痣があって、ね……」
クロエの言葉を聞いたラーナは、驚いて大きな声を張り上げた。
「そ、それってキスマーク!?」
「しーーーー! 声が大きいわ」
そうなのだ。
帰りの馬車で、クロエはフレッドの首筋にある赤いうっ血痕を見つけたが、あの場所とあの大きさから察するに、どう考えても所有印だろう。
つまりはそういうことなのである。
夜会の様子から、フレッドとロザリーとの付き合いは日が浅いようには見えなかった。
ということは、クロエが知るずっと前からの関係だろう。
先日、ドレスショップに買い物に行った時にでも言ってくれても良かったのではないか?
そうじゃなくても、恋人ができたことをクロエに伝える機会はいつでもあったはずだ。
「お兄様ったら私にロザリー様のことを黙っているなんて、水臭いわよね」
そう言ってクロエが苦笑気味に小さく笑うと、話を聞いたラーナが突然怒り始めた。
「フレッド様が、そんな軽薄な男性だとは思わなかったわ! クロエちゃん一筋だと思って応援してたのに! 情報だって渡してたのに! 信じられない!」
言葉の後半の意味は分からなかったが、ラーナの怒りがひしひしと伝わってきた。
ただ、あまりの怒り心頭ぶりに、クロエは驚きながら、ラーナを宥めることにした。
「ちょ、ちょっと、ラーナさん、落ち着いて」
店内の客たちが何事が起こったのかと驚いてこちらを見ているのだが、ラーナは興奮のあまりそんなことには気づいてないようだ。
声を荒げながらドンと机を叩き、クロエを見据えた。
その目に思わずたじろいで、クロエが身を引いてしまう。
「新しい恋よ!」
「え?」
「だから、新しい恋をするのよ! あんな男のことなんて忘れて、もっといい男性と恋をすべきよ!」
「えええ……」
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