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αチームとтермит
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廃墟となったターミナル駅内で銃撃音が辺りに響き渡る。
感染者を引き寄せる事など気に掛ける事なく、お互いに銃弾をばら撒く。
「た、橘隊長、このままだと――――」「あぁ不味いっスよ! 先輩!!」
この状況に危機感を感じたのか二人は焦った口調で橘へと視線を送る。
「ああ、これでいい。今は足止めだ」
термит(サーマイト)(白蟻)達もこの銃弾の雨の中を突入する事が出来ずに居る様で、人数差がある中での拮抗状態が続く。
流石に相手もこの状況が長引くと厄介な事が起きるのは理解しているのか、微かに見える相手の動きに焦りが見える。
そして銃弾の雨が止むや否や功を焦ったのか数人の男が飛び出して来る。
「ビビるんじゃねぇ! 数ではこっちが上だぁ!」
数人は銃で倒すが全員は倒しきれず、刃物を持った男が飛び掛かって来る。
「流石にそれは無謀だろ」
橘は近接攻撃の届く範囲迄やっと来た一人の顔目掛け鉄板入りの靴底で蹴りを叩き込む。
「あぐっ!?」
その一撃で男の鼻骨が砕け短い悲鳴と共に意識を失い仰向けに倒れる。
「一時的な撤退もしない。相手もそれ程ちまなこになって迄、アリアを探しているみたいだな」
その男に続き突撃して来た奴等も行動が直接的過ぎて水琶、ユズルにあっけなく撃たれ倒れていく。
「本部、こちらαチーム。わけあってтермит(サーマイト)(白蟻)と交戦、状況的にはかなり不味い事になってる。至急ドローンで周辺を確認してくれ、それと保護対象とも訳あって別行動をしている。周辺の地形から推測される出入り口をマーク頼む」
橘はそれだけ言い、数十秒後には本部から周辺データが端末へと送られて来る。その間にも銃弾が遮蔽物へと当たり破片を飛ばす。橘はそのデータをじっと見た後「何とかいけそうだ」そう呟き懐から手榴弾を取り出した。
「た、橘隊長! 相手の増援が来てます! これ以上は――――ッ!?」
水琶が取り出された物を見て目を見開く。ユズルもそれが目に入ったのか一瞬釘付けになる。
「さて、そろそろパーティーが始まる頃合いだな、二人共、俺が合図をしたら離れずに付いて来いよ」
橘のその言動が二人の脳裏に浮かんだ事と一致する。
銃撃戦だけでも多くの感染者が引き付けられているこの状況で爆発物。
感染者溜まりの一部だけではなく、より多くの広範囲の感染者を大量に引き付けるそれを見てつい声が漏れる。
「もう銃撃戦でかなり来ているとは思うが、流石にこれならтермит(サーマイト)(白蟻)もオレ達に気に掛けている場合じゃなくなるだろ?」
「俺等ぁはどうするんっすか!?」
ユズルが狼狽し、立ち上がりかけ銃弾が頭をかすめ慌ててその場に伏せる。
「ん? だから言ったろ離れずに付いて来いって」その言葉に青ざめる二人。
「まぁ、何とかなるさ。それに、これ以上余計なチャチャは入れさせない様、此処で徹底的に潰す必要があるからな」
橘の碧色の両眼が鋭くтермит(サーマイト)(白蟻)達を見据える。
おちゃらけた雰囲気が一瞬にして変わり水琶、ユズルのふたりは息を呑む。
「さぁパーティといこうか」
橘はピンを引き抜きтермит(サーマイト)(白蟻)へと投げ付けると即座に銃撃を開始し一瞬でも手榴弾に気を取られた先頭に居た兵士の頭を打ち抜く。
伏せた直後大きな爆発音と共に爆風が押し寄せ、建物も大きく崩れる箇所が見える。
термит(サーマイト)(白蟻)側も無事ではなかったらしく既に息絶えている者や大きく怪我をし呻いている者が多数視認出来た。
現場が混乱している最中、やはりそれが起きた。
最初の銃撃戦で反応した感染者が、到着し集まっているтермит(サーマイト)(白蟻)に襲い掛かっているのだ。
突然の奇襲に怒声や罵倒、悲鳴等が混ざりその光景は地獄だった。この場に来た感染者を何とか乗り切っても後々やって来る感染者には対応出来そうもなかった。
「よし、行くぞ」
橘はそう声をかけターミナル駅の奥に行くのではなく先程の爆風で崩れた壁へと走る。
水琶とユズルも急いでそれに続く。
出た直後に鉢合わせした感染者の首をへし折り橘は二人の事を気にしながらも遠慮無く進み続ける。
後方では感染者の撃退では無く橘達を追撃しようとしていた兵士も居たが、そんな兵士には横から感染者が飛びつき絶命させる。
迎撃する為に弾丸を使い、さらにその銃声に感染者が引き寄せられ、雪崩の様に集まって来る。橘の思惑通りтермит(サーマイト)(白蟻)の戦力は大幅に削れ、アリアを追う所ではなくなった事は確実だった。
橘達はその場を離れ、遠くから建物を見る。
思った以上に建物にガタがついていたのかその大半が崩れていた。
「あぁ……」
橘の声が漏れた。
「た、橘隊長……そ、その……彼等は大丈夫なんでしょうか?」
水琶が不安を隠しきれない様子で尋ねる。
橘は手元の端末へと視線を落とし、マークされている周辺の地形を見て、それから目標地点のビルの場所も確認する。
「少年……ロギアの実力なら心配するだけ無駄なんだろうけど……こうも崩壊するだなんてねぇ……流石にターミナル駅からは出ていると思うんだが、急ごうか……」
橘がそう言うと水琶、ユズルの二人は顔を見合わせ、その後の橘の細かい指示に従いその場を後にした。
感染者を引き寄せる事など気に掛ける事なく、お互いに銃弾をばら撒く。
「た、橘隊長、このままだと――――」「あぁ不味いっスよ! 先輩!!」
この状況に危機感を感じたのか二人は焦った口調で橘へと視線を送る。
「ああ、これでいい。今は足止めだ」
термит(サーマイト)(白蟻)達もこの銃弾の雨の中を突入する事が出来ずに居る様で、人数差がある中での拮抗状態が続く。
流石に相手もこの状況が長引くと厄介な事が起きるのは理解しているのか、微かに見える相手の動きに焦りが見える。
そして銃弾の雨が止むや否や功を焦ったのか数人の男が飛び出して来る。
「ビビるんじゃねぇ! 数ではこっちが上だぁ!」
数人は銃で倒すが全員は倒しきれず、刃物を持った男が飛び掛かって来る。
「流石にそれは無謀だろ」
橘は近接攻撃の届く範囲迄やっと来た一人の顔目掛け鉄板入りの靴底で蹴りを叩き込む。
「あぐっ!?」
その一撃で男の鼻骨が砕け短い悲鳴と共に意識を失い仰向けに倒れる。
「一時的な撤退もしない。相手もそれ程ちまなこになって迄、アリアを探しているみたいだな」
その男に続き突撃して来た奴等も行動が直接的過ぎて水琶、ユズルにあっけなく撃たれ倒れていく。
「本部、こちらαチーム。わけあってтермит(サーマイト)(白蟻)と交戦、状況的にはかなり不味い事になってる。至急ドローンで周辺を確認してくれ、それと保護対象とも訳あって別行動をしている。周辺の地形から推測される出入り口をマーク頼む」
橘はそれだけ言い、数十秒後には本部から周辺データが端末へと送られて来る。その間にも銃弾が遮蔽物へと当たり破片を飛ばす。橘はそのデータをじっと見た後「何とかいけそうだ」そう呟き懐から手榴弾を取り出した。
「た、橘隊長! 相手の増援が来てます! これ以上は――――ッ!?」
水琶が取り出された物を見て目を見開く。ユズルもそれが目に入ったのか一瞬釘付けになる。
「さて、そろそろパーティーが始まる頃合いだな、二人共、俺が合図をしたら離れずに付いて来いよ」
橘のその言動が二人の脳裏に浮かんだ事と一致する。
銃撃戦だけでも多くの感染者が引き付けられているこの状況で爆発物。
感染者溜まりの一部だけではなく、より多くの広範囲の感染者を大量に引き付けるそれを見てつい声が漏れる。
「もう銃撃戦でかなり来ているとは思うが、流石にこれならтермит(サーマイト)(白蟻)もオレ達に気に掛けている場合じゃなくなるだろ?」
「俺等ぁはどうするんっすか!?」
ユズルが狼狽し、立ち上がりかけ銃弾が頭をかすめ慌ててその場に伏せる。
「ん? だから言ったろ離れずに付いて来いって」その言葉に青ざめる二人。
「まぁ、何とかなるさ。それに、これ以上余計なチャチャは入れさせない様、此処で徹底的に潰す必要があるからな」
橘の碧色の両眼が鋭くтермит(サーマイト)(白蟻)達を見据える。
おちゃらけた雰囲気が一瞬にして変わり水琶、ユズルのふたりは息を呑む。
「さぁパーティといこうか」
橘はピンを引き抜きтермит(サーマイト)(白蟻)へと投げ付けると即座に銃撃を開始し一瞬でも手榴弾に気を取られた先頭に居た兵士の頭を打ち抜く。
伏せた直後大きな爆発音と共に爆風が押し寄せ、建物も大きく崩れる箇所が見える。
термит(サーマイト)(白蟻)側も無事ではなかったらしく既に息絶えている者や大きく怪我をし呻いている者が多数視認出来た。
現場が混乱している最中、やはりそれが起きた。
最初の銃撃戦で反応した感染者が、到着し集まっているтермит(サーマイト)(白蟻)に襲い掛かっているのだ。
突然の奇襲に怒声や罵倒、悲鳴等が混ざりその光景は地獄だった。この場に来た感染者を何とか乗り切っても後々やって来る感染者には対応出来そうもなかった。
「よし、行くぞ」
橘はそう声をかけターミナル駅の奥に行くのではなく先程の爆風で崩れた壁へと走る。
水琶とユズルも急いでそれに続く。
出た直後に鉢合わせした感染者の首をへし折り橘は二人の事を気にしながらも遠慮無く進み続ける。
後方では感染者の撃退では無く橘達を追撃しようとしていた兵士も居たが、そんな兵士には横から感染者が飛びつき絶命させる。
迎撃する為に弾丸を使い、さらにその銃声に感染者が引き寄せられ、雪崩の様に集まって来る。橘の思惑通りтермит(サーマイト)(白蟻)の戦力は大幅に削れ、アリアを追う所ではなくなった事は確実だった。
橘達はその場を離れ、遠くから建物を見る。
思った以上に建物にガタがついていたのかその大半が崩れていた。
「あぁ……」
橘の声が漏れた。
「た、橘隊長……そ、その……彼等は大丈夫なんでしょうか?」
水琶が不安を隠しきれない様子で尋ねる。
橘は手元の端末へと視線を落とし、マークされている周辺の地形を見て、それから目標地点のビルの場所も確認する。
「少年……ロギアの実力なら心配するだけ無駄なんだろうけど……こうも崩壊するだなんてねぇ……流石にターミナル駅からは出ていると思うんだが、急ごうか……」
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