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6話目

対策

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ーー帰宅ーー

冬「ただいま」

朔「ただいま~」

冬「やっぱり家は落ち着きますね」

朔「そうだね…」

冬「どうかしました?」

朔「ううん、なんでもないよ。今日は学校どうする?止めとく?」

冬「いえ、ちゃんと行きたいと思います…こ、怖いけど大丈夫です。」

朔「そっか…わかったよ」

冬「はい、それじゃ着替えて来ますね?」

朔「うん、着替えておいで」


ーー10分後ーー


冬「それじゃ行ってきます」

朔「行ってらっしゃい、冬弥」

ーーバタンーー

朔「さてと、俺も行くかな」


ーー教室ーー

優「とーーうーーやーー!」

冬「優!な、なに?」

優「ううん、何か元気ないなぁーって。大丈夫?何かあったの?」

冬「なんでもないよ!大丈夫。」

優「そっか、最近は元気があったから安心してたんだけど。絶対隠し事なしだからね?」

冬「うん、ありがとう優」

優「冬弥…あっ!今日家行っていい?」

冬「どうだろ?朔さんに聞かないと」

優「朔さん?誰?」

冬「あっ、そっか……ごめんね優。伝え忘れてたんだけど、僕、最近は朔さんって男の人と一緒に暮らしてるの」

優「大丈夫なのその人、怪しい人に脅されてとかじゃないよね?」

冬「うん。大丈夫だよ。」

優「まぁ、冬弥が大丈夫って言うなら大丈夫なんだろうけど…」

冬「家大丈夫か聞いてみようか?」

優「ううん!大丈夫!」

冬「そっか、わかったよ」

優「それじゃ冬弥またね~!」

冬「うん、またね。」


キーンコーンカーンコーン
キーンコーンカーンコーン

ーー放課後ーー

冬「帰ろう……」


ーー校門前ーー

冬「あれ?あそこに居るのってまさか…ね?」

朔「あっ、おーーーい!冬弥ーー!」

冬「やっぱり!!朔さんだ……」

朔「冬弥?どうしたの?」

冬「ふぁっ!?あ、い、いえ!なんでも無いです!」

朔「そお?なら良いけど…さっ!かえーろ!」

冬「は、はい!」

ーー帰宅ーー

冬「ただいま~」 

朔「はい、おかえりなさい」

冬(うぅ、て、照れる…)

朔(冬弥照れてる、どうしたのかな?)

冬「僕、手洗いしてきます!」

朔「う、うん。わかった」
朔(どうしたのかな??)

冬(うぅ~、昨日の事が頭の中から離れなくてまともに見れないよ~)

朔「ふふ~ふふん♪」

冬「朔さん?どうしたんですか?」

朔「んん?冬弥にこれ食べて欲しくてさ」

冬「これは?」

朔「俺が作ったケーキ!食べてくれる?」

冬「はい!凄いですね朔さん」

朔「冬弥の為に作ったんだ♪」

冬「僕の為?ありがとうございます」

朔(冬弥の満面の笑み!ま、眩しい!!)

冬「いただきまーーす!」

朔「めしあがれ」

冬「もぐもぐもぐ」

朔(すっごい食べてる…気に入ってくれたのかな?)

冬「もぐもぐもぐもぐ」
冬「朔さん!」

朔「な、なに!?どうしたの!?」

冬「とっても美味しいです!ありがとうございます」

朔「それならよかった」
朔(か、可愛いよ冬弥。その顔はずるい……)

冬「??」

朔「口にクリーム付いてるよ。取ってあげるね」(ペロッ)

冬「!?!?」
冬「さ、さ、朔さん!?」

朔「冬弥が可愛いからだよ?」

冬「可愛いだなんて……」
(あれ?心臓がうるさい……)

朔「もう、無理…」(ボソッ)

冬「えっ?…………わっ!」

朔(冬弥の腕を掴み引き寄せる)

冬「さ、朔さん?なんでしょうか!?」

朔「チュッ」

冬「んんっ」

朔「チュッ、ん、ふっ、」

冬「あっ、んんっ、ふわぁっ、んっーー」

朔「冬弥……」

冬「朔さん……」

朔「んっ、チュッ、はっっ」

冬「ふっ、んん、あぁっ、んぁっ、」



ーーピーンポーンーー

朔「…………」
冬「…………」


ーーピーンポーン、ピーンポーンーー

朔「はぁ、せっかくいい所だったのに…誰?」

冬(危なかった………でもあのまま続けてたらどうなってたんだろ……朔さんのキス凄かったな……)

?「おい、冬弥。居ねぇのか。」

冬「この声!」
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