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仕事
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朔「カタカタ、タン、カタカタ……」
冬「う、うぅーん…」
朔「カタカタ……カタカタカタ……」
冬「朔さん??」
朔「あれ?冬弥、起こしちゃったかな?」
冬「いえ、喉が乾いてしまって…あの?お仕事もうされてるんですか?」
朔「あっ、うん。どうしても早く片付け無くてはいけなくてね」
冬「余り無理なさらないでくださいね?」
朔「ありがとう、冬弥もまだ学校まで時間あるからもう少し寝なさい。」
冬「はい、ありがとうございます。おやすみなさい」
朔「うん、おやすみ」
冬「あっ、朔さん…」
朔「ん?」
冬「えっと…その……」
朔「どうしたの?」
冬「ベットまで運んで貰ってありがとうございました!!お、おやすみなさいなさいっ!!」
朔「………… ふっ、あははははっ!」
(相変わらず可愛い反応するなぁ)
朔「おやすみ冬弥…必ず君を守るからね。」
ーー4時間後ーー
朔「っや…………冬弥」
冬「んっっ……朔、さん?……」
朔「おはよっ。ご飯出来たから食べよ?」
冬「はい……」
朔「寝惚けてるのかな?」
冬「うぅん……」
朔「早く起きないと襲っちゃうよ?(ボソッ」
冬「!?!?お、お、おはようございますっ!!!」
朔「ふふふっ、おはよう。さっ朝ごはん食べちゃいな」
冬「は、はい!」
(び、びっくりしたぁ!)
ーーリビングーー
朔「さっ、暖かい内に食べちゃって」
冬「はいっ、いただきます!」
パクッ
冬「っ!!美味しいです!!これなんですか!?」
朔「喜んで貰えて何よりだよ。これはグラタン・ドフィノワ(Gratin dauphinois)って言ってフランスの家庭料理だよ。まぁ、少しアレンジはしてあるけどね」
冬「す、凄いです……」
朔「あっ、そうだ。今日は何時に学校終わるかな?」
冬「今日は午前中の授業なので12時には終わりますよ?どうかしました?」
朔「OK。迎えに行くよ」
冬「今日はお仕事無いんですか?」
朔「うん、昨日の内に終わらせたから今日は休みだよ」
冬「では、久しぶりに朔さんと一緒に帰れるんですね!!嬉しいです!!」
朔「っ!!」
冬「わっ!?さ、さ、朔さん!?」
(ギュッーーー!)
朔「可愛いなぁ冬弥は……」
冬「んっ!か、可愛くなんて無いですよ!」
朔「もう、余り朝から煽らないでよね。我慢出来なくなるよ?」
冬「我慢ってなんですかぁ!?」
朔「色々と………………ねっ?」
冬「!!!」
朔「さぁ、もう学校の時間だよ?行ってらっしゃい」(ニコッ)
冬「あっ、はい!行ってきますっ!」
(笑顔が怖い!!)
朔「あっ、冬弥!!」
冬「どうしましたっ!?!?」
朔「チュッ」
冬「んっっっ!!」
朔「行ってらっしゃいのKissだよ。今はこれで我慢してあげるっ」
冬「っっ!ぷっはぁっ!」
朔「行ってらっしゃい」
冬「い、行ってきますっ……」
ーー通学路ーー
冬「………………」
優「……っ!冬弥っ!!」
冬「っ!?ゆ、優!」
優「冬弥?さっきから呼んでるのにどうかしたの??悩み事なら相談してよね?」
冬「あ、あぁ、ごめん……大丈夫だよ。」
優「ほんと??隠し事は無しだよ?」
冬「うん、本当に大丈夫だから」
優「それなら良いんだけど……まぁ、朔さんも居るしね!何かあったら言ってね?」
冬「////っ!」
優(もしかして……朔さんと何かあったのかな?)
優「あっ、そうだ!今日早帰りだから一緒に帰ろ!」
冬「あっ!ごめん、優。今日は朔さんが迎えに来て一緒に帰るんだ……」
優「そっか!なら仕方ないね!それじゃまたね!」
冬「うん!またね!」
ーー放課後ーー
《校門前》
〈プルルルルル……ガチャッ〉
朔「何?今忙しいんだけど……」
孟「そう言うなって、仕事の件だよ」
朔「あぁ、その件ね。何か分かったの?」
孟「わかったよ、何故最近になって下級吸血鬼が増えたのか」
朔「なんでだ」
孟「まぁ、お前の睨んだ通りだよ」
朔「クソっ!!やっぱりあの人が絡んでたのか……」
孟「あぁ、お前を戻そうとしてる。その為に手段を選んで無いらしい」
朔「冬弥に危害を加えた奴もか?」
孟「そうだよ、あの人の差し金だ。このまま行くと本当に冬弥の命が危ない。」
朔「ありがとう……原因がわかったんだ、手は打たせて貰うよ。また何かあったら頼む」
孟「了解。じゃぁ、またな!」
朔「あぁ。」
冬「…………」
朔「冬弥?いつから居たんだい?」
冬「えっと……その……」
朔「ん?」
冬「お仕事の話辺りから……ごめんなさい!!聞くつもりじゃ無かったんです!!」
朔「あぁ、分かってるよ。大丈夫、怒ったりしないからね?」
冬「はい……」
朔「丁度良いし今日は孟の店に行こ、明日は学校休むと連絡しとくよ。」
冬「分かりました……」
朔「じゃぁ、一旦家に帰ろ?服も着替えてから行こう」
冬「はい……」
冬「う、うぅーん…」
朔「カタカタ……カタカタカタ……」
冬「朔さん??」
朔「あれ?冬弥、起こしちゃったかな?」
冬「いえ、喉が乾いてしまって…あの?お仕事もうされてるんですか?」
朔「あっ、うん。どうしても早く片付け無くてはいけなくてね」
冬「余り無理なさらないでくださいね?」
朔「ありがとう、冬弥もまだ学校まで時間あるからもう少し寝なさい。」
冬「はい、ありがとうございます。おやすみなさい」
朔「うん、おやすみ」
冬「あっ、朔さん…」
朔「ん?」
冬「えっと…その……」
朔「どうしたの?」
冬「ベットまで運んで貰ってありがとうございました!!お、おやすみなさいなさいっ!!」
朔「………… ふっ、あははははっ!」
(相変わらず可愛い反応するなぁ)
朔「おやすみ冬弥…必ず君を守るからね。」
ーー4時間後ーー
朔「っや…………冬弥」
冬「んっっ……朔、さん?……」
朔「おはよっ。ご飯出来たから食べよ?」
冬「はい……」
朔「寝惚けてるのかな?」
冬「うぅん……」
朔「早く起きないと襲っちゃうよ?(ボソッ」
冬「!?!?お、お、おはようございますっ!!!」
朔「ふふふっ、おはよう。さっ朝ごはん食べちゃいな」
冬「は、はい!」
(び、びっくりしたぁ!)
ーーリビングーー
朔「さっ、暖かい内に食べちゃって」
冬「はいっ、いただきます!」
パクッ
冬「っ!!美味しいです!!これなんですか!?」
朔「喜んで貰えて何よりだよ。これはグラタン・ドフィノワ(Gratin dauphinois)って言ってフランスの家庭料理だよ。まぁ、少しアレンジはしてあるけどね」
冬「す、凄いです……」
朔「あっ、そうだ。今日は何時に学校終わるかな?」
冬「今日は午前中の授業なので12時には終わりますよ?どうかしました?」
朔「OK。迎えに行くよ」
冬「今日はお仕事無いんですか?」
朔「うん、昨日の内に終わらせたから今日は休みだよ」
冬「では、久しぶりに朔さんと一緒に帰れるんですね!!嬉しいです!!」
朔「っ!!」
冬「わっ!?さ、さ、朔さん!?」
(ギュッーーー!)
朔「可愛いなぁ冬弥は……」
冬「んっ!か、可愛くなんて無いですよ!」
朔「もう、余り朝から煽らないでよね。我慢出来なくなるよ?」
冬「我慢ってなんですかぁ!?」
朔「色々と………………ねっ?」
冬「!!!」
朔「さぁ、もう学校の時間だよ?行ってらっしゃい」(ニコッ)
冬「あっ、はい!行ってきますっ!」
(笑顔が怖い!!)
朔「あっ、冬弥!!」
冬「どうしましたっ!?!?」
朔「チュッ」
冬「んっっっ!!」
朔「行ってらっしゃいのKissだよ。今はこれで我慢してあげるっ」
冬「っっ!ぷっはぁっ!」
朔「行ってらっしゃい」
冬「い、行ってきますっ……」
ーー通学路ーー
冬「………………」
優「……っ!冬弥っ!!」
冬「っ!?ゆ、優!」
優「冬弥?さっきから呼んでるのにどうかしたの??悩み事なら相談してよね?」
冬「あ、あぁ、ごめん……大丈夫だよ。」
優「ほんと??隠し事は無しだよ?」
冬「うん、本当に大丈夫だから」
優「それなら良いんだけど……まぁ、朔さんも居るしね!何かあったら言ってね?」
冬「////っ!」
優(もしかして……朔さんと何かあったのかな?)
優「あっ、そうだ!今日早帰りだから一緒に帰ろ!」
冬「あっ!ごめん、優。今日は朔さんが迎えに来て一緒に帰るんだ……」
優「そっか!なら仕方ないね!それじゃまたね!」
冬「うん!またね!」
ーー放課後ーー
《校門前》
〈プルルルルル……ガチャッ〉
朔「何?今忙しいんだけど……」
孟「そう言うなって、仕事の件だよ」
朔「あぁ、その件ね。何か分かったの?」
孟「わかったよ、何故最近になって下級吸血鬼が増えたのか」
朔「なんでだ」
孟「まぁ、お前の睨んだ通りだよ」
朔「クソっ!!やっぱりあの人が絡んでたのか……」
孟「あぁ、お前を戻そうとしてる。その為に手段を選んで無いらしい」
朔「冬弥に危害を加えた奴もか?」
孟「そうだよ、あの人の差し金だ。このまま行くと本当に冬弥の命が危ない。」
朔「ありがとう……原因がわかったんだ、手は打たせて貰うよ。また何かあったら頼む」
孟「了解。じゃぁ、またな!」
朔「あぁ。」
冬「…………」
朔「冬弥?いつから居たんだい?」
冬「えっと……その……」
朔「ん?」
冬「お仕事の話辺りから……ごめんなさい!!聞くつもりじゃ無かったんです!!」
朔「あぁ、分かってるよ。大丈夫、怒ったりしないからね?」
冬「はい……」
朔「丁度良いし今日は孟の店に行こ、明日は学校休むと連絡しとくよ。」
冬「分かりました……」
朔「じゃぁ、一旦家に帰ろ?服も着替えてから行こう」
冬「はい……」
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