兄貴同士でキスしたら、何か問題でも?

perari

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俺は理光のことが好きだ。
初めて会ったときから、それはもう分かっていた。
理光は、男同士の距離感なんて気にしないやつで、特に俺に対してはそうだった。
入学初日。
スーツケースを引きずって寮の部屋のドアを開けた瞬間、目に飛び込んできたのは――上着を脱ぎかけていた理光の姿だった。
引き締まった胸筋、くっきりと割れた腹筋、広い肩幅。
俺よりもひと回り大きな体。
窓から差し込む光を背に受けながら、口元を上げて笑う。
「新入りか? 俺は理光。情報工学科だ」
心臓が、胸を叩き割るように鳴った。
入学初日から――俺はたぶん、男に一目惚れしてしまったのだ。
だけど、理光は間違いなくノーマルだ。
ふと手が触れただけで、俺は顔が熱くなり、慌てて引っ込めてしまう。
なのに理光は違った。笑いながら、俺が引っ込めた手を強引に掴み返してくる。
熱を帯びた視線で、俺と目を合わせながら。
「どうした? 兄貴の手って、そんなに大事か? ちょっと触られるだけでも嫌なのか?」
抵抗すればするほど、理光はわざと意地悪く、指を一本ずつ俺の指の隙間にねじ込んでくる。
最後には、十指をしっかり絡めて高々と掲げ、勝ち誇ったように笑った。
「兄貴がもがけばもがくほど……俺、ゾクゾクしてくるんだよな」
顔が真っ赤になって、血が滲み出しそうなくらい熱くなる俺。
そんな俺を見て、理光はわざとらしく茶化して笑う――まるで変態みたいに。
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