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「いやー、アネモネ嬢、こちらにいらしたのですね」
そう言って登場されたのは、アンドリュー様だった。
「まあ、本日はありがとうございます」
「こちらこそ、ご招待いただきありがとうございます」
さて、挨拶も終わったので逃げましょうかね。
「では、失」
「よろしければ、踊りませんか」
あー、逃げ損ねたわ。
「ええ、お願いします……」
私はアンドリュー様の手に自分の手を重ねた。
「ダンスがお上手ですね」
「そうでしょうか。ありがとうございます」
何かと話し掛けてくるアンドリュー様に相づちを打っていると、曲が終わった。
「ありがとうございました。では失礼しますわ」
私がそう言うとアンドリュー様はすぐに私の手を掴んだ。
「アネモネ嬢、お待ち下さい。よろしければ、少しお話をしませんか?」
「お話……?」
「ええ、少し端の方で話ましょう」
まずいわね。連れて行かれるわ。
「申し訳ありません。この後約束がありまして」
「約束? 誰とですか?」
「アリス様です!」
アンドリュー様は私から視線外し少し離れた所を見た。
「アリス嬢はオーウェン様と楽しそうに過ごされていますが」
「ええ、そ、そうみたいですわね」
「今行ったらお邪魔ではないでしょうか」
「ええ……」
「では、アリス嬢の所には後で行きましょう」
そう言って私の手を引こうとしたアンドリュー様に、何処から現れたのかデュラン様が話し掛けた。
「兄上! ここに居たのですね。父上が探していましたよ」
「何? 父上が……分かった」
「すぐに行かれた方がいい」
「分かった。アネモネ嬢、次回ゆっくりお話でもしましょう」
「ええ……」
「失礼します」
アリスにはオーウェン様がいるから、私に乗り換えようとしているのかしら?
ルルードドル子爵令嬢と男爵令嬢とはどうなったのかしら。
まあ、男爵令嬢とは、ご友人として話していただけかもしれないけれど……。
「大丈夫でしたか」
「ええ、ありがとうございました」
「兄は少し強引な所もありますので、気をつけて下さい」
「ありがとうございます」
その後私は、ミランダ様の所に行った。
ミランダ様の周りには、仲良くしている令嬢が何人か居て、私はその輪の中に入り、話を楽しんだ。
今は自室に戻って来た。
「ロンー、起きている?」
ロンは、机の上にある寝床の中にいたが、すぐに出てきてくれて机の上に移動した。
「ああ、やっと戻ってきたのか」
「ええ、御飯は食べた?」
「ああ。アリサが用意してくれたぞ」
「そう。良かったわ」
「それよりも、夜会はどうだった?」
何か色々ありすぎて……あっ、まずは二人の報告よね。
「大変なのよ。アリスがねオーウェン様とお付き合いをしそうなのよ!」
「何? オーウェン様とアリス嬢が……それはめでたいな」
「でしょう? アンドリュー様の事で困っている時にオーウェン様に助けて頂いたみたいよ」
「ほう。それは、アリス嬢が惚れてしまうのも分かる気がするな」
「そうよね。困っている時にさっと現れて助けてくれる男性は素敵よね。それから、その後は……あっ、デュラン様と踊った後に噂を聞いたのよ!」
「ふむふむ。噂?」
「とあるご令嬢が話し掛けて来てね。私とデュラン様がお付き合いをしているのは本当だったのねーって」
「何?」
ロンは鼻をひくひくさせて、身を乗り出してきた。
「ちゃんと否定をしておいたわよ」
「デュランと付き合うなんて許さん」
「なんでロンの許可が必要なのよ……」
話が逸れてきたので、もとに戻す事にした。
そう言って登場されたのは、アンドリュー様だった。
「まあ、本日はありがとうございます」
「こちらこそ、ご招待いただきありがとうございます」
さて、挨拶も終わったので逃げましょうかね。
「では、失」
「よろしければ、踊りませんか」
あー、逃げ損ねたわ。
「ええ、お願いします……」
私はアンドリュー様の手に自分の手を重ねた。
「ダンスがお上手ですね」
「そうでしょうか。ありがとうございます」
何かと話し掛けてくるアンドリュー様に相づちを打っていると、曲が終わった。
「ありがとうございました。では失礼しますわ」
私がそう言うとアンドリュー様はすぐに私の手を掴んだ。
「アネモネ嬢、お待ち下さい。よろしければ、少しお話をしませんか?」
「お話……?」
「ええ、少し端の方で話ましょう」
まずいわね。連れて行かれるわ。
「申し訳ありません。この後約束がありまして」
「約束? 誰とですか?」
「アリス様です!」
アンドリュー様は私から視線外し少し離れた所を見た。
「アリス嬢はオーウェン様と楽しそうに過ごされていますが」
「ええ、そ、そうみたいですわね」
「今行ったらお邪魔ではないでしょうか」
「ええ……」
「では、アリス嬢の所には後で行きましょう」
そう言って私の手を引こうとしたアンドリュー様に、何処から現れたのかデュラン様が話し掛けた。
「兄上! ここに居たのですね。父上が探していましたよ」
「何? 父上が……分かった」
「すぐに行かれた方がいい」
「分かった。アネモネ嬢、次回ゆっくりお話でもしましょう」
「ええ……」
「失礼します」
アリスにはオーウェン様がいるから、私に乗り換えようとしているのかしら?
ルルードドル子爵令嬢と男爵令嬢とはどうなったのかしら。
まあ、男爵令嬢とは、ご友人として話していただけかもしれないけれど……。
「大丈夫でしたか」
「ええ、ありがとうございました」
「兄は少し強引な所もありますので、気をつけて下さい」
「ありがとうございます」
その後私は、ミランダ様の所に行った。
ミランダ様の周りには、仲良くしている令嬢が何人か居て、私はその輪の中に入り、話を楽しんだ。
今は自室に戻って来た。
「ロンー、起きている?」
ロンは、机の上にある寝床の中にいたが、すぐに出てきてくれて机の上に移動した。
「ああ、やっと戻ってきたのか」
「ええ、御飯は食べた?」
「ああ。アリサが用意してくれたぞ」
「そう。良かったわ」
「それよりも、夜会はどうだった?」
何か色々ありすぎて……あっ、まずは二人の報告よね。
「大変なのよ。アリスがねオーウェン様とお付き合いをしそうなのよ!」
「何? オーウェン様とアリス嬢が……それはめでたいな」
「でしょう? アンドリュー様の事で困っている時にオーウェン様に助けて頂いたみたいよ」
「ほう。それは、アリス嬢が惚れてしまうのも分かる気がするな」
「そうよね。困っている時にさっと現れて助けてくれる男性は素敵よね。それから、その後は……あっ、デュラン様と踊った後に噂を聞いたのよ!」
「ふむふむ。噂?」
「とあるご令嬢が話し掛けて来てね。私とデュラン様がお付き合いをしているのは本当だったのねーって」
「何?」
ロンは鼻をひくひくさせて、身を乗り出してきた。
「ちゃんと否定をしておいたわよ」
「デュランと付き合うなんて許さん」
「なんでロンの許可が必要なのよ……」
話が逸れてきたので、もとに戻す事にした。
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