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三、稲佐の浜
十月、出雲大社参拝を兼ねて山陰を旅したこと、その道中1(自宅から鳥取まで) (2)
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京都駅からは特急スーパー「はくと」に乗り換える。このスーパー「はくと」は気動車だ。つまりディーゼルエンジンで走る特急列車である。関東ではあまりお目にかかれない。京都駅で車両を見たときも、電車だと思いこんでいたが、走り出してから、ディーゼル車独特のうるさいエンジン音がするので、それと気づいた。しかし、最初は、不思議だった。どうしてわざわざディーゼルなんだろうと。山岳地帯を走るから馬力がいるのかと思っていたが、山陽本線から外れて智頭急行線に入ってから理由がわかった。そこから先、山陰本線も含めて電化されていないのだ。山陰本線などは地方幹線とされている路線なのに未電化で単線である。普通列車は一両か二両でワンマン車両だ。長いホームに二両の普通列車が入ってくるのだ、最初はどのあたりに停車するのかわからなくて、まごついたものだ。
さて、この特急は鳥取の倉吉まで行くのだが、兵庫県の西の端、上郡駅まで山陽本線を通り、そこから方向転換して北上、智頭急行線に入って中国山地を越えて鳥取で山陰本線に入るルートだった。鳥取に行くのなら、最初から山陰本線を使わないのかと思ったが、そのルートの方が乗客が見込めるのか、山陽本線で大阪、神戸、姫路と走っていく。そこから、智頭急行という別会社の路線にはいるのだが、実は、この特急列車は智頭急行の車両だそうである。それをJR西日本が管理運営しているらしい。
鳥取に着いたのは夕方になっていた。とりあえず、そのまま、駅の近くのホテルにチェックインした。宿泊代を抑えたいので泊まるのはビジネスホテルだ。食事とかは適当に駅の近くで済ませる。
鳥取に着いたものの、どこを訪れるあてもなく、翌日の段取りは何も決まっていなかった。羽柴筑前に兵糧攻めにあった鳥取城に行ってみようか、あるいは、鳥取砂丘か。明日、起きてみてから、どこに行くか決める事にした。
テレビを見るが、埼玉の自宅で見るのと番組はほとんど変わらない。
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