天才魔法士がオレを離してくれません

湯川岳

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第1部

7.お仕置の時間 ※

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「いやだ!それはいやだ!」

 ルシアンの手を下腹部から離そうと身を捩る。

「だめだよ、テオ。ほら、中に満ちてきた」

「あっあああ!やめてくれ」

 中をなぞられている感覚。足先までがピンと張り達したままの状態になる。
 いやだ、と首を左右に振ればルシアンはベッドの上に乗りオレの足の間に入ってくる。

「しょうがないな、可哀想だから排出してあげる」

 そう言って秘部の割れ目を優しく開き、愛液を舐めとる。

「あっ!やめっ!んぁぁっ」

 舐めとった舌先はそのまま敏感な突起を優しく舐める。そしてまた中から愛液を取り出す。同時に注ぎ込まれた魔力が出ていく感覚を感じる。
 ずるり、ずるり、と質量の重いものが引きずり出される感覚はまるでオレが望んでいたモノにそっくりだった。

「気持ちいい?中、すごく柔らかくなってる」

「あっ...いや、だっ」

「ほら、俺が舐めると中がうねるよ」

「はや、く、魔力吸い出してくよ。おか、しくなる」

 ピタリ、と動きを止めてるルシアン。
 わかった、とにやりと笑うとさっき注がれたばかりの魔力を全て吸い出す。

「あーーーっ!!ひっ、ああっ」

 頭が真っ白になる。全身を痙攣させたオレは何かが弾けると同時に視界が真っ暗になった。


ーーーーくちゅ、ちゅっ。

「んぁっ!!」

 飛んでいたと思われる意識は、秘部に感じた自分でない指に引き戻される。
 オレはルシアンの上に乗っている状態だった。

「すごいよ、テオ。中、すごく熱い」

「お、おいっ。やめ、ろ」

「魔力を具現化して君の中に入れてみたんだけど、どう?」

 肉茎のようなそれよりも細めのものが出し入れされる。欲しかった奥に届く度に身体をくねらせて善がった。

「ふぁっ...これ...やば、い」

「気持ちいいんだね、良かったね」

「ひっ、んっ、んんっ」

 ルシアンにしがみ付き、与えられるままの刺激を受け入れる。中と同時に突起も弄られ内ももが痙攣する。

「あああっ!い、いくっ...く、ぁぁ...」

 荒くなった息を整える。
 ちゅっ、と首筋にキスを落とされた。

「......え」

 オレはキスをされた首筋を手で抑える。一気に理性が戻ってきた。

「だめだ、ごめん。ルシアン、オレっ」

 どんどん青ざめていく。ルシアンから距離を置いて自分の身体を抱きしめる。

「オレ、おかしいんだ。お前の魔力に反応して、気持ち良くなって......」

「......テオ、大丈夫。これは治療だよ。身体、楽になっただろう?」

 確かに楽にはなった。頭がしっかりしてくる。

「で、でもさっきキスした。それはち、治療じゃないだろ?」

「はは、それは君が可愛すぎて。食べちゃいたくなっちゃった」

 ルシアンはそっと近付いてくる。

「だめだ!それ以上、近付くな!お前には大事な婚約者がーーー」

 とん、と押されベッドに押し倒される。

「いる、んだぞ」

「イザベラならもう別の幸せを見付けているよ。彼女のことは気にしなくていい」

 ちゅっ、と胸元、首筋、頬にキスをされる。息がかかるくらいの距離になり、今まで聞いた事がないくらいオレの心臓がうるさくなる。

「だめだ、ルシアン」

「それは自分に言い聞かせてるの?」

「ちがっ......んっ」

 唇が重なり、ルシアンの舌がそのまま口内を蹂躙し始める。

「んっ......はっ……んんっ」

 顔の角度をかえ、深く口付けをする。
 足にに熱くて硬いものが当たる。少し動かすとルシアンが腰を引く。

「ルシアン、お前それ」

「朝も言ったけど、俺も立派な男だからね」

 むくれた顔をしてそっぽを向くルシアンにオレは笑ってしまう。かわいい、と思った。

「ねぇ、テオ。好きだよ」

 幼い頃がずっと側にいた頃から、気が付けばルシアンはよくオレに「好きだよ」と言っていた。いつも笑って「オレも」と軽く流していたが、今は違う気がする。

「それは......やっぱりそういうことだよな
?」

「いいよ、俺待つよ。君の身体を元に戻す方が先だから」

 自分でも分からない。ずっと親友だと思ってた。だが、こんなことになってキスまでしてしまった。 その場の雰囲気に飲まれた気がする。

「とりあえず、もう今日は疲れだだろう?ごめんね。俺の魔力が君の身体に悪さしていたようだね」

 そっとルシアンはオレの下腹部に手を置く。ぽわっと赤い魔力が少し流される。

「けど、ごめんね。やっぱりどうなってるか調べるためには常に入れて置かないと」

「また今日みたいなことになる、のか?」

 さすがに今日みたいな事が続くと仕事にもならないし、生活自体が危うくなる。それは嫌だな、と思わず口にでる。

「今回は魔力が馴染まなかったからだと思う。3日に1度、魔力を馴染ませる行為をしよう」

 そうしたら大丈夫だよ、とオレの頭を優しく撫でる。

「それってやっぱり、こういう……」

「まぁ、そうだね」

「......そっか」

 今日は色々あり過ぎたな。疲れた。
 撫でる手が心地よくてだんだん眠くなっていく。

「……寝ていいよ」

 頭上にキスを落とされる。

「おやすみ、テオ」

 もう瞼が開けていられずオレはルシアンに身を預けた。
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