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5 王都タマリス
第25話 掬星城(きくせいじょう) 2
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デイミオンは続けて、「五公ではありませんが」といって、二人の人物を紹介した。竜族らしい銀髪碧眼の、絵画のように整った顔立ちの中年男性は、サラートと名乗った。五公よりも地味だが、ゆったりした白のローブにはびっしりと複雑に銀と黒の縫い取りがされている。リアナは学者か神官だろうと予想したがその通りで、アエディクラの学舎にも留学経験のある高名な学者だという。
もう一人の女性も、きわめて美しい女性で、こちらはさらに色の薄い、ほとんど白髪に見える銀髪を花のような形に結い上げていた。サラートが学者だったので、こちらは神官だろうかとリアナは思う。
「飛竜をお連れなのね」
紹介される前に、その女性が口を開いた。里では聞いたこともないような、優雅な発音に聞こえる。「かわいいわ」
「こちらはアーシャ姫」デイミオンが紹介した。「先代の斎宮で、現在は還俗しておられる。……いまはご不在だが、五公の一人、エンガス卿の義理のご息女でもある」
「そして、デイミオン卿の婚約者でもあります」アーシャ姫があでやかにほほ笑んだ。
「個人的な人間関係については、またいずれ」デイミオンがそっけなく言った。
サラートとアーシャ姫は古竜を従えていないようだ、とリアナは観察した。
その場にいた全員をリアナに紹介し終わってから、デイミオンはついに彼女の紹介をした。彼女がこの場でもっとも地位の高い女性であることを、そのことが示している。
「先々代の竜王であられるエリサ陛下の娘、リアナ殿下――託宣によって、また我が〈血の呼ばい〉によって、疑いなく次代の竜王となるべき方だ」
デイミオンが堂々と本音を隠せる人間であることは、旅のあいだにもうわかっていたが、それでもすこし驚いた。彼はリアナが王となることにあまり賛成していないようだったから。ともあれ、リアナも疑問を顔に出さないようにつとめた。
「エリサ陛下のご息女であられる」サラートの声は確認するものだった。かれはメドロート卿のほうを向いた。
「ということは、ゼンデン家の血筋ということになりますね」
メドロート卿がうなずいた。デイミオンさえ見下ろすほどの長身を、真っ白な長衣に包み、岩に彫ったような厳しい顔だちに、栗色の髪をしている。背後に控える古竜は雪のように白い。レーデルルと同じ、白い竜だ。骨格からすると、メスか、非常に若いオスの個体だろう。
「ゼンデンは旧い家系だべ。我がカールゼンデン家の本筋にあたる」そう言うと、リアナをじっと見おろした。「……エリサの目をしとる」
リアナはどきっとした。メドロート卿の口ぶりは、自分の母のことを知っているものだったからだ。少なくとも、この場にいる人間のなかでもっとも自分の親戚に近い人であるのは間違いない。
自分は金髪で、目の色は紫。目の前の男性と似ている部分はあまりない。母はわたしに似ていたのだろうか?
「はじめてお目にかかります、メドロート公。……母のことをご存じなのですね」
メドロートは黙ったまま、穴があくほど真剣にリアナを見下ろしている。あまりに身体が大きく、無口なので、冬山の精かなにかかと思えるほどだ。
見かねたのか、デイミオンが横から補足した。
「メドロート公は、あなたのお母上の叔父に当たる方だ」
メドロートは呟くように言った。「これが、エリサの隠した子がい。めんげなぃ」
「隠した?」メドロートの言葉には、なぜか聞き取れない部分もあったが、その部分には思わず眉をひそめた。「わたしの母が?」
養父はあまり母のことを話そうとしなかった。王だったことはおろか、竜騎手だったことすら、デイミオンに聞くまで知らなかったのだ。
が、壮年の男はそれにはまったく答えず、フィルを冷たく見た。「なして〈竜殺し〉がここにいる?」
「デイミオン卿と、竜騎手たちがお迎えに行った、と聞きましたが」
まただわ、とリアナは思った。ケイエのときと同じだ。誰もがフィルを疎んじ、恐れながら遠ざけるようなことを言う。
もしわたしが王になったら、なにがあろうと、フィルにこんな口を聞かせたりしない、と思い、すぐにあわてて、(わたしは王になんかならない)と思いなおした。
(デイミオンが、せめてなんとか言ってくれたら……)
ケイエのときのように、デイミオンが一喝するかと思ったが、彼は口を閉じたままだ。リアナはフィルのほうをうかがいたかったが、立場上、背後を振りかえるのははばかられた。
「殿下の居場所を正確に知っているのは、俺だけでしたから」フィルが静かに答えた。
「〈竜殺し〉は王位継承者の側にいるべきではねぇ」メドロートは古竜のように低くうなった。
「ですが、それがもっとも安全でもある」
グウィナ卿のはつらつとした軽やかな声が割って入った。「南部にはデーグルモールが出没しているとか。殿下の御身を守るのに、戦時の英雄、〈ウルムノキアの救世主〉以上の適任者はいないかと思いますが」
アイスブルーの瞳でリアナをしっかりと見つめながら、彼女は念を押した。どうやら、フィルの味方が一人はいるようで、リアナはほっとした。
「わたくしなら、フィルバート卿の忠誠を手に入れられるのであれば、古竜以上の価値があると思いますわ。殿下」
「はい」リアナは微笑む。「もう証明してくれました」
グウィナもにっこりした。
その場で一人だけ、口を開いていなかった〈若獅子〉エサル公を、リアナはこっそりと横目で見た。彼はケイエを含む広大な南部の国境地帯を治める領主だ。重要人物のはずだが、五公のなかではデイミオンと同じくらい若く見える。様子をうかがっているのは彼も同じかもしれない。
〈騎手〉であることを示す長衣は黒。背後の古竜は、松明の火を反射して鱗が紅玉の色に輝く。赤い竜なのだ。
(どの竜も大きい)
竜たちを見比べながら、リアナは思う。(でも、アーダルより大きな竜はいないわ)
注目が自分に集まっているのを察したのか、金髪の青年は腕を組んだまま口を開いた。
「北の領主家は、高貴なお血筋が多くてうらやましいですな。われわれ南の氏族は、蛮族どもと戦に明け暮れる日々だが」
声に皮肉げな響きがある。美男子だが、口調はやや粗野でもあり、そこがデイミオンやメドロートと違うようだ。南部はオンブリアのなかで田舎なので、そう感じるのかもしれない。
「王を選ぶのは竜祖ですよ」アーシャがやんわりと言った。
「〈血の呼ばい〉は尊重しますが、なぜいつも竜王は北の領主家から選ばれるんです? われわれフロンテラや、エンガス卿のササン領ではなく?」エサルはなおも言った。
「ササン領、フロンテラ領の竜族たちは、先の戦争でも人間たちの侵攻を防いだ」
デイミオンの声にはとりなすような色がある。「リアナ殿下は南部、国境の隠れ里のご出身だ。卿らの武勲の大きさはよく感じておられるだろう」
「南には南の、北には北の役割がある」メドロート卿がそっけなく言った。「卿らは国土を保ち、我々は種を保つ」
「ノーザンの冷凍庫ね。ありがたい小麦の種はいつも出し渋られるが」
どうやら、竜の王国を統治する諸侯たちは、一枚岩ではないらしい、とリアナはこっそり思った。
「各々の役割は大切だが、国難にあっては互いの働きに無知であっていいとは思いません」デイミオンは渋い顔をしている。「われわれは互いを尊重し、強い鎖とならねば」
そのとき、食事の支度が整ったことを知らせる使いが来て、険悪な雰囲気になりつつあるのを中断した。デイミオンがかすかに嘆息したのにリアナは気づいた。ほっとしたのかもしれない。
彼らについて行こうとしたとき、フィルが耳元にささやいた。
「これからしばらく、俺は側で守れなくなるかもしれない。気をつけてください。城内で信じていいのは、デイミオンとハダルクだけだ……覚えておいて」
思わず、青年の顔を見上げる。フィルはいつもの柔和な笑顔を消していた。
「……もう行ってください。俺にはあまりかまわないで」
背中を押され、リアナは歩いていく。
歓迎の声が遠く聞こえた。
「王城へようこそ、リアナ殿下」
もう一人の女性も、きわめて美しい女性で、こちらはさらに色の薄い、ほとんど白髪に見える銀髪を花のような形に結い上げていた。サラートが学者だったので、こちらは神官だろうかとリアナは思う。
「飛竜をお連れなのね」
紹介される前に、その女性が口を開いた。里では聞いたこともないような、優雅な発音に聞こえる。「かわいいわ」
「こちらはアーシャ姫」デイミオンが紹介した。「先代の斎宮で、現在は還俗しておられる。……いまはご不在だが、五公の一人、エンガス卿の義理のご息女でもある」
「そして、デイミオン卿の婚約者でもあります」アーシャ姫があでやかにほほ笑んだ。
「個人的な人間関係については、またいずれ」デイミオンがそっけなく言った。
サラートとアーシャ姫は古竜を従えていないようだ、とリアナは観察した。
その場にいた全員をリアナに紹介し終わってから、デイミオンはついに彼女の紹介をした。彼女がこの場でもっとも地位の高い女性であることを、そのことが示している。
「先々代の竜王であられるエリサ陛下の娘、リアナ殿下――託宣によって、また我が〈血の呼ばい〉によって、疑いなく次代の竜王となるべき方だ」
デイミオンが堂々と本音を隠せる人間であることは、旅のあいだにもうわかっていたが、それでもすこし驚いた。彼はリアナが王となることにあまり賛成していないようだったから。ともあれ、リアナも疑問を顔に出さないようにつとめた。
「エリサ陛下のご息女であられる」サラートの声は確認するものだった。かれはメドロート卿のほうを向いた。
「ということは、ゼンデン家の血筋ということになりますね」
メドロート卿がうなずいた。デイミオンさえ見下ろすほどの長身を、真っ白な長衣に包み、岩に彫ったような厳しい顔だちに、栗色の髪をしている。背後に控える古竜は雪のように白い。レーデルルと同じ、白い竜だ。骨格からすると、メスか、非常に若いオスの個体だろう。
「ゼンデンは旧い家系だべ。我がカールゼンデン家の本筋にあたる」そう言うと、リアナをじっと見おろした。「……エリサの目をしとる」
リアナはどきっとした。メドロート卿の口ぶりは、自分の母のことを知っているものだったからだ。少なくとも、この場にいる人間のなかでもっとも自分の親戚に近い人であるのは間違いない。
自分は金髪で、目の色は紫。目の前の男性と似ている部分はあまりない。母はわたしに似ていたのだろうか?
「はじめてお目にかかります、メドロート公。……母のことをご存じなのですね」
メドロートは黙ったまま、穴があくほど真剣にリアナを見下ろしている。あまりに身体が大きく、無口なので、冬山の精かなにかかと思えるほどだ。
見かねたのか、デイミオンが横から補足した。
「メドロート公は、あなたのお母上の叔父に当たる方だ」
メドロートは呟くように言った。「これが、エリサの隠した子がい。めんげなぃ」
「隠した?」メドロートの言葉には、なぜか聞き取れない部分もあったが、その部分には思わず眉をひそめた。「わたしの母が?」
養父はあまり母のことを話そうとしなかった。王だったことはおろか、竜騎手だったことすら、デイミオンに聞くまで知らなかったのだ。
が、壮年の男はそれにはまったく答えず、フィルを冷たく見た。「なして〈竜殺し〉がここにいる?」
「デイミオン卿と、竜騎手たちがお迎えに行った、と聞きましたが」
まただわ、とリアナは思った。ケイエのときと同じだ。誰もがフィルを疎んじ、恐れながら遠ざけるようなことを言う。
もしわたしが王になったら、なにがあろうと、フィルにこんな口を聞かせたりしない、と思い、すぐにあわてて、(わたしは王になんかならない)と思いなおした。
(デイミオンが、せめてなんとか言ってくれたら……)
ケイエのときのように、デイミオンが一喝するかと思ったが、彼は口を閉じたままだ。リアナはフィルのほうをうかがいたかったが、立場上、背後を振りかえるのははばかられた。
「殿下の居場所を正確に知っているのは、俺だけでしたから」フィルが静かに答えた。
「〈竜殺し〉は王位継承者の側にいるべきではねぇ」メドロートは古竜のように低くうなった。
「ですが、それがもっとも安全でもある」
グウィナ卿のはつらつとした軽やかな声が割って入った。「南部にはデーグルモールが出没しているとか。殿下の御身を守るのに、戦時の英雄、〈ウルムノキアの救世主〉以上の適任者はいないかと思いますが」
アイスブルーの瞳でリアナをしっかりと見つめながら、彼女は念を押した。どうやら、フィルの味方が一人はいるようで、リアナはほっとした。
「わたくしなら、フィルバート卿の忠誠を手に入れられるのであれば、古竜以上の価値があると思いますわ。殿下」
「はい」リアナは微笑む。「もう証明してくれました」
グウィナもにっこりした。
その場で一人だけ、口を開いていなかった〈若獅子〉エサル公を、リアナはこっそりと横目で見た。彼はケイエを含む広大な南部の国境地帯を治める領主だ。重要人物のはずだが、五公のなかではデイミオンと同じくらい若く見える。様子をうかがっているのは彼も同じかもしれない。
〈騎手〉であることを示す長衣は黒。背後の古竜は、松明の火を反射して鱗が紅玉の色に輝く。赤い竜なのだ。
(どの竜も大きい)
竜たちを見比べながら、リアナは思う。(でも、アーダルより大きな竜はいないわ)
注目が自分に集まっているのを察したのか、金髪の青年は腕を組んだまま口を開いた。
「北の領主家は、高貴なお血筋が多くてうらやましいですな。われわれ南の氏族は、蛮族どもと戦に明け暮れる日々だが」
声に皮肉げな響きがある。美男子だが、口調はやや粗野でもあり、そこがデイミオンやメドロートと違うようだ。南部はオンブリアのなかで田舎なので、そう感じるのかもしれない。
「王を選ぶのは竜祖ですよ」アーシャがやんわりと言った。
「〈血の呼ばい〉は尊重しますが、なぜいつも竜王は北の領主家から選ばれるんです? われわれフロンテラや、エンガス卿のササン領ではなく?」エサルはなおも言った。
「ササン領、フロンテラ領の竜族たちは、先の戦争でも人間たちの侵攻を防いだ」
デイミオンの声にはとりなすような色がある。「リアナ殿下は南部、国境の隠れ里のご出身だ。卿らの武勲の大きさはよく感じておられるだろう」
「南には南の、北には北の役割がある」メドロート卿がそっけなく言った。「卿らは国土を保ち、我々は種を保つ」
「ノーザンの冷凍庫ね。ありがたい小麦の種はいつも出し渋られるが」
どうやら、竜の王国を統治する諸侯たちは、一枚岩ではないらしい、とリアナはこっそり思った。
「各々の役割は大切だが、国難にあっては互いの働きに無知であっていいとは思いません」デイミオンは渋い顔をしている。「われわれは互いを尊重し、強い鎖とならねば」
そのとき、食事の支度が整ったことを知らせる使いが来て、険悪な雰囲気になりつつあるのを中断した。デイミオンがかすかに嘆息したのにリアナは気づいた。ほっとしたのかもしれない。
彼らについて行こうとしたとき、フィルが耳元にささやいた。
「これからしばらく、俺は側で守れなくなるかもしれない。気をつけてください。城内で信じていいのは、デイミオンとハダルクだけだ……覚えておいて」
思わず、青年の顔を見上げる。フィルはいつもの柔和な笑顔を消していた。
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歓迎の声が遠く聞こえた。
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