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第四章
45 諭す
このことはすぐに陛下に伝えられ、陛下に伝えられたと言うことは他の殿下やサーシャ様などにも知れ渡ると言うことで。
一番動揺し、涙まで見せたのが、なんとキュリアス殿下だったのだ。
「スイレン、貴殿には大変苦労をかける!この世界がもっと平和だったなら、君に苦行を強いることはなかったろうに!」
と。
ぎゅ~~~~と抱きしめられたまま、これを宣われる。暑苦しいことこの上ない!
これがサーシャ様とかナルミア様、ヘルミア様なら喜んで自らその神々しい谷間に吸い込まれているところだが、俺はどうにかして藻掻いて抜け出したのだった。
「ごほごほっ!い、いえ、だ、だいじょ、ごほごほ!」
「スイレーーーーン!兄上!やり過ぎです!私の大切なスイレンが!」
「ジオルドは変わらぬのだな?スイレンへの想い」
「もちろんですとも!スイレンが居たからこそ、ジルフォードも母上も生きております。『精霊の住まう森』も清廉な場所になりました!バーミリアもホルシオも魔国もそしてアーダルリアも救われました!そんな格好良く、優しいスイレンをどうして手放せましょうか?私の心の憂いを取り除いてくれたスイレンを手放すなど、私の命を捨てるも同義!」
「そうであったな。そもそもお前の大切な人だったな。元に戻ったということだな」
「そうですとも!これからは私「一人」でスイレンを愛することが出来ると思うと、嬉しくて嬉しくて!アーダルリアの事が落ち着き次第、一日で良いので二人で休暇を戴きます!これは絶対です!」
「わかったわかった!!!落ち着け、ジオルド!!!スイレンもそれでよいな?」
「え、ええ、もちろんです。ジオルド殿下、キュリアス殿下の顔が蒼白だから止めてやれ」
「はっ!!兄上申し訳ない!ただ、ジルフォードは赦せませんがね」
一番隅で顔を真っ青から真っ白に変え、振るえているジルフォードは、ジオルドに強い目を向けられ少し後退し、だが、
「赦されない事をしたのは、スイレンだ。俺はそのような者の伴侶でありたくない」
「貴様っ!!!」
ジオルドは陛下たちが居なければ掴み掛かっていただろう。だが、我慢して我慢して、
壁を殴りつけた。
陛下はジルフォードに静かに問いかけた。
「では、ジルフォード。アーダルリアで起きた事象を止める手段は他にあったと思うのか?」
「それは・・・・・しかし皆で!」
「幾日かかろうか?幾人死のうか?果てないことよな」
「っ!!」
「ジルフォードであったら出来たことか?誰が適切に事を終わらせることが出来たであろうか?答えがないにも拘わらず、スイレンにぶつけた言葉は赦すことはできん。お前は暫く謹慎だ。第四騎士団はそのまま残すが、お前の処遇は追って沙汰する。良いな?」
「はい・・・・・・・・・・・・・」
ジルフォードにはわからないだろう、あの場を見ていないのだから。ただ、見ている見ていないの問題ではないのだ。
状況から判断できない指揮官などいらない。そう陛下は言いたいのだろう。
「ジオルド、スイレンお前たちは夫婦のままで良いのだな?」
「もちろんですよ!父上!スイレン以外の伴侶はま~~~~たく考えたことありませんから!」
「こらこらこの場では『陛下』であろうが。ま~よい。ジルフォードを部屋に連れて行け。許可あるまで出すな!食事も全て部屋へ運ばせろ」
「はっ!」
扉前に控えていた第一騎士団の者に伝える。
ジルフォードは両脇を固められて、足取り素早く部屋を退出していく。居心地が悪い空間だからな、彼にとっては。
一番動揺し、涙まで見せたのが、なんとキュリアス殿下だったのだ。
「スイレン、貴殿には大変苦労をかける!この世界がもっと平和だったなら、君に苦行を強いることはなかったろうに!」
と。
ぎゅ~~~~と抱きしめられたまま、これを宣われる。暑苦しいことこの上ない!
これがサーシャ様とかナルミア様、ヘルミア様なら喜んで自らその神々しい谷間に吸い込まれているところだが、俺はどうにかして藻掻いて抜け出したのだった。
「ごほごほっ!い、いえ、だ、だいじょ、ごほごほ!」
「スイレーーーーン!兄上!やり過ぎです!私の大切なスイレンが!」
「ジオルドは変わらぬのだな?スイレンへの想い」
「もちろんですとも!スイレンが居たからこそ、ジルフォードも母上も生きております。『精霊の住まう森』も清廉な場所になりました!バーミリアもホルシオも魔国もそしてアーダルリアも救われました!そんな格好良く、優しいスイレンをどうして手放せましょうか?私の心の憂いを取り除いてくれたスイレンを手放すなど、私の命を捨てるも同義!」
「そうであったな。そもそもお前の大切な人だったな。元に戻ったということだな」
「そうですとも!これからは私「一人」でスイレンを愛することが出来ると思うと、嬉しくて嬉しくて!アーダルリアの事が落ち着き次第、一日で良いので二人で休暇を戴きます!これは絶対です!」
「わかったわかった!!!落ち着け、ジオルド!!!スイレンもそれでよいな?」
「え、ええ、もちろんです。ジオルド殿下、キュリアス殿下の顔が蒼白だから止めてやれ」
「はっ!!兄上申し訳ない!ただ、ジルフォードは赦せませんがね」
一番隅で顔を真っ青から真っ白に変え、振るえているジルフォードは、ジオルドに強い目を向けられ少し後退し、だが、
「赦されない事をしたのは、スイレンだ。俺はそのような者の伴侶でありたくない」
「貴様っ!!!」
ジオルドは陛下たちが居なければ掴み掛かっていただろう。だが、我慢して我慢して、
壁を殴りつけた。
陛下はジルフォードに静かに問いかけた。
「では、ジルフォード。アーダルリアで起きた事象を止める手段は他にあったと思うのか?」
「それは・・・・・しかし皆で!」
「幾日かかろうか?幾人死のうか?果てないことよな」
「っ!!」
「ジルフォードであったら出来たことか?誰が適切に事を終わらせることが出来たであろうか?答えがないにも拘わらず、スイレンにぶつけた言葉は赦すことはできん。お前は暫く謹慎だ。第四騎士団はそのまま残すが、お前の処遇は追って沙汰する。良いな?」
「はい・・・・・・・・・・・・・」
ジルフォードにはわからないだろう、あの場を見ていないのだから。ただ、見ている見ていないの問題ではないのだ。
状況から判断できない指揮官などいらない。そう陛下は言いたいのだろう。
「ジオルド、スイレンお前たちは夫婦のままで良いのだな?」
「もちろんですよ!父上!スイレン以外の伴侶はま~~~~たく考えたことありませんから!」
「こらこらこの場では『陛下』であろうが。ま~よい。ジルフォードを部屋に連れて行け。許可あるまで出すな!食事も全て部屋へ運ばせろ」
「はっ!」
扉前に控えていた第一騎士団の者に伝える。
ジルフォードは両脇を固められて、足取り素早く部屋を退出していく。居心地が悪い空間だからな、彼にとっては。
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