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第二章
24.訓練場と公爵令嬢の末路
そして、
「思い出したくもないから、ジオルドが戻るまでは、仕事をしようかスイ」
「ん、そうだね」
先に戻していたレインにお茶を頼むとホッとする匂いと温かい湯気が俺の気持ちを薙いだ。
「やっぱり、レインの煎れる紅茶が一番美味しい・・・・・」
「ふふふ、ありがとうございます。こちらのお菓子もどうですか?甘さ控えめで、甘い物が苦手な団長でも食べられると思いますよ?」
差し出されたクッキーは、仄かに香ばしい匂いを纏っている。
「もしかして、これ・・・・・」
「ええ、殿下たちが戻られるまでの間にシェフたちが焼いてくださったんですよ。あ、ちなみに生地は私が作りましたよ」
「っ!!美味い!温かいから香ばしさが一段と香ってこれ、いいっ!それにジンジャーが入っててさっぱり!」
「喜んで貰えて、嬉しいです」
「は~~心が癒される~~~。で、レイン、結局第四騎士団は何名になった?」
「はい、団長に言われ体術及び加護の程度をグランドル殿と共に確認したところ、体術の教師として5名、精霊の加護の教師として同じく5名となりました。学園専属の騎士は6名。この者たちは教師としては学力に不安がありますが、騎士としては問題の無い力量です。学園の書類整備担当の騎士は男女共に7名ずつ。よって、第四騎士団に残った騎士はいません」
「へ?」
「へ?じゃ、ありませんよ、全く・・・・・・・」
「ま、学園が優先だ。さてと、学校が始るまでは、その騎士たちを鍛えるか!お前と同等とまではいかなくても、訓練次第でかなり強くなる奴らばかりだったからな!あ、書類整備の騎士も鍛えるからな!騎士である以上は、闘いも考慮しなければならないからな」
「はいっ!私も指導に当たります!」
「お願いな。ジルフォード殿下は目の前の書類片付けておいてよ。今度休みの時、一緒に行きたいところあるんだ」
そう、ホルシオでアシュレイ兄弟に教えて貰った場所に。
「いいよ、スイの行きたいところに行こう。今日のお詫びだ」
「はは、ジルは悪くないじゃん!じゃ、後でな」
レインを連れて退出する。
「団長、今度の休みに私たちがお教えした所に行かれるつもりですか?」
「ああ、ちょっと、いや、かなり勇気いるけど・・・・・・」
「大変喜ばれると思いますよ。楽しみですね」
「う、今から緊張してきた!」
辿り着いた訓練場は何故か喧噪が渦巻いている。
「何で、貴様らが第四騎士団なんかになれんだよっ!」
「碌な能力もないのにっ!」
「今まで通り、端で練習しろよっ!邪魔だっ!」
「・・・・・・・・・・・・・・・」
「だ、団長?すぐに止めてきま・・・・・・」
ダンッ!!!
俺が壁を殴った音が訓練場に響く。
「ひっ!スイレン団長っ!こ、これはっ!」
「ち、違うんですっ!」
「何が違う?俺が選んだ団員を馬鹿にしていたことのどこに間違いがある?」
飛ばした氷柱を馬鹿にした連中に突き刺す。
「ぐあっ!!!」
「お、お止めください、団長っ!!」
「たいしたことないだろう、このくらい?つか、偉そうにテメーの発言を述べるなら、このくらい避けれて当然なんだがな?」
「あがっ!!!」
「ぐはっ!」
「言っておく。お前たちは俺が選んだ騎士たちより数段能力に劣る。何故かわかるか?わからないよな?自分たちの力に慢心しているから弱いんだよ。くだらない因縁をふっかける前にその慢心を糾せ、愚か者!!」
「「「はいぃぃぃぃぃっ!!!」」」
あの強烈な女性とは違い、彼らは反省をしているように見える。ただの、恐怖からかもしれないが。
ただその反省の意を示すだけで溜飲が下がるというものだ。
俺は氷柱を溶かし、突き刺された連中の傷を治してやる。
「お前らは、馬鹿にしたこの者たちと共に俺に扱かれろ」
「「「ひぃぃぃぃぃっぃ」」」
「ということが、訓練場でありました」
「「「「は~~~~~」」」」
何故か両殿下とアルとレイに溜息をつかれました。
「君は目を離すと問題を起こすね」
「俺が悪いのか?」
「原因は違っても、中心人物はスイに途中から代わっているよね、何故か」
「ぐっ・・・・・・言い返せません」
「ま、今回は私の団員も関わっていたようだし、丁度良いお灸になったからいいよ」
俺への罰は今回無し。
よかった~~~。
「エレノアの件だけど、『死罪』はやり過ぎとのことで、爵位剥奪及び国外追放となったよ。ただバーミリアの他、我が国と友好関係を結んでいる国は迎え入れてくれはしないだろうが」
「反省は結局なかったのか?宰相に謝罪は?」
「あるわけないだろう。宰相は最後の方では諦めていたようだ。何でこんなことにと呟いていたそうだ」
「へ~~~。彼女、特に瘴気に犯されるでも呪いにかかっているでもなかったから、あれは個人の資質だな。だから、俺は手を出さなかったんだよな。あの傲慢さが他国に迷惑をかけないことを祈るばかりだな」
「ああ、ま、他国に辿り着けばの話だが。彼女はこの国から出された後、お付きもなく一人での行動となった。誰も名乗り出なかったのだ、彼女と共に行動することに」
「???侍女たちもか?」
「ああ、彼女たちも煮え湯を飲まされていたらしい」
なんとま~~、とんでもない怪物令嬢だったわけだ。
「本当は修道院へという話があったのだが、本人が断ったのだ。どうやって生きていくんだろうな、お嬢様は」
もうどうしようもないことだけど、彼女の今後がよい方向に向かうことを祈るばかりだ。
しかし、数日後、フィルハートから約10時間ほど歩いた場所で、亡くなっているのを旅人が発見した。
お嬢様なので、途中で歩くのを放棄し、座り込み、馬車などに乗せて貰おうと考えていたようだが、フィルハートから国外に行く馬車は、もちろん誰も乗せてくれはしない。国内に通達が成されているのだから。ならば他国からのは?というと、他国からこちらに入国しようとしているのに、追放された令嬢が入れるわけがない。地団駄を踏んでいると、食料が尽き、水が尽き、体力が尽き、で亡くなってしまったようだ。
どこまでも甘い考えの持ち主だったと、後に親の宰相が語った。
遺体は公爵家で執り行うことはできないため、集団墓地への埋葬となった。
婚約者話からここまで大事になるなんて、誰が考え、想像していただろか。
同情はできないし、哀れみもないが、安らかに眠ってくれることを祈るだけだった。
「思い出したくもないから、ジオルドが戻るまでは、仕事をしようかスイ」
「ん、そうだね」
先に戻していたレインにお茶を頼むとホッとする匂いと温かい湯気が俺の気持ちを薙いだ。
「やっぱり、レインの煎れる紅茶が一番美味しい・・・・・」
「ふふふ、ありがとうございます。こちらのお菓子もどうですか?甘さ控えめで、甘い物が苦手な団長でも食べられると思いますよ?」
差し出されたクッキーは、仄かに香ばしい匂いを纏っている。
「もしかして、これ・・・・・」
「ええ、殿下たちが戻られるまでの間にシェフたちが焼いてくださったんですよ。あ、ちなみに生地は私が作りましたよ」
「っ!!美味い!温かいから香ばしさが一段と香ってこれ、いいっ!それにジンジャーが入っててさっぱり!」
「喜んで貰えて、嬉しいです」
「は~~心が癒される~~~。で、レイン、結局第四騎士団は何名になった?」
「はい、団長に言われ体術及び加護の程度をグランドル殿と共に確認したところ、体術の教師として5名、精霊の加護の教師として同じく5名となりました。学園専属の騎士は6名。この者たちは教師としては学力に不安がありますが、騎士としては問題の無い力量です。学園の書類整備担当の騎士は男女共に7名ずつ。よって、第四騎士団に残った騎士はいません」
「へ?」
「へ?じゃ、ありませんよ、全く・・・・・・・」
「ま、学園が優先だ。さてと、学校が始るまでは、その騎士たちを鍛えるか!お前と同等とまではいかなくても、訓練次第でかなり強くなる奴らばかりだったからな!あ、書類整備の騎士も鍛えるからな!騎士である以上は、闘いも考慮しなければならないからな」
「はいっ!私も指導に当たります!」
「お願いな。ジルフォード殿下は目の前の書類片付けておいてよ。今度休みの時、一緒に行きたいところあるんだ」
そう、ホルシオでアシュレイ兄弟に教えて貰った場所に。
「いいよ、スイの行きたいところに行こう。今日のお詫びだ」
「はは、ジルは悪くないじゃん!じゃ、後でな」
レインを連れて退出する。
「団長、今度の休みに私たちがお教えした所に行かれるつもりですか?」
「ああ、ちょっと、いや、かなり勇気いるけど・・・・・・」
「大変喜ばれると思いますよ。楽しみですね」
「う、今から緊張してきた!」
辿り着いた訓練場は何故か喧噪が渦巻いている。
「何で、貴様らが第四騎士団なんかになれんだよっ!」
「碌な能力もないのにっ!」
「今まで通り、端で練習しろよっ!邪魔だっ!」
「・・・・・・・・・・・・・・・」
「だ、団長?すぐに止めてきま・・・・・・」
ダンッ!!!
俺が壁を殴った音が訓練場に響く。
「ひっ!スイレン団長っ!こ、これはっ!」
「ち、違うんですっ!」
「何が違う?俺が選んだ団員を馬鹿にしていたことのどこに間違いがある?」
飛ばした氷柱を馬鹿にした連中に突き刺す。
「ぐあっ!!!」
「お、お止めください、団長っ!!」
「たいしたことないだろう、このくらい?つか、偉そうにテメーの発言を述べるなら、このくらい避けれて当然なんだがな?」
「あがっ!!!」
「ぐはっ!」
「言っておく。お前たちは俺が選んだ騎士たちより数段能力に劣る。何故かわかるか?わからないよな?自分たちの力に慢心しているから弱いんだよ。くだらない因縁をふっかける前にその慢心を糾せ、愚か者!!」
「「「はいぃぃぃぃぃっ!!!」」」
あの強烈な女性とは違い、彼らは反省をしているように見える。ただの、恐怖からかもしれないが。
ただその反省の意を示すだけで溜飲が下がるというものだ。
俺は氷柱を溶かし、突き刺された連中の傷を治してやる。
「お前らは、馬鹿にしたこの者たちと共に俺に扱かれろ」
「「「ひぃぃぃぃぃっぃ」」」
「ということが、訓練場でありました」
「「「「は~~~~~」」」」
何故か両殿下とアルとレイに溜息をつかれました。
「君は目を離すと問題を起こすね」
「俺が悪いのか?」
「原因は違っても、中心人物はスイに途中から代わっているよね、何故か」
「ぐっ・・・・・・言い返せません」
「ま、今回は私の団員も関わっていたようだし、丁度良いお灸になったからいいよ」
俺への罰は今回無し。
よかった~~~。
「エレノアの件だけど、『死罪』はやり過ぎとのことで、爵位剥奪及び国外追放となったよ。ただバーミリアの他、我が国と友好関係を結んでいる国は迎え入れてくれはしないだろうが」
「反省は結局なかったのか?宰相に謝罪は?」
「あるわけないだろう。宰相は最後の方では諦めていたようだ。何でこんなことにと呟いていたそうだ」
「へ~~~。彼女、特に瘴気に犯されるでも呪いにかかっているでもなかったから、あれは個人の資質だな。だから、俺は手を出さなかったんだよな。あの傲慢さが他国に迷惑をかけないことを祈るばかりだな」
「ああ、ま、他国に辿り着けばの話だが。彼女はこの国から出された後、お付きもなく一人での行動となった。誰も名乗り出なかったのだ、彼女と共に行動することに」
「???侍女たちもか?」
「ああ、彼女たちも煮え湯を飲まされていたらしい」
なんとま~~、とんでもない怪物令嬢だったわけだ。
「本当は修道院へという話があったのだが、本人が断ったのだ。どうやって生きていくんだろうな、お嬢様は」
もうどうしようもないことだけど、彼女の今後がよい方向に向かうことを祈るばかりだ。
しかし、数日後、フィルハートから約10時間ほど歩いた場所で、亡くなっているのを旅人が発見した。
お嬢様なので、途中で歩くのを放棄し、座り込み、馬車などに乗せて貰おうと考えていたようだが、フィルハートから国外に行く馬車は、もちろん誰も乗せてくれはしない。国内に通達が成されているのだから。ならば他国からのは?というと、他国からこちらに入国しようとしているのに、追放された令嬢が入れるわけがない。地団駄を踏んでいると、食料が尽き、水が尽き、体力が尽き、で亡くなってしまったようだ。
どこまでも甘い考えの持ち主だったと、後に親の宰相が語った。
遺体は公爵家で執り行うことはできないため、集団墓地への埋葬となった。
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